はじめに(全ジョブ共通)
何度も書きますが、この記事を書く意図は「○○(ジョブ名)さんはこうしてくれないと困る」などの苦情(マイナスの意味)からではなくて、良く俺のブログに来られる他ジョブの方から「ナイトさんとのPTでの動きが分からない」「どうすればいいのかが分からない」などという理由で見ているということを聞くので、そういう方のために書き記しておこうというわけなのです。
まあ結局要求じゃないかと言われればそれまでですが、それをしてくれなくても死ぬほどは困りませんが、してくれたら恐らくどのナイトさんもかなり感動し、感謝すること間違い無しです。そして、もしかしたらPT効率も良くなるかも。
基本事項「ナイトはどうやってタゲ固定してるの?」
時々ご存じない方もおられるので詳しく説明します。
ナイトの良い所は、「タゲ固定力が強く、アタッカーが少々本気を出しても大丈夫な環境を作れるところ」と俺は思っています。それではなぜ、ナイトはアタッカーほどダメージを出していないのにアタッカー以上のヘイトを維持できるのか。
それは、ヘイトを稼ぐ手段(アビリティ)などが多いこともありますが、最も大きな理由は実は「ケアルができること」なのです。
低レベル時、ケアル2を唱えたら敵がすっ飛んできた思い出のある白さんも多いことと思います。
このように、ケアルには大きなヘイトがあり、ナイトは他のPTメンの変わりに一身にダメージを受け、そのダメージをケアルで自己回復することによってケアルによるヘイトを稼いでタゲ固定をしているのです。(もちろん挑発などのアビリティも使いますが)
なので、ナイトにとってケアルが出来ない状況というのは非常にやりづらいということになります。
PT中の動きなど
なので、どのレベル帯もそうですが、ナイトが白さんに言いたいこと・・・それは「俺にもケアルさせて」ということ。
常にHPがマックスになるようにこまめにケアルをされると、ナイトがケアルヘイトを稼ぐ余地がなくなり、タゲが緩み、結果的にアタッカーや後衛に被害が及んでしまいます。アタッカーの方は、全力を出せなくなり、結果として時給が落ちることも。
なので、ナイトへの回復はほどほどにしてもらえると助かります。
目安としては、以下の量のHPをナイトが自己ケアルできる分として残して、それ以上の被ダメージ分を回復するのが得策です。
レベル | 自己ケアル用として残すHP | この時のナイトのフルHP | 判定MP量 |
レベル30~35くらい | 80程度 | 400~700 | 60 |
レベル35~60くらい | 100~150程度 | 500~1300 | 100 |
レベル60~ | 150~250程度 | 900~1500 | 150 |
もしくは、一番右側の「判定MP量」というのを目安として、ナイトにこの「判定MP量」位のこっているのならケアルしないで放置する(リジェネのみ飛ばす)という判断もありです。(但し敵の大技などでHPが真っ赤になっていたり状況にもよりますが)
また、敵の大技などで大ダメージを食らった時も(HPが真っ赤など)、この時を狙って持てる最大ケアルでタゲを強めようと目論んでいる時もあるので、「HPが真っ赤だ、大変!」と思ってケアルシャワーするのは程ほどに。
こういう時は、開幕程度のケアル余地(レベル60以上なら350程度など)を残して程ほどに死なない程度にケアルしていただけると助かります。とはいっても、MPがなければケアル4だろうが3だろうが出来ないので、MPの残りも見ていただけると助かります。
また上の表は「目安」に過ぎません。
特にタルナの場合、溢れるMPでケアルヘイトをガンガン稼ぐタイプが多いので、少々危なっかしくてもMPに余力がある限りは放置した方がやりやすいということもありえます。
開幕
ナイトがタゲ固定をするようになってから、ほとんどのナイトさんが敢えて開幕にダメージを受け(人によってはHPが黄色くなる程度まで)、そこから大ケアルをすることでガッチリ固定をします。
レベルによって違いますが、
レベル | 開幕削られたいHP量 |
レベル30~35くらい | ケアル2の回復量(90程度) |
レベル35~60くらい | ケアル3の回復量(180程度) |
レベル60~ | ケアル4の回復量(350程度) |
という感じに、レベル60なら350くらい削れるまで殴られ(この頃は結構被ダメが大きいので4~5発程度)、そこからフラッシュをかけてケアル4を詠唱するという流れでガッチリとしたタゲ保持力を維持することが多いのです。
ご存知だとは思いますが、ケアルに纏わるヘイトは、回復量に依存するので、たとえケアル4を唱えても、回復量が90程度ならケアル2程度のヘイトしか稼げないことになるので、MPが無駄になってしまうのです。
特にタルナの場合、350も殴られるとHPがかなり減っている(残り2/3位)ように見えるので驚かれるかもしれませんが、そこはグッと我慢して弱体等をして過ごしてください。
ナイトが白さんの回復を一番必要とし始めるのはどちらかというと、戦闘中盤以降のほうが多いです。
開幕はまだMPに余裕もあり、開幕にガンガンヘイトを高めておきたいという気持ちがあるので、リジェネをもらっておけばある程度自己ケアルだけでまかなえます。しかし中盤以降はMPも辛くなり始め(次戦のことも考え節約モードになる)ため、そういう時に程ほどに回復を手伝ってもらえるとありがたいです。
不意だまシーフがいる場合(レベル30~60くらいまで)
シーフがいる場合、開幕は一時的にサブ盾(ナイト以外のアタッカー)がタゲを持ち、シーフさんに「不意打ち」「だまし討ち」をすることで、開幕の敵対心アップをシーフさんに手伝ってもらいます。→「不意だま」の具体的な解説は「立ち位置関係」にも書いているので参照してください。
この時、サブ盾がサポ忍ではない場合や手際が悪いとサブ盾のHPが黄色になるまで殴られることがあります。
そんな時に大ケアルを飛ばすと、敵が白さんのほうへすっ飛んでいき、折角の不意だまも台無しになるので、グッと我慢が必要です。どうしてもサブ盾さんではタゲ保持力が低く、また殴られることでヘイト発散するので、結構ケアル2くらいであっさりタゲが取れたりするので注意。
特に30なりたての頃は、シーフさんもサブ盾・盾ともに手際が悪いことが多く、白さんがケアルを飛ばしたくなることも多いとは思いますが、グッと我慢で、、、いつか上手くなります。
同じく、連携の時も一時的にサブ盾がタゲを取ることで、「不意だま」にWSを載せてヘイトをナイトに擦り付けるということが行われます。この時に、また手際が悪かったりすると、サブ盾さんがかなり殴られると思いますが、これも出来れば放置で・・。
戦闘終了時~釣り待ち時
戦闘終了後、ナイトのHPが少々削れていても放置で座ってヒーリングしてしまってOKです。
その心は、まず白さんに出来るだけヒーリングもらいたいということと、開幕にHPが削れている方がやりやすいという理由があります。
前述の通り、ナイトは開幕にわざとHPを削って大ケアルでタゲ固定します。
この時、あらかじめある程度HPが削れた状態で始まってくれると、開幕に殴られ待ちをしている時間が減ってすぐに大ケアルできるので逆に好都合なのです。ナイトのことを思って、戦闘終了後も立ってケアルをしていただいているとは思いますが、これは無しの方がお互い良いということなのです。
しかし、戦闘終了時には必ず直して欲しいこともあります。
それは、「毒」や「ディア」などのスリップダメージ。これがあると座れないので、これだけは直してもらえると助かります。
あとの、状態異常は放置してもらって結構です。座っている間に治ることもありますので。
これも、白さんには早く座って欲しいという理由もありますが、状態回復などを受けている間は座れないので、ナイト自身も早く座りたいという理由もあるのです。
戦闘開始直前
これはナイトになったら絶対一度は誰でも感じることだと思いますが、敵が目の前まで釣られてきた瞬間にヘイストやリフレッシュ、ケアルなどを魔法かけられるのは実は困り者なのです。
その理由は、立ち上がろうと思っても、魔法がかけられている瞬間は立てないからです。
しかし、ナイトとしては、敵が釣られてくる寸前までヒーリングしたいのが心情。(まあ全く座らない人もいますが)
なので、とりあえず強化などの魔法をかけるのは、敵がまだ遠い所にいる時か、ナイトが挑発した後にしてもらえると助かります。
そのほか、小さいことですが、敵が後衛側から釣られてくる場合は、ガルカなどHPがある後衛は立った方が安全です。敵はHPが多いキャラによりヘイトを持ち、またヒーリングという行為にもヘイトがあります。
また、同じく、リンク釣りで後衛の後ろのエリア出口に敵を逃がす場合も、リンク釣りと聞いたら立った方が良いです。リンクで釣っている敵のヘイトは弱いので、ちょっとした事で釣り士からタゲが剥がれ後衛に襲い掛かることもあります。
ナイトがサブ盾時
メインが忍者、サブとしてナイトが入ってしまった場合、ある程度ナイトも前衛の回復をしますが、忍者さんのお仕事を邪魔するわけにも行かないので、そんなにバンバンケアルが打てないのが実情です。
しかし、戦闘終了後の前衛へのケアルは全てやりますので、戦闘が終わったらすぐに座ってしまってください。今まで色んなサブ盾ナイトさんに他ジョブで会いましたが、結構戦闘終了後の前衛へのケアル配りをする人は多いようです。
が、時には釣りに借り出されることもあり出来ないこともある+忍盾時の動きに慣れておらずケアルすることを思いつかないナイトさんもおられますので、状況判断で・・・。
直した方が良いナイトの状態異常
ナイトは忍者に比べると結構ある程度異常があっても何とかなります。以下に、直した方が良いか放置で良いかの基準表を作りましたので参考にしてください。
状態異常 | 対応 | 主な敵の技 |
沈黙 | ◎ | サイレス・妨害音波(蟻)・白眼視(ダルメル)・デフェニングタンタラ(インプ) |
石化 | ◎ | 邪視(コカトリス・トカゲ) |
麻痺 | ◎ | 凶眼(ヘクトアイズ)・咆哮(虎)・アイススパイクしている敵(蟻など) |
アムネジア | ○ | アブレーシブタンタラ(インプ) |
スロウ | ○ | ホラークラウド(骨)・粘糸(芋)・スパイダーウェブ(クモ) |
病気 | ○ | アンデッドモルド(カエル) |
悪疫 | ○ | ロウイン(バッファロー) |
睡眠 | △ | 夢想花(マンドラ)・シープソング(羊) |
回避ダウン | □ | 超音波(一匹コウモリ)・高周波フィールド(甲虫) |
暗闇 | □ | 砂塵(蟻)・砂煙(ウサギ) |
STRダウンなど | □ | スポイル(甲虫)・バブルシャワー(カニ) |
毒 | ※ | アシッドスプレー(クモ)・ポイズンブレス(毒) |
スリップダメージ | ※ | ディア等唱えてくる敵(獣人・エレ) |
◎・・・出来ればすぐに直して欲しい
○・・・余裕があったら直して欲しい
△・・・ナイトがタゲを取っている時には放置可(ケアルガした方が良いと思うけど)
□・・・放置可
※・・・戦闘終了後に直して欲しい(戦闘中は放置可)
あったらいいナイトへの強化(白魔法)
同じく、表にしてみました。
強化 | 優先度 | コメントなど |
プロテス | ◎ | そのレベルで最上位のものをお願いします |
シェル | ※ | 魔法唱えない・魔法属性の技を使ってこない敵なら無しでも可 |
ヘイスト | △ | 忙しいならなくてもいいです |
各種属性強化 | ※ | インシナートなど痛いブレスが無ければなくても可 |
入ってたら嬉しい敵への弱体(白魔法)
ナイトとしては、パライズ・スロウが入れば楽ですが、忍盾ほどシビアに必要としていないので切れたからといって必ずまた入れなおして欲しいなどはありません。
フラッシュ
「タゲ取りの邪魔になるのでは?」という懸念もあって、使われない方が多いようですが、是非使ってください。
使うタイミングとしての注意点は、
- 開幕は打たないこと
- ナイトの挑発にあわせて撃つこと
- 状況を見て判断すること
ナイトは、大体の場合「挑発」→「フラッシュ」→「挑発」と交互に大体15~25秒おきくらいに打っているので、ナイトが挑発をしたときに打てば、ナイトのフラッシュと被る可能性は低いです。また挑発でヘイトが乗っているときなので、白さんのフラッシュでタゲが白さんへ向かうことはまずないと思います。
何度か打ってみて、危なそうなら止める判断も必要。
またナイトさんによっては「止めてくれ」という人もいるかもしれないので、そこら辺りも話し合って決めてください。
更に、ウェポン等を相手にしている場合は、「怒りの旋風」の直前にフラッシュを打つと範囲ダメージがなくなることがあります。こういう時は、交互に打つのではなく、敵が技を構えたときに狙って打つという手もあります。
「女神の祝福」の打ち所
ピンチ時に助かる「女神の祝福」ですが、物凄いヘイトを持ってるため、打つと大体白さんが死んでしまうという悲しい結果になることも多いはず。この状況を打開できるのはナイトの「インビンシブル」のみじゃないかなと思います。
だから、
女神打つなら、インビンよりも前に
というのが大前提。インビンを打った後の女神だと、直後なら何とかなるかもしれませんが、助けられない可能性が高いです。
そして、女神を打って、ナイトがインビンを打ったら出来るだけナイトに回復をやってもらうこと。ここで再びケアルを飛ばしてヘイトを稼ぐと、次は本当に死ぬことになります。特にレイズ持ちが白さんだけの場合は、とにかく逃げてください。
可能ならばエリアチェンジ、遠いならテレポを唱えた方が良いです。黒さんがいるならエスケプをお願いしてください。とにかくレイズ持ちであるあなたが死んでしまうとPTが終了になってしまう可能性もあるので、白さんは必ず生き残れるように頑張ってもらいたい。
最後に
以上、色々書きましたが全て「俺の経験上」の話です。幾らか人から聞いた話なども入っているかもしれませんが、これが全て正しいというわけではありませんし、ナイトさんによってこだわりが違うので色々考えることも違うと思います。
あくまで参考程度にしていただければとても助かります。
コメント欄より
夜の銀狐さん
ナ盾時ですが、それぞれ違うスタイル持ってますので
それを見抜くのが白の役目になります。
タルナの時はリジェネのみとか
ガルナの時はリジェネ+ケアルとか。<タゲ取らない程度。