◆忍◆ ニンジャ名鑑#195 【アズール】 ◆殺◆
デスドレイン、ランペイジと行動を共にする少女。
デスドレインに拉致され連れ回される中でニンジャソウルが憑依。彼女自身は非力だが、憑依時に生まれた獰猛な透明の狼が彼女の命令を何でも聞く。ストックホルム症候群めいてデスドレインを護る。
登場エピソード
「この人が死んだら、私を誰も連れて行ってくれない。それは許さない」
「わたしは……わたしは!生きてるんだ!一生懸命!生きているンだッ!」
人物
- 元はキョート・ガイオンで暮らしていた少女。「アウェイクニング・イン・ジ・アビス」時で14歳。
- 父は闇サイバネ施療院の経営者で、彼女の他に二人の姉妹(あるいは兄弟)がいた。
- ニンジャスレイヤープラスの名鑑カードによると、アズールは荒廃した家庭でいっさいの希望を抱くことなく育っていたようだ。
- ある時、ランペイジの腕を治療するために現れたデスドレインによって家族や施療院のスタッフが皆殺しにされてしまった。しかし、彼女だけが未覚醒のニンジャソウル憑依者であることを見抜いたデスドレインに拉致され、以後は彼らと行動を共にする。
- 彼らへの態度はきわめて無口かつ従順。途中までデスドレインにはまともに喋れないものと思われていたほど。
- いかなる要因によるものか、家族を殺されても目の前でニンジャが拷問されても表情ひとつ変えない。目の前で繰り広げられた乱行で心が壊れたのか、ニンジャソウルの憑依で感性が壊れていたのか、あるいはサイコパス的傾向が元からあったのかは不明。
- 物理書籍版の登場人物名鑑によると、家族を殺された時のショックによってか、ソウルの覚醒までの間は虚脱状態にあったのだという。
- 覚醒後は心の底では何も感じていないというわけではなく、感情を抑えつけているだけらしい。本当に追い詰められた際には爆発的な怒りや恐怖を露わにしている。
- 医師の娘だけあり、洞察力や判断力など知的な力に優れている描写が多い。進学校の授業にもぼんやり聞くだけでついていけてしまう。この知性は病んだ心と相まって、彼女の行動を一層予測の付かないものにしている。
- 彼女に憑依したソウルの詳細は長らく謎のままであり、一部のヘッズの間では瞳の色の変化や希少な能力を有する点からアーチ級ニンジャのソウルを宿しているのではないかという声も上がっていたが、ニンジャスレイヤープラスのN-FILES【ドゥームズデイ・ディヴァイス】にて、ニンジャアニマルである「イヌガミ・ニンジャ」のソウル憑依者という特異なケースであることが明かされた。
- 名鑑では「ストックホルム症候群めいて」と記述されているが、実際の所はデスドレインらへの共感があったわけではなく、恐怖と現状への無力感から彼らに従っていたようだ。
- 心の中では誰かが自分を「連れて行ってくれる」「助けてくれる」ことを望んでいた。ソウルの憑依に伴って増長する傾向が高い若いニンジャが、これほどの無力感に囚われるのは稀である。とはいえ、暴虐ニンジャに全てを奪われた14歳の少女が、一人でニンジャ組織や社会を敵に回して生きていくとなると、恐れを感じるのもやむなしではあろう。
- 荒廃した家庭で希望もなく育った影響も考えられる。
- 結果的に、デスドレインに対して憎悪と恐怖を抱きつつも付き従い、彼らの残虐行為にもヤバレカバレめいて加担していた。
- 歳相応の臆病な少女の面と、酷薄で利己的なニンジャの面がコンティニュアスに同居している彼女の人物像は、古参ヘッズにも実際掴み難いようだ。
- 第3部に入り重点エピソードが公開されるまで、その内心がほとんど描かれてこなかったことも一因か。
- 座り込んで床に格子状の落書きをしたりする。カワイイヤッター!
- しかしこれは、キョジツテンカンホーを感じ取る鋭い感性の発露であったようである。なお、ハイク方面に感性を発揮したレイジも同じようなイメージを感じ取っていた。
外見
- 淀んだ碧眼。無反応・無表情・従順・無口と『新世紀エヴァンゲリオン』の綾波=サンめいたキャラ造形は、忍殺においても実際稀。
- ザ・ヴァーティゴ=サンによると、目の色はニンジャソウルの影響でこうなったという。
- なので髪の色は元のまま、黒である。癖が強いのか、波打つような黒髪が肩下まで伸ばされ、前髪は切り揃えられたぱっつんスタイル。
- ネクロフィリアのデスドレインをして「上玉」と言わしめる容姿は、きっと死体めいているに違いない。
- 地の文=サンにも「空色の目をした美しい少女」と端的に表現されている。
- 裾を毟り取ったドレスと潰れたスニーカーを着用。
- デスドレインに拉致された当初は、逃げないように首輪をされていた。フィヒ……。
- ちなみに地の文で明言されたわけではないが、わらいなく=センセイによるウキヨエでは、そのバストは年相応に平坦であった。
- ニンジャスレイヤープラスの身長一覧表によると身長152cm。
- 「グッド・タイムズ・アー・ソー・ハード・トゥ・ファインド」以降は在籍していたスナリマヤ女学院の制服をそのまま着用し、黒いマントを羽織っている。
元ネタ・考察
- アズール(azur)は空色、蒼穹、紺碧、瑠璃色等と訳されるラピスラズリの色。彼女の眼は「空色」と表現される。
- そんなポエットなニンジャネームの名付け親はデスドレイン。彼らしからぬ、奥ゆかしさと少女らしさを持った名前である。
ワザ・ジツ
- 自分の肉体を使って戦うことはほぼ無く、専ら後述のジツのみで戦う。
- 元が(おそらくは)平凡な少女であり、デスドレインやランペイジがカラテを教えたとも思えないので、実際ジツ重点・ノーカラテのタイプであろう。ただ本人にも暴れ回る獣にしがみつく描写があり、カラテで戦わないだけでニンジャ筋力はあるのかも知れない。
- 後にN-FILES【ドゥームズデイ・ディヴァイス】にて、彼女のニンジャソウル憑依は特異なものであり、ニンジャとしての身体能力強化の恩恵をほとんど受けていないことが明かされた。
- ニンジャとしての適応能力や技量、第六感は優れているようだ。
- その後独学で修練を積み、第3部の時点ではクナイ・ダートを飛び道具として使用している。
- コトダマ空間を認識しているような描写があるが、特殊な状況下でのことだったため断定はできない。
不可視の獣
- 成人男性の頭ほどの大きさの足跡を残す透明な巨獣を隣接オヒガン領域から召喚・使役する。
- 書籍版での挿絵によると、実体は巨大な狼めいた姿であるようだ(何しろ見えないため、文章内での外見描写はとても少ない)。
- 牙で攻撃するほか、アズールを背に乗せて移動する。ネブカドネザルのサイバネ強化された外殻を噛み砕くなど牙の鋭さはかなりのもの。
- 獣は実際目に見えないため、外から見ると背に乗ったアズールは宙に浮いているように、獣の犠牲者は不可思議なエネルギーによって炸裂・分解したようにしか見えない。実際チート臭いが、実力者ならば空気の流れや行動パターンなどを読んで対応可能。
- とはいえその隠密能力は、ダークニンジャをして「気配をよく隠している」と言わしめるほど。タツジン!
- この獣の運搬能力は相当なもので、ノーカラテで移動を頼りきりのアズールだけでなく、二人乗りも悠々こなす。
- 成人男性としては小柄の範疇になるデスドレインくらいならまだしも、偉丈夫のタカギ・ガンドーすらも咥えて走り、背に乗せてアズールとタンデムさせての疾駆でも堪えている様子が全くない。一体どれほど巨大なのだろうか。
- ニンジャスレイヤープラスのインタビュー・ウィズ・ニンジャ PLUS版(24)にて、不可視の狼はアズールに憑依したイヌガミ・ニンジャのソウルそのものであり、連続的で唯一の存在であることが判明した。
- 攻撃されれば傷つきもするが、アズールが生存する限りイヌガミ・ニンジャの本質が滅びることはないようだ。
ストーリー中での活躍
- 初登場エピソードの「アウェイクニング・イン・ジ・アビス」におけるコフーン遺跡での戦闘時は留守番役だった。
- 「ドゥームズデイ・ディヴァイス」におけるマグロアンドドラゴン社襲撃時、ダークニンジャにデスドレインが敗れオタッシャ重点となって初めてニンジャとして覚醒し、感情を露わにしてダークニンジャに抵抗した。
「いいザマだよね、お前」
- この時、倒れたデスドレインにかけたのが上の台詞。即座にドエム・ヘッズクランを中心として大量の蚊柱が発生し、電撃的速度でこのシーンのウキヨエが描かれるほどの衝撃がヘッズに走った。
- 第2部最終章「キョート・ヘル・オン・アース」におけるキョート城浮上の際もデスドレインと共に現れ、どうにもならない絶望を抱え半ば八つ当たりめいて市民を殺戮した(ただ、デスドレインに強要されたと解釈出来る部分もある)。
- この際、デスドレインがヨタモノやアッパー市民を焚き付けて暴動を煽る様を「しょうもないね」と評している。彼女の胸中は計りがたいが、デスドレインにとってこの一言は堪えたようで、彼が宙に浮かぶキョート城へと狙いを定める一因となった。
- その後、デスドレインや彼が扇動した暴徒と共にオムラ・インダストリキョート支社への襲撃に加担。さらにデスドレインに協力して、支社を防衛するネブカドネザルと空中決戦を繰り広げた。
- しかし、戦闘の末にアンコクトンの樹から落下。デスドレインからも見捨てられてしまう……。
- 第2部エピローグでは、ガイオンの空港でネオサイタマに向かう裕福な老夫婦に伴われる姿が描かれた。
- 老夫婦にも「アズール」と名乗っているのは、デスドレインへの未練なのか、それとも……。
- 第2部のネブカドネザル戦で高高度から落下したアズールは、不可視の獣に庇われて生き延びた。獣はゴアめいて死に二度と現れなかった。彼女は全てを失った。
- 老夫婦、ヤナエ夫妻に救われ養子となった彼女は「キカ・ヤナエ」という新たな名前を授かってネオサイタマで生活することになる。
- 「グッド・タイムズ・アー・ソー・ハード・トゥ・ファインド」では「キカ・ヤナエ」として、全寮制女子校「スナリマヤ女学院」の一年生として生活していた。
- 彼女なりに夫妻に感謝していたキカは彼らに余計な心配をかけないよう、学院の暗部には目を瞑り、あるいは耐え、奥ゆかしく生活していた。
- しかし、ある夜胸騒ぎをおぼえて寮室を抜け出した際、校長の不穏な行動を目撃したことをきっかけに、校長や学園の謎を調べ始めたキカはついに学園の秘密に触れてしまう。何たるインガか……校長の正体は邪悪なる古代リアルニンジャ、ファフニールであった。学園のハイソサイエティ「ナカヨシ」は彼の邪悪なるインストラクションを受けて、気に入らない生徒、都合の悪い生徒を吊し上げ、処刑していたのだ。
- ヤヨイ・シンケイドが御するナカヨシに捕らえられ、手前勝手な理屈で処刑されそうになったキカは、激昂し、躊躇を捨てた。夫妻や学園の友達への未練を捨てた。
- 発端の夜の胸騒ぎはニンジャが自分を連れて行ってくれる期待感だった。だが今彼女は自分自身こそがニンジャであると自覚した。
- 再びアズールと名乗った彼女は蘇った不可視の獣を出現させ、その場のナカヨシを容赦なく殺した。そしてファフニールの死によって崩れだした礼拝堂から脱出すると、一人ネオサイタマの闇の中に消えていった。
- ナカヨシはニンジャの手下であり、かつ直前まで彼女は実際殺されかけていたとはいえ、あからさまなニンジャ過剰防衛ではある。ヘッズからは「どこぞの赤黒のスレイ対象にされてしまうのでは?」と心配されていた。
- アズール自身も己の行為を自問するが、デスドレインの嗜虐趣味には共感できないと結論づけるのであった。
- 当エピソードでの彼女は、このアイサツの直前まで一貫して「キカ」と呼ばれており、徐々に彼女がニンジャであることがほのめかされていくという、サスペンス的な仕掛けがなされている。
- エピローグでのガンドーの回想と、後の「マスター・オブ・カブキ・イントリーグ」での言及によって、キカことアズールは学園の問題とはまた別の、キョート政府筋の陰謀に巻き込まれていることが明らかになった。
- カブキ・フォースは映像記録からガイオン・カタストロフでのデスドレインとアズールの行いを知り、デスドレインの制御の鍵として彼女を「オペレイション・マジックモンキー」の重点捕獲対象にすることを決定。ガンドーは彼らから脅迫じみた依頼を受け、彼女を確保するため学園に潜入したが、その過程でファフニールに敗北していたのだ。
- カブキ・フォースは映像記録からガイオン・カタストロフでのデスドレインとアズールの行いを知り、デスドレインの制御の鍵として彼女を「オペレイション・マジックモンキー」の重点捕獲対象にすることを決定。ガンドーは彼らから脅迫じみた依頼を受け、彼女を確保するため学園に潜入したが、その過程でファフニールに敗北していたのだ。
- その後の「グラウンド・ゼロ、デス・ヴァレイ・オブ・センジン」では、そのタカギ・ガンドーと共にカブキ・フォースの計画を阻止しデスドレインを倒すべく、キョート軍基地に潜入した。
- 実は「マスター・オブ・カブキ・イントリーグ」開始時点で既にガンドーによって発見・保護されており、アンダー低層に潜伏していたのである。
- 彼女は自分が前へ進むため、かつて自分を置いて行ったデスドレインへのケリをつけるべくガンドーに同行したのだ。
- 主に不可視の獣を操ってガンドーをサポートする形で立ち回ったが、サキモリを一対一で退けた場面などではカラテ成長も見られた。
- 復活したデスドレインとの決戦では、LAN直結による電子攻撃を試みたガンドーを支援するため、ガンドーの49マグナムと不可視の獣で物理空間から攻勢を掛ける。
- アズールはデスドレインを銃撃しながら彼へ決別の言葉を告げ、その隙にガンドーはデスドレインとLAN直結した。
- だが爆発四散させるには至らず、最後の電子攻撃を仕掛けたガンドーは右脚を千切り飛ばされ、デスドレイン諸共暴走するアンコクの海に飲み込まれた。
- アズールは直前にニューロン内の会話でガンドーに警告され、その場を逃げ延びた。翌朝、グラウンド・ゼロに一人立つ彼女が、ガンドーに託された49マグナムの重みとシキベ・タカコが眠るガイオンのことを思う姿が描写され、このエピソードは幕を閉じた。
第4部以降
◆忍◆ ニンジャ名鑑#0137 【アズール】 ◆殺◆
透明の守護獣と49口径マグナム「サンシーカー」で戦う放浪のニンジャ。その名は瞳の色に由来する。憑依ニンジャソウルの不老性が極めて強く、憑依時点以降の身体成長すらも阻害している。
◆ニンジャスレイヤー名鑑カードAoM-0137【アズール】◆(プラス記事)
登場エピソード
「それから、私は子供ではない。少なくともあなたよりは年上だ。見たところね」
「楽しいものなど、ありはしない」
人物
- 第4部では主にアメリカで活動している。
- 10年に及ぶ歳月に加え、保護者もない放浪の旅の経験もあって、かつての無力に絶望した子供の姿はもはや無いと言ってよい。その言動と振る舞いは歴とした大人のものである。
- ニンジャソウルを見出されてからヴァレイ・オブ・センジンに至るまでひたすら地獄巡りめいた人生を送ってきた影響もあるのか、その言動はニヒルかつクール。決断的な容赦の無さも依然として健在である。
- しかし、その人生と歳月の中で理性を摩耗され尽くしたり、ソウルと暴力性に魂を呑まれたりしてはいないらしい。第3部までには微かにしか表出することのなかった彼女の胸中に宿る人間性は、「ザ・ホーリイ・ブラッド」にて垣間見ることが出来る。
外見
- 外見年齢はほとんど変わっていない。
- 名鑑によると、憑依ニンジャソウルの不老性が極めて強いため、憑依時点(14歳)から成長していないらしい。
- 老化の抑制それ自体はニンジャ一般に備わっている特徴であるが、「身体的成熟に至る前に成長を完全に停止させてしまう」というケースは名鑑に特筆されるほど稀少ということなのだろう。
実際業が深い。
- 服装は近所に散歩にでも行くようなタンクトップ姿。乾いた血の染みがついたワークパンツを履いており、帽子を被っている。
ワザ・ジツ
- 戦闘の大半を不可視の獣に頼っていた第3部以前とは異なり、後述の49マグナムをメインウェポンとして用いる。そのワザマエは高く、相手の動きを読んだ先読みの射撃や遠方の相手の狙撃、ニンジャに先んじる早撃ちなどを披露している。
- 目標に命中しなかった弾が壁などに当たって跳ね返る現象である「跳弾」を利用したトリッキーな射撃にも長けており、発射した弾丸を複数回跳弾させて目標に当てる、相手の肉体を用いて跳弾を行い、さらに別の相手に弾を当てることで複数の敵に対処するなど、曲芸的なムーブメントを見せる。
- 銃撃の反動を利用して移動するという、ピストルカラテに通じる立ち回りも習得している。
49マグナム「サン・シーカー」
- カリフォルニア州・ライトウッド奥地にてアズールが入手した49口径のリボルバー拳銃。無骨で、黒曜石のように黒々とした銃身。グリップにはダークチェリー色をした美しいマホガニー材が使われている。
- 刻まれた銘は「太陽を追い求める者」を意味する。
- 彼女がこの銃を手に入れるまでの経緯はニンジャスレイヤープラスのシャード・オブ・マッポーカリプス(45):49マグナムの短編にて描かれている。
- 「ザ・ホーリイ・ブラッド」連載開始当初は49マグナムのシャードがまだ発表されておらず、託された49マグナムをそのまま自分のものにしたのではないかという意見もあった。実際にはセンジンの後で然るべき人物に預けていたことが「ガイオン・エクリプス」にて言及されている。
- 49マグナムはかつてガンドーから借りて射撃したエーリアス・ディクタスやウミノ・スド、アズールが射撃の反動でひっくり返るような代物だが、今のアズール曰く「使い慣れている」らしく、体格のハンディを物ともせず得物として自在に操る。
- 当然ながらその威力もガンドーのものに比肩しており、当たりさえすれば、一撃でニンジャの顔の四分の三を消失させるほど。
不可視の獣
- 引き続き不可視の獣を使役している。名前は相変わらず無い。
- アズールとより深く繋がるようになったため、獣が傷つくとアズールにダメージがフィードバックしてしまうようになったことが明らかとなった。従って、以前のようにアズールを庇って死ぬようなことは出来なくなったと考えられる。
- かつての彼女は戦闘能力の大半をこの獣に依存していたが、現在はサン・シーカーをメインウェポンに据えていることもあってか常時顕現させてはおらず、そのステルス性を活かして奥の手として召喚する、あるいは銃のリロードの隙を補うために用いるというスタイルを取っている。
ストーリー中での活躍
- 月破砕後、ガンドーの協力者の一人であるコケシ・サイコウと接触し、ガンドーから託されたボイスレコーダーと形見の49マグナムを手渡していた模様。
- 彼女はボイスレコーダーの最後に自身の声を追加しており、その言葉は「ガイオン・エクリプス」にてサイコウ邸からフロッピーディスクを入手したシキベ・タカコに、ガンドーの生存への希望を抱かせる一助となった。
- 彼女はボイスレコーダーの最後に自身の声を追加しており、その言葉は「ガイオン・エクリプス」にてサイコウ邸からフロッピーディスクを入手したシキベ・タカコに、ガンドーの生存への希望を抱かせる一助となった。
- 彼女本人は「ザ・ホーリイ・ブラッド」にて初登場。アメリカ西海岸の宿「ホーリイ・ブラッド」の客人の一人として宿を襲う怪異に巻き込まれるも、最終的には生還を果たした。
- 「カレイドスコープ・オブ・ケオス」にて本編に登場。ネザーキョウの外の小村で人探しの依頼を受け、退役軍人のジョージを求めてナガシノを目指す道中でアナイアレイターと合流。彼と共にジョージが囚われているインターネット最終処分場に潜入し、リディーマー傘下のデスベレー隊を相手に卓越した銃のワザマエで大立ち回りを演じる。
- ニンジャスレイヤーによってリディーマーが倒され、ナガシノが陥落した後は、ネザーキョウでの安穏とした生活に嫌気が差して逃げ出そうとしたジョージを確保し、コトブキと別れのアイサツを交わして去っていった。
一言コメント
嫌がるような気もするし、端役なら淡々とこなしてしまう気もする -- 2020-10-26 (月) 21:14:02