ナイトのお仕事

Last-modified: 2007-11-01 (木) 10:03:23

主に低レベルのナイトさん向け(レベル40以下くらいまで)の記事です。
比較的厳しいことが書いてあります。
なぜこれを書くことになったかというと、低レベルのレベリングであまりに酷いナイトを今まで複数見かけ、そのあまり酷さぶりに落胆したからです。
ナイトをやっている人自身が、ナイトのことを理解していないということが多い気がします。
それは、ナイトというジョブのカッコよさから、基本ジョブ(戦モ白黒赤)からいきなりナイトになってしまったPスキルの低い人(ヘイトという概念自体を理解していない人など)が、ナイトの仕事を全く理解せずにそのまま盾ジョブの少なさから誘われ

てレベルだけが上がってきたという現実が意外とレベル30をこえてもあるからだと思います。
一人でもこういった超初心者ナイトが減り、そのあまりに酷いナイトにPT中終始イライラしながらも我慢して2時間過ごす他のPTメンが減る手助けになればよいなと思います。

 

 ナイトとは

 

ナイトは、盾役です。
つまり、安全にPTが狩りを進められるように、持ち前の高い防御力やケアルの回復力等を利用して防御力が低い前衛や後衛に被害が広まらないように、レベル帯によってはタゲ固定をしたりしてPTメンを守る役どころです。

 

忍者との違いは、忍者は避ける盾であること。
けれどナイトは耐える盾(肉盾ともいう)で、他のPTメンバーが受けるよりも低い被ダメージと、それを自己回復できる能力を利用して忍者よりも高いターゲット固定能力を持つ盾といえます。

 

しかし、どうしても耐える盾であるため、敵からダメージを受けてしまい、HPを回復しなければいけないという欠点があります。そのため、回復を後衛に完全に任せたりせず(タゲ固定の意味も含め)ある程度自分で回復するという必要がある一方で、自分のMPヒーリングのため他のPTメンを待たせないようなMP管理もとても重要な仕事です。

 

最低限ナイトに求められること(あくまで低レベル時・旧エリア)

 ケアルをする

以後も何度も書くと思いますが、ケアルはナイトの最大のアビリティーです。
自己ケアルしないナイトは、まず絶対ありえないと思ってください。もしもあなたが自己ケアルをしないナイトなら、間違いなくPTメンは直接要求してくるか、こなくてもそれぞれのLSで「ケアルしないナイトwww」などと悪口を言われる可能性は100%です。
もしもケアルをしないままPTを終わったら次回から誘われることはまずないと思ってください。

 

それくらい重要なケアル。どういうタイミングで何を唱えればいいのか。
まずレベル30くらいまではケアルをメインに小出しに自己回復します。間違ってもケアル3をいきなり唱えてMPすっからかんにしないでください。
これは後衛からナイトになった人にありがちなのですが、ナイトのケアルは回復目的でもありますが、一番は「ターゲット固定の強化(ヘイトアップ手段)」として使われます。なので、大きいのを1回使って後は打たない、というよりも小出しに打つほうがヘイトを維持できるのです。

 

戦闘終了時にMPがフルである状態はナイトとして非常に恥ずかしいことです。
それはつまり、戦闘中の被ダメージは全て後衛さんにお世話をしてもらったという証です。それだけ、後衛をケアルで忙しくした結果でもあります。そして折角MPがあるのに、有効に使わず後衛のMP負担を増やしたということです。MP負担が増えたということはヒーリングにより時間がかかり、PT効率が下がります。後衛が黒さんならば、本来の黒の仕事(魔法で削る)をさせなかったことになり、1体の敵を倒すのにより多くの時間がかかったということになります。
かといって、すっからかんなのも良くありません。
チェーンを狙うため、ある程度連戦が好ましいPTプレイで、ナイトのMPヒーリングのためにチェーンが狙えない、PTメンを待たせるというのも非常に申し訳ないことだと感じてください。MP管理はナイトのとても重要な仕事です。

 

ヒーリングをする

 

ヒーリングをしなくても過ごせるのは、個人的に、レベル50をこえて、パレゴル装備出来る様になり、赤さんからもリフレッシュがもらえ、アトルガンエリアでサンクションにリフレッシュが付いた位じゃないかなと思います。
それまでは、釣り待ち中はせめてきちんとヒーリングをして、戦闘中に使えるMPを増やす努力をして欲しいと、立ったままのあなたを見て周りのPTメンは思っています。特にケアルもせず、ヒーリングもしないというのは、最悪です。
レベル50以下でヒーリングを全くしないで済むというのは、MPの使い方が足らないからです。たとえリフレッシュがかかっていても、釣り待ち中に立ったままでMPが溢れるというのはよほどの特殊な状況でない限りありえません。

 

適当な装備をしない

 

高レベルならば、いい装備に数百万かかることもあるでしょうが、レベル50以下で装備に手を抜くのは好ましくありません。(レベル29でまだレベル24のチェーン装備をしているなど)
決して高額装備をしろという意味ではありませんが、とりあえずレベル28からのレベリングならば、レベル29のアイゼンをあらかじめ持っておくなどの「やる気」は示して欲しいです。装備が適当だと、本当に守ってもらえるのか不安です。低レベル時はある程度装備する防具の順番が決まっているため見た目で装備を把握できる人も多く、誰も見ていないと思ったら大間違いです。特にナイトは肉盾なので、一時期前の装備をしていると、PTメンの猜疑心が増すことは間違いないです。

 

食事をする

 

基本中の基本ですが、意外とナイトになる人の中には基本ジョブからいきなりナイトに(しかも短期間で)なる人が多く、金銭面の問題からか、食事は一切無しや、レベル30になっても野うさぎのグリルを食べている人などいたりします。
30超えると、構成にもよりますがある程度固定を求められることが多いです。PTメンツを見て、タゲ回しではなさそうなら必ず防御食を食べてください。
タゲ回しなら、肉やスシで。30をこえると、アタッカーに色々なアビリティが付きが強くなり始め、WSで100や200を出すのは当然になります。しかし削りの決定打がないナイトは、アタッカーとしてはイマイチという位置づけが強くなります。そんな時、今までと同じように適当な食事で、かといってタゲ固定をするわけでもないという立場のままでいると、「PTのお荷物」と思われていてもしょうがないことを自覚してください。
そしてお荷物だと思われると、次回から誘われることはありません。

 

タゲ固定をする

 

これは、PTの構成やレベル帯によりますが、レベル30以降であればタゲ固定を求められることが多いので、固定をします。
この時ただ単に挑発をすればいいということではありません。タゲが前衛や後衛を行ったりきたりしたり、WS打った前衛が真っ赤になるまで殴られたりする、「弱いタゲ固定力」では困ります。
何度も書きますがナイトの良い所は、タゲをガッチリ固定することで、アタッカーが全力を出せる環境を作ること。
挑発はもちろん、ケアルや、センチネルなどのアビリティーを駆使して、ヘイトを高く保つ努力をしてください。
WSを打とうと思ったら、タゲが後衛に飛ぶような固定力では、前衛は安心してWSを出せません。シーフならばかなりイライラが募っていることを自覚してください。

 

すぐに迎え挑発をする。

 

PTにシーフが居て不意だまをやるという特殊な状況ではない限り、迎え挑発は速やかにやってください。
どうしてもヒーリングがしたくて立つのが遅くなる程度のことならあると思いますが、釣ってくる人もサポ忍なら3回程度避けはしますが、遠くからの釣りの場合既に蝉が剥がれて殴られながら釣られてくることもあるので、すぐに取って助けてあげてください。特に釣り士がシーフや狩人、コルセア、詩人など柔らかい人の場合迎え挑発が遅れると死ぬ場合があります。
死ななくても瀕死で驚いた白が大ケアルをして開幕からいきなりタゲが後衛に行ってしまうなど、ナイトの迎え挑発が遅いことの弊害は上げたらきりがありません。
また、弓や魔法系の敵など、釣り士が立ち止まると敵も遠くで立ち止まるなどの習性を持っている敵もいます。このため、熟練した釣り士の場合キャンプで立ち止まらず後衛側まで走り抜けるという釣り方をする場合が多いです。この時に迎え挑発役の挑発が遅れると、ボーっとしている間に敵が挑発範囲外になってしまい自分で走って追いかけなければならなくなり、戦闘開始が遅れます。なので自分の挑発の範囲に来たら速やかに挑発してください。
(上級者ナイトになると、範囲内に入ったらすぐに挑発ではなく敵の向きが理想的な方向になるように体感で調整して挑発をしたりしますが。)

 

PTの安全を保つ

 

いざという時、「PTを守れるのは自分しかいない」くらいの自覚を持ってください。
釣りの失敗で敵がリンクしても、「自分はアタッカーの一員だし」程度の自覚しかなく、挑発もしなければインビンシブルも打たない、ケアルで補助もしないナイトというのが意外といるのが驚きです。
安心感が売りのナイトで、これは本当にありえません。それくらい失敗したとしても努力や気合くらいは見せてもらいたいものです。

 

 最低限以上だけど、本当はこれ位して欲しいと皆が思っていること

 

ジュースを飲む

 

金銭的な理由もあると思いますが、リフレッシュが来るまではジュースを飲んでケアルを頑張って欲しいです。
ナイトのMPは後衛に比べて少ないので、ジュースなしで過ごすとなると、ヒーリングに相当時間PTメンを待たせるか、もしくはケアルを控えることになり、後衛負担が増えたり、タゲ固定ならタゲが緩む原因になります。

 

理想を言うなら、きちんと調理スキルをあらかじめ上げ、ジュースを絞れるようにして欲しいです。というのも、鞄の空きには限りがあり、完成品のジュースならもてて2~30個ですが、素材だけ持っていって現地で絞れば、パインならパイン2Dと水クリでジュース12個、パイン4Dでは鞄の空き6個分で48個も持てることになるからです。

 

よくお金がないので飲めません、という人がいますが口にしない方が良いです。「お金がないので食事がない」というのもあなたのわがままでしかないことを自覚してください。
それはただ単にあなたの準備不足を露呈しているだけなので。レベリングに行くためにきちんと金策やスキル上げをして準備して数ヶ月掛けて出かける人もいるのです。
ナイトは人の命を預かる仕事。適当にして欲しくないというのが、他の命を預けているPTメンの気持ちです。

 

敵のWSをとめる努力をする

 

ゴブリンの爆弾や、ウェポンの「怒りの旋風」などをシールドバッシュで止める努力を見せて欲しいと思っている後衛の人は多いはず。
ケアルガがないレベル帯では、ゴブリンの爆弾を受けると、前衛一人一人にケアルをしなければいけません。またケアルガがあってもタゲが弱い時期では自分にタゲが来たら怖いので打てません。このように、とても負担が大きい全体攻撃なので、まったく努力も見せないよりは、止めようとしている気概だけでも感じられれば後衛もやる気が沸きます。
もちろん、きちんとタイミングよくやれば100%止まるアビリティーなので、止められれば言うことはありません。
レベルが高くなると、ナイトは連携に加わる事が少なくなります。連携に加わらないPTで、ゴブリンなどが相手の場合は、シールドバッシュに加え、片手剣WSであるフラットも利用して止めると喜ばれます。

 

立ち位置に気を使う

 

少なくとも、前衛と後衛の距離をなるべく離す(魔法が届く程度に)努力は欲しいです。これは範囲睡眠やダメージなどの効果が後衛にかかるのを防ぐための他、吟遊がいる場合は歌の掛け分けのために前後衛がある程度離れていた方がやりやすいからです。後衛が下がりたくても、後ろにアクティブな敵がいる状況や、後ろがすぐ壁でこれ以上下がれない時もあります。そうした時、迎え挑発をするあなたが立ち位置に気を使ってあげなければいけません。
また、前方範囲に沈黙など良くない効果を撒き散らす敵もいます。自分の背後直線上に後衛が来ないように、後衛に対し垂直に立ってください。
そして、シーフがいる場合は「立ち位置関係」を参考にして立ち位置に気を配ってあげてください。

 

勉強をしてほしい

 

忍者になるのであれば、絶対に必要な空蝉の術の取得難易度がかなり高いため、FFはじめたてでいきなり忍者で活躍する人はかなり少ないと思われます。また銭投げジョブなので金策をしなければ絶対やっていけないこともあり、その過程で自然と色々なことを学んだりするわけですが、ナイトには初期出資もなければカザムくらいまでタゲ固定を免れるので食事代等もケチろうと思えばケチることが出来、ナイトのジョブ取得から短期間で簡単にレベル30位になることが可能であることはとてもよい反面、中の人のスキルや知識が追いつかない原因になっています。

 

今までナイトの他、白黒詩忍戦モシ侍をやってきた自分の経験から言って、自分はナイトをやっている時よりもむしろナイト以外のジョブをやっている時の方が、ナイトというジョブに求められている「動き方」が分かった気がします。ナイトは敵と常に対峙していますが、重要なのはその敵自身のことというよりも、一緒に戦っているPTメンバーの動きや事情を知ることだと思います。なので、本当は余裕があれば後衛ジョブ、もしくは忍者、もしくはシーフのどれかをやってみることをオススメします。やってみたのと見ないのとでは全く動きが違ってくるのは間違いありません。

 

そして、まあこのサイトを見ていらっしゃる時点で大丈夫だと思いますが、ネット検索などをして色々勉強してください。他のジョブもそれなりに重要度は高いですが、ナイトは人の命を預かっている責任が非常に重いジョブです。日々学び、PTメンの立場を思いやれる、安心感の高いPT環境を作り出せるナイトになってください。

 
 

 これだけ出来れば一人前のナイト?

 

あくまでレベル50以下ということに絞ります。50を越えると狩場などの影響で少し話が変わることもあるので。

 

タゲ回しの場合

 
  1. 肉かスシを食べる
  2. 緊急時の為、何個かジュースを用意しておく
  3. 迎え挑発役になっているなら、敵が挑発の範囲内に入ったらすぐに取ってあげる
  4. マクロで15秒経過を知らせる
  5. 15秒経過する前でも、タゲをとっている人のHPを良く見て大ダメージを受けたら挑発で取ってあげる。
  6. ケアルをしすぎて、タゲ固定しない。(防御力が貧弱な低レベル帯では、死の危険が大)
  7. 忍者とタゲ回しのときは、空蝉が切れたら挑発をしてあげる
  8. 戦闘終了後の回復を手伝ってあげる
  9. 釣りが戻るまで座ってヒーリング
     

タゲ固定の場合

 
  1. 装備に気を使う
  2. そのレベルにあった防御食を食べる
  3. もてるだけジュースを持つ(ジュース材料を2~30個分持っておく)
  4. 敵が範囲内に釣られてきたらすぐに挑発する
  5. 釣り士のHPが危ない時はキャンプから出て迎えに行き、敵を取ってあげる
  6. 立ち位置に気をつけて、一度決めたら動かない
  7. シーフがいる場合は、迎え挑発はサブ盾に任せて、すぐさま敵の背後に立つ
  8. 30秒ごとに挑発する
  9. 連戦できる程度のMPを残し、ケアルでヘイトを維持する
  10. センチネルなどのアビリティもある程度残しつつも有効利用してタゲ固定の足しにする
  11. タゲ固定の場合は、味方のWSや後衛の魔法でタゲを持っていかれないように最大の努力をする。
  12. 味方のTP報告をチェックし、レベル30以上のシーフがいる場合は連携時に取ってもらえる程度にタゲに強弱をつける
  13. ゴブリンの爆弾や敵の全体魔法など、危険な技をバッシュ等で止める努力をする
  14. タゲが離れなくなった前衛アタッカーを上手にかばう
  15. リフレッシュがない時は、常時ジュースをがぶ飲みしてケアルなどをする
  16. 緊急時に死者を出さない努力をする(最悪自分だけが死ぬつもりで)
  17. エリアチェンジで逃げる時は、自分が一番に逃げない。(自分だけが敵のヘイトを持っている場合を除く)
  18. 白の「女神の祝福」をみたらすぐに「インビンシブル」をする
  19. 戦闘終了後は、ただちにヒーリングをする。
  20. 釣りが長引きそうor一時休憩時にジュースを絞る
  21. 自分のヒーリングやジュース製作のためにPTメンを待たせない
     
     
     
    以上、今思いつくだけなので、足らない部分もあるかもしれません。
    また、ナイトに一番必要なのは「状況判断」なので、上に書いたようなことがいつも正しいわけではなく、状況によって色んな判断をして動く必要があります。
    どなたかの役に立てば何より。