メンタリスト

Last-modified: 2024-04-15 (月) 01:22:48

◆殺◆ ニンジャ名鑑N20 【メンタリスト】 ◆伐◆
ザイバツ・シャドーギルドのニンジャ。脳改造でゲン・ジツ適性を飛躍的に高めている。白兵戦にも秀で、脳波で操るエネルギー・スリケンは攻防一体の性能を備えている。

改訂前名鑑

◆忍◆ ニンジャ名鑑#20 【メンタリスト】 ◆殺◆
ザイバツ・シャドーギルドのニンジャ。脳改造でゲン・ジュツ適性を飛躍的に高めている。白兵戦にも秀で、脳波で操るエネルギー・スリケンは攻防一体の性能を備えている。

登場エピソード

 

「ギルドは貴様がごとき卑しい傭兵を重用せんのだよ。武勲の夢でも見たのかね?」


人物

  • ダマシ・ニンジャクランのグレーターソウルを宿す、ザイバツのマスター位階ニンジャ。
  • パーガトリーの配下で、ザイバツの内部粛清を担っており、ザイバツ・ニンジャ達の間でも「出現そのものが不吉」と恐れられている。
    • 物理書籍版では「執行者」という特別位階を与えられていると追記された。
  • 敵に幻を見せて困惑させるゲン・ジツの使い手であり、その狂気的な幻影描写は読者の精神にも重篤なダメージを与えてくる。

外見

  • 見た目の描写は特にない。それは彼のゲン・ジツによるものか、はたまた……?
     
  • 物理書籍版の登場人物名鑑に掲載されたわらいなく=サンによるデザイン画では、無数の同心円のような模様にびっしりと覆われた、全身タイツめいた不気味なニンジャ装束で身を包んでいる。

元ネタ・考察

  • メンタリスト(mentalist)とは、心理学に基づく暗示や錯覚などのテクニックを駆使して常識では考えられないようなパフォーマンスを見せたり、読心術・テレパシーといったメンタルマジックを行うパフォーマーのことを意味する。

ワザ・ジツ

  • 非常に強力なユニーク・ジツを有するものの、決してジツにのみ依存せず、カラテの腕前も実際相当なもの。

ゲン・ジツ

  • 現実と判別が困難な幻の力場を周囲に展開し、力場内の対象の精神を支配してしまうという非常に厄介なジツ。
    • 名鑑では「ゲン・ジュツ」なのに本編では「ゲン・ジツ」。おかしいと思いませんか?
      • 名鑑の改訂により「ゲン・ジツ」に統一された。
  • その幻想は非現実的なのにあまりに現実的であり、メンタリスト自身の話術も相まって、一度はまれば抜け出すことは困難。
  • 力場内では、メンタリストは自在に姿や気配を消せる。
  • このジツには兆候があり、力場生成の際に必ず力場の鍵となる現実世界ではありえない物や現象が出現するため、それを見破れば一時的にだがジツから逃れることができる。
    • 「複数のオブジェに注目し、それが変化していないか絶えず確認する」という、平安時代からニンジャに伝わる対処法が存在するが、知る者は少ない。当然、このことはメンタリストも熟知しており、相手の動揺を誘うべく、あえて自分から正解を教えることもある。
ゲン・ジツの詳細について
  • 実際の所、ダマシ・ニンジャクランはゲン・ジツにそこまで重点を置いているわけではなく、言葉を弄して相手の思考を支配・操作・掌握することこそが本領。ゲン・ジツは、あくまでもそのきっかけに過ぎない。
  • 上記の「平安より伝わるゲン・ジツ対策」自体が、ダマシ・ニンジャクランによって流布された虚偽。オブジェ確認は一時的な対処にこそなれど、雪崩めいて押し寄せるゲン・ジツの波状攻撃の前に押しつぶされてしまう。
     
  • 真に有効な対処法は、より高いカラテと手数でジツ中に陥る前に歪んだオブジェクトを打ち砕き、同時に術者へカラテを仕掛け、ジツの再発動を阻止し、倒すこと。すなわちノーカラテ・ノーニンジャの大原則がここでも活きてくる。
    • しかし、メンタリスト自身もカラテの実力者であることが、この方法による対応を難しくしている。

エネルギー・スリケン

  • ゲン・ジツの産物と思われる、虹色に色彩を変え続ける結晶状のスリケン。イマジナリー・スリケンとも。
  • 投擲するのは勿論、ゲン・ジツの影響下では相手の内側から「生やす」ことができる恐ろしい技。
  • 素早くゲン・ジツを破ることで無効化できる。また、ダメージを受けた後もゲン・ジツを破ることでダメージを半減できるようだ。

ストーリー中での活躍

「ネタバレと書いてある。おかしいと思いませんか?あなた」
  • 「ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ」最終幕において、イッキ・ウチコワシからユカノを拉致したブラックヘイズフェイタルを始末するべく、彼ら(と読者)の前に唐突に出現。会話中にブラックヘイズをアンブッシュ、エネルギー・スリケンで心臓に再三イマジナリー・ダメージを負わせ、遁走させる。
  • そしてユカノを奪取し、追いついたニンジャスレイヤーすらも簡単にあしらい、エピソード終了の余韻に浸っていたヘッズを驚愕させた。
  • この時、メンタリストのゲン・ジツ力場に入ったニンジャスレイヤーは3時間程度の体感時間を消失しており、彼のジツをいっそう謎めいたものにしている。
     
  • 「ザ・マン・フー・カムズ・トゥ・スラム・ザ・リジグネイション」では、用済みとみなされたアンバサダーに撤退命令を持参する。
  • 唐突に部屋の中に現れる、アンバサダーにキンギョ鉢の中身を嘔吐させるなど、不穏な動きを見せる彼の心を折るためか情け容赦のないゲン・ジツを展開するも、イグナイトが乱入したことで本格的に応戦を開始。ニンジャ2人を相手取りながらジツ・カラテでほぼ完封という恐るべき実力を見せつける。
  • しかしイグナイトをカイシャクしようとしたまさにその時、再びニンジャスレイヤーが参戦。ゲン・ジツへの正しい対処法を会得し、さらに圧倒的なカラテを備えた相手との連戦は、さしものメンタリストも分が悪かった。
  • カラテ傷を負わされ戦闘の続行が不可能となり、アンバサダーを諦め、ニンジャスレイヤーを追ってポータルに飛び込むも、中で待ち受けていたインクィジターの一撃を食らってしまう。
  • 精神に重篤なダメージを負ったらしく、転移先の修羅場には目もくれず、どこかへ去って行った。
     
  • 「キョート・ヘル・オン・アース」破で生きていたことが発覚。叛逆グランドマスター粛清部隊の一員として登場する。
  • 無数のオブジェが配置された空間、ゴライアスという時間稼ぎに適した強力な前衛という万全のフーリンカザンを得た彼は姿を晒すことすらせず攻撃を繰り返し、アタッカーとしてグランドマスターをも傷つけ大いに苦しめた。
    • 後衛に徹した時の彼の恐ろしさがまざまざと示されたといえるだろう。
       
  • その後「ヘル・オン・アース」急にて、天守閣頂上へ向かうフジキドの抑えとしてゴライアスとタッグで立ちふさがる。
  • 簡易ステルス機構を使用した「ステルスアンブッシュゲン・ジツ」という素晴らしく強烈そうなアンブッシュを使おうとしたが、一度対峙した故か見破られる。
  • ステルスを捨て現れた彼は、ポータルで迷子になりかけた後遺症の治療なのか、首に襟巻き状のガラスシリンダーを巻き、その中の液体をチューブでこめかみに直接流しこんでいるという、なんとも悍ましくもどこか痛ましい姿であった。
     
  • 「真実を手に入れた」と譫言のように呟く様は既に精神の破綻を感じさせたが、こめかみから流されているクスリの影響か、あるいはポータルで見たものの影響なのか、ゲン・ジツの威力は格段に上昇。その描写はメタな領域にまで及んで、地の文・アイキャッチ・ニンジャ名鑑・そしてハッシュタグすらも侵食、ある意味グランドマスターをも越えたワザマエを発揮した。
    • 物理書籍版では、「見開きのページがまるまるウキヨエ・コミック化する」というかつてない珍現象を引き起こしている。大筋はフジキドとゴライアスの戦闘であるものの、そこかしこに不可解なオブジェクトや台詞が散りばめられており、言い知れぬ不気味さを漂わせている。
      • なおこの中の一コマ、狂気的に語りかけるメンタリストの顔が大きく描かれているが、シリンダー内に脳の欠片と思しき物体が浮かんでいるのが確認できる。ゲン・ジツの産んだ虚像か、或いは…………。
  • そのままゴライアスとのコンビネーションでフジキドをジリー・プアー(訳注:徐々に不利)に追い込み、あと一歩で仕留められるところまで追い詰めたが、参戦したブラックヘイズの幻覚剤葉巻による『毒を以て毒を制す』作戦でゲン・ジツが妨害され、フジキドが復活。
  • 自身も混乱するままに、同行していたフェイタルの攻撃を受け爆発四散した。

メンタリスト語録

「俺はネタバレの中身を手に入れたぞ。おれは。お前はどうだ」

「○○が■■している。おかしいと思いませんか?あなた」

  • メンタリストの代名詞とも言える台詞。あえてゲン・ジツの兆候をバラし、教え込むように問いかける姿は実際不気味なことこの上ない。
 

「こんなにタケノコが光っている。タケノコは光りますか?おかしいと思いませんか?あなた」

  • 「ビガー・ケージズ、ロンガー・チェインズ」にて、ニンジャスレイヤーを撒く際に残した捨て台詞。
    • 「ネオサイタマのバイオ・タケノコだから光っていてもおかしくないだろう」と思い込んでいたヘッズの脳を直撃する一言は、熟練のニンジャヘッズをもTRS(タケノコ・リアリティ・ショック)の渦中に放り込み、トレンドに「タケノコ」の四文字を刻みこんだ。
    • タケノコに限らず、彼の出すオブジェクトの歪みは作中人物以上にむしろヘッズにとってこそ判別がし難いものである。
  • その衝撃の余波は今なお響き、意味不明な事態が起こると「#だいたいメンタリストのせい」というハッシュタグが流れるほどとなった。
 

「ははは…… 俺はオバケに襲われたが助かったのだ、ウフフ、めでたい」

 

「おれは手に入れたぞ。おれは。真実を手に入れた。お前はどうだ」

  • 「キョート・ヘル・オン・アース」急における、ニンジャスレイヤーとの再戦時に発した台詞。
    • 果たして彼の言う「真実」とはなんだったのか?それは分からずじまいであったが、「アハハハハハ」と狂った哄笑をあげながら存分にジツを披露するメンタリストは、実際全能の神のごとき力を発揮していた。

一言コメント

CMのあとメンタリストが驚きのコメント
  • それこそイグナイト=サンめいてすべて吹き飛ばす感じで行けば万事okな(メンタリスト本人には通じてなかったがゲン・ジツ自体は止まってたと思われる感あるし) -- 2024-03-23 (土) 11:45:42
  • 単行本帯の「444万部突破」で「ゲン・ジツと思ってましか?これは現実ですよ」って言ってる姿w -- 2024-03-27 (水) 06:36:08
  • 一見ダジャレめいているがメンタリスト=サンだと洒落にならんなwパニック状態の相手を破滅させる時に言ってそう -- 2024-03-30 (土) 16:12:20
  • 脳内CVは安元洋貴=サンにしてる。某スゴイ級モーター大戦の自称嘘吐きやタツジンコンバットの気違い艦長、装甲コア6の誠実クソ野郎と数多の狂人を演じてきた氏なら通常時と供覧時の台詞も完璧に再現できそう -- 2024-03-30 (土) 20:48:12
  • マスターでも最強格ですね -- 2024-04-06 (土) 16:14:21
  • ナラクペディア持ちに加えてカラテオバケのフジキドだから決断的にオブジェクト破壊できただけで、グラマス級ですら負けないにせよ片手間では厳しそう。なまじ「対処法」を知ってると、強者ほど油断なく本体に集中しちゃってエネルギースリケングワーッ!みたいな -- 2024-04-13 (土) 23:52:44
  • ↑というか古事記に造詣の深い師父ですらフェイクの方の対処法で覚えてたし、リアルニンジャなら兎も角憑依ニンジャでは正しい対処法知ってるのはかなり限られそう。パラゴン=サンレベルのオタクなら知ってそうではあるが -- 2024-04-14 (日) 10:06:45
  • 一応スローハンド=サンも知ってはいたんすよネー…囲んで棒で叩かれるような状況になってたんで対処も手遅れ気味だったし構ってられない状態になってたけど。 -- 2024-04-14 (日) 14:19:57
  • スロハンが知ってたのは表向きパガとチンチン・カモカモだったからその派閥にいる部下の知識も多少はあったとかなのかな -- 2024-04-14 (日) 21:48:15
  • ↑3 師父の場合はちゃんと正解の対処法を知っていた上で、双子に対してはあえて間違った対処法をレクチャーしていた可能性も十分考えられますネー…引き入れた経緯が経緯なだけに叛意を抱かれる事は想定していただろうし、そうなった場合にメンタリスト=サンに「処分」を依頼する手はずだったとかはあり得そう -- 2024-04-15 (月) 01:22:48