論理聖教会

◆忍◆ 組織名鑑#（未掲載） 【論理聖教会】 ◆殺◆

『：死せる電子の神は如此語れり：汝らGOTO10せよと：それは即ち大いなる1bitへの回帰なり：天地開闢の時よりこの世界には0と1しか存在しえず：すなわち男と女：生と死：神と人：天と地：その間のあらゆる揺らぎは全て偉大なるサーキットを過剰負荷にて麻痺せしめる：排除すべきノイズなり：』

組織概要

第4部に登場する、ネオヴァチカンに本陣を置く大規模宗教組織。〈教会〉とも表記される。
表面上はカトリックをベースとした欧州の伝統的宗教世界観を維持しているが、その実アマクダリやペケロッパ・カルトの思想・教義が流入しており、「死せる電子の神」を崇拝しているのが最大の特徴である。また、ニンジャソウルを「この地表から排除すべきノイズ」と見なし、ネオヴァチカンのみならず欧州大陸の所々で野良ニンジャ狩りを頻繁に行っている。
ただし、教会に忠誠を誓うニンジャに対しては、死せる電子の神より無償配布された神聖無比なソウルとして任務遂行効率のために保護している。
捕えたニンジャはニンジャ処理施設に送られ、管理バーコードなどの他に重罪人への最大級の侮蔑を示す『バカ』のカタカナ文字列をネオンタトゥーとして刻み込むか、キルナイン・プロトコルと呼ばれる神秘儀式によって自我の破壊やサイバネ改造を施し、論理聖教会の戦闘ニンジャ兵器に改造してしまう。

論理聖教会は欧州大陸における電子貨幣の媒介役と兌換性も担っており、欧州大陸で円滑なビズを行おうとする暗黒メガコーポは論理聖教会とパートナーシップを結ばねばならない。その影響力は非常に強く、論理聖教会を受け入れない地域に派遣する「論理十字軍」の編成にあたり、暗黒メガコーポ各社にニンジャを含む戦力を供出させることが可能なほどである。
なお、カタナ・オブ・リバプール社には論理聖教会の敬虔な信徒が多いらしい。

論理聖教会は市民の信仰的善行を推奨するために、デジカルマを管理している。
論理聖教会に利する行為を行うとデジカルマが増え、相応の電子通貨が支払われる。
逆に論理聖教会を受け入れず、デジカルマ値が閾値を超えマイナスに達した地域に対しては、クルセイドをしかける。
クルセイドの際には現地市民の殺戮も許可され、約束されし論理天国において罪を不問とするデジカルマ免罪符が発行される。

ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版（32）によると、電子戦争の最中、Y2KとIPアドレス枯渇の混乱を最小限に抑えるため、神の実在を担保に独自の電子貨幣を無限鋳造し、欧州の小国家群の負債を贖ったことが教会の基礎となったようだ（英国系暗黒メガコーポなどが裏で暗躍していたとも噂される）。
その後、アマクダリ残党が合流すると、暗黒メガコーポ群すらも従える勢いとなり一気に勢力を拡大した模様。

論理聖名として、教会に属するものの固有名詞を独特な表記で表す（例：ネオヴァチカン → N3o-V4t1caN）が、これはインターネット黎明期から実在するLEET表記というものである。
また、128や256といった数字を論理聖数としている。

さらに詳細な情報についてはニンジャスレイヤープラスのシャード・オブ・マッポーカリプス（54）：警察国家マッポランド、およびその他のニンジャ粛清都市について及び（56）：ダイサン・セクタとアル＝マクダリウスの書を参照のこと。

構成員

枢機卿級ニンジャ

• アズドゥフェル（大司教）
• ウリエル

所属ニンジャ

• アイアンフォージド
• セラフィムニンジャ

宣教師

• ラグエル
  アマゾンに派遣された宣教師。

信者

• アキナ・モリナガ・セオ
  カタナ・オブ・リバプール社の女性社員。

協力者

• クラウドスティーラー

所有施設

• XЯuS4deR（クルセイダー）
  500フィート級のゴシック様式ネオン大聖堂を頂く巨大キャタピラ駆動の移動型要塞。
  頂上には二つの尖塔があり、尖塔の先にはカタナ社の水素プラズマ式デミ太陽球システムが搭載され、尖塔の間の中空にデミ太陽を発生させる。
  大聖堂内は司令室となっており、有事の際に司令官のほかきわどいPVC修道服を着たシスターオイラン達が技師として配備される。
  ネオワラキアでのクルセイドが失敗に終わった際に取り残され、戦勝記念碑となった。
• 大電算機聖堂
  ネオヴァチカンにある聖堂。
  アーチ・ハッカーたる枢機卿らによって電子的な神学論争が日夜繰り返されている。

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