チェルニー・カリマール

「ああそうだよ、私が強くてお前が弱いんだ！」

Chernie Kalimarle

外見

[添付]
真ん丸く赤い目が特徴的。
真っ黒な跳ねたショートヘアで、前髪を2本の赤いヘアピンで留めている。
グレー地に袖の赤いスタジャンを着て、ホットパンツに黒いタイツを履き、赤いチェックシャツを腰に巻いている。靴は武器であり、普段はスパイクが隠れるだけ上げ底された黒い紐靴になっている。スパイクを装着するのではなく、スパイクの「蓋」を取るようにして戦闘準備をする。
いつも白いファーのついたイヤーマフをしているが、特に防音はしていない。
荷物はえんじ色の学生鞄に入れている。

人物

家族が皆ハンターである家に生まれ、自身もハンターとなるため訓練を積んでいた。運動神経が良く、成績はかなり優秀だった。
しかし、比較の引き合いに出されることの多かった姉が、その優秀さに対し劣等感を募らせていた。スランプに陥り始めていた彼女は積もり積もった負の感情の果てに、遂に実の妹に対し凶行を図る。
チェルニーはあと一歩のところで命からがら難を逃れたが、当時ほかの誰よりも親しかった姉に命を奪われかけたことに対するショックは大きく、また身を守るためとはいえ実の姉を再起不能なレベルにまで傷付けてしまったことも相まって、精神崩壊に近い状態まで陥ってしまった。
その頃に比べれば状態はマシにはなったものの、この事件以来心の底から信用している人間はいなくなり、皮肉にも姉の精神を追い込んだ自身の優秀さに縋るほかなくなっている。
ハンターを目指すのは、強さを確かめるため。

性格

普段は明朗快活なお転婆娘。少々向こう見ずで危なっかしいが、チームの中で一番人当たりが良い。
しかし情緒不安定で、感情の昂りが極端。
特定の状況でトラウマが蘇り、防御の為に周囲を手当たり次第に攻撃してしまうことがある。
現状強さへの自信が唯一の心の拠り所であり、敗北・敗走した時には何に向けたものかも分からない怒りが噴出する。

能力

戦闘においては、蹴りや足技を中心に格闘で戦う。十八番は2回転回し蹴り。
武器はスパイクのついたシューズで、蹴りの威力を増強する。また、ダストを装着することができ、高温にする、電流を流すなどダストのエネルギーを用いた攻撃ができるようになる。
センブランスは空間中の任意の場所に円形の穴を2つ作り、繋ぎ合わせるというもの。平たい話が、ワープできる穴を作る能力である。
本来の意味でのワームホールと違い、円形である。穴の向きに制約はなく、出口と入口が違う向きになることもある。
同時に複数組開けることができる。
穴の大きさは任意で調整可能。広げる、または狭める時には、穴の縁が物体に当たるとそれ以上大きさを変えることは出来ない。穴の縁が当たったものが切断されるということはなく、縁は触れた柔らかいものがやや凹む程度の力で動く。
穴の裏側は、もう一方の穴の裏側に繋がっている。たとえば片方の穴の両側に手を入れたなら、もう片方の穴の両側から手が出てくることになる。
このセンブランスを用いて敵に背後から奇襲を掛け、攻撃をとっさに回避する立ち回りが戦いに取り入れられている。他にも味方の銃器の射線を通す、敵を落下させる、飛び道具の行き先を変える、物品を運ぶなど汎用性が高い。