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批判自体に反論できないが、お前の態度が気に入らないから俺の勝ちだ、と言う駄々っ子の屁理屈で勝利宣言をする際に用いられる。概ねどんなまともな批判にも逆ギレできる魔法の言葉。
来歴と用法
相手の欠点を咎める事。
また、【批判と語感が似ている】というだけの理由で、勝手に対義語と思い込み、本来の定義を一切調べないまま、【批判は正義で非難は悪である】、という脳内定義を追加しネット拡散している人を見かける言葉。お前の意見は批判ではなく非難だ、非難は悪い事だ、だから俺の勝ちだ、という身勝手な三段論法に用いられる。
何の出自もないままネット上で妄信的に唱えられている架空の定義だが、辞書にも普通に『批判』と同じ意味の定義が載っており、単にうまいダジャレを言ったという自己満足感を議論の真理と勘違いし、何かしらの説得力が発生するに違いない、と履き違えたオヤジギャグ脳から生まれた脳内定義であると思われる。そのため、非難以外の言葉でも『糾弾』『弾劾』などの類義の言葉があるのだが、同様の理論が叫ばれる事はほぼ見られない。『非難轟々』などの熟語もダジャレ感が薄れるため、非難するほうが悪い、というニュアンスで使われる事は少ない。
相手の発言を非難であると認定して勝利宣言するために使われるが、当然その行為自体も非難の一種に当たり、自家撞着に陥っている。
この論法を唱える者の本音が【批判をするな】である事は明白だが、そのまま口にすると格好悪い自覚があるため、なんとか印象の悪い言葉に呼び代えようとして飛びついた言葉がたまたま語感の似ていた【非難】であると思われる。
また批判のおまけの言葉として扱われる事が多いため、非難その物の意義について言及される事が少ないが、非難という言葉には欠点や過失を取り上げる、という意味が含まれており、アホバカ死ねなどの暴言や見当違いの言いがかりとは異なっている。
恐らく「難」の字の印象から【難癖】などと脳内で結びつけて意味を混同している物と思われる。
外部リンク
ひなん【非難/批難】の意味 - 国語辞書 - goo辞書
批判と非難をごっちゃにしてはいけない
中学生にもわかる「批判」と「非難」ってどうちがうのか?
関連事項
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