ハートレス/【ソラ・ハートレス】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 10:49:15

ソラの心が身体から解放され、ハートレスとなった存在。
基本的に見た目はシャドウだが、codedでは様々な姿に変わる(後述)。
ある意味ソラのノーバディの対の存在と言える。


KH

ソラが心の扉を開く「人の心のキーブレード」でカイリの心を自分の心ごと身体から解き放ったことで生まれたハートレス。
自らハートレスになったためか、ソラの自我がわずかに残っていて、一時的にソラ・ハートレスを操作することになる。


ストーリー終盤のホロウバスティオンで、闇を産み出す不完全な闇へと通じる鍵穴を閉じるため、欠けていたカイリの力が必要になる。
デスティニーアイランドで自分の中に逃げ込んでいたカイリの心を彼女に戻すため、意を決して自らに人の心のキーブレードを突き立て、カイリの心を解き放ち、ソラの心も身体から失われた。

カイリたちがアンセムやハートレスの群れから逃げた後、ソラの姿は1匹のハートレスのものへと変わっていた。
 
ソラ・ハートレスはカイリたちの後を追い、カイリたちの前に現れる。
そのハートレスがソラだと気づいたカイリは、他のハートレスからソラを庇い、抱き締める。その瞬間、二人から光がほとばしり、ソラの体は元に戻っていた。

  • 本来、ハートレスと化した人間が元に戻るにはキーブレードによって倒されることが条件になっている。さらに、ソラはノーバディも産み出しているため、ノーバディも消滅していなくては復活できない。
  • ソラが様々な条件を無視して復活したのは、ソラとカイリの心の繋がりの強さによるものと後に賢者アンセムが語っている。

カイリたちの前に現れたとき、追い払おうとしたドナルドで何度も頭を叩かれることになる。
魔法使いとはいえ、かなりレベルが高くなっているドナルドから数発殴られても消えない位は耐久があるようだ。

  • この時の出来事をソラはしっかりと覚えており、COMで当時の事を嫌味っぽく語ってはドナルドに「そういう事は忘れていいの!」と怒られている。
    • なお、漫画版ではドナルドに叩かれず、カイリから『ふくらはぎの形がそっくり』という理由で察知される。

ソラがハートレスになった広間から、カイリたちのいるエントランスまでソラ・ハートレスを操作できる。
他のハートレスは出現しない。
城の至るところに張り巡らされているトロッコの操作はできないため、城の外側から飛び降りて行くことになる。ただし、城の最下層から正門まで上がるエレベーターには乗ることができる。

  • 乗れないと詰む。
  • こちらのルートの場合、エントランスには門から入ることになるのだが、カイリたちの前に現れるときはエントランスの奥から出てくる。テレポートか?

コマンドメニューは無く、キャンプメニューは出せない。セーブももちろん不可。

 
普通のシャドウは、潜っていない場合は地面を四つん這いで這い回って移動するのだが、ソラ・ハートレスは二足歩行する。おそらくソラの自我が残っているため、人間(ソラ)の行動を無意識に取っているのだろう(ホラー物でゾンビが生前の行動を意味も無く行うのと似たような理屈)が、ちょっと違和感。

KHII

ソラが直接ハートレス化する訳ではないが、これによく似た性質を持つアンチフォームが登場。
このフォームに変身するのは、KHIにてソラがハートレス化した事が原因と言われている。
 
また、存在しなかった世界のストーリーではロクサスの誕生経緯及びソラがハートレスになった事について僅かながら言及されている。

coded

KHI時のジミニーメモに記録されていたソラ・ハートレスのデータであり、KHIの「闇へと通じる鍵穴」から通じるメモのデータの中枢に巣食っていた、全てのバグの中心。KHIの時とは異なりソラの意識は無く、完全にハートレスそのものとなっている。

  • それ以前に、ソラとは全く異なる自我を持っている上に、データ・ソラがハートレス化したわけでなく「KHIで現実世界のソラがハートレスになった」という記録によって存在しているため、本作におけるデータ・ソラと(データ・)ソラ・ハートレスは、ある意味別個の存在と言って差し支えない。
    • ただし、codedのロクサスと同じく「データのソラがいるなら必然的に存在する」存在であると思われ、紐付いた存在であることには変わりない。

ジミニーメモはソラの行動を追って書かれたため、全てのデータの中心はデータ・ソラであり、同時にソラの影の存在であるソラ・ハートレスのデータは、ジミニーメモの追加データの中の「痛み」の記憶によって発生したバグの根源となった。
 
データの世界のハートレスは、データ化できない「」の代わりに「意思」が解放されるが、ハートレス自身には現実世界のハートレスと同じく意思は感じられない。
しかし、ソラ・ハートレスは元が自我を残したハートレスであったためか明らかに「意思」があり、本来は「生き物の心を奪って仲間を増やす」という本能的な行動しかしないハートレスから逸脱した行動を取り、他のデータを吸収して自らを強化していた。

  • KHIIでジミニーメモが白紙のままだったのはソラ・ハートレスにデータを食われた後だったため。

最初はジミニーメモのデータを吸収して力を得ていたが、データ・ソラがデバッグを始め、各地のバグが消されてそのワールドのデータが回復していく代わり、デバッグの中で倒されていったハートレスの「意思」のデータを引き寄せ食らい、ソラ・ハートレスは新たな存在になろうとしていた。
物語の終盤、現実世界を闇に還すため、データの世界の全データを消して外の世界に出ようとした。
データの世界に残っていたマレフィセントピートを襲うが、データの世界にマレフィセントたちが取り残されないよう助けに来たデータ・ソラと対決した。


本来の姿であるシャドウの姿から成長したダークサイドに似た大型(ネオダークサイド)を経て、アンチソラに似た人型の姿に変化した。


データ世界、そして闇の存在といえばこいつが思い出されるが、なにか関連はあるのだろうか。

  • 「意思」を食らっていた、現実世界に出ようとしていたという点からも何やらきな臭いものを感じるが…。
    • ジミニーメモとこれの関連が示唆され、さらに実際Uχでも4体データ世界に閉じ込められていた闇がいたため余計に怪しく感じる。とにかく倒したので危機は回避された…と信じたい。

大型(ネオダークサイド)

大型の姿は腕や胴体に赤や青や緑に光る紋様が刻まれ、光の線を周囲に纏っている。
地面に向かってパンチすると氷柱が生えたりホーミングする火球を3つ出現させたりする。
codedとRe:codedでは戦闘方法がかなり異なり、codedではダークサイドのように胸から光を発すると、光弾を降らせる他、地面を傾けたり、水色のブロックで妨害してくる。
Re:codedでは、胸から光を発したときは地面のあちこちから光の柱が立つ。体力が減ると地面に身を隠し、腕だけを出して攻撃してくる。

人型(アンチソラ)

一旦大型を倒すと姿が変化し、人型になる。
手に持ったキーブレード(?)による攻撃の他、白いキーブレードの形をしたエネルギー弾を撃ってくる。
2、3回戦ではさらに4体(Re:codedでは3体)に分裂して襲ってくる。
Re:codedではデータ・ソラを追尾する複数のエネルギー弾を撃ってきた後、最後に撃った金色のエネルギー弾の着弾地点に入ると「たたかう」コマンドが「ドラッグドロップ」に変化し、これで攻撃すると強制的にシャドウ型に戻すことができる。
この時に出す技はマスターフォームディザスターに似ている。

シャドウ型

ある程度人型にダメージを与えると一旦シャドウの姿に戻る。上記にもあるように、Re:codedではドラッグドロップで攻撃するとシャドウ型に戻るようになっている。
この姿になったらもはやただの雑魚も同然。攻撃はしてこないが、少し放置すると異常なスピードで逃げ回る。

  • この逃げ回りに当たるとダメージを受ける。
  • 3回戦全てシャドウの姿のままで倒すと、人型のソラ・ハートレスがデバッグレポートに登録されない。
    • ちなみに、KH2.5に収録されているムービーでもソラ・ハートレスはシナリオ通りこの姿になるが、逃げる事なくデータ・ソラに最後の悪あがきとばかりに飛びかかっている。

人型を倒すと大型に戻るが、今度はデータ・ソラから力を奪い、データ・ソラは倒れてしまう。
さらに巨大化したソラ・ハートレスがデータ・ソラを排除しようとしたとき、現実世界から再び戻ってきたミッキーが助けに入り、ミッキーの協力の下、ソラ・ハートレスの元になっていたシャドウ型を出現させ、倒すことができた。
ソラ・ハートレスを倒すとジミニーメモのデータは全て復旧し、メモに異変が起こってからのデータ、つまりデータ・ソラの冒険はリセットされた。