ザイバツ・シャドーギルドの根城。
一般的にはキョートの観光名所として認知されている重要文化財であり、世界各国から観光客を引き寄せるアイコン的存在。ハイクなどにも詠まれるポピュラーな城。
一般市民や観光客の立ち入りは外縁までに限定されており、一般人による内部への侵入、写真撮影といった行為は「重要文化財保護」の名目でキョートの観光法で規制されており、ザイバツによる厳重な警備が敷かれている。
上空はキョートの哨戒機編隊に守られている。
敷地の西が入り口であり、東に進むほどどんどん標高が高くなり、重要度も増し、警備も厳重になる。
北・東・南側は断崖であるため侵入は不可能。
西から順に一般開放区、ビジター区、踊るモンキーの区、中の城壁、ホンマル区となっている。
非ニンジャであっても、ザイバツゆかりの業者ならビジター区まで立ち入り可能。
ビジター区の東端には強化ガラスが張られ、この先の踊るモンキーの区には余程のことでもなければ入れない。
業者用の搬入路も当然あり、外部からビジター区に繋がっている。
業者用の搬入路の内部には秘密のヨロシサン・トンネルがあり、トンネルの突き当たりから秘密エレベーターで垂直上昇すると庭園の中に入り込める。
エレベーターは庭園に存在する八つの水瓶を捧げ持つタコ噴水につながっている。
ニンジャスレイヤー一行がキョート城に侵入する際の経路として利用された。
元はトランスペアレントクィリンがザイバツの目を逃れて作ったものであり、スローハンドに受け継がれていた。
キョート城は儀式を行うことで起動し、浮遊する。
起動したキョート城は周囲のモータルの命を吸い上げて糧とし、神々しい金色の光を放つ。
その正体は、やがて到来するであろうカツ・ワンソー復活の日の最終戦争に備えるべく、ソガ・ニンジャとドラゴン・ニンジャの主導で作られた城。
死後の世界とされるオヒガンのゲートをこじ開け、その先のキンカクのバックドアをも開き、物理世界のニンジャをカツ・ワンソーのコトダマ領土へ送り込んで黄金の林檎を用いてこれを汚染する為の要塞だったが、余りにも危険で無謀ゆえに平安時代に使用される事はなかった。
アンタイ・ニンジャソウル・フィールド発生装置などの機能も備える。
一般開放区
主に一般観光客に開放されているエリア。
城門より先へは入ることができない。
ビジター区
ザイバツ傘下のさほど信頼されぬ者らが立ち入る事を許される。
城門から入場してすぐの中庭と、狭い廊下と幾つかの広間、複数の玄室からなる区域。
壁や床は黒漆で塗られ、全ての柱には金箔でザイバツ・シャドーギルドのニューワールドオダー意匠が描かれている。
ビジター区より東の踊るモンキーの区へは強化ガラスで阻まれ、ただの来訪者は入れない。
- 厠
- 廊下の突き当たりにある「男」「女」「弱い従者」とショドーされたノーレンの個室厠。
- 「男」「女」はニンジャ用であり、それ以外の全ては「弱い従者」を使う。
- ギルドの権力を端的にしめす個室厠は下手なコフィン宿の部屋よりも大きく、黒大理石便座と美しいウキヨエで、使用者をリラックスさせる。
踊るモンキーの区
バイオ薔薇の庭園
ビジター区のすぐ東に隣接する庭園。
生垣の庭園
迷路めいて広大な生け垣で占められる庭園。
庭園敷地内には幽閉塔やタコ噴水が存在する。
中庭とは城壁で隔たれており、巨大門を潜って中庭へ入る。
- 幽閉塔
- キョート城敷地内に建つ小塔。物々しい特殊合金製の小窓を除けば、オーガニック・タタミ、床の間、チャブ、掛け軸など、最高級オイラン旅館を思わせる広くて高級な造り。
- タコ噴水
- 八つの水瓶を捧げ持つタコの像がある噴水。
- 秘密のヨロシサン・トンネル内の秘密エレベーターとつながっている。
中の城壁
生垣の庭園とホンマル区を隔てる大きな城壁。城壁の巨大門を潜って出入りする。
外界の喧騒を逆位相の音波で打ち消すシステムを備えている。
ホンマル区
中庭やキョート城ホンマル、天守閣などが存在する。
中庭
キョート城の中庭。
地面には渦巻き模様を無数に描く美しい白砂がどこまでも敷き詰められ、球状に剪定された巨大なバイオパインが迷路めいて視界を遮っている。
グランドマスター・ケイビインによって警備されており、城壁付近には彼の操る青銅製戦闘的ブッダ像が複数闊歩している。
迷路式庭園
常人は勿論、ザイバツ内でもごく一部の者しか立ち入れない場所。見事なオーガニックバンブーや松、オーガニック鯉の棲むヒョウタン型の池が存在する。
ホウリュウ・テンプル
展示室や図書館めいた古文書集積施設。数百畳はある広大な空間であり、貴重なマキモノや書物が大量に収められている。
ここに入ることが出来るのはザイバツでもグランドマスター位階、もしくはロードから特別の許可を得た者のみに限られる。
地下には座敷牢が存在する。
- 螺旋階段
- 地上階と地下の座敷牢を繋ぐ螺旋階段。階段の壁はテンプル同様の書物棚。途中から座敷牢区画に切り替わり、すべての踊り場が座敷牢区画と隣接している。
- 地下座敷牢
- ホウリュウ・テンプル地下に存在する座敷牢区画。貴族を幽閉するために平安時代に考案された無慈悲かつ風流なプリズンシステム。
- 座敷牢内はトコノマやトイレやシャワーなどを備えた広い高床式タタミ部屋であり、実際快適ではあるのだが、周囲を頑丈な木や鉄の格子で囲われており、アニマルめいた屈辱感を味わされる。
- 格子はいにしえの鉄で作られており、破壊できるかどうか定かで無い。
- サンシタ侵入不可の聖域であり、常時監視下に置かれているわけではない。
- 螺旋階段最深部の座敷牢にアラクニッドが幽閉されている。
宝物倉
ヤグラ
キョート城ホンマル
琥珀ニンジャ像の間
ホンマル地下にあるコロセウムめいた円形巨大ホール。中央には円形カワラ屋根のついた円壇が迫り上がっており、円壇の左右の縁には金のシャチホコ・ガーゴイルがある。
キョート城が起動するとこの円壇は天守閣までせり上がる。
- 琥珀ニンジャ像
- 円壇の中には琥珀ニンジャ像が格納されており、儀式の際にせり上がる。像に三神器を装着しパワー・ハイクを読む儀式を行うことでキョート城が起動する。
- キョート城起動後は像は玉座へと変形し、座った者にキョート城底部から吸い上げたモータルの命を注ぐ機能もある。
- さらには、玉座に座ったものを01還元し、キンカク・テンプルへ直接送り込む機能もある。
- セットされた三神器はニンジャ像に力を与え、キンカクの場所を示す羅針盤の役目を果たす。
茶室
- 黄金茶室
- チャガマ、ヒシャク、イロリ、タタミ、ショウジ戸などありとあらゆるものが黄金である茶室だが、茶器だけはゼンのアート観に基づきナスめいた黒色である空間。
- グランドマスター位階の者しか入れない茶室であり、ここで密談などの様々な政治的駆け引きがなされる。
- スモークド・シルバーの茶室
- 壁や柱には上等な黒漆が塗られ、銀色の茶道具や銀箔ビヨンボの高貴なラグジュアリ感を引き立てている茶室。
- 古来日本において銀は死を暗示する厳粛な色であり、古のダイミョたちはしばしば、イクサの前夜にこの茶室でゼンめいた死生観を問い直したという。
- 部屋の隅には銀メッキのワータヌキの置物が置かれている。
- バンブー・レフュージ
- 竹林を模した茶室であり、小さな庵がある。
- 白石を敷き詰めた庭には翼の腱を切られた愛玩用のオーガニック鶴たちが三羽放されている。
- 紫銀の茶室
- 黒塗りの壁に四方を囲われた、さほど大きくない茶室。
- 象牙茶室
- 千人の不審者の間
電算機室
キョート城電子システムの心臓部。ヴィジランスが室長を務め、経済操作、情報隠蔽、電脳攻撃、電脳防備、ガイオンIRCの監視などを担当等する。
捕らえたエンジニアやハッカーを奴隷化して安物キーボードめいて使っている
UNIXの熱暴走を防ぐためか部屋はマグロ冷凍庫めいて寒い。
天井裏にはヴィジランスのプライベートルームとなっている。
円卓の間
壁沿いに八体の木彫りブッダ聖戦士像が並べられ、その足元に立てられた何万もの蝋燭が照明であり、頭上は黒曜石を切り貼りした天の川モチーフのウキヨエ・ステンドグラスとなっている円形の空間。
その名の通り円卓が存在し、グランドマスター達が一堂に会する。
ちなみに円卓の周囲に置かれているのは椅子ではなくザブトンである。
謁見の間
ボンボリに照らされた薄暗い広間。ザイバツの思想である「ニューワールドオダー」と横書きされたショドーが漆塗りの額に飾られている。
壁にはエジプト的な武器や杖のようなものを握ったニンジャファラオ達の荘厳な、古代ニンジャヘレニズム様式のレリーフ彫像が刻まれ、その上には神々しい光を放つ隻眼を戴いた巨大な黄金浮遊ピラミッドが描かれている。
このニンジャファラオ彫像たちの中心の位置にロード・オブ・ザイバツの玉座が存在する。
その名の通り、ロードが下々の者と謁見する場所であり、この場でロードの不興を買ったモータルは広間地下のヤクザ満載のピットに落とされ処刑される。
オオク
ザイバツに奉仕する奴隷オイランの詰所。
中央に浴槽のある大広間であり、男子禁制。
観戦の間
黄金で縁取られた3Dボンボリモニタが備えられており、ここに表示されるザイバツの構成員から送られたイクサのリアルタイム映像を、ロードがパラゴンによる解説を聞きながら観戦するための部屋。
ロードの玉座の背後に掲げられた大きな油絵は、アダムとイブに知恵の実を授けるニンジャのモティーフである。
キセル・ルーム
奴隷オイランの奉仕によりキセルを吸う部屋。
オイランは聴覚を破壊され目隠しをされているため密告を気にせずキセルを吸いながらニンジャ同士で密談ができる。
緊急治療室
サージョンが管理していたエリア
集中治療室がありその周囲には医療ザシキの個室が1ダースほど並んでいる
電子医療機器や点滴台などの見苦しい無機物は押入れに隠されている
サウザンド・オジゾウズの間
壁を不気味なオジゾウが埋め尽くす長方形の部屋。
部屋の中央には真鍮の台座が備えられている。
美術品の間
古美術品や古代ニンジャ文明のオーパーツが収蔵された回廊上の部屋。限られたニンジャしか入れない。
表彰の間
功績をあげたニンジャを表彰する部屋。
ナンブ広間
表面を粒立たせて鋳造したナンブと呼ばれる様式の黒い鉄板が一体を覆い尽くす広間。
キョート城上層階に通じる部屋であり、番人が守っている。
ニンジャ礼拝堂
キョート城上層部にある礼拝堂。
天井は高く質素な様式で統一された空間であり、壁には八つ首の竜を退治するニンジャ英雄のステンドグラスがある。
ディグニティが祈りを捧げている。
鍛冶場
礼拝堂の上階にある巨大なホールの奥に存在する。
天井近くの台では奴隷スモトリが銅鑼を打ち鳴らす。
晩餐の間
キョート城上層部にある、ワインレッドの絨毯が敷かれた広大な部屋。
この部屋の縦長の大テーブルでロード・オブ・ザイバツとパラゴンは食事を摂る。
ニンジャが天井裏から毒液を垂らす「最後の晩餐」のニンジャ真実光景とロードが描かれた油絵が壁にかけられている。
天守閣
ホンマルの最上層部。琥珀ニンジャ像の間の円壇はここまでせり上がる。
タタミ、壁、フスマ、ボンボリ、全てが雪のように白く、天井はジェット機格納庫めいた高さのあるだだっ広い空間。
ここに存在する白大理石の水盤でキョート城秘密動力炉の琥珀ニンジャ像を制御する。
フジサン頂上にかかる黄金の雲と飛翔するフェニックスの白金茶室
キョート城天守閣に存在する茶室。足を踏み入れる事が許されるのは、ロード・オブ・ザイバツと自我を破壊された茶室専従の奴隷の二人ばかりである。
その他
キョート城底部
表面に古代の漢字やルーンカタカナが刻まれた銀色オベリスクめいた下向きの大型構造物が何十本もあり、CPUの金属足めいて不気味なほど規則正しく並んでいる。
このオベリスクから放った光線に命中したモータルは消滅し、そのソウルはキョート城秘密動力炉へ吸い上げられる。
遥か古の時代に作られたオーパーツ。
キョート城秘密動力炉
天守閣から遥か下方、琥珀ニンジャ像の間の更に地下にある、ピラミッドの隠し玄室の如き部屋。
謎めいた黒い石材壁と古代のタタミが敷かれた十六畳ほどの空間の中央にチャブ型回転台座があり、その上に琥珀ニンジャ像が立っている。
オベリスク群が吸い上げたモータルの命をニンジャ像に集積し、キョート城の機構の動力としている。
部屋のキモンの方角には漆黒のオブツダンめいた物体があり、マトリョーシカめいた九重扉構造となっている。
ニンジャ像の目からは禍々しいレーザー光線がオブツダンへ放たれ、レーザーを介してエネルギーが注がれた扉が一つずつ開いていく。この扉が全て開かれた時、オヒガンへの入り口が開かれるのである。
なお、吸い上げたエネルギーは琥珀玉座に座った者へ直接注ぐことも可能。
廊下
エンシェント・キョート建築として秘伝される特殊な床板の張り方によって、キョート城の渡り廊下を人が通過する際、床板が小動物めいた音を立てる。
エレベーター
奴隷スモトリが人力で歯車を押して回す事で上昇・下降させる。
非常時にスモトリ抜きでも動かせるよう、電力による稼働システムも当然備えてはいるが、あくまで人間を責め苛み機械の動力として用いる事が思想的に重要なのだ。
堀
外敵の侵入を防ぐために城の周囲に備えられた堀。外縁部から本丸までに三重に備えられており、堀に落ちた者を捕食するバイオリュウグウノツカイが泳いでいる。
外縁部の堀は一般公開されているため、たまに一般人が堀に落ちてバイオリュウグウノツカイに捕食される。
第3部以降
第2部終盤のガイオン・カタストロフによってキョート城は現実世界から消失した。
第3部以降のキョート城は、現実世界から周囲の岩盤ごと切り離され、現実とオヒガンの間にある〈狭間〉に浮かんでいる。
さらに言えば、ガイオン・カタストロフによって物理世界とオヒガンに穿たれてしまった大穴を、その巨大な質量によって塞ぎながら現世とオヒガンに半分ずつ存在しているような状態である。
内部は第2部の決戦の影響で荒れていたり、新生ザイバツの手が加えられるなどして様子が変わっている。
また、オヒガンの影響で城内の空間がねじ曲がっており、螺旋階段や庭園、物見の塔、天守閣、回廊、茶室、禁断の通路、墳墓、地下迷宮が混じり合った巨大な伽藍と化している。
キョジツテンカンホーの残滓が城を包み、通常の手段では出入りができず地上から認識もされない。
キョート城の機構とネクサスのジツを組み合わせることにより地上との出入り口を作ることができる。
ここでは第3部以降に新たに確認されたキョート城の施設や場所について記述する。
城内居住区
茶屋、ドージョー、養蚕場、鍛冶屋、酒場、ドヒョー・リング、ショーギ場、会議場、オオク、墓地などがある模様。
玉座
ダークニンジャが座る琥珀の玉座。おそらく琥珀ニンジャ像が変化したもの。
キョート城から地上に降りたザイバツニンジャはこの玉座と魂が結びつけられる。
玉座の足元にはカタナで額を貫かれたロード・オブ・ザイバツの頭蓋骨が御影石に釘付けにされている。
転移魔法陣
円柱状の空間を螺旋階段で降りきった先にある魔法陣。
ネクサスがジツを使うことでこの陣を通じて地上と出入りできる。
茶室
- 銀雲の茶室
- タタミが剥がされ、ブリーフィングルームになっている。
広場
石畳のスペース。「都京プーレク」「キヤコタ」「-ヨーヨ」などの屋台がある。
広場の一角には映画館もある
ジョンジのニギリ
映画館のわき道を通り、イーグル門を越えた先にある繁盛店のスシ屋。
黒いシャリと「オボロ」「カゲ」「スミ」などの謎めいたネタで構成されたシャドー・スシは、味や食感はあるものの口内ですぐにおぼろになり消失してしまう。
オヒガンのキョート城では本来食事は必要とならないが、住人たちは現世の生活の真似事を娯楽として消費することで精神を保っている。
庭園
庭園の一角の沼沢地では城の文化財として保管されていた黒い古代米の栽培が試みられ、成功を収めている。
キョート城深淵部
城内にある切り立った崖のように床が崩れ深い闇に落ち込んでいる地点を降下することで至ることができる場所。
オヒガン側からの「凝視」が激しい場所であり、憑依ニンジャソウルが高位であるほど強く精神に影響を受ける。
ジュエル
キョート城深淵の秘匿された茶室の中にある、手のひらほどのサイズの黒い立方体
キョート城の機構によって精製されたもので、オヒガンに揺蕩う力を抽出し、オヒガンに穴を穿ったり限定的にではあるが現実を定義する能力を持つ。
この現実を定義する力により、空間や物理肉体を生み出すことも可能。
あまりに危険な力である上にコトダマ適性の高い者しか扱うことができないため、ザイバツ上層部によってやむなく入り口を封印されていた。
第4部以降
現実世界においてはシベリアの地で蜃気楼めいたキョート城の影が空に映し出されており、奴隷農民たちは恐怖と共に見上げている。
アルゴスによる再定義失敗後、キンカク・テンプルから発せられた黄金の光によって現世とオヒガンは揺らぎ、その大波によってキョート城の座標はかつての位置から大きく流され、<影の淵>なる場所にたどり着いた。
そこにいた独自の文化と技術を持つ住人達を配下に加え、シャドーシップや城下町などを作り、シャドーシップの力により狭間へ帰還した。
現世においてはシベリアの地にもっとも近い。
ここでは第4部以降に新たに確認されたキョート城の施設や場所について記述する。
城下町
影の淵の岩石群と廃材と旧世紀UNIXから作られた歪んだ城下町。
キョート城外郭にあり、エンジニアらが暮らすための工房や居住区などがある。
天文室
浮遊する複数の天球儀のある部屋。
この部屋でネクサスがザゼンをして地上などの観測を行っている。
城を離れたサイバツニンジャとの通信も担っているようで、キャッチした超自然の通信を部屋にある神秘的な石板に光る文字で刻む。
経済区
スシ屋
オタルという新たにキョート城に招かれたイタマエのスシ屋。
黒いスシを提供する。
ハーブ区画
城内貯水場へと続く長大な回廊の両側に八畳ほどのミニマルな座敷部屋がいくつも並んでおり、それらの部屋にニンジャピルや霊薬やエンチャントメントの原料となる希少なハーブ、ボンサイ、花、キノコの類が、整然と展示栽培されている。
これらはいずれもアデプトたちの手によって世界各地から採取されたものである。
これらの部屋のひとつ、軒先に光を吸収するボンサイ・オブ・ダークネスが置かれたディムライトの居室があり、ハーブ区画の一部を管理している。
偉大なるフェニックスの金屏風の間
フェニックスの描かれた金屏風や七色のノーレンのある間。ザイバツニンジャ達が大勢入れる広さがある。
茶室
- 濡れ水仙にそそぐ星明りの焦がし銀茶室
- パーガトリーが茶菓子として虚無的な黒いネリキリを出された茶室。
動力中枢部
キョート城の制御をする部屋。
室内では魔法陣の上でザゼン浮遊するネクサスが制御盤を操作している。
発着場
シャドーシップの発着場。
シャドーシップ
影の淵の住人の特殊な技術によって建造された船。キョート城を牽引し、エーテルの流れに逆らってオヒガンを航行する。コトダマの海に浮かび現世とオヒガンの壁を超えることが可能。
形状は浮遊する巨大な黒曜石のハカイシを思わせ、所々に微かなカーブや窪みは存在するが、全体としては巨大な石柱とモノリスを何本も横に並べ組み合わせたような鋭角的で無機質な構造をしている。これは全て、一枚の巨大なエメツ・オブシダン鉱から削り出されたものである。
一隻の大きさは、武装マグロツェッペリンに匹敵する。最大乗船数は百名ほどで、少なくとも5隻以上建造されている。
詳細はシャード・オブ・マッポーカリプス(17):シャドーシップを参照。
シャドーバージ
エメツ・オブシダン鉱から削り出された数名乗りの試作小型船。十二機が建造され、一部のシャドーシップに積まれている。
形状は平安時代の小型船を連想させる。一度切り離された後も、母艦となるシャドーシップにゆっくりと自律的に飛び戻ることが可能である。
一部のニンジャはさながら空中を滑る大型のサーフボードの如く、現実世界に吹き付けるエーテルの風を捉えて縦横無尽に動き、反重力エアロバイクを思わせる高速機動が可能である。
その他
水晶昇降機
おそらくエレベーターとして使用されている神秘的な機構。
一言コメント
- ハイクなどにも詠まれるポピュラーな城←なぜかまともな句が浮かばないヘッズたち -- 2023-12-26 (火) 11:42:11