キャラクター

Last-modified: 2010-07-30 (金) 22:13:51

斉藤

全てのはちくま作品に登場するはちくまキャラであり、はちくま作品の主役とも呼べる漢。

登場するたびに姿が変わっている名物キャラであり、姿によって強さもまったく異なる、加えて死んでも(うわらばしても)超肉体で復活する不死身の漢である。

久瀬の補佐であり親友、時には反発するがお互い良き強敵(とも)であるのは全作品共通である。

また、佐祐理に惚れており、佐祐理のために張り切る場面も多い。

はちくまRPGの作品では「最初のボスが必ず斉藤」であるという掟があり、かのG、えあG、ロマカノ、ToK前編~後編、東方サッカー(GK)、冥異伝、はぢきせと全て最初に登場するボスキャラである。

変装を得意とするが、彼の場合は変身に近く、能力はおろか体型すらも変わってしまっている。

原作付きとはいえ元々が顔のないキャラなのでデフォルト顔などないに等しいのだが、ロマカノ以降の変身していない時の顔はロマサガ(SFC版)のガラハドを基本にしているらしい。

変身したキャラの中では「斉藤一(サイトウハジメ)」「黒騎士」の姿が驚異的な強さを誇る、はぢきせでは漫画研究会の召喚でのみサイトウハジメを召喚することが可能。

ちなみに、今作では代名詞である超肉体と一言も言わない、これについては↓参考。



元々は、keyの代表作「Kanon」の序盤に名雪が説明している時に名が出るだけで、立ち絵はおろか本人自体が実際に登場しないという珍キャラ、加えて久瀬とも違いアニメにも登場していない。

はちくまの斉藤は、↑を元にして作られているが、何故かAIRを除く本家key作品から「斉藤」と名のついたキャラが必ず登場するようになり、ヒット作となった「リトルバスターズ」では立ち絵付きのサブキャラ「マスク・ザ・斉藤」というキャラまでも登場した(冥異伝から入ったユーザーは斉藤の元ネタはこれと誤解しやすい。)

本家keyの公認脇役キャラとなった感はあるが、これがはちくまの影響からなのかどうかはわからない、ちなみにかのGがでたのはAIRが発売した後である、加えて斉藤というキャラはAIRにだけ登場しない・・・

ネタバレ注意→EDで高参道高校に戻り、無事に進級した。その際に制服を新調し、髭に「死亡フラグに満ち溢れた制服」と言われる。(ガラハドの鎧(聖なる鎧)である)

超肉体斉藤

ネタバレ注意→ヘイアン攻略後のイベントで助太刀に来る超肉体の斉藤。
正体は、えあGで平安時代に送られた時、往人たちを現代に戻すべく自ら残った斉藤であり、彼にとって今作の斉藤は過去の自分自身である。久瀬も過去に平安時代にタイムスリップした事があったのかは知らないが、今作の斉藤と超肉体斉藤の関係を知っていた。
中国に追放され戻ってきた勾玉咲夜命総大師より仮死の法を学び、呼吸と脈拍を制御する事で肉体を若く保ち、1000年の時を生き永らえてきた。
戦士としては完成に近く、えあGで登場した巳間晴香の証言では裏社会において「闇の格闘王」と呼ばれていた。1000年の間に多くの達人と渡り合ってきたらしく、冥異伝では魂魄妖夢の祖父・妖忌と戦った事があることを仄めかしていた。
久瀬に何かあった時だけ出動し、臨時に指揮をとるのが彼の役目である。
はぢきせの正確な時系列は不明だが、少なくともかのG、えあGより前と推測される。

久瀬

斉藤と同じく、ほぼ全てのはちくま作品に登場しているはちくまキャラ、はちくまの作品は斉藤と久瀬を中心に回っていると思って良いぐらいであり、この2人ははちくま作品の真の主役とも言える。

はちくま作品の久瀬は、華音高校生徒会長であると同時に退魔組織「久瀬派(三鏡)」の総帥でありボス、アニメ版と違いかなりの美形、斉藤とは腐れ縁で1作目のかのGから変わらずにいる親友である。

名前が「久瀬」だけな理由は、「鬼になったときに捨てた」ということらしい。

久瀬のフルネームは、冥異伝~零~のEXで「久瀬秀雄(ひでお)」だと言う事が判明した。

はぢきせでは皇参道高校護衛団「黒皇」副番として登場し、外見は魔界学園の副番「響」である。



久瀬の家は華音市(あるいは神楽市?)に古くから住んでいる名家で、代々退魔士をしている家系。祖先にエルクゥや大蜘蛛の妖怪・銀(えあG参照)を持ち、かつては里を荒らす邪龍を倒して全身に生き血を浴びた勇者をも輩出したことがある。遺伝子レベルにまで浸み込んだ鬼の血、龍の血は久瀬家代々の当主に絶大な力を与えるが、同時に人と人外の狭間に立たせるというジレンマを与える。幼少時代の久瀬が三鏡師範・髭の元に預けられたのも、次期当主としての修行のため。三鏡の修行に耐え抜き、我が身に流れる人外の力を使いこなせて初めて当主を名乗ることが出来る。



久瀬は文武両道を地で行く男で、剣術を始めとするあらゆる武術に精通し、魔術も使いこなす魔法戦士である。

特に魔術は久瀬が最も得意としている分野であり、密教魔術だけでなくあらゆるジャンルに精通する大魔術師でもある。実際、えあGでは比良坂初音の蜘蛛の巣結界を大日如来の真言で打ち破っている。

久瀬が全作品共通で使用してくる御馴染みの強力スペル「ヴァジュラ」は三鏡の最高奥義であり、心技体に優れた退魔士に代々継承されてきた。歴代の使い手によって改良がされているらしく、冥異伝SBでは様々なヴァジュラが登場している。

全作品を通して非常に高い戦闘力を持っており、登場するキャラの中ではダントツの強さを誇る。えあG攻略本によると基本的に登場キャラの単体スペックでは最強のようだ。

実際に戦闘してみても恐ろしく強く、ボスである久瀬が弱かった作品など今までにないぐらいである。ヴァジュラに泣かされたプレイヤーは数多いことだろう。

実際に戦闘でも強い久瀬であるが、イベントでは強敵に苦戦していたり、やられ役になっている場面が多いのも特徴、もっとも久瀬がイベントで戦う相手は大抵が強キャラなため苦戦するのも無理ないわけだが・・・



時折久瀬が愛刀として使用する刀は「救世英雄(クゼヒデオ)」といい、久瀬一族に代々受け継がれる名刀である。その切れ味は天下五銘剣すらも凌駕し、魔神も絶望も希望すらも斬り断つ魔剣と恐れられている。

久瀬最大の奥義「テスタメント・オブ・クゼ」は、救世英雄を使用して本来の威力を発揮できる(ToKで使用された時は全体攻撃・防御・反射・緊急回避無視の上に高威力だった。冥異伝で救世英雄なしの状態で使用した事があったが、その時の威力は貫通するものの障壁・反射・盾無視と、ToKの時と比べると威力が見劣りする)。が、救世英雄はリミッターが施されているのか不完全であり、本来の力を発揮できない(ToKでは十二神将全員の力を結集させて嘆きの壁を破壊した事があるが、逆に言うと不完全な状態でも規格外の性能を誇っているとも言える)。そのため、完全版の救世英雄を使用した時の「テスタメント・オブ・クゼ」がどれほどのものかは未知数である。



彼の元には「久瀬四天王」が控えており、炎の四天王南、大地の四天王髭、水の四天王みずか、風の四天王(風は作品によって変わる)を引きつれ、世界のため己のために行動している、四天王の中では特にみずかを比較的評価しており共に行動する場面も多い。

他人を信用(斉藤を除く)しない性格をしているため平気で人を捨て駒にするクセがあり、それをモットーにしている、ただし作品によってはこの事が原因で窮地に立たされている場面もしばしば、何でも一人でやろうとするところが悪いクセだと言える。

客観的に観ると久瀬は味方側なのだが、作品では唯我独尊の性格をしているためか敵になっている場合が多い、今のところ明確な敵であった時はロマカノのみである。



華音高校の生徒会長という威厳から一般生徒には恐れられているようだが、かのG以前に起こった舞とのいざこざ(Kanon舞ルート参考)のことが原因で、一般生徒からは嫌われているようである。そのため、華音高校での一般業務は1人でこなしているのが常々で、生徒会補助である斉藤以外にまともな知り合いもいないため孤立していることが多いようだ、ある意味久瀬派以外とは、恐れらているだけで人望がまったくないと言える。

原作と同じく舞とは馬が合わないことが多く、佐祐理には比較的弱いようである。

ただし作品の展開上、舞と協力する場面は意外と多い。

今作では舞台が華音高校ではないこともあってか、主人公たちにも非常に頼りにされており人望もある福番になっている。

東方キャラの中では咲夜と因縁があり(はじだま参考)、はじだま以降の作品でも何かと咲夜をかまっているフシがある。



久瀬Gとはじだま、冥異伝スラッシュバスターで主人公を務めており、現時点において歴代はちくま作品での主人公を務めた回数が最も多い。

余談だが、東方冥異伝~零~に続き、はぢきせでもパッケ絵を飾った。



原作はkey作品「Kanon」に登場する(舞ルート)立ち絵無しの生徒会長、嫌味な性格をしており問題をたびたび引き起こす舞を退学させようと迫ってくる。(だが、普通に考えると生徒会長の役柄上、久瀬の行っていることは正しいわけだが)

また、佐祐理を生徒会に引き入れようと暗躍する場面も多い。

斉藤と違いアニメにも(東映版と京アニ版)普通に登場しており(CV神谷浩史)、眼鏡をかけたいかにも生徒会長っぽい容姿である。(ちなみにロマカノの久瀬はアニメ版を基準としている)

サブキャラの中では比較的気にいられているのか、ドラマCD「水瀬さんち」のエピソードでは愉快な面白キャラと化しており主役をしている話もある。

加えて、劇場版AIRスペシャルエディションの特典で付いてくる「神尾さんち」でも特別に出演しているという侮れないキャラである。

久瀬派四天王の一人で「地」の称号を与えられているが、地を連想させる技を使うシーンは(冥異伝を除いて)ほとんどない。

教師という表の顔を持つが、退魔組織「三鏡」の師範でもありベテランの退魔師。久瀬の幼少時代の恩師であり、この頃から厳しくも暖かく見守ってきた。

学生時代は札付きのワルで知られ、同期の石橋先生も手を焼かせるほどの問題児だったが、若い頃の水瀬秋子さんの出会いを機に心を入れ替え、多くの生徒の模範となる戦士に成長した。

原作はkeyスタッフの多くがかつて所属していたTacticsの「ONE~輝く季節へ」の主人公浩平のクラスの担任で、本名は渡辺茂雄。生徒が一人くらい増えても気にしない大らかな教師である。

外見は「北斗の拳」のハート互換で、脂肪の壁に守られた肉体はいかなる物理攻撃を弾き返す。また、防壁の魔法も得意とし、えあGでは「大地の壁」を張り巡らせて鹿沼葉子の不可視の力に対抗しようとした。

見かけによらず久瀬派の中では穏健派なのだが、自分の血を見ると我を失い、周りにいるものすべてを殺して回る殺人鬼と化してしまう。

今作ではプレイキャラクター達のクラスの担任であると同時に、黒皇五番長の「地の番長」でもある。

久瀬派四天王の一人で「炎」の称号を与えられている。ToKまでは炎を連想させる技を使うシーンはほとんどなかったが、冥異伝以降は炎の技を駆使して活躍している。ロマカノでデスマスク互換した時は「積尸気冥界波」を得意技としていたため、即死技も得意としている。

原作はkeyスタッフの多くがかつて所属していたTacticsの「ONE~輝く季節へ」の主人公浩平のクラスメイトで、本名は南明義。ヒロインの一人・里村茜の前の席の生徒で、浩平に沢口と名前を間違えられたことがある。

外見は作品ごとに異なるが、口元にマスクをしているのが共通する特徴である。

飛び道具が得意だが肉弾戦は苦手で打たれ弱く、多くのはちくま作品で「最弱」と称されている(多くの作品で即死や状態異常が効きまくるなど)、ただしロマカノ以降のEXで登場する際はかなりの強敵として登場する場合が多い。

久瀬が南を四天王に据えた理由は不明だが、たいやき屋のおやじには毎回勝利している(ただし、はぢきせではまだ対決していない)。

ロマカノまでは姑息で卑怯、久瀬派すらも裏切るろくでもない奴であったが、ToKからの南は仲間思いな面が目立つ。今作では五番長の「火の番長」として、主人公たちを懸命にサポートしてくれる(紙を燃やしただけだったが

沢口

ロマカノ、ToKで登場した久瀬派「炎」の四天王・南の双子の兄弟。不意打ちを得意とするが、実際は正々堂々と戦う事を好む誇り高き戦士。

はちくま作品では久瀬、斉藤に次ぐ実力者だが、影働きが多いため、仲間内では一般に知られていない。

原作はkeyスタッフの多くがかつて所属していたTacticsの「ONE~輝く季節へ」の主人公浩平のクラスメイトで、本名は南明義。ヒロインの一人・里村茜の前の席の生徒で、浩平に沢口と名前を間違えられたことがある。南と沢口は同一人物のはずなのだが、はちくま作品では双子とされている。

外見の元ネタは、聖闘士星矢・アスガルド編に登場する死兆星アルコルのバド。

南と沢口が同時に登場する際、たいやき屋のおやじに勝利するのは沢口の方である(ただし、はぢきせではまだ対決していない)。

今作では、五番長の「闇の番長」として登場。

ミズカ

久瀬派四天王の一人で「水」の称号を与えられている。作中では「水のスケ番」と称されている。

久瀬の懐刀のような存在で、四天王の中で久瀬からの信頼が最も篤い。

原作はkeyスタッフの多くがかつて所属していたTacticsの「ONE~輝く季節へ」のメインヒロイン長森瑞佳の幼年期を模した少女「みずか」である。

原作では主人公浩平が妹みさおと瑞佳の記憶を混在させてしまった存在であり、直接的には瑞佳とは関係無いものであった。はちくまにおいては(えあG以降では不明だが)、長森瑞佳の深層心理に眠っているもうひとつの人格であり、久瀬派がピンチになると四天王として覚醒する。その時、外見は大人のものから幼い姿に入れ替わる。

「えいえんの世界」という異世界の番人であり、空間を操る魔法を最も得意とするが、水や氷を操る魔法も自在に使いこなし、「メイルシュトローム」など強力な水スペルを操る魔法型の少女である。

冥異伝のSBシナリオでは久瀬や他久瀬派を含め使用することが出来たが、彼女のシュトローム系には大変助けられたプレイヤーも多い。

華音(カノン)

ToKで初登場した久瀬の妹。彼女も幼い頃から三鏡で修行したのか格闘術を得意とし、中学生という若さながらも多くのドラゴンやモンスターを倒してきた実力者だが、詰めが甘く時折不覚をとっている(ToKでは西域先生や実兄に精神面の甘さを指摘されたこともあった)。得意技は「超神速拳」。久瀬の黄金聖服を着ていた時は「ギャラクシアン・エクスプロージョン」も使用した。今作では五番長の「風の番長」として登場。

「最強の乙女」と呼ばれている七瀬留美に密かに憧れており、彼女に追いつき追い越そうと日々特訓している。

外見の元ネタはランスシリーズに登場する「マジック・ザ・ガンジー」である。

たい焼き屋のおやぢ

意外にも斉藤、久瀬に次いで多くのはちくま作品に登場しているはちくまキャラ。

原作はkey作品「Kanon」に登場する(あゆルート)立ち絵無しのたいやき屋のおじさんだが、はちくま作品では(ロマカノを除いて)「北斗の拳」のウィグル獄長の姿で登場し、華音市の「鬼の哭く商店街」でたいやき屋を経営している。黄金聖闘士のアルデバランというもう一つの姿を持つ。

退魔組織「久瀬派」の一員という訳ではないが、総帥の久瀬から融資を受けているため、協力することがある。

序盤の強敵として立ちはだかり、「蒙古覇極道」「泰山流千条鞭」などのウィグル獄長の技を駆使して主人公たちを苦しめる。アルデバランの時は、「グレートホーン」互換の「タイヤキホーン」を使う。

バリバリの肉体派のため近距離戦は得意だが、その反面搦め手や遠距離攻撃、魔法攻撃には滅法弱く、炎の四天王南にはそれが理由で連敗している。冥異伝零に至るまで必ず毎回南と沢口の兄弟のどちらかにやられるのは最初のボスが斉藤と並んではちくまの伝統であるが、はぢきせではまだ起こっていない。

今作では関学連のOBにして元幹部として登場し、非常に美味しい場面が多い。

ネタバレ注意→EDで鬼の哭く商店街を離れ、関学連執行部総長に就任する。

川口さん

はちくま作品に登場する女キャラで、斉藤と掛け合い漫才をすることが多いため、すっかりはちくまの定番キャラとなった少女。今作では皇女(すめじょ)の護衛団「闘萌」の総番を務める。

本作では「はぢだま」登場時の容姿で登場、斉藤との漫才を行うことが多いが今作では序盤で斉藤をボコる。

えあGやToK後半のような寄生魔神イェーガをまだ取り込んでいない段階のようである。

原作はkey作品「AIR」にメインヒロイン神尾観鈴のクラスメイトで本名は川口茂美だが、登場イベントは往人が電話をかけてきた時だけで当然立ち絵はないが、アニメやPS2だとボイスを聴くことができる。

石橋先生

皇参道高校の体育教師。髭とは高校生時代の同級生でありライバル。

普段は穏やかで良識のある人物だが、受け持ちの体育になると人が変わったように厳しくなり、私語だけでも発砲するほど。実は髭に負けないほどの生徒思いでもある。

元ネタはkeyの代表作「Kanon」の祐一たちのクラスの担任。ちなみに体育教師ではないらしい。

外見及び技の元ネタはスプリガンのボーマン教官。

戦闘では主にナイフを使うが、本当は毒や爆薬の扱いが得意。学生時代の得意教科は化学だった。

ToKでは弟子の北川と香里と三人一組で登場し、その時の外見と技の元ネタは「JOJOの奇妙な冒険」第一部に登場するウィル・A・ツェペリ。波紋法を武器に戦うが実力は今ひとつであった。

ネタバレ注意→EDでえあGの時に使っていた分身術を披露する。

堀池

神楽工業高校護衛団「鋼魔」の総番。

外見及び性格の元ネタは北斗の拳のボルゲ。

人間だろうが魔神だろうがドリルで穴を開けるのが好きな危ない男。

ちなみに、えあGのEDでほんのちょっとだけ登場したことがある。

ネタバレ注意→EDで魔神狩りを楽しむために西に来ていた。

小野須佐

氷川大社高校護衛団「神威」の総番。

式神を使うことから密教(あるいは陰陽道)系統の魔法使いと思われる。

国津神スサノオを奉る宮司でもあり、とある魔神と敵対している。

万字龍太

西にある九頭竜高校護衛団「黄龍」の長であると同時に、退魔組織「鶴来」の総帥。

「鶴来」と聞くと、えあG時代の久瀬派風の四天王・柏木千鶴を思い出す人もいるだろうが、彼女は恐らく「鶴来」総帥ではなく、あくまでT県N市の支部長だと思われる(四天王となったのは鶴来本部から派遣されたと推測される)。

久瀬とは旧知の間柄で、今回の事件の真相を探るべく密かに行動していた。

ペイルライダー

「関東学生連合」執行部総長・媚幼院の腹心の部下。メンバーはセイバー、ランサー、アーチャー、ドラグーン。セイバーだけケンタウロスがサイボーグ化したような姿をしていて、残りの三人は普通の人間で馬に乗って行動している。今回の事件を調べに西日本に向かった久瀬たちを捕えるべく桜並木まで追いかけてきた。

媚幼院(びよういん)

神楽市の各学園の治安と自治を司る「関東学生連合」執行部の総長。腹心のペイルライダーからは「お姫様」と呼ばれている。幼い割りに態度は尊大だが、それなりの実力者でもある。

主人公(プレイキャラクター)たちを勧誘するも、断られると敵と見なして徹底的に陥れようとした。

パッケ絵の中央を飾った割りに(プレイヤーによっては)弱いと評判のようだが、これは媚幼院の技の成熟度と身体の成長がイコールとなっていない事、主人公(プレイキャラクター)たちとの経験差があり過ぎる事、何よりはちくま作品において態度が大きいキャラは噛ませになってしまう事などが挙げられる。

外見の元ネタで以前議論されていたが、TRPGゲーム(ノベルも含む)アリアンロッドシリーズ「アリアンロッドルージュ」に登場する「エイプリル=スプリングス」の原案だと推測されている。

ちなみに媚幼院とは違い、エイプリルは2丁拳銃を操る男女(おとめ)である。

他は魔界学園の東日本学生連合代表の少女「虚空院幽鬼」が元ネタと思われ、

更に本編で使用する鞭術「七行殺法」の元ネタは虚空院が使用した「四季殺法」と思われる。

ネタバレ注意→EDでは改心し、関学連新総代になる。

ドラクル

西の藁鬼亜(ワラキア)高校の護衛団「紅鬼」を率いる吸血鬼。魔術によって吸血鬼に生まれ変わった「真祖」。

数多の作品で登場してきた吸血鬼たちの例に漏れずプライドが高いが、その態度に見合うほどの実力を持った中盤の強敵。作中では人狼高校のフェンリルとタッグを組んで一行に立ち塞がる。

外見の元ネタは、月姫の対戦格闘ゲーム「メルティブラッド」シリ-ズに登場する吸血鬼「ワラキアの夜」

フェンリル

人狼高校の護衛団「牙王」を率いる狼男。粗野で気性が激しいが実力は折紙付きで、華音を軽く沈めたこともある。藁鬼亜高校のドラクルとタッグを組んで一行に立ち塞がる。

ネタバレ注意→あの肉体には時間制限があり、本当の姿は結構ひ弱である。

尚、はちくまの公式HP(2009/12/14)にて爪で切り裂く戦闘アニメーションが確認されたが、これが何を意味するかは現時点では不明である。

鎌瀬

西日本学生同盟(西の関学連みたいなところ)の執行部総長。氷川駅までやって来た一行の前に姿を現し、引き返すよう警告する。

ネタバレ注意→一行に退去の意思が無いと知ると、九頭竜護衛団「黄龍」を差し向けて始末しようとした。が、直後に総番の万字龍太の裏切りに遭い、倒される。

イザナミ&イザナギ

逢魔高校の総番で、双子の死神。人の死を弄ぶ外道であり、秒殺した髭を平気で嘲笑っていた。

一度目でやられると、イザナミはFF4のスカルミリョーネよろしく、復活してバックアタックを仕掛けてくる。

EDでデスノートを仄めかすシーンがあるが、高位の死神でないと所持を許されないものらしい。

ちなみに今作で初登場だが、新キャラの中では人気のある2人である。

はちくまの公式HP(2009/12/23)にてイザナギが鎌を振ったり、(2010/7/30)イザナミ(ゾンビ)の背後の影の巨人が拳を叩きつける戦闘アニメーションが確認されたが、これが何を意味するかは現時点では不明である。

虎男

焔の親友で、西の学生連合の総代表を務める獣人。本名は虎兎(フーツー)。

ジーメンスに協力し、焔とともに東日本を手に入れようとしたが、実際は今作の黒幕に利用されていただけであった。

パッケ絵で久瀬と戦うシーンが描かれるが、作中で実際に戦うシーンは殆どない。

火産霊高校の護衛団「煉獄」の副番。自意識過剰な男で、何でも自分が一番じゃないと気が済まない。

旧都ヘイアンにいる勢力を束ねていたが、実際は人間に成りすましていた魔神ジーメンスに利用されていただけだったらしい。

ネタバレ注意→EDでは噛ませ総番呼ばわりされた。

獄斗魔

関東学生連合の総代。かつて起きた東西の学生連合の紛争で頭角を現したらしい。人間とは思えないほどの巨体。

非情に野心的な性格で、魔神たちもいずれ自分の配下にしようと企んでいたが、所詮は彼も利用されていただけの存在だった。関東学生連合を腐敗させた張本人。

彼は魔神ミネベアから魔神細胞の力を得て肉体強化をしていたが、恐らくToKの魔将たちと同じ原理だと思われる。

元ネタは魔界学園の東日本学生連合総代「鳥羽獄魔」と思われる。

ネタバレ注意→戦闘後、魔神を愚弄した為にカオスクイーンの怒りを買い、彼女の炎で再生する間もなく焼き尽くされた。

透眼師

関東学生連合の本部に幽閉されている人物。千里眼を持ち、物質界と精神界との境界を見極めることが出来る数少ない人間であったため、魔神たちにマークされてしまった。

イベントのみのキャラなので、詳しい戦闘能力は不明であるが、ヒャア!斉藤が使用した「猫眼」は本来は彼が持っていた能力らしい。

ホチキス

ToK、前作冥異伝にも登場した焔の5階級魔神であり魔将軍スリーダイヤモンドの一部。

今作では桜並木で唐突に登場し、魔神の存在を仄めかし忠告するような発言をした。

発言をみるところ久瀬とは以前会っているらしいが、今のところはぢきせと前作冥異伝での時間軸がよくわからないため詳しいことは不明。

ホチキスはクルップとアームストロングと一体となる事で、本来の姿である魔将軍スリーダイヤモンドになれる。しかし、物質界では長時間の合体を維持できず、一定以上のダメージを受けると分かれなければならない。

前作ではロイ・マスタングの容姿であったが今作ではジャケット姿になっている。

魔神ジーメンス

旧都ヘイアンで出会うことになる魔神。当初は人間に成りすまし、「煉獄」の総番として火産霊高校を裏で操っていたが途中で離脱する。国津神スサノオとは浅からぬ因縁があるらしく、氷川高校の小野須佐とは敵対関係にあると言える。当初はレイシオン一派に協力していたが途中から離脱した。

多くの魔神の例に漏れず彼も人間を対等に見ていないが、スサノオ以外には興味がないらしく大人しくしておけば見逃してくれる上に情報まで教えてくれる。

その実力は圧倒的であり、生半可な装備と鍛え方では倒す事はおろか傷を負わせる事も難しい。光を得意属性とする光の魔神で、戦闘形態の姿はToKのエリシオンで登場した時のノヴァを彷彿とさせる雷神と言える姿になる。

第4階級魔神の中でもかなりの実力を持っているようであり、タイプ的にもToK三魔神と同クラスレベルではないかと思われる。

魔神カオスクイーン

唐突に一行の前に現れた女性型の魔神。

その正体は、第一作かのGで魔神ゾディアック復活を目論もうとした魔神ムーンライトの腹心。第四階級の魔神であり、炎を得意属性としている。

かつては尼僧ながら霊峰・高野山の大師となった術者であったが、魔神の力に魅入られて身も心も魔神となってしまった。

久瀬G、かのG、えあG、ToKに登場しており、はちくまファンにはお馴染みの魔神である。

ネタバレ注意→関学連本部にて魔神を愚弄した獄斗魔を制裁し、一行に人間達を影で支配している魔神ミネベアの情報を提供、そのまま何処かへと去る。

魔神ミネベア

今作のラスボスに仕える女性型の魔神。自らの魔神細胞の欠片をウィルスのようにばら撒き、根付いた相手を洗脳し従わせる事を得意としている、第5階級の魔神

カオスクィーン曰く「みみっちい」魔神であり、事実この魔神のところまで進んできたパーティならまず負けることはないだろう。

ネタバレ注意→細胞ダンジョンの最深部にて透眼師の体に寄生し、一行に魔神細胞を寄生させて同士討ちさせようとしたが、その卑劣さに対する怒りが一行に宿っていた退魔の力を覚醒させる結果となってしまい、倒される。

魔神グラマン

ラスボスの右腕を自称していた魔神。自らの肉体を砲台のように具現化し、銃属性で戦う強敵。事前に対策を取っていないと全滅は確実であろう。第5階級魔神

自分の強さに自身を持っているのか、同僚であるはずのミネベアを腰抜けと見下している。が、彼も人間を甘く見過ぎているクチなので最終的に敗北してしまう。

ラスボス

ネタバレ注意→魔神レイシオン。
今作における黒幕で、神楽市を征服するために未来から飛来してきた、外見はまさにダークエルフと言ったところか。
長い準備を必要とするとはいえ、街ひとつを簡単に飲み込む規模の魔神空間を形成するほどの使い手であり、第四階級(ゾディアックと同じく四階級の中でも上位)の魔神である。
同じ魔神だがゾディアック一味とは敵対してる模様。
他の魔神以上に人間を下等な存在と見なしており、人間による世の中を快く思っていない。
お馴染み666技を使用、技名は「ファイナルパトリオット」

ライバル新入生たち

ネタバレ注意→プレイキャラクターたちと時を同じくして入学してきた五人。その正体は魔神の手先であり、今回の騒動を起こすためにプレイキャラクターの偽者に成りすまして闇討ちを働き、味方と思って油断していた黒皇のメンバーを罠に嵌めるなど非道の限りを尽くした。ラスボス打倒後に再び登場し、魔神の手先である事も仮の姿でしかない事を明かす。
正体は元クレイドルであり、多くの任務に従事している過程で人間の暗黒面を目の当たりにし、魔神に寝返った。EDの様子を見ると再び返り討ちにされたと思われるが、追加シナリオの有無によっては再登場もありえる。

主人公

ゲーム開始時に名前を決めるプレイヤーの分身であるが、実際に登場するのはかなり後、プレイキャラクターである新入生を入学させた人物である。

ネタバレ注意→実際に登場するのはEDである。
その正体は皇参道高校の校長で黒皇の現役総番。そしてプレイキャラクター達クレイドルに魔神を滅ぼすという指示を与えた人物でもある。