ウィート・ヴィエントモリーノ

Last-modified: 2016-03-25 (金) 23:00:20

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Wheat vientoMolino

プロフィール
シンボルしんぼる [添付]
種族
武器タービュランス・ターボ・タービン・ランス T.T.T.L(仮称)
性別
年齢35歳
外見
服の色麦の穂色
アクセサリー指輪
肌の色小麦色
身長190cm台
髪の色
瞳の色琥珀色
モチーフバレエ『ドン・キホーテ』より、ドン・キホーテ
センブランス未定
ステータス
所属名誉ある男たちの組織『ドルシネア・ファミリア』
財団法人『人間の世界を広げる基金』
元所属某バイクラリーレイドワークスチーム(トップライダー)
職業名誉ある男たちの首領/基金主催
チームWAAK
-アエル・アリ・イオニアナ
-アルバーカ・ブッシュバジル
-クラスニー・カナワ
パートナーアエル・アリ・イオニアナ
関連人物ラディウス・ヴァダ
作者:魚頭圭

外見

[添付]
着ている服、服や装飾品の色や着こなし、といった服装だけでなく、顔や身体つきなど、とにかく外見的特徴。

人物

元、大陸横断ラリーレイド競技、二輪部門でチャンピオンシップを七度獲得した、世界的ラリーライダー。
現在は、現役中の莫大な賞金やギャランティなどを元手に設立した、『人間の世界を広げる基金』による財団を運営。
難民、戦災孤児、自然災害への救援、旧ファウヌスゲットーへの支援等の資金援助を行う。
また、王国外に生活する人々にも資本を投下し、人間の新たな生活拠点の創造に尽力。

だが、ウィートの本当の顔は、血の掟(オメルタ)により結ばれた、名誉ある男たちの組織『ドルシネア・ファミリア』の首領《ドン》。
ファミリアは、ヴィエントモリーノ家が古くより関わってきた組織で、もとは地方出身者のヴェイルでの生活相互扶助団体だったが、いつのまにか賭博、売春、違法薬物を三宝とする、ただの犯罪結社になり果ててしまっていた。
若き日のウィートは、この稼業に辟易し、外の世界に自由を求めた。バイクラリーレイドの道。
天性の才能と行動力によって、大陸横断ライダーチャンピオンとして君臨、世界的ヒーローとなる。
だが、ウィートは栄光よりも、壁の外の世界と自由を愛した。
壁の外の世界と、自由の虜となっていった。

七年連続のチャンピオンシップ獲得後、突然の現役引退。
築き上げた名声と栄光を惜しげもなく振り捨てヴィエントモリーノの家に戻り、『ドルシネア・ファミリア』を継承――実父すら手にかける血塗られた粛清、速やかな内部抗争に勝利し、ドンの座を簒奪する。
以後、ファミリアは、賭博も、売春も、違法薬物の売買からも手を引いたが、更に危険な活動に入る。
反体制への道。現世界システムへ違和を唱える反体制勢力に、軍用クラスの重火器を含む危険な武器を売りさばく事。
慈善財団を運営する表の顔と、『死の仲買人』としての裏の顔は、ウィートの中では全く、矛盾しない。
全ては、壁の外の世界と、人間の自由を愛するがため。

性格

行動主義者。
座右の銘は『思い立ったが吉日』。
表と裏のふたつの大組織の長でありながら、とにかく足腰が軽い。
自らが陣頭に立ち――またはひとりきりで、闇取引や慈善事業の数々を殺人的なスケジュールで軽々こなす。
ワーカーホリックの疑いがある。
あまりに勝手に動くので、部下や家の者に束縛されることもしばしば。

人間と自由を愛している。
ファミリアや財団で有望と見た人材は、年季の大小に関わらず自ら実見し、有用と判断すれば高く取り立てる。
難民として基金運営の孤児院に保護されていた、ラディウス・ヴァダもそうして見出された。
人間同士の繋がりを重んじ、そのためのファミリアの血の掟(オメルタ)は、重要だと考えている。
逆に、彼自身が理解できない因習には、非常に攻撃的な態度をとる。
古い秩序の破壊者。

世界的なヒーローであり裏社会の顔役のひとりだが、本人は全く気軽に愛車のバイクに跨りどこへでも飛んで行ってしまうので、バイクのキーは家の者に隠されてしまうことが多い。
趣味は、壁の外の世界へのバイクの遠乗り。興が乗ると何日も、壁の内側へ戻らない事がある。

能力

騎士の末裔を自称するヴィエントモリーノ家に代々伝わってきた、騎兵槍術を幼少の頃より修める。
速さと重さとタイミング、それを操る体力と精神力が全てを決する騎兵槍術を、青少年期のウィートは夢中になって修練した。
そして、無法者やグリムの徘徊する壁の外の世界での自衛が基本となる大陸間ラリーライダーの経験によって、真に有効な技術として開花させた。
馬ではなくバイクに乗ったまま騎兵槍《ランス》を扱うのは、疑わしくも騎士の出自を吹聴するヴィエントモリーノ家始まって以来、ウィートが初めてであり、実際の使用による創意工夫を積み上げて、技術体系を更新し続ける、まさしく天性の槍である。