講談社系の出版社『株式会社日刊現代』が発行する、論ずるに値しないタブロイド判夕刊紙…の皮をかぶった雑誌*1。ちなみにライバルは夕刊フジである。
取材をせず机の上で情報を仕入れる喋る机スタイルを地で行く夕刊紙界のカリスマ的存在であり、日刊ゲンダイがソースの記事でスレを立てると「なおソースはゲンダイ」→略して「なソゲ」などと鼻で笑われるので注意が必要。
概要
自称「情報の総合デパート(公式サイトより)」。だがそれを自称している割には、歪曲捏造*2*3と何でもありのアフィカスのような記事を連発しているため、たとえどんな内容であろうと、筆者本人の手記記事以外はここが発信源である情報を信じてはいけない*4という声は根強い。
そんなゲンダイだが、こと中央競馬の予想に関しては唯一専門の記者を関東・関西共に多数配した別班が存在しており、厩舎への番記者も兼ねている為「なソゲ」の類は行わない*5。しかも地味に的中率も高く、X(旧Twitter)でも別に競馬用のアカウントを設けて裏話などの情報を発信するなど高水準の取材力・分析力を有し実際に競馬ファンからの需要と定評が非常に高い…と言うよりも競馬専門紙にしろとまで言われる始末*6。
また、売春や風俗(特にピンサロ)・セックスのアダルトネタ*7にも定評がある。
また、相撲関係の記事は精度が高いと言われる。
元横綱・日馬富士の暴行騒動では八角親方らの執行部を徹底擁護しヨイショ記事まで載せる一方で貴乃花親方*8叩き*9を繰り広げ、さらに貴乃花擁護の夕刊フジ*10に週刊文春や新潮などの記事を「情報操作」と批判するなど「八角執行部の機関紙」と揶揄されますます悪名を高めた。とは言え貴乃花親方の理事選落選や貴乃花一門の瓦解や親方の離婚など早々に予測し悉く的中させたため相撲関係の記事ではある程度信頼される*11ようになっている。
また、他のマスコミ(六大紙、テレビなど)を「大マスコミ」と呼称して度々批判を展開している。その批判が的確なことでも有名*12だが、そもそも自身はそれら批判対象としているマスコミ以上にモラルが欠如している*13ため、誉められる事は一切ないどころか自身こそが(特に右派論壇に)批判されることが多い。
なお、こと野球のネタに関しては1970年代後半当時に巨人賛美=売れるスポーツ紙の鉄則とされていた中で、現在までに続くアンチ巨人の始祖的存在としても知られており、場合によっては墓穴を掘ってでもポリシーを貫き通す*14など、清々しいまでのアンチっぷりが伺える。が、所詮は喋る机の筆頭格であり、信憑性の低い記事を濫発した事が原因で一部球団から出禁を食らっているとも言われている。さらに近年ではアンチ巨人どころか叩ける所は見境無く叩く傾向がある為、(野球関係者の本人名義で書くインタビュー・手記の類を除き)基本眉唾モノと言っても過言ではない。なおこれでも講談社を筆頭とした音羽グループの中でもゲンダイが野球に一番強いメディアであり、小学館・集英社を擁する一ツ橋グループとKADOKAWAを筆頭とするKADOKAWAグループと比べ、音羽グループ全体に野球専門誌が無い為か3大グループで非常に野球に弱いと言われる原因でもある*15。
ゲンダイによって作られ、野球ファンを激怒させた記事(一部)
- 2019年終盤、阿部慎之助(現巨人監督)と田中賢介(元日本ハム→サンフランシスコ・ジャイアンツ→日本ハム)の引退試合を引き合いに出し、引退試合を行う事の意義を否定。
- その2年後にも斎藤佑樹(当時日本ハム)を引き合いに出してほぼ同趣旨の記事を作成。対戦相手がロッテと首位を争うオリックス*16ということもあり日本ハムのせいで大迷惑とまでぶち上げる*17。
- 2022年には糸井嘉男(当時阪神)の引退試合(9月21日の対広島戦、甲子園)にて、糸井を相手先発・森下暢仁が制球を乱し始めた5回の先頭に代打で送り出すという矢野采配を広島の視点から非難する記事を投稿。森下は糸井に安打を許した後に得点を許し、この采配が阪神の勝利に繋がったという形で阪神批判を展開したのだが、この試合は広島が延長11回にリリーフ陣を滅多撃ちにして10-4というスコアで圧勝しており、ろくに試合を確認せずに記事を書くというゲンダイのマスコミにあるまじき腐敗した報道姿勢が露見することとなった(なお、この部分に関しては公開からおよそ3時間後に訂正された)。
- DVやねん!騒動に関係して阪神のコンプライアンスの低さを断罪。
- 川島慶三の盗塁が成功したか否かを巡るリクエスト中に、二塁上で二塁手の杉谷拳士と川島がジャンケンをしていた*18事について、戦う気がないという理由で2人とも二軍に落とすべきだと主張。
- 阪神がサイン盗みの嫌疑をかけられた際に、阪神に対し球界の邪魔者呼ばわり。
- ダブルヘッダーの為7イニング制で行われたロッキーズ戦に先発したパドレス・ダルビッシュ有を、4回1失点で粘れずと評価*20。これに対しダルビッシュ本人に「野球勉強してから野球の記事を書いてください」とネタにされただけでなく、多数の海外MLBファンにも日本のメディアがおかしな記事を書いたとして実質日本の恥をさらしてしまう結果となってしまった。
- 当時失踪騒動*21を起こしていた門倉健について、愛人疑惑の飛ばし記事を書き全野球ファンの神経を逆撫で。のちに親玉であるフライデーも追随したが夫人により事実はないと否定されるに至った。
- 現役ドラフトに関して考察する記事で、田中正義をこのドラフトの関係者と誤って記載*22。
(例外)