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キョート・リパブリック

Last-modified: 2017-09-26 (火) 07:27:40

地名キョート・リパブリック


概要 Edit

キョート共和国、もしくは単にキョートとも。
日本から独立した自主国家であり、独自の政府、独自の軍事力を有する。第2部ではザイバツ・シャドーギルドの支配下にある。
物理的鎖国状態にある日本列島内において、唯一海外に開かれた空港を持つ、歴史ある観光国。主産業の観光を司る観光庁は、アッパーガイオンの進学校生にとってキョート官庁の代表格のようだ。

 

日本から独立した時期や経緯は定かではないが、司法慣習の一部は日本から引き継がれている。
統治機構として共和国議会、ガイオン元老院の存在が語られている。共和政ローマめいた政府組織なのだろうか。

 

キョートと日本国間は空路・陸路ともに交通の便が整備されており、人や物の行き来も比較的自由に行われている。ただし、(独立国である以上当然といえば当然だが)国境を越えるにはパスポートが必要となる。
キョート・ネオサイタマ間はオバンデス航空の旅客機で七時間(「フジ・サン・ライジング」)、距離にして数千マイル*1離れているらしく、この世界の日本が現実よりもずっと広大な土地である事がわかる。

 

長い歴史と伝統ゆえ、特にアッパーガイオンの人間には無意識的な高慢さがあり、ネオサイタマをはじめとした日本人を見下す傾向がある。また、日本人もキョートに対しては憧れと反感の混ざったコンプレックスを抱いており、キョートへの旅行経験は一種のステータスとみなされるようだ。



ガイオン Edit

「ナイト・エニグマティック・ナイト」より――
ガイオンは世界有数の観光都市だ。多種多様の人種が深い歴史を持つこの古都を訪れ、ゲイシャ、テンプル、キョート山脈に映し出される大きな漢字などを楽しむ。美観を損なわぬよう、五重塔よりも高い一般建築物は存在しない。基盤のように均等な各区画には、同じ外観、同じ高さのビル群が立ち並ぶ。 

キョート共和国の首都である都市。
厳密なる法規制によって古くからの街並みが保たれた「アッパーガイオン」と、その地下に設けられた巨大多積層ジオフロントである「アンダーガイオン」に分かれる。

 

キョートの人間がネオサイタマに関して「エドマエツキジがありますから、スシは実際良いです」(「ディフュージョン・アキュミュレイション・リボーン・ディストラクション」)と言っている事から、ガイオンは現実の京都市同様に内陸地か、もしくは海産物に乏しい立地と推測される。

 

名の由来はおそらく、「祇園」のローマ字表記"GION"をアルファベット読みしたものだろう。サイバーパンクの金字塔的作品『ニューロマンサー』や『マトリックス』に登場する地名"ZION(ザイオン)"にもかかっているのかもしれない。

 

現実の京都の旧市街は伝統的に北部の「上京(かみぎょう)」と南部の「下京(しもぎょう)」に分かれており、また京都市内の住所は近隣の交差点から「上がる」(北へ行く)「下がる」(南へ行く)という表現でしばしば示される。アッパー・アンダーという概念はここに着想を得たのかもしれない。
地名の特徴としては、四聖獣(ドラゴンが北、ゴリラが東、タコが西、イーグルが南に対応する)にちなむ名称が目立つこと、現実の京都めいて「アガル」「ノボル」「サガル」が付いた地名があること(アガルとノボルの使い分けは不明)が挙げられる。

アッパーガイオン Edit

一部のカチグミ層とごく一部の観光業従事者、犯罪組織のトップといった限られた層のみが住まうガイオン・シティの地上部分。
道路や水路が電子基盤のように(あるいは碁盤の目のように)規則正しく張り巡らされ、コンデンサめいて等間隔に五重塔が配置された美しい街並みの基礎は、平安時代に作られたものと言われており、そのパターンを維持しながら今日まで拡張を続けてきた。
ガイオン景観法によって建築物の高さからネオン看板の色調に至るまでが厳しく制限されており、美的景観の維持に多大な注意が払われている。
斯様にきらびやかな街並みは多くの観光客を喜ばせているが、その一方で「オイランの化粧」とも揶揄され、観光客の目が届かぬ場所には閉塞や抑圧、モラルの荒廃といった綻びが隠されている。
 
ザイバツの本拠でもある重要文化財・キョート城周辺をはじめとした観光エリアの他に各行政機関やメガコーポのオフィスも立地するが、前述の法規制によって五重塔を超える高層建築は禁止されており、これが地下都市アンダーガイオンの成立由来となっている。

アッパーガイオンの諸地域 Edit

アラクサマ地区 Edit

市庁舎やマグロアンドドラゴン・エンタープライズ本社ビルが存在する市街地。
マグロアンドドラゴン社のロビー活動により、同社の社屋周辺の区域はアッパーガイオン内でも例外的に建築物の高さの規制を免除されている。

オミヤゲ・ストリート Edit

観光客で年中賑わう、横幅タタミ五十枚分ほどの広大なストリート。アッパーガイオン中心部に位置する。
大路の左右にはガラス液晶の壁面を持つ五段重ねの重箱めいたビルが立ち並び、その内部には江戸時代を彷彿とさせるような高級オミヤゲ店や最高ランクの合法オイランハウスが軒を連ねている。
日が沈むとこれらのビルはLEDによってライトアップされ、その景観はキョートの伝統的文化と洗練されたハイテックの理想的融合空間と称される。
ザイバツの重点商業地域であり、ストリート入り口はマッポやスモトリによって警備され、車や下層市民は侵入を許されない。

ゴリラ門 Edit

アッパーガイオン東部の門。ガイオン・シティの境界上に位置するものと思われる。
周辺地域はアッパーガイオンの中でも殊に治安が悪いらしい。
門の外側にはキョート市民権IDを持たぬ者達のスラム街が形成されており、アンダーガイオン居住者以上に過酷な暮らしを強いられている。

サミダレ・ストリート Edit

見事なしだれ柳とトリイ・ゲートの並ぶ通り。
地の文=サン曰く「ガイオン・シティの死角」。実際目立たない地域だと思われる。

スナリ・クダルストリート、スナリ・ノボルストリート Edit

「スナリ」の意味は不明。似た名称を持つ施設として、ネオサイタマに「スナリマヤ女学院」というお嬢様学校があるが、何かしら優雅な意味があるのかもしれない。

タコ区画 Edit

バイオイチョウの並木道や、「キョート・ライン川」なる名前の川が存在する。ライン川ナンデ?*2

実在の京都には「蛸薬師」という通りがあり、その近くにはかつて水運で用いられた高瀬川がある。ドイツのライン川も水運の役割は大きく、それに関連するのだろうか? なお、高瀬川と蛸薬師通りの間は木屋町・先斗町(ぽんとちょう)という繁華街であり、特に先斗町は花街として有名である。また、イチョウ並木はそこから鴨川を隔てた川端通りが有名である。

ドラゴン区画 Edit

シルバーキー鍼灸院」がある。

詳しい言及はないが、四聖獣の配置から考えると北部の地区か。

ドラゴン・ヒスイ・クダル・ストリート Edit

景観に優れた高級住宅街。居並ぶ家々のほとんどが平安時代に築かれたとされる。ロード・オブ・ザイバツから与えられたダークニンジャの邸宅もここにある。
「ヒスイ・クダル・ストリート」なる地名も本文に見えるが、おそらく表記揺れと思われる。

ヒスイ・アガリノボル・スクエア Edit

ヒスイ・クダル・ストリートから北東へやや上ったところに位置する。
平安時代よりも古い重要文化財にして、現在は博物館として市民を迎え入れている「ウツクシミ・テンプル」がある。

ワラビ・ストリート Edit

高級レストラン「ワーンコ楼」やカチグミ子弟の退廃的溜まり場となっているクラブなどが存在する。
おそらくアッパーガイオンと思われるが、明確な所在は描写されていない。

アッパーガイオン内の諸施設 Edit

ガイオン空港 Edit

鎖国状態にある日本の中で、江戸時代における出島めいた玄関口の役割を果たしているハブ空港。
磁気嵐層に何らかの光線を照射することで穴を穿ち突破することのできる特殊なテックを有し、ロシア、アフリカ、アメリカといった諸外国と繋がる空路を確保。日本の間の人や物資のやり取りを一手に担っている。

ガイオン・サウスエアポート Edit

オバンデス航空のキョート・ネオサイタマ便が発着する空港。
上記のガイオン空港と同一の空港かもしれない。

ガイオン・シノノメ・ハイスクール Edit

アッパーガイオンの進学校。
教育方針としてブシドを重点し、生徒には制服の上からイミテイション・カタナを帯刀することが義務付けられている。
また、ウィルキンソン氏は、最後の総理大臣を輩出したシノノメ家と当校の間の何らかの関連を示唆している。

ガイオン・ステーション(ガイオン中央ステーション) Edit

キョート・ネオサイタマ間を運行する新幹線の発着駅。ガイオン市街周辺の線路脇は美しい桜のコリドーとなっている。

ガイオン中央カブキ・ホール Edit

カブキ・ショウを上演する演劇場。

ガイオン中央拘置所 Edit

ゴトー・ボリスが収監されていた拘置所。

キョート城 Edit

重要文化財。一般的にはキョートを代表する観光名所として認知されており、ハイクなどにも詠まれるポピュラーな城。
しかし、その真の姿はザイバツ・シャドーギルドの本拠地である。ここにロード・オブ・ザイバツが君臨しており、重要な会合にはザイバツ・ニンジャが集う。
一般人による内部への侵入、写真撮影といった行為は「重要文化財保護」の名目で規制されており、ザイバツによる厳重な警備が敷かれている。
 

  • ホウリュウ・テンプル
    キョート城敷地内の日本庭園に建つテンプル。その地下はニンジャにまつわる大量の古文書が収蔵された書庫となっている。ここに入ることが出来るのはザイバツでもグランドマスター位階、もしくはロードから特別の許可を得た者のみに限られる。

裁判所 Edit

ゴトー・ボリスの裁判が行われた裁判所。荒んだ大通りに面しているらしい。
法廷の被告人席は檻で囲まれており、下方からエレベーターで出入りする。傍聴人席は被告人席を「コロシアムの観客めいて見下ろす」位置にある。

ツキヌケ・ライブラリ Edit

総合情報集積施設。
新聞各社の年鑑のような物理情報やUNIX上のデータベースが集積された閲覧室を備える。
我々の想像する図書館めいた施設か。

なお、現実世界の京都では、路地の名称に突抜(ツキヌケ)が使われることがあり、
ネーミングはこれに由来するか。

KIT Edit

機械制御工学科、総合環境工学科、バイオ工学科、神経制御工学科などが存在するアッパーの工業大学。
アンダーガイオン出身の者や留学生も受け入れている。

名称は米国の名門校 MIT(Massachusetts Institute of Technology)=マサチューセッツ工科大学になぞらえたものであろう。おそらく Kyoto Institute of Technology(キョート工科大学)的ななんかであろうと思われる。

  • なお、英語名称が Kyoto Institute of Technology である大学は実在する(国立の京都工芸繊維大学)。歴史的経緯からこの名前であるが、工芸・繊維関係のみならず機械やバイオ、情報工学なども扱う。

アンダーガイオン Edit

「ナイト・エニグマティック・ナイト」より――
(前略)ガイオン中心部の企業群は、地下へ地下へと自社ビルを拡張していった。やがて、地下数十階規模まで増築されたビル群の間を繋ぐ地下道が形成され、サラリマン向けの商業施設、歓楽街、コフィンホテルなどが築かれ……いつしか3階層ほどのアンダーガイオンが出来上がっていた。
その後もアンダーガイオンは、時に共和国政府による介入を受けながら野放図な拡張を続け、現在のような逆ピラミッド型の混沌とした多層サイバー都市へと成長したのだ。中心部は1〜5階層が貫かれ、ネオサイタマに酷似した市街地が広がる。そこには道路も車も存在し、地上と錯覚する観光客も多い。

ガイオン・シティ地下に広がる逆ピラミッド状の階層式ジオフロント。
地下第一層の「最上層」、二層から九層までの「中層」、それ以下の「下層」、さらに遺棄されたる「最下層」という四つの「格差」で分けられる。
元は建築基準を超える大型ビルを建造するため徐々に作られたものだが、現在は観光名所としての美麗なガイオンを維持するため、貧困層や社会の汚点を押しやるスペースと化しており、その環境は下層になるほど劣悪となっていく。
上層部の天井にはペンキでイミテーションの空が描かれ、規則的に配置されたLEDが陽光代わりとなっているものの、当然ながら本物の日の光が届くことはない。そのためアンダーガイオン出身者は皆一様に肌が青白く、アッパーガイオン出身者との外見上の差異は一目瞭然である。
下層にはそれすら無く、しばしば上層部から染み出た汚水が滝の如く降り注ぎ、強化コンクリートで塞がれた天井部は陰鬱な汚染スモッグに覆われているという、ある意味ネオサイタマ以上とも言える極悪な環境下で人々は生活を強いられる。
しかし、アンダーガイオンに蔓延る違法性の高いギャンブルや性風俗、薬物等物品の売買は観光客にも需要があり、中層半ばまでは実質観光地の延長線上となっている。
実際キョートの暗黒面と言える陰鬱な地下世界である。

 

階層間の移動はエレベーターじみた大型のリフトによって行われる。アッパーの観光客などは小奇麗な専用リフトを利用するのが専らだが、アンダー住まいの貧しい労働者達は数十人を収容する業務用の大型リフトで地下へと運ばれることになる。
リフトに乗降するための「駅」はガイオン各所に実際無数に存在し、ガイオン・シティ当局も正確な数は把握できていないらしい。下層に降りていくには複数のリフトを乗り継がなくてはならない。

アンダーガイオンの諸地域・施設 Edit

最上層(地下第一階層) Edit

観光客で賑わう目抜き通りがあり、アンダーでも活気のある階層と思われる。
マイコの魅力と美味いスシで評判を博す老舗マイコセンター「美の味覚」もこの層にあった。

第二階層 Edit

繁華街や商店街の存在が確認でき、まだ人間らしい生活のアトモスフィアが感じられる。とはいえ、ここに暮らす人々が太陽を奪われた苦しい日々を強いられていることには変わりない。
一〜二階層をぶち抜くマグロアンドドラゴン社の巨大コンビナートが存在。
鈑金工場の立ち並ぶ区画の中には、シメジ・サンロウの零細印刷場がある。
 

  • モンチ通り
    第二層内に存在する通り。立ち並ぶ平屋の家々には金属パイプがマングローブじみて這い回り、その節々から蒸気を噴出している。

第三階層 Edit

タカギ・ガンドーが、アッパーガイオンでの捜査に臨んでシキベ・タカコの衣服を調達するために立ち寄った複合商業施設が存在。
逆説的に、ここより下の階層では、その手の大型商業施設にお目にかかれることは難しいとも考えられる。

第五階層 Edit

アンダー・ガイオンの中でも最も広大、かつ最も栄えたエリアで、中心部は上四階層分を吹き抜けにしたスペースになっており、違法増築を重ねた高層ビル群が乱立している。
無数の商業的ネオンサインが瞬く街並みの猥雑さは、ネオサイタマのツチノコ・ストリートを思わせる。
安全が保障されているのはこの階層まで。ここより下は実際劣悪な環境が待っている。
 

  • ドラゴンゲート
    詳細不明。
    「ドラゴンゲート以北〜」との台詞があることから、第五階層内のいずこかのエリアを南北に区切る門ではないかと思われる。

第六階層 Edit

この階層から第八階層までは、劣悪な環境の工業区画となっている。
中心部に居住施設はほぼ存在せず、強制収容所じみたトーフやショーユ、コケシの生産工場の他は実際安い歓楽街が並ぶだけである。
 

  • ゴリラゲート
    詳細不明。
    アッパーガイオンの「ゴリラ門」と同様、階層内の東側に配されたゲートだろうか?

第七階層 Edit

  • イーグル門
    第七層に存在する門。詳細は不明。

第八階層 Edit

狂言強盗団などが出没し、治安が良いとはとても言えないが、無法というほどでもない。
アッパーガイオンまでを縦長にぶち抜くヨロシサン製薬の大型研究施設が存在。地表部はキョート山脈の裾野に位置する、オーガニック・マツタケやメイプルが群生する山林になっている。
 

  • ドンブリ・ストリート
    第八階層の工場地帯にあるストリート。実際安いバーや電脳マイコセンターが並ぶ。

第九階層 Edit

中層最後の層。ゆえに九層の階層移動リフト周辺の闇マーケット関係の利権争いは激しく、多数のヤクザクランがしのぎを削っている。その中にはニンジャバウンサーを擁するクランも少なくない。

第十階層 Edit

これより下は「下層」となる。
ここで生まれた下層民達の大半は、より上の層に生活の場を移すことも叶わず、一生をここで過ごすことを強いられる。逆にここより上の階層に暮らす者にとっては、この階層に降りることは人生のデッドエンドを意味する。
「中層」までとは異なり、ここで起きることがメディアを通じて報道されることもなく、アッパーの人間に関心を払われることもほぼ皆無である。

第十一階層 Edit

本編中にてこの階層について言及される場面はないが、物理書籍版第2部『荒野の三忍』にて掲載されたアンダーガイオン概略図では、バイオハザードマークを掲げた不穏なアトモスフィアの建築物が第十層までをぶち抜く形でそびえたっているのを確認できる。

第十三階層 Edit

タカギ・ガンドーの出身地。
ガンドー曰く、「太陽も笑いも娯楽もない、不安しかない世界」。
天井は岩盤剥き出しで、最小限の鉄骨を張り渡して補強されたのみ。地面も舗装されておらず、硬い粘土質が露わになっている。光源は要所要所に配置されたタングステン・ボンボリしか無いようだ。
住民の多くは鉱山採掘のような日雇い労働で生計を立てている模様。
ザイバツの手により、垂直掘削用の巨大シリンダーハンマー施設が建設された。

第十四階層 Edit

アンダーガイオン下層の中でも相当下部に位置する階層。
 

  • バラキ居住区
    バイオ化石燃料の採掘で生計を立てる人々が暮らす集落。

階層不明 Edit

  • アンダーテンプル
    アンダーガイオン某所のブッダテンプル廃墟。
    その地下にはハイ・テックな闘技場が隠されており、闇の格闘大会「シャドー・コン」が年二回のみ開催するニンジャ同士のイクサ・トーナメントの舞台となっている。
  • オタノモシ横町
    シャドー・コン崩壊後、モミジ・ヤンガヤメジら3人の少年をグリズリー穴に引き取った場所。

コフーン遺跡 Edit

アンダーガイオンの最下層に隠された、古のニンジャ遺跡。
三種の神器の一つ・「聖なるヌンチャク」が安置されている。ウミノ・スドは遺跡の実在が確認される以前から、独自の研究によってその事実に辿り着いていた。
内部は遊園地のアトラクションめいた危険なトラップや謎解きが満載であり、いずれも深い知識とニンジャ身体能力がなければ突破は不可能。タノシイランドでは実際ないのだ。
それらを乗り越えた優れたニンジャのみが、神器を手にする資格があるという事である。

その他ガイオン内の地域・諸施設 Edit

ザシキ・ダンジョン Edit

監獄施設。
グラウンドに日が差している描写、「ボイラー室から下水かアンダーガイオンに抜けられる」との記述、アッパー市民が収監されていることなどから所在はアッパーガイオンと思われるが、正確なところは不明。

チョイチョイ・ストリート Edit

所在不明。アヘンをはじめとした非合法の薬物が出回るような地域らしい。
アンダーガイオン上層だろうか?

ミタラシ刑務所 Edit

所在不明。怪盗スズキ・キヨシが服役していた。
囚人がいつでも自由にセプクを行える「セプク室」なる部屋が設けられているらしい。

キョート・ワイルダネス Edit

ガイオンから数十キロ東に広がる、西部劇めいた不毛の荒野。
そんな荒野にも人々の居住する集落は存在しているが、徒党を組んだ悪漢がモヒカンめいて跋扈するマッポー的光景も見られる。
灼熱の太陽が照りつける過酷な気候ではあるが、大気は清浄で、重金属酸性雨立ち込める都市では決して見れない美しい星空を見ることができる。
荒野の果てにある断崖を降ると、そこは呪われた大地・セキバハラである。

ワイルダネス諸地域 Edit

美しい馬平原 Edit

ディミヌエンドの出身地である地下シェルターが存在する。

オタカラ村 Edit

ワンダラス町よりも更に東に位置する最果ての村。かつては採石場として人の流れも活発だったらしいが、現在は寂れ果てている。

...

古城 Edit

セキバハラ境界線上に位置する廃墟。
その地下には二十世紀の異端の科学者、ジェイキ・ミズノ博士の研究施設が隠されている。
その研究内容はニンジャソウルに関わる身体強化についてのものであったという。
かつてイヴォルヴァーはこの研究施設を発見し、自らのジツを完成させるのに利用したらしい。

シンカバサリ Edit

キョート・ワイルダネスにある地方。得体の知れぬ植物が鬱蒼と生い茂った高温多湿の環境。
ブッダに呪われた一族の末裔である「白い悪魔」の伝承がある。

チョジャ村 Edit

オタカラ村の隣村。イヴォルヴァーによって壊滅した。

ワンダラス町 Edit

陸の孤島と呼ばれる辺境の町。オタカラ村チョジャ村はここより更に東に位置する。

バトルフィールド・セキバハラ Edit

ガイオン・シティの遥か東、見捨てられた禁断の地、セキバハラ。日本との国境地帯に位置するこの広大で不吉な古戦場跡に住む者は無く、落武者のデヴィルを恐れ強盗団ですら寄り付かない。重金属酸性雨は滅多に降らないが、その代わり大西部めいた狂った気候が、そこを渡る者たちを責め苛むのだ。――「デス・フロム・アバヴ・セキバハラ」#1

日本との国境地帯に位置する、広大な古戦場跡。上記描写のように気候は過酷である。

江戸戦争における最も激しい戦闘「バトル・フォー・セキバハラ」の舞台であり、多くのサムライやダイミョ、オクガタが命を落としたという。

ネットワーク化された現在でもなお人々は太古の怨念を恐れ、この地に住み着こうとはせず、強盗団ですら落武者のデヴィルを恐れ寄り付かない。無線LANすらも届かない、実際陸の孤島である。

キョート共和国の東のはずれであるが、首都ガイオンとの距離は不明。あるニンジャは朝にセキバハラ、同日中にガイオン、翌日朝にはセキバハラという移動をこなしている。

キョート・ワイルダネスの最果て、断崖の下に横たわるという描写がある。日本とキョートの国境としてはヴァレイ・オブ・センジンの名も挙げられるが、位置関係・包含関係は不明。

翻訳チームの註曰く、地名の由来は「関ヶ原」らしい。

...

セキバハラジョウ・キャッスル Edit

セキバハラのキャニオンの一つに聳える城跡。

ヘルボンチ Edit

セキバハラの中心部に位置する、四方をキャニオンに囲まれた盆地に広がる荒野。
同じエピソードで「セキバハラのさらに奥地」という描写もあるが、周囲から入った際の最深部と捉えられようか。

エド戦争における最も激しい戦闘が発生、多くのサムライやダイミョ、オクガタが命を落としたという。バトルフィールド・セキバハラ一帯で行われた衝突の最激戦地といったところだろうか。

太古の怨念を鎮めるために築かれた盛り土の丘と、シメナワの巻かれたストーンヘンジが荘厳に佇む。

その他ガイオン外の地名・諸施設 Edit

カンジ・トーチ・サン(ダイモンジ・マウンテン) Edit

ガイオン近辺の山。おそらくキョート山脈の一部か。
ガイオンのドラゴン・ヒスイ・クダル・ストリートはこの山で行われるカンジ・ディスプレイの様子を見物するのに絶好の立地らしい。
物理書籍版では「ダイモンジ・マウンテン」に名称が改められた。

キョート山脈 Edit

ガイオンを囲む峻厳な山脈。キョートを訪れた観光客は山肌にライトアップされるさまざまな文字や、山脈から望む幻想的な夜景を楽しむ。
山脈に壮大に映し出されるのは「精神的」「ムッジョ」「禅」「ナムサン」「インガオホー」「五十歩百歩」といった漢字やコトワザである。

キョート双子山 Edit

ガイオン・シティに接するバイオ森林に覆われた山。
山の斜面では毎夜、カンジの形で並べられた松明が燃やされる。

  • 名称としては、現実の京都市街の西方にある「双ヶ丘(ならびがおか)」が連想される。毎夜のカンジ・ディスプレイの元ネタであるに違いない「送り火」との関連で言えば、市街北方にある松ヶ崎西山・東山(二つの山に「妙」と「法」の二つの文字が描かれるが、二つでワンセットと数えられる)も連想させる。

ケゴン・フォール Edit

キョートの何処かに存在する滝と思われるが、所在は不明。
なお名称の元ネタは「華厳滝」と思われるが、所在地は京都府ではなく栃木県日光である。
崖の上には、平安時代にオヒガンの「キンカク・テンプル」を模して建てられた「物理的なキンカク・テンプル」が存在する。
平安時代の終わり、古のリアルニンジャ達の多くがこのテンプルにおいてハラキリ・リチュアルを決行し、歴史の表舞台から姿を消したという。

...

琵琶湖 Edit

キョート山脈から遥か北東に位置する湖。
ガイオンからタクシーで向かうことが出来ることから、キョート・リパブリックの領土内と思われる。
ダークニンジャはキョート山脈の廃テンプルから続く洞窟を経てその真下、地下数百メートルの大空洞に到達した。
実際我々の知る日本においても京都市内から琵琶湖までは直線距離で10km内外、道なりでも12km前後なので、ニンジャならばたやすく、非ニンジャでも頑張れば歩けない距離ではない。
ただし、ニンジャスレイヤー世界においては多分シガ・ディストリクトは存在しない。ゴウランガ!

ボンジャン・テンプル Edit

ボンジャン・シンイチにより建立された、歴史あるバトルテンプル。
このテンプルにて修練するバトルボンズ達は「ボンジャン・モンク」と呼ばれ、神秘的戦士として知られている。
ガイオン・シティからやや離れた山中に位置するが、正確な位置は不明。キョート山脈の何処かと思われる。麓には小さな村があるらしい。

ブディズム関連も参照。

ハンセイボウ・マウンテン Edit

ボンジャン・テンプルからさらに山を登った先にある。
切り立った岩壁の中のごくごく狭い天然の通路を進んだ先には「反省房」の字を掲げる断崖に周囲を囲まれた小さな広間があり、そこには繋がれたものの自由と力とボンノを奪うとされるボンジャン・シンイチの遺物「ハンセイ・アルケイン・チェイン」が備えられている。






*1 1マイル≒1.6km
*2 現実の日本でも「日本ライン」(木曽川の一部)や「日本アルプス」といった欧州の景勝地になぞらえた地名があることを踏まえたものだろうか。周辺の古城をゆったり眺めるライン川の川下りは有名であるが、実際の京都の西(忍殺四聖獣のタコの方角)には、川下りで知られる保津川がある。もっともこれは急流下りであるが。