エステラ・フロリーヌ

Last-modified: 2023-09-22 (金) 19:26:17

「僕にはそれが正しいことだとは思えないな」

Estella Frolina

プロフィール
シンボルキャラのシンボルやエンブレム [添付]
モチーフカラー
種族ミミズクのファウナス
ファウナスの特徴羽角(頭に生えた耳のように見える飾り羽)
武器シャルマン(盾+銃)?
性別女性
年齢17歳
誕生日3月25日(登場が3幕, 全体の25曲目)
イメージcv.諏訪彩花
外見
服の色蒼・紺・白
アクセサリー戦闘装備、ピアス
肌の色美白
身長163cm
髪の色金色
瞳の色蒼色
モチーフバレエ『眠れる森の美女』よりフロリナ王女=『フロリナ姫と青い鳥』オーノワ夫人
センブランスシャッセ・アン・トゥールナン
ステータス
所属ビーコンアカデミー
元所属訓練校(ヴェイル)
職業学生 / ハンター見習い
チームETLE
-エレノア・F・リラ
-タリア・キテリア
-ライカ・オデット
パートナーエレノア・F・リラ

外見

IMG_4863.jpg

来歴

ヴェイルの訓練校(中退)→ビーコンアカデミー
ハンターである父譲りの合理的な性格から、人生で間違った道を選んで無駄な寄り道はしたくない、と考えるようになる。
そこで「この世界で絶対的に正しいことは何か」を考えた結果、「グリムによって傷つけられる人を守ること」、「グリムによる被害を減らすこと」、「人に害なすグリムを倒さなければならないということ」は普遍的に正しいことだと確信した。それらの正しいことを行える職業であることから、自分もハンターになろうと決意した。
訓練校では入学時より常に首席で誰よりも高い戦闘スキルを持ち、あらゆる武器の扱いに長けていた。
自分の才はグリムを1体でも多く減らすことに役立てるためにあるのであって人と張り合うためにあるのではないと考えているので、他者と比べた順位には一切の関心がない。
しかし、自分を目の敵として敵意剥き出しの熱い視線を送ってくるエレノアのことは認知しており、そのエレノアがメキメキと力をつけていく様は見ていて面白いと感じていた。

才能の正体

訓練校時代、自分のスキルの成長のみに関心を向けていたつもりであったが、無意識的にハンターである父の姿を浮かべて訓練していたことから「父の背中を追いかけたい」という気持ちが表れ、無自覚に追跡判定が入り、センブランスが発動していた。五感の能力が向上した状態で戦闘技術を学んだため、通常よりも効率的にコツや動作を学び取って身につけることができていた。
それが周囲には天賦の才であるともてはやされた技能の正体である。

中退理由

訓練校も残り半年で卒業、というタイミングで運悪く大規模なグリムの襲撃に遭い、父を犠牲に大勢の市民を助ける選択をすることとなる。
誰にでもできるわけではないその勇敢な選択は命拾いした市民によって英雄的にもてはやされたが、話を聞いた母は父を見捨てた娘を許すことができなかった。
遺された唯一の家族に絶縁されたことで生活が立ち行かなくなり、やむなく訓練校を中退。

中退~ビーコン入学

正式なハンターに依頼するほどの金はないがハンター並の技能を必要とするような中途半端な会社の門戸を叩き、自らが英雄扱いされた際の記事を担保に安い賃金で雇われることで生活を立て直し始める。
中退時においてスキルの面では既に十分すぎるほどの能力を有していたが、流石に自分のしたことに対して悩む日々を送る。
ハンターまがいの仕事で食い繋ぐ日々の中、ある日ビーコンアカデミーへの入学通知を受け取ることとなる。

ビーコン入学の真相

エステラのいない半年間でエレノアは誰よりも努力してエステラに追いつき、エステラのいない学校で1番の優等生になった。
だが、自分よりハンターとして有能なエステラを差し置いて自分だけアカデミーに進学することを許せなかったエレノアは、
訓練校の教師に掛け合ってエステラをアカデミーに推薦する書状をしたためさせ、当時の地域新聞に大きく載せられていたエステラが多くの市民を救った記事を同封してビーコンアカデミーへと送りつけた。
結果としてエステラはビーコンアカデミーに入学することになったのである。
疑問に思いはすれど、当人は未だ真相を知らない。

趣味

散歩。
心の赴くままに歩く。とにかく歩く。めっちゃ歩く。途中でグリム討伐ができればラッキー。
朝出かけて夜暗くなっても歩いているので移動距離がおかしい。察したエレノアに「明日も朝から授業なんだからそろそろ電車に乗って帰ってきなさい!」と連絡をもらうのが常。
週末の夜のエレノアはエステラに鬼電することもスケジュールに組み込んでいるという。
デジタル技術やソーシャルメディアなどがなくても生きていけるので最新の情報に疎く、また機械音痴でもある。
スクロールを一番使うのはオーラの残量をチェックする時で、エレノア曰く「多分オーラ量チェッカーだと思っている」とのこと。

性格

父譲りの合理的な性格で、「正しい」選択をすることが行動基準となっている。
社会にとって絶対的で普遍的に正しいことができるのがハンターであるためにハンターを目指している。
・対グリム感情
「グリムを倒して人間を守ることが正しい。だからそれを実現するだけだ」という、極めてフラットな感情を抱いている。特別憎む気持ちもない。
・対人判断
トロッコ問題においては迷うことなく1人を犠牲にする選択を取る。助かる人が多い方が合理的で正しいに決まっているとの考え。犠牲になる1人は運が悪かったのであって自分のせいだと悩むこともない。
頑張れば1人救える可能性があるけれど、ある程度の確率で付近の建物が崩れて自分も大怪我や死亡の可能性がある場合、この場合もまたほとんど迷うことなく1人を助けない選択ができる。
なぜならこの局面で自分が無事に生き残った場合、この先自分が救える人命が1以上、遥かに多いことを理解しているからだ。
対グリムの戦闘マシーンで他に関する興味が薄く、表情にも乏しいためとっつきにくいと思いきや、タリアと一緒に取り組んだ学生バイトで貯めた資金で衣装や装備をアップデートした際には年相応の笑顔を見せた。
(立ち絵は装備が揃ってフォームが完成した時の奇跡的な笑顔)

能力

訓練校時代に素早くコツを掴んで実践してきた経験から、あらゆる武器をそれなり以上に使いこなすことができる。
災害時や緊急時であれば、自身の武器以外にも既に倒れている人から奪って攻撃に使うこともやぶさかではない。

身体的特徴として耳が良く、リズム感が良い。テンポよく、あるいは意図的にテンポを崩して戦うことを意識すれば大抵の武器で上手く戦える、らしい。
リズミカルに戦う戦闘スタイル。また武器での攻撃を得意としているため、肉体での攻撃を主とした近接戦はあまり行わない。武器ありきの戦い方を好む。

非常に感覚派。戦闘スタイルや戦法などは言葉で説明されてもあまり要領を得ないことが多いのでやってみるに限る。
戦闘においては陣形などの指示も出せる方だが、チェスなどの板上遊戯は自分が現場視点を持てないので弱い。

・センブランス : シャッセ・アン・トゥールナン
広義の追跡の際に、五感を中心とした身体機能全般に強化バフをかけることができる。
グリムや人を追跡する時に強化できるのは勿論のこと、攻守でいえば攻めは追う側の立場であることから、能動的な攻撃時にも活用できる攻めに特化したセンブランス。
攻撃を受けている時の応戦が100%の出力なら、自分が攻撃する際には120%の出力ができる。
追跡時において、五感が強まり反応速度も早まっているため、通常よりも有利に戦闘ができるという仕組み。
例えば五感に出る影響として、相手の攻撃が若干スローに見えたり、拾える音の範囲が広がったり、火薬の匂いを嗅ぎ取れたりすることなどは戦闘において役立てられる。
また、味覚や皮膚感覚も敏感になるため、日常生活では役立てることも反対に過敏さが仇となることもある。
戦闘時に近くで爆発が起きようものなら耳がキーンとなるどころでは済まないため一旦ダウンとなるだろう。
追跡時、特に鋭敏になるのは距離に関する感覚である。ただ情報が拾いやすくなるだけでなく、音や匂い、遠くに見えているものなどの方角と具体的な距離を掴めたりする。
また、攻めに特化した戦闘スタイルは性格ゆえと本人も感じているし、周囲からも「攻めの時、いつもより強いな」と思われるだけなので、センブランスだと気づかれることは稀。
本人もアカデミーでオーラ量を確認することを教わるまで長らく気づかず使用していた。

・武器 : シャルマン
スコープと銃機能がついた盾。剣で戦いたいときはその辺で拾って使えばいい、との考えから、一般的な剣と盾の組み合わせは選ばず銃機能を搭載することにした。
ギミックが搭載されている関係で正円形でなく重さにも偏りがあるため、投げて使うことには向いていない。
タックルに使ったり盾で殴るように使う戦闘スタイル。
星座盤のような盾の表面には半円形の4つの装飾がついている。同心円状に溝が刻まれており、スライドで動かすことができる。
使う機会は少ないが、別で所持している発信機の子機から方角と距離を拾った際に、記憶整理のためのマッピングとして使用する。
また発信機そのものに隠密の性能は搭載されていないため、見つかって破壊されることも承知の上。
破壊された時に特別な音が鳴るようになっていて、音の情報からそれなりに方角と距離を拾うことを目的としている。

モチーフ

バレエ『眠れる森の美女』に登場するフロリナ王女をモチーフとする。
オーノワ夫人著の物語集の中の『フロリナ姫と青い鳥』に由来するキャラクターがバレエに登場している。
バレエ『眠れる森の美女』ではオーロラ姫の結婚の場に祝福に来たゲストとして登場する。
単独ではバレエ公演化されていないが、原作の物語の中でフロリナ王女は境遇に負けない心の強さ、
そして青い鳥であったシャルマン王子を自ら別の国まで探しに行く行動力と肉体的なタフさを持ち合わせたキャラクターである。