真中中央

Last-modified: 2024-04-25 (木) 16:36:23

元福岡ソフトバンクホークス・松中信彦の蔑称。由来は「Yahoo!一球速報」での投球コース表示からで(下記AA参照)、真中満とは一切無関係である


ここまでの経過

2008年シーズンのソフトバンクは開幕戦のサヨナラホームランで勝利。そこから開幕5連勝と勢いに乗ったものの、4月終了地点で首位西武とは4.5ゲーム差の5位でスタート。
しかし、5月以降は調子を上げ、交流戦では初の優勝を手にするなど好調で8月終了地点で首位西武とは8ゲーム差を付けられるものの、2位で勝負の9月に突入した。


しかし、9月になると10連敗と7連敗を喫するなど大失速。24日の本拠地最終戦(対オリックス)で4-1と敗戦し6連敗と同時に11年ぶりのBクラスが確定。その後は楽天と一進一退の最下位争いを続けていた。

一方の2008年の楽天は開幕4連敗でスタートしたものの、その後は球団新記録となる7連勝を達成して一時期単独首位に立ち、3・4月を2位で終える。
そして交流戦も球団史上初となる勝ち越し(13勝11敗の5位)を達成。
6月までは好調を維持するも7月にこれまでの勢いが嘘だったかのように失速。(24試合で5勝17敗2分)8月以降もエースの岩隈が奮闘するも負けが込んだ。


概要

2008年10月7日のソフトバンク対楽天戦は両チームの最終戦で、5位ソフトバンクと最下位楽天は0.5ゲーム差。この試合に敗れた方が最下位となり、しかも順位だけでなく同年限りで勇退が決まっていた王貞治監督の最後の試合でもあった。

試合はスコアレスの投手戦となり、0-0のまま延長戦に突入。
迎えた12回表、ソフトバンクが一死1・2塁と絶好のチャンスで松中に打席が回るが…


AA

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代わったばかりの5番手・佐竹健太の投じた初球、甘いド真ん中を松中は打ち損じて痛恨の二ゴロ併殺打。この時点でチームの勝ちが消滅してしまう。

ソフトバンクファンの「せめて引き分け」という願いも空しく、直後に馬原孝浩山崎武司にサヨナラ打を浴び敗戦*1
ソフトバンクはあの「生卵事件」があったダイエー時代の1996年以来、12年ぶりの最下位が決定した上、王監督の花道も飾れないという二重の屈辱を味わった。
これにより決勝打を打たれた馬原よりも絶好のチャンスを初球ゲッツーで潰した松中に非難が集中してしまい、歴史的戦犯としてソフトバンクファンを始めとする野球民の記憶に残ったのである。
ちなみにソフトバンクはこれで5連敗を喫してシーズンを終えた。


動画

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関連項目


*1 一死一・三塁で神崎発動のリスクを考えて勝負を避け、満塁策を取るという手もあったが、結果的に裏目に出た。また、これにより佐竹に史上26人目・楽天球団初となる1球勝利が転がり込んだ。