序(3p)
人の足が生えていた(7p14行目)
- 横溝正史『犬神家の一族』から。
第一章 月に捨てられた少女(12p)
ーダンカン・ジョーンズ監督によるSFスリラー映画『月に囚われた男(原題:Moon 2009年/イギリス)』からか。
「わらわはカグヤ・∀・ハインライン。」(10p13行目)
- 『∀ガンダム』から。
- ∀は「全てを含む」と言う意味の数学記号なので、意味としては間違っていない。
- ∀をひっくり返すと当然Aになるので、SF作家のロバート・A・ハインラインもかかっている。
- ∀は「全てを含む」と言う意味の数学記号なので、意味としては間違っていない。
「わらわの足よりずっとはやーい」(16p5行目)
- 『バハムートラグーン』のヒロイン・ヨヨのセリフ(の改変)。
- 元は「サラマンダーよりずっとはやい」。
「ピーコックスラッシャーという護身用の武器でな」(20p3行目)
- 『機動戦士クロスボーンガンダム スカルハート』以降のクロスボーンガンダムの武器「ピーコックスマッシャー」から。
- 本家はボウガン型の7連装ビームライフル。
「あれはバニシングトルーパーだな」(31p15行目)
- 『スーパーロボット大戦α』シリーズにおけるリアル系主人公機「ヒュッケバイン」の通称および前期主人公BGM「VANISHING TROOPER」から。
- αシリーズでは初代ヒュッケバインが起動実験でエンジンの暴走を引き起こし、基地一つを吹き飛ばしたことから付けられた。『OG』シリーズもこの設定を引き継いでいる。
- 開発は月に本社と工場を置くマオ・インダストリーが担当している。
- また、アニメなどから姿を消したため、ファンの間でも「リアルにバニシングした」と言われている。詳細は後述。
「ちなみに~ややこしいからなぁ」(33p11~13行目)
- 上のヒュッケバインが姿を消した原因とされる版権問題「ヒュッケバイン問題」のこと。
- 原作ゲームでは出演していたが、『第2次スーパーロボット大戦OG』にて全機破壊されるというまさにバニシングな展開となった。そのため、代替機となる「エクスバイン」やその派生機が登場している。
- なお、これらはあくまでファンの推測であり、公式からのアナウンスは一切ないため、本当の意味での真相は不明である。
- 原作ゲームでは出演していたが、『第2次スーパーロボット大戦OG』にて全機破壊されるというまさにバニシングな展開となった。そのため、代替機となる「エクスバイン」やその派生機が登場している。
「月にはお肌の触れ合い会話というのがあってな」(36p9行目)
- 主に『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』で行われた、接触回線による通信。
- 生身の場合はノーマルスーツのバイザー同士を接触させ、空気とバイザーの振動で会話する。性質上秘匿性が高く傍受される心配がないため、内緒話に使われた。
「銘菓『月に咲く華、散りゆく花』、食べる?」(42p3行目)
- 今は亡きSNKの剣戟格ゲー『幕末浪漫第二幕 月華の剣士 ~月に咲く華、散りゆく花~』から。
「目標をセンターに入れてトリガーだ!」(46p13行目)
- 『新世紀エヴァンゲリオン』での碇シンジのセリフ。
目標をセンターに入れてスイッチ…
マイナス530000(54p16行目)
- マイナスがなければフリーザ様の戦闘力。
「……ユータ、月が綺麗だ、をちょっと英語で言ってみてくれんか」(63p15行目)
- 夏目漱石が著作の中で「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳した。つまりそういうことである。
第二章 地球の長い夜(69p)
- 『地球の永い午後』ブライアン・W・オールディス著。
「ええい、このボタンだ!」(70p2行目)
- 漫画版『機動戦士ガンダム』でのアムロのセリフ。
- このセリフの後、パ ン チ で ザクを粉砕した。
「高校生くらいに~転成したりするのであろ?」(75p10~11行目)
- ラノベではよくあることである。
この超機動暴発黒科学娘は(86p8行目)
- にわのまことの漫画『超機動暴発蹴球野郎 リベロの武田』から。
「何しろ学校で『感情を処理できん人間はゴミだ』と叩き込まれるからなぁ」(95p15行目)
- 『機動戦士ガンダムF91』より、ザビーネ・シャルのセリフ。
感情を処理できん人間はゴミだと教えたはずだがな…
「アニメではないぞ、本当のことだ」(99p6行目)
- 『機動戦士ガンダムZZ』の前期オープニング「アニメじゃない」の歌い出し。
自宅の本棚にだって~楽しんでもいる(102p16行目~103p1行目)
- 順に『這いよれ!ニャル子さん』、『深山さんちのベルテイン』、『勇者が魔王を倒してくれない』。
第三章 授業を静止する日(133p)
- 『地球の静止する日』か?。
「ほれ、イラストが付いた小説だ。あれ、どの巻の表紙も女子がこの髪型だったので」(137p10行目)
- 139pの挿絵と合わせると、水沢夢『俺、ツインテールになります。』か。
「黒科学の叡智、略してクロノエイチを詰め込んだ頭を!」(140p10行目)
- 『第3次スーパーロボット大戦Z』における重要なキーワード「黒の叡智」から。
「だいたい身長五十七メートル、体重五百五十トンぐらいだな」(152p6行目)
- 『超電磁ロボ コン・バトラーV』の全高と重量。
「斧と剣を組み合わせたまっっっったく新しい武器だったらしい」(157p6行目)
- 『風雲黙示録 格闘創世』のナレーションから。
風雲拳…それは、実戦空手道とブーメランを組み合わせた全く新しい格闘技…
- 「斧と剣を~」とは『仮面ライダーウィザード』で
ウィザード・インフィニティースタイルが使う必殺武器・アックスカリバーの事であるが、
それが「まっっっったく新しい」かと言えばそうでもなく、射殺す百頭(Fate/stay night 2004年)や
磁鋼剣ソードトマホーク(ゲッターロボ號 1991年)等があったりする。
「殴ったな!月の民にもぶたれたことないのに!」(169p3行目)
- 『機動戦士ガンダム』より、アムロのセリフ。
- 現在はこの形でまとめられるが、本来は下記である。
「殴ったね…!」→「二度もぶった!親父にもぶたれたことないのに!」
- 現在はこの形でまとめられるが、本来は下記である。
「ちなみにこれ一本から五百五十一個の肉まんを生成できるぞ!」(177p12行目)
- 蓬莱の玉の枝+肉まん=蓬莱551。
第四章 幼年期の終わり、始まる侵略(189p)
- アーサー・C・クラークの『幼年期の終わり』と仮面ライダー鎧武第20話『世界のおわり はじまる侵略』より。
「あやつ、マシーネンゲヴェイア搭載型だったか」(197p2行目)
- 英語で言うとマシンガン。
「他にも杭打ち機構~などな」(197p4~5行目)
- 先ほどのマシーネンゲヴェイアと合わせて、『スーパーロボット大戦IMPACT』に登場したアインストアイゼンの武装。
- 主人公機アルトアイゼンのコピー機であり、武装もアルトに準ずる。
- マシーネンゲヴェイア→3連マシンキャノン
ホルツシュラオペ→リボルビングステーク
クヴァドラートミーネ→スクエア・クレイモア
- マシーネンゲヴェイア→3連マシンキャノン
- 主人公機アルトアイゼンのコピー機であり、武装もアルトに準ずる。
「そのゲネポス何とか!」(199p6行目)
- 『モンスターハンター』シリーズの雑魚敵ゲネポスから。
- 飛竜との戦闘中に麻痺させられてキレたハンター諸氏も多いだろう。
「これは次元連結システムのちょっとした応用だ」(223p5行目)
- 『冥王計画ゼオライマー』より、木原マサキのセリフ。
近頃は小さい子達の間で妖怪ブームらしい(227p13行目)
- たぶん『妖怪ウォッチ』のせい。
第五章 奴は無慈悲な月の女王(238p)
- 『月は無慈悲な夜の女王』ロバート・A・ハインライン著。
「涙穴水滴高速鋭打!」(248p13行目)
- 『グラップラー刃牙』最大トーナメント編、渋川剛気VSジャックハンマー戦から。
顔面に点在する急所の一つ 涙穴(るいけつ)!
ここを水滴でもって高速で鋭打されると、ごく微量ではあるが目と鼻、同時に水が叩き込まれる。
「するとどうなると思う…? 溺れるんだよ。地上でな」
「侵略していいのは侵略される覚悟のある奴だけだ」(252p2行目)
- レイモンド・チャンドラーの小説作品に登場する探偵、フィリップ・マーロウのセリフ「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」。
- 『コードギアス 反逆のルルーシュ』の主人公・ルルーシュが使ったことで有名になったが、本来は上記が大元。
「このレグジオネータ、見くびっては困る!」(256p8行目)
- 『機動戦士Zガンダム』より、ハマーン様のセリフ。
「グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!グワーッ!」(257p16行目)
- 『ニンジャスレイヤー』で男性(または一部の女性)が殴られた時に使われるセリフ。
- これよりも更に致命的なダメージを被った際に上げる悲鳴が「アバーッ!」(258p7行目)である。
「焼き払え、クラッシュガジェット」(260p15行目)
- 劇場アニメ版『風の谷のナウシカ』終盤より、クシャナ殿下が巨神兵に下された号令。
「焼き払え! どうした、それでも世界で最も邪悪な一族の末裔か!?」
続いて16行目から次頁1行目までの描写は、その巨神兵が発射した「プロトンビーム」。
- +『WILD ARMS the 4th Detonator』より、ジュードとクルースニクが連携して放つコンビネーションアーツ。
「今計算してみたが~頑張りすぎだ!」(263p15~16行目)
- 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』終盤でのシャアのセリフ。
- アクシズ破壊には成功したものの、爆発が強すぎて一部が地球に落下することを伝えた。
「ーーーこれが神の杖だ」(286p7行目)
- 『仮面ライダーBLACK RX』より、RXの必殺武器リボルケイン。
- RXがこれを抜いたが最後、対峙する怪人に行き残る術はない。
「な、チーキュ!? ここがチーキュだと!?」(296p5行目)
- 作者の万太が好きなスーパー戦隊『激走戦隊カーレンジャー』に登場する宇宙人の多くが
我等が母なる青い星、太陽系第三番惑星をこの様に呼ばわる。 - その名を聞いてレグジオネータが震え上がるのもムリは無い。
何しろ全宇宙制覇にリーチがかかる程の規模であろうと、大ボスが宇宙開闢と同時に生まれた存在であろうと、
この星に狙いを定めたが最後、外敵は滅びの運命をまぬがれない。言わば大宇宙の鬼門なのだから…。
結(298p)
すごく不埒な幻想譚(310p10行目)
- 映画版『テルマエ・ロマエ』のキャッチコピーは「SF超大作」であった。
あとがき(312p)
「おい、あとがき書けよ」(312p7行目)
- 『遊戯王5D's』より、主人公不動遊星の迷台詞、「おい、デュエルしろよ」が元ネタ?
次巻サブタイトルは『カグヤ死す』です。黒科学(ブラックアート)、スタンバイ!(313P 16行目)
- 『遊戯王デュエルモンスターズ』128話のサブタイトル『城之内死す』及び次回予告より。
- 予告の全文を掲載するには流石に長いため、気になった場合は当該予告を一度視聴することをお勧めする。