広島東洋カープ・菊池涼介のこと。
由来
2014年の菊池は、打率・安打数リーグ2位、自身の持つ補殺日本記録を上回るなどチーム躍進のきっかけを作り、2015年4月16日に「二塁手革命」という本を出版した。
しかしこれがフラグとなってしまったのか2015年シーズンでは低打率、守備でもやらかしを続発するなど不振にあえぎ(実は故障を抱えていたが、チームがCSに進出するために出続けた。なお、チームは4位でシーズンを終えている)、菊池のあらゆるプレーが「革命」と呼ばれるようになった。
二塁手革命の内容
ヒットをアウトにする守備範囲、超シンプル打法で安打量産!
こんなにワクワクする選手、見たことない!!
2年連続ゴールデングラブ賞受賞、メジャーも惚れた“理想形”のグラブさばきプロ入団1年目から頭角を現し、13年と14年は2年連続でゴールデングラブ賞を獲得。今や日本を代表する二塁手となり、メジャーも驚かせた男、菊池涼介。ライト前と言っていいほど誰よりも深い位置で守るが、打ち立てた補殺の日本記録を自ら更新するほどの確実性。広角に打ち分け、時には悪玉も打ってヒットを量産し、身長171㎝ながら同じく2年連続で二桁本塁打を記録した大胆不敵なバッティング。いったい菊池は試合中に何を考え、プレーしているのか? 野球観からプライベートまで素顔を披露した〝規格外〟の一冊!
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その後
2016年からは守備力が元以上に復活しファインプレーを連発する二塁手になり、ゴールデングラブ賞の常連となったり、外国勢との試合では「菊池の守備はニンジャのようだ」と呼ばれるようになる。
シーズンを通してケガが少なく、(あまり注目されないとはいえ)打力もあり、広島の主力選手としての地位を不動のものとしつつある。
2020年シーズンには(短縮シーズンとはいえ)史上初の二塁手としてシーズン守備率1.00を記録するという快挙を達成した。
派生
これに限らず○○革命という言葉はいろいろ使われている。○○レボリューションと言われることも。
- フライボール革命…近年のMLBで、極端なシフトを攻略するために提唱された「フライを是」とする打撃スタイル*1。NPBでは山田哲人や柳田悠岐らが実践している他、中村紀洋が学生に教えていることで知られる。
ちなみに投手たちの対抗策として「フライにしづらい高め、特にインハイを攻める」というものがMLBでの流行となっている模様。
- セカンドゴロ革命…上記の「フライボール革命」に対抗しようとした片岡篤史が教祖の「右打ち教」蔓延でセカンドゴロによる凡退・ゲッツーを量産し最下位に転落した2018年阪神タイガースの打撃及び教祖の片岡を揶揄した言葉。
関連項目
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