男気注入

Last-modified: 2024-03-25 (月) 17:34:38

元広島東洋カープ・黒田博樹が死球を与えること。


概要

日本復帰後の黒田は死球の割合が増えたこと、受けた打者に対し帽子を取らず、場合によっては打者を睨みつけることからなんJ民の批判の対象となっていた。

 

しかし死球を受けた選手がその後好調になる事から、黒田の代名詞である「男気」に引っ掛け、

  • あれはデッドボールではなく男気を注入しているんだ
  • アントニオ猪木のビンタと一緒*1

などの意見が、なんJ民の間で浮上するようになった。


2015年の注入例

特に顕著だったのが、阪神タイガース・藤浪晋太郎と東京ヤクルトスワローズ・山田哲人

藤浪は5月上旬まで1勝4敗・防御率3.66だったが、最終的には14勝7敗・防御率2.40でフィニッシュ*2
山田も5月までは打率.269・2本・10打点と目立たなかったが、最終的には打率.329・38本・100打点でトリプルスリーを達成した

 

ちなみに死球を受けた選手を「男気チルドレン」と、黒田の打席で速球が内角にすっぽ抜けた藤浪に対し黒田が行った威嚇を「男気恫喝」と呼ぶこともある*3

 

また「男気黒田、○○に激怒!男気注入へ」など、カッスレめいたスレ(通称、クッロレ)も最近では増えている模様。


余談

黒田はヤンキース時代の2014年、森永製菓のお菓子「ハイチュウ」をクラブハウスに持ち込んだ結果、殆どの同僚が中毒になったというエピソードがある。当時中継ぎだったマット・ソーントンがハイチュウを「禁止薬物」と表現し、当時DL入り真っ最中だったCC・サバシアに至っては、ハイチュウをドカ喰いして球団から注意されるに至った事から、当時のなんJでは「ハイチュウブローカー」「ハイチュウの売人」とネタにされていた。
ただし厳密には、ハイチュウの元凶はボストン・レッドソックスにハイチュウを持ち込んだ田澤純一(現ENEOS)*4である。


関連項目


*1 なお猪木のビンタは「闘魂注入」とも呼ばれていた。
*2 ただし、黒田への死球未遂から暫くは藤浪には珍しくムエンゴが続いており、効果はなかったのではという指摘もある。なお梅野隆太郎のプロ初のパスボールもこの試合である。
*3 メジャーでは死球を与えた相手に謝ると、逆に味方から批判される風潮があるため「黒田はその感覚が抜け切っていないのでは」という指摘も。
*4 レッドソックスでのブームが、黒田がハイチュウを持ち込む遠因になった。