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三式戦 飛燕

Last-modified: 2017-09-22 (金) 22:40:58
No.176
weapon176-ni.png三式戦 飛燕陸軍戦闘機
装備ステータス
火力雷装
爆装対空+8
対潜索敵
対爆+1迎撃+3
戦闘行動半径3
装備可能艦種
駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦戦艦
軽空母正規空母水上機母艦航空戦艦
備考
開発不可、改修不可
実装時点では全ての艦娘に装備不可、基地航空隊にのみ装備可能
2016年春イベントE-4甲作戦、E-5乙・丙作戦突破報酬
2016年夏イベントE-2乙作戦突破報酬
2016年秋イベントE-1丙作戦突破報酬
かの国で開発された液冷エンジンを参考に開発された、液冷エンジンを装備した陸軍戦闘機、三式戦「飛燕」です。
残念ながら信頼性に難があり、その実力を十分に発揮できませんでしたが、万全な状態であれば高い潜在力を持っています。

ゲームにおいて Edit

  • 2016年5月3日アップデートで実装された新装備で、艦これ初の「陸軍戦闘機」。
    現在の入手方法は2016年春イベントE-4甲作戦、E-5乙丙クリア報酬のみ。
    • 2017年4月28日までは雷電と同じ局地戦闘機に分類されていたが、29日の一式戦の実装と共に上位機種共々新設された陸軍戦闘機カテゴリに再分類された。
    • 艦娘には装備できず、基地航空隊にのみ装備可能。装備ロックも基地航空隊の運用画面でしかできないので誤廃棄に注意。
      艦娘は問わず装備画面で「・・・」(その他)選択で装備ロック/ロック解除が可能
    • 廃棄画面では最後尾、洋上補給二式水戦改などの後にある。
    • この他に、基地航空隊への配備の際、艦娘の装備と同様の方法でロックする方法もある。
    • 同日のアップデートでは用途が同じ雷電やネームド機である三式戦 飛燕(飛行第244戦隊)も実装されている。
  • 2016年8月12日アップデートでは、改良版である三式戦 飛燕一型丁が実装された。
  • 艦上戦闘機に比べ対空値が低い代わりに対爆、迎撃というパラメータがついている。
  • 詳しい使用方法は基地航空隊を参照。
    • 「出撃時」の制空値*1は対空+12.5相当と烈風改よりも僅差で高く、「防空時」の制空値*2は対空+13相当。
    • 現時点で実装されている陸戦・局戦の中では比較的低いが、それでも強力な防空戦力となる。

性能比較表(装備最大値/局戦・陸戦早見表/テーブルより転送) Edit

ウグイス色は出撃時空色は防空時における実際の対空値

No名称火力対空索敵対爆迎撃対空値
(出撃時)
対空値
(防空時)
戦闘行動半径配置コスト1スロ当たりのボーキ消費追加
175雷電65291826108編集
176三式戦 飛燕81312.51337126編集
177三式戦 飛燕(飛行第244戦隊)934151947126編集
185三式戦 飛燕一型丁92313.51647126編集
221一式戦 隼II型62986472編集
222一式戦 隼III型甲171311.5126472編集
223一式戦 隼III型甲(54戦隊)2811312.5137472編集
225一式戦 隼II型(64戦隊)11111518.5187472編集
250Spitfire Mk.I17218.5124590編集
251Spitfire Mk.V193212175590編集
253Spitfire Mk.IX(熟練)11024161846108編集
  • 雷電のみ局戦、それ以外は陸戦
  • 火力の効果は不明

小ネタ Edit

  • 元ネタは大日本帝国陸軍が1943年に制式採用した戦闘機である「三式戦闘機」。試作名称は「キ61」。設計者は土井武夫技師*3。連合軍によるコードネームは「Tony」。
    • この機体の呼称として有名な「飛燕」はいわゆる愛称であり、海軍の「紫電」や「烈風」などとは異なり正式名称ではない。が、愛称があったほうが国民からの印象も良いとされ、一式戦闘機以降の機体は多くが愛称を持っている。
    • 連合軍コードネームの「Tony」は、当初米軍がイタリア空軍のマッキMC.202『フォルゴーレ』*4のコピーだと思い込んでいたかららしい。ちなみに、「Tony」はアメリカではイタリア系移民の典型的な名前なんだそうな*5
    • 「和製メッサー」と呼ばれることもあるが、遠目で似ているBf109と発動機以外での設計での共通箇所は殆ど無い
      公式四コマ127話でもあきつ丸の「和製メッサーシュミット」との言葉に、Graf Zeppelinは「似ていると言えば似ている気もするが……」と口を濁している。
構想と開発
機体について
戦績
五式戦闘機
  • イラストの機体は第149振武特別攻撃隊(福岡県・芦屋飛行場)所属機に見える。
    • だとすれば機体は一型甲または乙、なのだが……名前から分かるようにアレの部隊なのだ運営どうした
  • 機体自体は飛行第59戦隊(福岡県・雁ノ巣飛行場)で福岡都市圏の防空任務に当たっていた機体で派手な胴体塗装は同戦隊由来のもの。
    • 飛行第59戦隊は損耗と三式戦の稼働率低下で芦屋飛行場に移動後、五式戦闘機に転換しており、この際同基地の振武隊へ抽出された可能性があるが、よく見ると振武隊の部隊章は方向舵だけで途切れている
    • 方向舵は明野教導飛行師団の部隊章(明野陸軍飛行学校校章)の上から振武隊の部隊章を上書きしたもの。元となった写真は戦後米軍により撮影されたものなので如何なる経緯でニコイチになったかは不明


  • 三式戦パイロットの実録戦記として、独立飛行一〇三中隊(飛行第78戦隊直属)で活躍した松本良男少尉の「秘めたる空戦〜三式戦「飛燕」の死闘〜」(光人社NF文庫)がある。氏の場合は「キ六一に適した操縦センス(未修訓練で他訓練生を圧倒)」「小澤郁夫中隊長(大尉)の育成」「機付整備員日野実軍曹の経験(川崎飛行機へキ六一の整備学習のため派遣)」「日野軍曹による徹底的なスペシャルチューニング」の四点により三式戦の能力を「カタログスペック」まで引き出せたことも活躍の理由なのだが、その「中戦」独特の空戦をぜひ堪能していただきたい(部隊名など様々な部分で脚色された可能性は高いのだが)。
    • 他、小山進伍長がニューギニアのウエワク基地ですごした飛行第六八戦隊の日々を記した「あゝ飛燕戦闘機隊」(1996年、光人社)や、飛行第八師団第八教育飛行戦隊から台湾防空戦に参加した田形竹尾准尉の「「飛燕」よ 決戦の大空へはばたけ」(「リバイバル昭和の証言コレクション」14巻(1991年、光人社)に収録)などいくつかあり、読み物としても十分楽しめるものなので是非オススメしたい。

この装備についてのコメント Edit

最新の15件を表示しています。 コメントページを参照

  • 復元した機体が、来年3月から -- 2017-04-12 (水) 20:01:23
    • ↑途中送信。岐阜で恒久展示されるんだってね。その時まで飛燕系は一線にいるのだろうか・・・・・・。 -- 2017-04-12 (水) 20:02:33
      • いっそのこと上位種として展示品と同じ飛燕2型こねぇかな・・・ -- 2017-04-14 (金) 14:03:55
      • 秋までは分解した状態で展示してますよ。エンジンや計器類などを見るなら今のうちです。 -- 2017-06-21 (水) 13:04:25
  • 五式戦はまだかのう -- 2017-04-27 (木) 19:23:53
    • 鍾馗「せやな。」 -- 2017-04-29 (土) 19:58:36
    • 疾風「俺もいるぞ!」 -- 2017-04-29 (土) 20:04:28
    • 屠龍「儂の実装あくしろ。」 -- 2017-04-29 (土) 20:07:56
      • 長距離飛べてもそんなに性能無さそうだしなあ...。 -- 2017-05-01 (月) 03:33:49
      • 夜間爆撃とかいう余計な要素が加わらない限り出番無いな -- 2017-05-01 (月) 12:00:52
      • 第十三戦隊の屠龍は強いんだぞ 樫出さんだってこの子でB29落としまくったんだぞ 対空4、迎撃7くらいにはなるかもしれないぞ -- 2017-05-11 (木) 16:47:16
      • だから爆撃機落とすのは迎撃じゃなくて対爆だって言ってるだろ -- 2017-05-15 (月) 03:31:05
      • 屠龍は制空戦闘が苦手なだけで対地攻撃や偵察も得意なんだよなぁ・・・ -- 2017-05-15 (月) 16:05:12
    • キ64・キ83・秋水「陸軍機の試製枠はまぁ^〜だ時間かかりそうですかねぇ?」 -- 2017-04-30 (日) 00:51:36
      • 新司偵「宛運営 我ノ実装ハ何時ニナルヤ?」 -- 2017-05-02 (火) 21:14:03
      • 陸上偵察機って使い道どんなものになるのかしら。航続距離は大艇で伸ばせるし。航空隊の一枠割いてでも入れたい超重要装備ってほどでもあるまい。 -- 2017-05-29 (月) 05:02:06
      • 大艇は最高速度465km/h(高度5000m時)、彩雲が609km/h (6,100m)、百式司偵察は初期型で604km/h(5,800m)・後期型630km/h(6,000m)だから伸ばせる半径によっては強いかもね(ターボチャージャー付きの試作機とかもあるぞ) 配置や補給のコスト安いとかもあるだろうし。あと防空の偵察機枠(入れるなら)は今彩雲がやってるけど二式艦偵みたいに対空値付くとか迎撃値付けばまた違うかもね。二式陸偵とかは迎撃用の機銃多目にして迎撃しながら強行偵察するって使い方してたし武装司偵とかもあるよ。 -- 2017-06-19 (月) 00:35:41
    • 九九式襲撃機「生産数だったら屠龍よりも・・・いえ、何でもないです」 -- 2017-06-09 (金) 09:48:44
      • 襲撃機はともかく戦略偵察機は欲しい -- 2017-06-25 (日) 10:05:23
      • 「偵察から対地支援、空戦対潜もお任せください。防弾装備も完備です -- 2017-07-01 (土) 09:33:52
    • キ109さんがエンジンスタートを始めました -- 2017-07-24 (月) 21:25:02
  • 飛燕系列が陸軍戦闘機に類別変更されたことに伴いカテゴリを変更。画像の差し替えはだれかお願いします。 -- 2017-04-29 (土) 19:37:12
    • 三式戦は半径3だけど陸軍戦闘機なんだな、確かにその通りなんだけど一式戦は足が長くていいねー -- 2017-04-29 (土) 21:17:08
      • 流石に脚短すぎてカワイソスなのでもちっと伸ばしてクレメンス -- 2017-04-30 (日) 11:56:45
      • 本当は飛燕も同じ位足長いんやで -- 2017-05-01 (月) 02:15:38
      • 遠くまで飛ぶとハ40のクランクシャフトが逝っちゃうんだろうなあ…。(風評被害) -- 2017-05-04 (木) 21:05:59
      • ↑うる覚えだが、前に読んだ手記によるとクランクシャフト欠損が一番起こるのは離陸時だそうだ。初期型や無理に出力あげた況燭覆蕕箸發く一旦飛べばそうでもなかったらしい。 -- 2017-06-18 (日) 23:46:19
      • まあ離陸時は出力めいっぱい上げるからな、負荷も普段より大きい -- 2017-06-20 (火) 19:28:50
  • 陸奥「ニィィ・・・三式戦 飛燕!」 -- 2017-04-29 (土) 20:00:50
    • おう下ペロしたり怖い合戦したりニィってしながらハウスダスト撒き散らしてないで四問全部開くんだよおうあくしろよ -- 2017-05-01 (月) 02:16:51
  • エアフィルタに使われて国内のヘチマが枯渇する -- 2017-06-01 (木) 21:54:24
    • それは飛燕に限ったことではないだろうwまあ、中国で黄砂に苦しめられて色々試した結果ヘチマが一番具合が良かったらしいがw -- 2017-06-18 (日) 23:37:36
  • 飛燕のついでに設計者を調べてたが土井技師の仕事量流石にやばすぎる 体壊した堀越技師やライバル会社で同じ位設計に携わってる小山技師と同じかそれ以上の事やってるんだな -- 2017-07-07 (金) 04:00:39
  • 海軍の無線機について追記 -- 2017-08-12 (土) 16:12:59
    • 海軍の無線機は電源スイッチが独立したボタンになっているわけではなく、送受信切り替えスイッチをどちらに入れるかによって送信機/受信機のどちらの電源がオンになるか切り替わるもの。また、「編隊長が送信、列機が受信にしていたので問題なかった」と言うのはいかがなものか? -- 2017-08-21 (月) 16:53:30
      • 追記:列機の誰かが敵編隊を発見した場合、この列機は無線機の電源を切り替えないと報告できない。そして、編隊長の受信機はオフなんだから編隊長は部下の報告を聞けない。 -- 2017-08-21 (月) 16:54:43
    • いつの間にかめちゃくちゃ増えて読みにくく分かりにくくなってるわねぇ……手を入れないと -- 2017-08-22 (火) 01:43:38
  • E6戦力ゲージだと、半径無視で出撃時13だから出番あるかも? -- 2017-08-31 (木) 15:46:01
    • 結構使えたよw 烈風とか使うよりこの装備使った方が強いしね -- 2017-09-01 (金) 16:16:29
  • 四式戦が先か五式戦が先か・・・? -- 2017-09-07 (木) 09:53:36
    • 二式戦だったりしてな さあ単戦か複戦か… -- 2017-09-07 (木) 09:56:17
  • 着任した時期もあって未だに手に入る機会がないのが残念。基地航空隊関連の任務で一機だけでいいからくれないかなあ・・・ -- 2017-09-17 (日) 04:32:14
  • *25についてだけど零戦にバッテリって積んでたの?そもそも発電機容量よりも受信機と送信機の消費電力の和が小さいから使えないんじゃなかったっけ -- 2017-10-05 (木) 19:36:28
    • 零戦のころはもう積んでない。受信か送信かどちらかしか通電できないから片方しか使えない。スイッチ切り替えはできるけど真空管なんでスイッチ一つで動かないから戦闘中は片方だな -- 2017-10-05 (木) 19:42:31
  • あと海軍のに雑音が多いのは再生回路式だからという話もある -- 2017-10-05 (木) 19:37:09
  • さすがの提督もヤフオクに出てる三式飛燕は買えんよなぁ・・・ -- 2017-10-07 (土) 18:38:01
    • 宝くじ当たったらワンチャンあるで。 -- 2017-10-09 (月) 19:11:05
    • 他に誰も入札しないで1500万で落札したとしても他にコンテナ輸送費と通関に伴う費用と国内輸送費は落札者負担か、落札費用と別途で幾らかかるやら・・・。 -- 2017-10-09 (月) 20:55:33
      • 昔、会社でラリー部作って世界ツアー参加しようと考えて試算したら、億単位やった。1回の輸送関連の費用だけでも数百万円掛かるで…(;´・ω・) -- 2017-10-09 (月) 22:04:24
      • 即ち本気と書いてマジと読む気合で落札するならその後の費用込みで最初期提示額の倍位は用意しとけってか・・・。 -- 枝主? 2017-10-11 (水) 20:44:44
  •  1 5 0 0 万 で 現 物 の 残 骸 が ヤ フ オ ク に 出 品 中 -- 2017-10-09 (月) 19:13:15
    • 修理ってできるんかな?できたとして費用かかるやろうしw -- 2017-10-09 (月) 21:13:07
      • 部品集めが難しいだろうし、足りない部品を自作するにしても正確な図面がないとねぇ・・・。 -- 2017-10-09 (月) 21:35:50
      • 技術・図面的には川崎が再現したものがあるから協力を得られれば、その辺りは何とかなるだろうけど、エンジンのレストアまで手を出したら余裕で億を超えるだろうね。 -- 2017-10-11 (水) 21:04:23
    • 昔、こち亀でF-104がオークションに出されてて両さんがそれを買う話思い出したわ -- 2017-10-09 (月) 21:25:09
  • 飛燕落札されたんか・・・提督か!?提督なのか!?いや陸軍機だしそっち方面か? -- 2017-10-15 (日) 18:17:36
お名前: URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White




*1 対空+迎撃×1.5で計算
*2 対空+迎撃+対爆×2で計算
*3 他にもキ60をはじめ、九二式戦、九五式戦等の液冷戦闘機、二式複座戦闘機、キ102等の双発戦闘機などの多くの傑作航空機を手掛けている。
*4 空冷のMC.200『サエッタ』のエンジンをDB601Aに換装したもの。公式四コマでLittorioが飛燕を見て似てるかもと言った「うちの子」は、多分これのこと。
*5 有名どころだと、「テキサス親父」こと親日ベッタリで有名な米国の保守論者トニー・マラーノ氏はイタリア移民の子孫(3世)である。
*6 独ダイムラー・ベンツ社の液冷発動機。独Bf109や伊MC.202などに搭載され、日本での川崎「ハ40」、愛知「アツタ」のほか伊アルファロメオ社でも「R.A.1000 R.C.41-I Monsone」としてライセンス生産が行われている。
*7 当時のドイツではアメリカのような薄メタルの高負荷対応のプレーンベアリングは未開発であり、ローラベアリングがもっとも負荷をかけられる軸受けと考えられていたため。しかし実際にはユンカースが肉厚プレーンベアリングでほぼ同等の性能を発揮しており、ローラベアリングは必須とは言えなかった……かもしれない。なお実際には往復するコネクションロッドの影響で軸にかかる横圧が強く、この影響でローラーベアリングは正常に機能しないと言われている。ドイツでも採用したのはDBのみで、ユンカースなどは高回転型のJumo213でも採用していない。DB601よりもはるかに高精度になった現代の日本車のエンジンでもこのような機構は採用されていない。
*8 ここで言う「直接噴射式」とは、現在のインジェクター方式の事を言う。三菱GDIに代表される『ディーゼルエンジンよろしく圧縮時に噴射する』方式とは異なる。
*9 三菱はこれを空冷の『瑞星』『金星』『火星』にも搭載している。
*10 実のところ米国でも不良品の割合は決して少ないものではなかったのだが、彼の国は圧倒的工業力で「不良品が出るなら、それを補って余りあるほどに大量生産すればよい」という発想に向いていた。有名な『航空エンジン用ターボチャージャーを使い捨てる』話もこれと繋がっている。これぞ米帝
*11 と言っても、空冷エンジンは戦間期のアメリカ製エンジンのデッドコピーを発展させたものなので、要求される製作精度はそれほど高くない。『火星』などはその典型である。『誉』は……そもそもサイズそのままで出力倍なんて無茶をしたらあちこちに「代償」が来るのは当然なのだ。出力重量比や出力容積比で同クラスを目指した米英のエンジンもあんまり上手くいってないし。
*12 たとえばハ43(金星の18気筒版。烈風震電に搭載予定だった。)の開発過程ではシリンダーブロックの穴あけを全て自動で行う機械を作っていたと秋水開発スタッフが回想している。ところが1944年12月の空襲で木端微塵にされてしまい、また日本の発動機生産の27%を担っていた三菱名発大幸工場もほとんど更地になってしまったのである。ここまでされたら例えば米GM社でもそう簡単には立ち直れまい。
*13 もともとは少量生産の高級車メーカだったため大量生産に慣れていなかった。
*14 その結果が有名な“ハインケル・パージ”
*15 キ60以降の重戦闘機には20mm砲の搭載が求められている。
*16 重力の15倍、普通の人間なら10秒立たずに失神するレベル。
*17 ぶっちゃけて言うと、YS-11も計測機器の方が先に参ってしまう事態が続出、挙げ句の果てには「空中衝突して相手は墜落したけど俺はなんともなかったぜ」という事故を経験していたりする。
*18 音速に達していなくても衝撃波が聞こえる可能性はある。マッハ0.7〜0.8あたりから、流速の速い部分で局所的に衝撃波が発生する場合があるからだ。また衝撃波の発生とは関係なく、当時の対気速度計はマッハ0.5を超えたあたりから過大な数値を示すようになる。このため、「プロペラ機が音速を超えた」と言う誤認は当時の他国でも複数見られる。設計者の土井技師自身が戦後、大学教授を務めていたころに「計器の誤差」と講義している。
*19 海軍の九九式二〇粍機銃は動作方式の関係で同調装置そのものが使用できなかった。Fw190Aの20mm機銃のうち2丁も主翼装備ながらその付け根でプロペラ回転圏内であったため同調装置が設けられていたが、この同調装置は電気式であった。もちろん、当時の日本がマネできるはずもない。
*20 例えば連合軍機に多く搭載された12.7mm機銃は、200mで10mm以上の鋼板を貫通する能力がある。三式戦の操縦席背面には厚さ8mmの防弾鋼板が取り付けられたが、その重量は20kgを超える。全方向完全防護したらどうなることやら。
*21 ……はい。そう言う機体、あります。日本では三菱キ-51 九九式襲撃機があり、エンジンカウルとコクピットブロックが6mm防弾鋼鈑でできていた。その割に戦闘機並みの機動性を誇ったが、航続距離は1,067kmと日本機としては短くなってしまった。さらにソ連には13mm鋼鈑でエンジンマウント・コクピットブロックをセミモノコックの“バスタブ”状に形成し、そこに翼をつけたようなイリューシンIl-2/Il-10『シュトルモビク』がある。ちなみにドイツでもヘンシェルHs129と言うのを作っていた。そしてそれらの延長線上にあるのが皆さんご存知フェアチャイルドA-10『サンダーボルトII』である。
*22 気合の入ったお客様ならお気づきだろうが、先に書かれている“ブローニング12.7mm機銃は200mで10mm鋼鈑を貫通する”のはあくまで“垂直に入った”場合。実際には空中戦においてそんな理想的な着弾が期待できるはずもなく……被弾径始で弾かれてしまうのがオチである。この為12.7mm用の炸裂弾を持っていなかった米軍は日本陸軍機相手にはガンガン撃ってもまんまと逃げられてしまうことが多かった。ある程度のあたりからは日本海軍機もそうなったため対策が叫ばれたが、まぁタイガー1台にシャーマン5台で対処しろとか抜かすくらいには米側も充分トンチキなので……ただ、日本軍の夜襲で度々損害を被った結果、F6F-5ベースの夜戦型F6F-5Nではイスパノ20mm機銃2丁を装備した。
*23 とはいえ、あくまで『比較的』という程度であって、最大速度も格闘性能も敵機と大差ない本機は苦戦を強いられる場面も少なくなかったとも。
*24 Push To Talkの略。マイクのスイッチを押すと送信になり、離すと受信になる機構
*25 送信機はエンジン駆動の発電機、受信機は乾電池より電力を供給
*26 要は乾電池を廃止して送信機も受信機もエンジンから駆動の発電機から電力を供給されるようになった
*27 でもバッテリーが持たない
*28 帝国陸軍の双発雷・爆撃機。開発・製造は三菱、キ番号はキ67。
*29 三菱の空冷星型複列14気筒1500馬力発動機。海軍では九六式陸攻九九式艦爆など多く採用されたエンジンの発展型であり、アツタの代用で取り付けた彗星三三型に採用している。また、零戦五二型の本体にこのエンジンを搭載した零戦五四型の量産も予定されていた。
*30 100オクタンガソリンもあったが、それらは彩雲や百式司偵を有する偵察部隊に優先的に支給された。
*31 一度使ったものをフィルターで濾したもの。
*32 陸軍名ハ1ないしハ24、中島の星型空冷9気筒600馬力発動機。複葉全盛期の主力発動機のひとつ。
*33 連合軍側にもペットネームが存在しない。それどころか制式機だったかさえ怪しい。