魔神

Last-modified: 2010-05-28 (金) 14:23:59

##contents

基本設定について

記念すべき第一作であるkanonRPG(かのG)から本作はぢきせに至るまで連綿と続いている、はちくまRPG共通の敵。

かのGの頃からこの魔神の設定は変わることなく継承されており、はちくまRPG全作品のシナリオの本筋でもある。

魔神設定の初出はえあG攻略本で、以後の作品ではそれを基本ベースに掘り下げられている。

  • 魔神とは、はちくまで言うところの神、天使、悪魔などをひっくるめての通称であり、物語の舞台である地上(物質界)ではなく、人間とは違う世界(精神界)に住んでいる。ToKで登場した「エリシオン」もあくまで魔神たちが住む一部の世界に過ぎない。
  • 魔神は自分たちを人間と対等とは思っておらず、軟弱な人間と油断してやられることも多い。が、人間と魔神の強さは天と地との差があり、普通の人間が魔神と戦うのは無謀である。
  • たびたびはちくま作品に登場する魔神たちは、基本的にワームホールという次元の扉を通過して物質界へと姿を現す。

    魔神は基本的に物質界に進入は出来ない(しない?)らしく、力を与えたり使者を送ったりして意思を示すことが多いようだ。
  • 物質界では、魔神は本来の力を出せないため弱体化する(ToKムーンライトの発言もこのことを示している)。ただし一定のエネルギー量を消費すれば完全な具現化も可能らしく、かのGでは街一つのエネルギーを使ってノヴァが完全具現化を果たした(早苗や神奈子が言っていた信仰云々も、物質界で活動するためのエネルギー確保の手段なのかもしれない)。
  • 魔神は基本的に物質界では不死身の存在である。物質界に現れる魔神は身体の一部のため、本来の力を出せないが完全に殺すことも出来ない。そのため、物質界に現れた魔神に対しては「封印」をするなどして呪縛させるしか有効な手はないが、すぐに破られてしまうため時間稼ぎにしかならない。

    魔神本来の故郷である精神界では、魔神たちも本来の力を発揮できるが、受けたダメージの大きさによっては完全消滅もありえる。
  • 本来の姿は魔神形態であるが、物質界では力を発揮出来ないため魔神形態になっても消耗が激しくなるだけらしい、人間形態が所謂パワーセーブ状態である。
  • ちなみにToKでのノヴァの台詞を聞く限りでは、人間形態を長時間維持するには物質界に馴染んでいなければ出来ないらしい。
  • 魔神は精神生命体なので、人間形態の姿も自在に変えられると思われる(同一の魔神であっても、作品によってキャラデザインが一部異なっているため)。
  • 魔神たちの多くは退魔障壁(神霊結界) という防壁に守られており、退魔の力を持っていないとダメージが大幅に減衰されてしまう。

魔神力の移植について

魔神の中には相手に憑依したり、自分の細胞を埋め込んだりして人間に力を与える事がある。無論、好意などでは断じてなく、手駒を効率よく運用するための手段である、ただし自ら魔神細胞を取り込んで強化する者もいる。

魔神力を移植された人間は常人の数倍の力を発揮できるが副作用も大きく、最終的には廃人になってしまう。獄斗魔は自身の再生能力を己の力と勘違いしていたが、本当は魔神ミネベアの細胞移植の結果でしかない。

これらの魔神による細胞移植や憑依などは、かのGやToKでの月島、ToKの闇騎や魔将たち、冥異伝での久瀬が行っている。

階級について

階級
皇帝「サタン」(未登場)
第一階級魔大公「プリンス」(未登場)
第二階級魔王「ディアブロ」(未登場)
第三階級魔将軍「ジェネラル」
第四階級魔貴族「デーモンロード」
第五階級下級魔神「レッサーデーモン」
第六階級獣魔「デュース」
番外「翼人」
番外「密教の神々」
番外「日本の神々」
番外「あのお方」(未登場)


魔大公
ベリアルアモン
リバイアサンダゴン
バハムートマンモン
バズズアスモデウス
ルキフグスサルガタナス
ベルゼブブアスタロト
メフィストフェレスペルフェゴール
バアルアリオッチ


第六階級「獣魔」魔神の中でもっとも知能が低く獣並といわれている、魔神の世界の住人であることから魔神のカテゴリーに辛うじて入る程度の能力。
はちくま作品では、雑魚敵のデュース等種族が魔神になっている雑魚敵全般がこれに属する。
第五階級「下級魔神」魔神で言うと下っ端の兵士がこの第五階級魔神、だが見るものを圧倒する獣並の体力に加え恐ろしい魔力を持つ。
第五階級は非常に幅が広く、力しか能のない兵士(雑魚敵のレッサーデーモンなど)や指揮官クラスまで存在する。
このクラスから物理攻撃&魔法攻撃を半減する「退魔障壁」(神霊結界)を持ち、退魔効果の付いている攻撃でないと与えるダメージは限りなく低くなる。
はちくま作品では、冥異伝で登場した魔神三人衆「アームストロング、ホチキス、クルップ」の三人がこの第五階級になる。また、えあGでの少年クローン(ラグランジュ)やえあG、冥異伝で出現した魔神トワイライト(太古の魔神)、えあG&ToKで登場したフレイザードなども含まれる。
第四階級「魔貴族」魔神のエリートであり第五階級魔神を遥かに凌ぐ力を持つ、多数の部下を引き連れ物質界での脅威となりえる存在。
公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の位を持つ魔界の将校でもある彼らに退魔士なしでの撃退は非常に難しい。
はちくま作品では、かのG~ToKまで登場の3魔神「ノヴァ、カオスクイーン、ムーンライト」がこれに適応する、三魔神を部下に持つゾディアックもこれに含む。冥異伝の久瀬曰く、ホチキスたちが三人で戦えば第四階級に匹敵するほどの力らしい。
ただToKでアルが一撃で粉砕している(殆ど捨て身の一撃だったので、粉砕したと同時にダウンしてしまったが)
第三階級「魔将軍」魔界の軍団の将軍たちがこれに入る、指揮する軍団が脅威な上に将軍本人の強さも恐ろしい程巨大。
第五階級までの退魔障壁とは比べ物にならないほど驚異的になっており、物理攻撃&魔法攻撃は完全に無力化されてしまう、彼らを倒すためには魔神殺しに必要な退魔武器が必要であるが数はかなり限られるらしい。
ToKでは「魔将」(パラディン)たちが「魔将軍クラスの魔神細胞」を取り入れて力を増幅させている。またEDでは大量に登場している
冥異伝EXでついに魔将軍が登場し、その魔将軍・スリーダイヤモンドの力は幻想郷の戦士を総動員してようやく倒せるほどだった。
ただしToKのBADENDにおいてゆきとたちは秒殺している(ただし物質界)
第二階級「魔王」魔界を統べる王、古来より人間の敵とされ進撃を食い止めるべく人類が総出となって食い止めてきた。
巨大な退魔障壁を持つため、退魔武器を使用しない限りは勝負にすらならない力を持つ。
はちくま作品では今のところ未登場、ToKの塔の中に封印されていた第二階級魔神は確認されたが復活は阻止された、この2階級である魔王が物質界を崩壊させたらしい。
ToKの白騎士(白騎士登場イベントより)によると、巨大な戦艦を用意してもまったく歯が立たないとの事
第一階級「魔大公」皇帝の位神、世界の流れを変える力を持つ「神」。
時代によって多少の変動はあるが、皇帝ルシファーの下には16柱の大公たちがいる。
1階級は属性ごとに表と裏の8組で構成されている模様、構成は上記の表を参考。
はちくま作品では未登場。
「皇帝」魔界を統べる長、現在は「ルシファー」が位に付いている。
このルシファーとは、数千年前の天界の抗争に破れ再起を狙って着々と力を蓄えているらしい、「明けの明星」とも呼ばれ、その身体はとても美しい、所謂「閣下」である。
はちくま作品では未登場。
番外「翼人」key作品である「AIR」で物語の鍵となる存在の翼人だが、はちくまではこの翼人に魔神の設定を加えている(皇帝側とは違う種類らしい)。
翼を持った一族で「天使」とも呼ばれる、太古の昔に翼人狩りに抵抗出来ず滅んでしまった。(えあGを参考)
退魔障壁は弱いが人の憎悪を吸収する力を持つ、第五~四階級に匹敵する。
はちくま作品では、えあGとToKで登場したAIRでも御馴染みの神奈がこれに値する、えあGラスボスである翼人たちもこれに属する。
要するに、はちくま作品での「天使」は=「翼人」であり、「魔神」なのである。
しかし、ToKの翼人の衣の説明にある通り、セラフィムなどの敵として登場する天使とはまた違う種族である。
番外「密教の神々」高野の僧やえあG&ToKに登場したゆきとや裏葉の方術、久瀬のヴァジュラの源が「仏」と呼ばれる魔神である。
「如来」は第一~二階級相当、「明王」は第二~三階級相当、「天」は第一~五階級に相当するらしい。
天は密教においては位の低い仏だが、他教では最もいるため、第一階級クラスの天もいるという。
はちくま作品では、ゆきとや裏葉の方術、久瀬の御馴染み必殺技であるヴァジュラが仏の源を使用したスペルである。
番外「日本の神々」神社などで祀られたりしているいわゆる「八百万の神々」も魔神として分類される。
はちくま作品に登場した東方キャラでは秋姉妹、鍵山雛、八坂神奈子、洩矢諏訪子。
大きく「天津神」と「国津神」に分類され、天津神は天皇家や有力な氏族に信仰された神々で、神奈子がそれに属する。国津神は地方土着の神々で諏訪子がそれに属する。
はぢきせで名前だけ登場したスサノオは本来アマテラスの実弟にあたるはずだが、作中では国津神とされている。
番外「あのお方」えあGのフレイザードの台詞から冥異伝に至るまで、はちくま作品で存在を覗わせる謎の魔神。
ToKで塔に封印されていた第二階級魔神が「あのお方」ではないかとの見方もある、はちくま作品での黒幕とも言える存在で現在まで明らかにされていない。


はちくま歴代作品に登場した魔神

一部、冥異伝wikiより転載

魔神ムーンダーク

久瀬Gで登場する魔神ムーンライトの影。おそらく第五階級クラスだろうか。

ものみの丘で罠を仕掛けて待ち構えるが、風の四天王・千鶴によってあと一歩のところで失敗に終わり、罠を破壊された挙句に倒された。

魔神ムーンライト

久瀬G、かのG、えあG、ToKに登場する、はちくまファンにはお馴染みの魔神。

男性型の魔神で、魔神カオスクイーン、ノヴァを従える。第四階級の魔神であり、氷を得意属性としている。

かつては霊峰・高野山の大師となった術者で、人間だった頃の名前は「月光」。

師である日照(ひぼたる)総大師にそそのかされて魔神化の術を体得し、道を踏み外す。

エリート意識が高く、武芸・法術ともに優秀だったため無意識に他人を見下す癖がある。その性格は魔神になっても変わっていなかった。

魔神カオスクイーン

久瀬G、かのG、えあG、ToK、今作はぢきせにも登場する、はちくまファンにはお馴染みの魔神。
女性型の魔神で、魔神ムーンライトの腹心。第四階級の魔神であり、炎を得意属性としている。

かつては尼僧ながら霊峰・高野山の大師となった術者で、人間だった頃の名前は「魔姫」。

師である日照(ひぼたる)総大師にそそのかされて魔神化の術を体得し、道を踏み外す。

かつては心優しい女性であったが、魔神の力に魅入られて身も心も魔神となってしまってからは冷酷な性格になってしまった。

非常にキレやすいため、頭に血が上った時は泣き喚いて気分を落ち着かせている。

魔神ノヴァ

久瀬G、かのG、えあG、ToKに登場する、はちくまファンにはお馴染みの魔神。

男性型の魔神で、魔神ムーンライト、カオスクイーンに仕える。第四階級の魔神であり、風を得意属性としている。

かつては霊峰・高野山の大師となった術者で、人間だった頃の名前は「荒星」。

師である日照(ひぼたる)総大師にそそのかされて魔神化の術を体得したものの、術そのものの胡散臭さに気付き実際に使わなかった。しかし、日照によって最終的に道を踏み外す。

戦いこそを我が道とし、強い人間と戦う事を喜びとする。正々堂々と戦うのが好きで、小細工は嫌い。

はちくま作品を代表する強敵の一人、基本的にどの作品でも戦闘で非常に強い。

ちなみに、かのGで秋子さんが完全実体化したノヴァを一撃で倒したことがある。

魔神ゾディアック

第一作・かのGにおける黒幕でありラスボス。第4階級魔神だが、爵位を持つ上級魔貴族と思われる。

最初は川澄舞の姿で現れ、彼女の力を吸収して復活を果たすが、夢幻転生剣に開眼した舞の前に敗れた。

2形態目までは人間形態、最終形態では魔神形態となり骸骨のような姿を現す。

はちくま初作品故か歴代RPGシリーズのラスボス中最弱と言われ、あまり強い印象を持たれていない。

魔神イェーガ

川口さん(川口茂美)と契約した寄生魔神で、第6階級魔神。

川口さんの右手に宿り、戦いの時は巨大な刃と化す。その切れ味は凄まじく、鋼さえもバターのように切り裂いてしまう。

普段は喧嘩ばかりだが、戦いにおける連携ぶりから仲は良さそうだ。鹿沼葉子との戦いで消耗し、永い眠りに付いた。

ToKでは終盤でお色直しした時に登場し、川口さんにマグナムイェーガを装備させると本来の力を発揮できる。

冥異伝では会話に参加しないが、上位デッキを見ると今でも川口さんの身体に宿っているようだ。

魔神トワイライト

元ネタは北斗の拳のデビル・リバース。
平安時代では都を荒らしまわっていたが、伝説の退魔師頼光四天王らによって封印され、1000年に渡って恨みながら眠りについていた。第五階級魔神で、酒天童子とも呼ばれているらしい。

元ネタ同様に「風殺金剛拳」が得意技であり、かなりの破壊力を誇る。

トワイライトが封印されたピラミッドがある場所は後に尾根市となり、えあGの時に南森によって解放され、往人たちに襲い掛かる。圧倒的な強さで追い詰めるものの、風の四天王・千鶴によって滅殺された。

えあGEXダンジョンの魔神ルートフロア1で、少年(魔神ラグランジュ)と共に登場、この時は真名である「魔神トワイライト」と表記されていた。

冥異伝でも登場し、南森の右腕として登場。霊夢を倒すために呼ばれたが逆に制御され、南森を握りつぶした。
というのは魔理沙の冗談だったのだが(霊夢も居るわけ無いと言っていた)、その直後にいきなり出現。

その後、南森や村田と共にToKの世界に行こうとしていたが、スピアードに倒される。

魔神ラグランジュ

えあGでFARGOの本拠地であゆと観鈴の監視をしていた少年。MOON.に登場する少年型の魔神のクローンで、高槻によって生み出された。最奥部で待ち構えるが、この先に待ち受ける運命を予言するような台詞を残して消えた。

第五階級魔神であり、その事はえあGのEXダンジョンで明かされた。

魔神サンシャイン

えあGEXダンジョンの最初に現れる魔神で、平安時代に翼人狩りを行い神奈を虚数空間に追放した日照(ひぼたる)総大師の成れの果て。

強大なる魔力を持ち、人を自在に操る術を得意とするが、意外とあっさりやられるシーンが多い。

ToKで闇騎(ナイト)の幹部として登場するが、その裏では密かに下克上を狙っており、上司であった角羅(鬼角)をも裏切る。月闇(糸月)によって成敗されたが懲りずにまた現れ、最期は時空の狭間に飲み込まれて消滅した。

ちなみに、ToKを見る限り総大師は魔神として登場していないので、サンシャインという設定はなかったことにされている可能性がある。

魔神ドーン(フレイザード)

第5階級の魔神。元ネタは名前でわかるとおり、ダイの大冒険初期のライバルである魔王軍の氷炎将軍フレイザードである。「俺は戦うのが好きなんじゃねえ、勝つのが好きなんだよぉ!」などの名言を残した。

ほとんど元ネタに忠実であり、かなり狡猾かつ打算的な性格をしている。はちくまは気に入っているのか登場回数が多い魔神キャラである。

はちくま作品の黒幕と思われる「あのお方」の忠実な僕として、はちくまキャラの中で鍵を握っている魔神とも言える。

えあGで初登場し、この時は「魔神ドーン」という名前だった。

久瀬派から危険分子として狙われ、追撃を逃れるために川口さんと契約する。

本編では名前だけだったが、EXダンジョンで川口さんの肉体を突如乗っ取り、復活を果たす。

「死ぬのが怖いなら、ノコノコ隠しダンジョンに来るんじゃねぇ!」という名言を放つ。

撃破後は「あのお方」のことを仄めかせて消滅した。

ToKでは塔魔軍の魔将として登場し、第4階級魔神の力とコアの増幅作用によって強大なる力を発揮する。

「あのお方」に創造された存在であるため、たとえ殺されても「あのお方」が生きている限り何度でも復活する。

手柄を得るためなら手段を選ばず、往人一行に対しては言うまでもなく、同僚の魔将たち(隊長の初音であっても)も平気で捨て駒にする。また、サディストなところもあり、カリフの捕獲を命じられた時は氷漬けになるカリフの姿を想像してにやけていたり、他人を痛めつけることに喜びを見出している描写があった。それゆえ、柳也によって二度に渡って滅殺されている。

冥異伝でも登場するプランがあったらしいが、様々な事情があってボツになったようだ。

冥異伝本編のころから内部データにデッキが作成されているなど、冥異伝~零~製作中でも出すか否か検討されていたと思われる。

なお、冥異伝SBのパッケージのディスクトレイの下に、鎧フレイザードの立ち絵もあり、登場を検討されていた名残がうかがえる。

魔神ホチキス

冥異伝で登場する魔神三人衆の一人、今作はぢきせでも僅かに登場。名称の由来は、戦艦の砲台「ホチキス」から。

はぢきせではジャケット姿だったが、冥異伝では鋼の錬金術師の「ロイ・マスタング大佐」の姿で登場した。

ToKが初登場であるが歩行グラ、戦闘用ドットともに雑魚モンスターの使いまわしだった。

魔将軍スリーダイヤモンドの一部で、分離している時の位階は第五級魔神の指揮官クラス相当。
魔神三人衆の中でのリーダー格で少々高慢な部分が目立つ。

三人衆の中では炎を司る焔の魔神の異名を持ち、強力な火スペルをいくつも使い分けてくる強敵。

今作のはぢきせでは本編で魔神のことを忠告するように去っていく、久瀬とも顔見知りのようで、EX以降の展開が気になるところ

魔神クルップ

冥異伝で登場する魔神三人衆の一人。名称の由来は、戦艦の砲台「クルップ」から。

ToKが初登場であるが歩行グラ、戦闘用ドットともに雑魚モンスターの使いまわしだった。

魔将軍スリーダイヤモンドの一部で、分離している時の位階は第五級魔神の指揮官クラス相当。

ToKでは女性の言葉使いだったが、冥異伝では鋼の錬金術師の「マ-ス・ヒューズ中佐」の姿で登場し、言葉使いも男そのものだった。

魔神三人衆の中では風を司る嵐の魔神の異名を持つが、通常は銃撃で相手を不意打ちすることを好み、相手を殺す時にしか風の力を使用しない。

冥異伝の時は2回戦うが、本編でのクルップ戦でうわらばしまくった人は数知れず、冥異伝を代表する強ボスである。

魔神アームストロング

冥異伝に登場する魔神三人衆の一人。名称の由来は、戦艦の砲台「アームストロング」から。

ToKが初登場であるが歩行グラ、戦闘用ドットともに雑魚モンスターの使いまわしだった。

魔将軍スリーダイヤモンドの一部で、分離している時の位階は第五級魔神の指揮官クラス相当。

冥異伝では鋼の錬金術師の「アームストロング少佐」の姿で登場。

三人衆の中では、大地を司る黒(くろがね)の魔神の異名を持ち、結界スペルで耐性を整え、大地属性の強力なスペルを武器に攻撃をしてくるパワーファイター。

魔神三人衆の中では比較的礼儀正しいが、台詞とかに元ネタのアームストロングと同様、暑苦しい一面が強調されている。

魔将軍スリーダイヤモンド

冥異伝~零~でついに登場した第三級魔神。

はぢきせまでで登場した魔神キャラの中でも最上位を誇る「魔将軍」クラスの魔神である。

ホチキス、クルップ、アームストロングが合体した時の形態であり、魔神三人衆の本来の姿であると思われる。

物質界では長時間に渡る合体は無理があるらしく、永琳のポリモルフ・アザーを食らっただけでも元の三人衆に戻ってしまう。

人間形態の状態でも幻想郷の戦士全員を圧倒する強さを持っており、咲夜が見つけた高野魔神イレイザーで弱らせた状態で辛うじて倒せはしたものの、魔神形態で戦ったら1ラウンド即死は免れなかっただろう。

ちなみに、久瀬でも魔神形態となったスリーダイヤを倒すのは無理だとのこと。

スリーダイヤモンドすらも「あのお方」の部下の一人に過ぎず、スリーダイヤよりも強いのが他にもいるらしい。

魔神カラシニコフ

今作はぢきせの細胞の入り口付近にてレッサーデーモン達が召喚した魔神。

体内に魔神ミネベアの細胞が寄生している為、驚異的な再生能力を誇る。

魔神ミネベア

今作はぢきせのラスボスに仕える女性型の魔神。自らの魔神細胞の欠片をウィルスのようにばら撒き、根付いた相手を洗脳し従わせる事を得意としている。アクはちおまけのキャラクター図鑑によると第五階級の魔神。

カオスクィーン曰く「みみっちい」魔神であり、事実この魔神のところまで進んできたパーティならまず負けることはないだろう。

ネタバレ注意→細胞ダンジョンの最深部にて透眼師の体に寄生し、一行に魔神細胞を寄生させて同士討ちさせようとしたが、その卑劣さに対する怒りが一行に宿っていた退魔の力を覚醒させる結果となってしまい、倒される。

魔神グラマン

今作はぢきせのラスボスの右腕を自称していた魔神。自らの肉体を砲台のように具現化し、銃属性で戦う強敵。事前に対策を取っていないと全滅は確実であろう。アクはちおまけのキャラクター図鑑によると第五階級の魔神。

自分の強さに自信を持っているのか、同僚であるはずのミネベアを見下している。が、彼も人間を甘く見過ぎているクチなので最終的に敗北してしまう。

魔神レイシオン

ネタバレ注意→今作はじきせのラスボス。
今作における黒幕で、未来から司令を受けた現代の魔神、外見はまさにダークエルフと言ったところか。
長い準備を必要とするとはいえ、街ひとつを簡単に飲み込む規模の魔神空間を形成するほどの使い手であり、アクはちおまけのキャラクター図鑑によると第四階級の魔神である。
同じ魔神だがゾディアック一味とは敵対してる模様。魔神同士でも派閥があるようだ。
他の魔神以上に人間を下等な存在と見なしており、人間による世の中を快く思っていない。
お馴染み666技を使用、技名は「ファイナルパトリオット」

魔神ジーメンス

旧都ヘイアンで出会うことになる魔神。当初は人間に成りすまし、火産霊高校を裏で操っていたが途中で離脱する。国津神スサノオとは浅からぬ因縁があるらしく、氷川高校の小野須佐とは敵対関係にあると言える。

多くの魔神の例に漏れず彼も人間を対等に見ていないが、スサノオ以外には興味がないらしく大人しくしておけば見逃してくれる上に情報まで教えてくれる。

その実力は圧倒的であり、生半可な装備と鍛え方では倒す事はおろか傷を負わせる事も難しい。光を得意属性とする光の魔神で、戦闘形態の姿はToKのエリシオンで登場した時のノヴァを彷彿とさせる雷神と言える姿になる。アクはちおまけのキャラクター図鑑によると第四階級の魔神。

国津神スサノオ

小野須佐が守護している氷川高校の守護神、本編では眠りについているため実際に姿を現すことはない。

ジーメンスと因縁関係があるようだが2人の関係は今のところ不明。

神奈(神奈備命)

key作品である「AIR」及びえあGで物語の鍵となる翼人最後の生き残り。

物心つく前に母親から引き離され、幼い頃から社を転々とする日々を送っていた。抑圧された生活が長かったためか、かなりのわがまま。

朝廷による翼人狩りは日照(ひぼたる)総大師が画策したもので、時の関白・藤原道隆を唆して各地から集めさせていた。道隆の圧政に苦しむ人々の怨念を吸収させ、満タンになると殺して魔力として取り込んでいた。神奈の母・八百比丘尼もその犠牲者の一人。神奈自身は器として成熟していなかったために役立たずと見なされ、虚数空間に追放された。

観鈴と神奈は見えない何かで繋がっており、えあGでは観鈴の鍛え具合でレベルが変わってくる。神奈が本気になると、高野山を一瞬で焼き尽くすことができる。

ToKでは未だ解放されない状態でもう1000年を過ごしたためか、更なる怨念を吸収してラストの強敵として立ち塞がる。エリシオンでムーンライト、カオスクイーン、ノヴァを倒しているとそれに応じて強くなる。

四季映姫・ヤマザナドゥ(ザナドゥ)

原作は東方シリーズの「花映塚」にて。はちくまでは東方サッカー、冥異伝に登場。

はちくま作品では魔神キャラとして扱われ、閻魔天という死者を裁く神としての役目を担っている。

閻魔天といってもピンからキリまであり、最高位は10人いる閻魔王。ヤマザナドゥという名は役職名で、「楽園の閻魔天」という意味である。映姫の魔神としての位は第4~5階級クラスだろうか。

冥異伝本編では客将として紅魔館に居候する。原作同様、部下の小野塚小町のいい加減さに振り回されたり、何かにつけて死神ノートに頼ろうとするなど、どこか威厳の無いキャラになってしまっている。

ちなみに本作はぢきせのEDでのイザナミの発言を見る限り、死神ノートは高位の死神しか取得することは出来ないらしい、となると映姫は死神の中でも高位ということか。

八坂神奈子

原作は東方シリーズの「風神録」にて。はちくまでは冥異伝~零~に登場。

守矢神社に祀られている二神の一角。冥異伝~零~で主役を務めた東風谷早苗の師匠のような存在か。

天津神の一人で本来は風の神だが、色々あって現在は山の神として祀られている。

科学の発達で神秘が薄れた外の世界を捨て、早苗たちと共に守矢神社と湖ごと転移させて幻想郷に移住する。移転先に住んでいた天狗たちとの交渉を経て妖怪山に住むことを許された。

オープニングには登場せず黙って見守るだけだったが、テレビ中継でクゼカイザーの非道な戦いぶりを見てから考えを改め、早苗たちが幻想郷の戦士として相応しいか試練を与えた。

信仰が薄れたせいで思うように力が発揮できないようだが、少なくとも第四階級クラスではないかと思われる。

洩矢諏訪子

原作は東方シリーズの「風神録」にて。はちくまでは冥異伝~零~に登場。

守矢神社に祀られている二神の一角で、東風谷早苗の遠い祖先。

祟り神であるミシャクジ様で守矢神社の本来の主神だが、色々あって現在は神奈子とともに祀られている。

科学の発達で神秘が薄れた外の世界を捨て、早苗たちと共に守矢神社と湖ごと転移させて幻想郷に移住する。

神奈子に留守を任せられるも、心配になって幻想郷と東京市との狭間まで追いかけてくる。力試しが済んでからは幻想郷の戦士として参戦する。

神奈子同様に信仰が薄れたせいで思うように力が発揮できないようだが、少なくとも第四階級クラスではないかと思われる。

あのお方

えあGで最初に仄めかされ、以後のはちくま作品で暗躍している謎の魔神であり、正体不明の敵。

フレイザードとスリーダイヤの主であると思われる。

実際には本人が登場したことがなく、フレイザードなど様々なキャラから伺うことが出来る正体不明の魔神であり、今作はぢきせでも未だに登場していない。名称も「あのお方」と言われているだけで、正式名は判明していない。

ToK、冥異伝を伺うところ、第2階級魔神「魔王」である可能性が極めて高くなった。

はちくま作品の真の黒幕と言える存在であり、はちくまの本筋シナリオ最大のキーワード人物である。

はちくまRPGでの魔神の経歴について

・作品の完全ネタバレなため、把握したい方だけ↓からどうぞ

KanonRPG

はちくまデビュー作にして魔神も登場、3魔神である第四階級のノヴァ、カオスクイーン、ムーンライト、そしてラスボスであるゾディアックが登場した。
事件の黒幕が魔神たちでありゾディアック復活のために暗躍、久瀬はこの魔神たちの企みを阻止するために行動していた。
ゾディアックは再び呪縛されたが、3魔神は以後の作品でも頻繁に登場している。
勘違いされそうだが、3魔神も同様に滅殺されており物理世界に干渉できるようになったのは1000年後のToKだからである。

AirRPG

かのGの続編にしてAIRを主軸に進んでいくため、「翼人」に関する設定が追加、物語は前作の魔神関連も加え観鈴と翼人関係を中心に進んでいく。
3魔神が人間から魔神へとなった経緯が明らかになった。
この作品で初登場した川口さんに寄生している「イェーガ」、MOON.の少年をベースとしている「ラグランジュ」など様々な魔神が登場。
また、EXダンジョンでのフレイザードの台詞から「あのお方」という謎の魔神の存在が明らかに。
発売された公式の攻略本により、魔神の設定がおおかた明らかになった。

ロマカノ

今作は魔神が関係していないため、魔神に関しての進展はなし。(赤い月に出てくる久瀬の前座3匹は魔神らしいが詳細は不明)
一応、久瀬の台詞や装備品の説明からして魔神の設定自体は引き継がれている。

退魔塔神ToK

1000年を時を経て3魔神が再び登場、物語での宿敵として主人公たちの前に現れた。ラスダンである「エリシオン」では、3魔神本来の力を持って闘いを挑んでくる。
フレイザードも登場し、またしても「あのお方」というキーワードを残している。
冥異伝に登場した「ホチキス、クルップ、アームストロング」も登場するが、ただの雑魚魔神扱いであるために本筋には絡まない。
今作から「神霊結界」(退魔障壁)という要素が加わったので、魔神に対しては退魔属性のついた攻撃をしないとダメージがロクに与えられなくなった。
EDで観鈴(偽)が塔に封印されていた第二階級魔神「魔王」を復活させようとしたが阻止された、この魔王が「あのお方」なのではないかとの見方もある。(「あのお方」のために、フレイザードが巨大戦艦に塔を破壊されるのを阻止しようとしてるなどが根拠)

東方冥異伝(本編)

今作である冥異伝では、ToKで第五階級の雑魚3魔神であった「ホチキス、クルップ、アームストロング」が魔神三人衆として出現、鋼の錬金術師キャラの互換で霊夢たちに闘いを挑んでくる。
咲夜、久瀬、三人衆の口からまたしても「あのお方」というキーワード(久瀬は「奴」と呼んでいた)。
クルップとホチキスは「大総統」と言う謎の人物についても語っていたが、これも誰のことかは不明。

東方冥異伝(EX)

第三階級魔神、魔将軍「スリーダイヤモンド」がついに登場、人間形態でも圧倒的な強さを誇り、東方キャラたちを圧倒していた。

東方冥異伝(SB)

来るべき決戦に備えて久瀬が久瀬派を一時解散、魔神たちに備えて己を磨く決意を新たにする。
SBの時点では、久瀬たちは魔将軍たちに勝つことは難しいらしい