いじめ国家

Last-modified: 2023-12-12 (火) 13:00:49
  1. 日本のこと。星野仙一の発言に由来する。
  2. 韓国のこと。2021年の東京五輪準決勝・対日本戦に登板し失点*1した韓国の高佑錫(コ・ウソク)投手*2に韓国国内から非難が殺到したことに由来する。この頃、五輪選手へ対する国を越えた誹謗中傷が問題となっていたことに加え、同じような経験を持つ*3元日本代表のG.G.佐藤氏が同投手への擁護を行ったことで、なんJはもとより各所で話題となった。

ここでは1.について解説する。


概要

北京五輪で優勝宣言しながら惨敗した星野仙一が、自身に対するバッシングについてこうやり返した事が由来。やらかしてしまった人に対して集団でバッシングするのは日本ではよくある光景だが……。

正確には「私を叩けば売れるらしい。日本はいじめ国家になっている。」というコメントだが、なんJでは星野のネット上のキャラクターに合わせて

「日本はいじめ国家ですわ」
「北京のことはもう笑い話ですわ」

という表現が用いられる。

ちなみに星野も星野でありこの発言の前にも後にもいじめに関するエピソードが多く配下の選手へ無茶な練習を課したがために、コーチから「これ以上やったら選手が死ぬ」と苦言を呈されたり、成績が悪かったり試合でミスをした選手へ途中交代に追いやるまで罵声や暴行を加える*4*5、楽天監督就任時に「鉄拳制裁も辞さない」と開き直る*6、満塁弾を打たれたと知るや「これを記念に消えてなくなれ」「2度と姿を見せるな」と言い放つ*7、再起を図っている相手チームの投手でさえも敬意を示すどころか罵倒*8等、発言者である星野本人が「いじめ国家」体制でチームを運営していた*9過去がある。
 
当然いじめ国民であるなんJ民からは「自分のいじめは正当化しているのに自分がいじめられると判断するや嫌悪感を示した」と認識されている。


関連項目


*1 同点の8回裏に二死満塁のピンチを招き、山田哲人に走者一掃の決勝二塁打を打たれた。
*2 なお2023年のWBCでは大谷翔平に対して故意死球を仄めかす発言をしてしまい、猛烈な非難を浴びた。高投手はWBC前の強化試合で負傷してしまい、結局WBCの舞台に上がることはなかった。
*3 1.と同様、五輪準決勝で日韓の対戦カードであり、どちらのケースでも敗れたチームが3位決定戦を落として4位になっている。
*4 中日時代の中村武志はどちらもやられている。また山本昌は巨人戦で1発を浴びたイニングの後にベンチ裏で星野に顔面にパンチの連打を喰らい、本人は次のイニングも投げようとしたが殴打で顔面から出血していたために他のコーチが制止して交代となった、という逸話を持つ。
*5 なお立浪和義落合博満には暴力を振るわなかった模様。
*6 尤も、楽天監督就任時点では中日時代と違い世間が暴力を許さない風潮が強まっており、また星野自身年齢を重ねて(就任時点で63歳)ある程度性格が丸くなったこともあってか、実際に暴力が行われた事例はなく、この発言も選手に覚悟を求める牽制の意図が強かったものと思われる。
*7 中日の金森隆浩と楽天の高堀和也を指す。なお金森はこの発言を受けた試合はプロ初先発時の試合であったうえそのまま名誉挽回の機会もないまま翌年戦力外となった・・・が台湾で活躍し中日に復帰した。その後1年で再び戦力外になり引退した。
*8 罵倒されたことで有名なのは藤井秀悟(元ヤクルト→日本ハム→巨人→DeNA)。DeNA時代に楽天戦で好投して勝利投手になったところ、楽天監督の星野に「もう終わりかかってるような奴を打てないとは何事か」などと散々な言われようをされてしまった。
*9 後に中日監督へ就任した落合博満からは「選手が首脳陣の顔色を伺ってプレーするようなチームはダメだ」と皮肉られてしまい暴力沙汰を禁ずる方針を公言した。なお所謂言葉の暴力はあった模様