◆忍◆ ニンジャ名鑑#(未掲載) 【ドレッドノート】◆殺◆
登場エピソード
「そいつをもう一回交渉人として送り込めばいい。死んでも構わん奴だからな」
人物
- アマクダリ下部組織のニンジャ。ナカニ・ストリートの覇権をカットスロート・カニ・ヤクザクランと争うテクノギャング団「DシズムIIIファミリー」の参謀を務める。
- 同ヤクザクランの頭目であるブラックハンドとは共にアマクダリに連なる身でありながら仇敵の間柄。過去のブラックハンドとのイクサで右腕を失い、またブラックハンドから右目を奪っている。
- 摘出したブラックハンドの右眼球はバイオ溶液シリンダに入れられて彼のデスクに飾られている。悪趣味な。
- 直情的なブラックハンドとは対照的に、こちらは冷静で頭の切れるタイプ。冷酷非情で(他のテクノギャング達にも同じことが言えるが)、仲間の命さえ何とも思っていない。
外見
- 身体の一部に武骨なサイバネ化が見られる。
- 具体的に言及されている箇所はサイバネ置換された右腕。前述の通り生身の腕を奪ったのは仇敵たるブラックハンドの仕業で、今も幻肢感覚に悩まされている。
- 眼球もサイバネアイに置換されている。サイバーサングラスを身につけている描写もあり。
元ネタ・考察
- ドレッドノート(Dreadnought)は「恐れ知らず」の意。転じて勇猛な人物のことを指す。
- 日本語の「弩級」という言葉の語源となったイギリス海軍の戦艦の名でもある。サイバネ使用ニンジャである彼のイメージからすると、こちらの方が由来としてしっくりくるか。
- 余談だが、同時期に連載された「ブーブス・バンド ~ロックンロール女囚軍団~ ブーブス・イン・L.A!」にてドレッドノートおやじが再び登場した。同名なだけで実際関係のないキャラだが、あたまのわるい展開に弱りきっていた読者のニューロンは突然の本編との符合に死体蹴りめいた追い打ちを受けた。
ワザ・ジツ
- ワザマエの程はブラックハンドと概ね拮抗している。ブラックハンドが地の文=サンからも低くない評価を得ていることを考えると、彼も実際手練れの部類と見ていいだろう。
テッコV8デッカー・カスタム
- お馴染みの戦闘義手。前述のサイバネ置換された右腕がこれであろう。その名の通りデッカー仕様の特注品と思われる。
- 展開することで内蔵銃が出現。論理トリガによる高速連射が可能。
- 「ネオサイタマ・シティ・コップス」では、「デッカーガン内蔵型の最新鋭サイバネ義手」を装備したデッカーが登場している。「デッカー・カスタム」とはこれと同型、もしくは同仕様のサイバネ義手を指すのかもしれない。
- ちなみに、ブラックヘイズがつけているテッコは「改造テッコV8型戦闘義手」。
ストーリー中での活躍
- ブラックハンド率いるヤクザとのナカニ・ストリートを巡る抗争に膠着状態を打破するべく、膠着をもたらした張本人であるジェノサイドをヨージンボーとすることを試み、交渉に成功する。
- 一気に優位に立ったと見て、勝負を決するべくヤクザに全面戦争を仕掛けるが、ヤクザ側も新たなヨージンボーを雇い入れていた。楽勝かと思われた戦局は実際泥仕合めいた大混戦と化す。
- ブラックハンドとの一騎討ちの最中、ジェノサイドの目的がヤクザとテクノギャングの共倒れであることが発覚。ヤクザ達と一時共闘し裏切者に制裁を下そうとするが、まずブラックハンドが斃され、次いで挑みかかったドレッドノートもカラテ応酬の果てに手足を切断され、しかる後食い殺されてしまった。
一言コメント
- 実際ジェノサイド=サンのオベントポジションなのだ! -- 2014-08-27 (水) 13:19:49
- テッコとサイバネアイを駆使した戦闘は実際カッキェーだったが、決定力不足なのは否めない。相手が悪かった -- 2014-08-27 (水) 13:28:29
- ブラックハンドとのイクサはもうちょっと見てみたかった -- 2014-08-27 (水) 15:04:58
- 書籍版では二人の戦いが加筆化の可能性…備えよう。 -- 2014-08-27 (水) 17:46:32
- 元デッカーだったりするんだろうか -- 2014-08-28 (木) 02:55:01
- しかし互いに奪い合った部位をジェノサイド=サンに破壊されてオタッシャしてるのはインガオホーを感じてしまう(ブラックハンド=サンは頭全体だけども) -- 2014-08-28 (木) 07:18:11
- ブラックヘイズ=サンの義手とは同型の別カスタムですがかなり機能は絞られていますね。向こうが魔改造重点な? -- 2014-08-28 (木) 09:19:08
- 年収の半分だから、きっと原型とはかけ離れたくらいカスタムされているのでは -- 2015-09-09 (水) 02:01:29