アガット・ジェラン

「飛ぶぞ貴様ら！」

Agate Geran

外見

[添付]
背が高いが、飛ぶために意識して体重を抑えているため細身。
黒っぽい藍色のツナギに、ポケットが多く付いた赤地に青のジャケットを上から羽織っている。靴はブーツタイプの安全靴。
暗赤色の髪が鶏冠のように逆立ち、横にも奔放に跳ねている。
瞳は明るいオレンジ色。戦闘時は常に、また平時でもたまに1枚レンズのゴーグルを装着している。
肩から掛けた黒いポーチには、武器のメンテナンス用の工具一式が入っている。
手に滑り止めの付いた藍色の革手袋をはめ、リストバンドでツナギやジャケットとの境界を埋めている。

人物

スラム街で育った孤児。
幼い頃よりウェイストピッカーの傍ら、ジャンク品を拾い集めては組み立てることを続けていた。
やがて、住処近くの自動車修理工が組み立てたものの1つを見たことからアガットに関心を持ち、しばらく交流を持ったのちにアガットを居候させるようになった。
ある時、家主共々グリムに襲われそうになったところを自作の武器でなんとか撃退したことがきっかけで、ハンターとしての道を考えるようになる。
訓練校に通った後、ビーコンアカデミーに入学。
ハンターを目指すのは、自作した武器を駆使して戦うためである。
アカデミーでは、武器を使いたいがために疑似戦闘を好む模擬戦ジャンキー。
座学を放り出して戦いに出かけるため、主な座学系の教授陣からの印象は芳しくない。

性格

最高の武器を作るという夢を持つが、親しい間柄以外に自らのその夢を語ることはしない。普段は素っ気ない振る舞いをし、それが始終不機嫌そうに見えることもある。
実際に気難しくもあり、向こうから積極的に関わろうとしてくる人間が苦手。信頼できると思った相手以外は信用しない質で、一見友好的な人間に対してほど警戒する。
その反面、親しくなった相手にはよく笑顔を見せ、冗談が多くなる。
チームこそ組んでいるが、何事も最終的には一人で成すことを信条としており、チームを先導する役回りになったのは理想と現状で折り合いをつけた結果である。相手が友人であっても他人に何かを頼ることは極力避けている。今の戦法が個人での戦いに向かないのが悩み。
戦闘時、自作の武器を握るとテンションが上がり、掛け声なり煽りなり、何かと叫ぶようになる。
口調はテンションの上下に拘らず荒々しい。

能力

ロケットランチャーが主体の武器アーリの反動とセンブランスを利用し、空中を飛び回りながら射撃で戦う。近接系の相手に手出しさせず、一方的な展開を作れる点が強み。
センブランスは、物体同士に引力を発生させるもの。自身と頭上の物体との間に重力を上回る力を働かせることで、空中浮遊することもできる。
最初はセンブランスを用いて浮遊することが多いが、引力では瞬間的なスピードを出せないので、アーリのバックブラストで急加速し、軌道修正にセンブランスを使う。最近ではアーリのみで狙った位置へ飛べるようになってきている。
空中からの砲台役なため肉弾戦はあまり行わないが、敵に接近されたときはアーリの接射と打撃で戦う。大振りで隙が大きいため、素早さを強みにする相手は苦手。