タリア・キテリア

「みんなの笑顔を守るのがハンターの仕事だからね」

Talia Quiteria

外見

来歴

グリムを倒し、周囲の小さな幸せを守りたいという願いからハンターの道を志す。グリムのいる世界で生きる上で必要な最低限の知識や自身の身を守る方法をアトラスの実家でのホームスクーリングで学ぶ。しかし、本格的にハンターを目指そうとアカデミーへの進学を希望したところ、「人の身ひとつでグリムを倒すことを仕事にしようだなんて、なんと無謀で傲慢なことか」として父親に反対される。そんな中でも自身の意志を貫いてアカデミーへ入学し、ハンターを目指している。

趣味

子供や動物と遊ぶことが好き。
変化する重力の中で戦うため、それに耐え得る強靭な身体を手に入れるべくストイックに身体を鍛えるうちに筋トレが趣味になった。
でもムキムキは美しくないと思っているのでシルエットには気を遣って鍛え、美しく見える筋肉と実用的な筋肉との共存を目指している。

性格

踊るように美しく戦うべし、がモットー。
自身の身体にかかる重力を操作するセンブランスゆえか、人とは違った速度で動くものが視線を集めやすいのを理解している。そのような戦闘・訓練時の特徴や目を惹く華やかな容姿からか、アカデミー内での人気が高く、生徒に隠れファンが多数いる。
基本的にクールな性格だがハンターになるという意志は強く、その点に関してのみ熱さを見せる。守るべきもののために強くあろうとする姿は騎士然として見える。
自分へ好意を持って向けられる視線には応えるべく、目が合えば遠くからでもウインクを飛ばすようなキザな面がある他、クールに見えて情に厚い部分があるため、身内には世話焼きになる一面がある。兄弟姉妹がたくさんいる最年長ゆえの性格かもしれない。
父親に反対されながらも自身の意志を貫いてアカデミーへ入学してハンターを目指しているため、反対されればされるほどにグリムを倒すことへの意欲が強くなり、チーム内でもっともグリムを嫌い、根絶したいと願う気持ちが強い。自分の力だけでなくハンターがいかに社会に貢献する仕事であるかをも父親に証明しなければならない気がしてしまうが、その度に周囲の小さな幸せを守ることがハンターの役目だということを思い返すようにしている。

能力

身体的な特徴としては膝が強く、ジャンプ力に長けている。しなやかな身体や跳躍力を活かした戦闘スタイルからアカデミーでは優秀な成績を修めている。

センブランス : シソンヌ・フェルメ
自身の動きの速さを変えるというものだが、その実、行っているのは自重の重力操作である。発動条件は両足で踏み切ってジャンプすることで、オーラに包まれた部分にのみ作用する。任意の重力下での身体の動きを、周囲の重力を変えることなく行うことができる。例えば重力を増せば蹴りなどで振り下ろす脚の打撃が強くなり、軽くすれば空中で浮遊しているように動けるなど。センブランスの使用・不使用時の速度の緩急で敵を翻弄する。また、それが見ている者の目をも魅了するポイントである。トリッキーなセンブランスを使用した肉弾戦がメインになる。

武器 : バジリオ
鉄扇から斧へと変形できる武器。鉄扇は投げたり振り回して切りつけたりと、シンプルな攻撃を繰り出すのに使われる。斧のフォームでは切りつけるだけでなく、叩きつけることによる打撃の衝撃を攻撃に使用する。打撃の場合は特に、センブランスと組み合わせて威力を上げる戦い方が有効である。

モチーフ

バレエ『ドン・キホーテ』よりキトリというキャラクターをモチーフとしており、その名前の元としての聖キテリアの要素もわずかに含んでいる。どちらもスペインに縁のあるものである。騎士道物語である『ドン・キホーテ』に由来しているため、騎士然とした守るべきものへの芯が備わっている。
姓のQuiteriaとは聖人キテリアに基づくものであり、現在でもワインの名前に名を残すことや、殉教した際の（斬首の）血のイメージなどから朱い色を連想することができる。
キトリもキテリアも、望まない結婚を強要されるがそれに屈せず愛や信仰を選び取った意志の強い人であることから、タリアも周囲に反対されても自分の意志を貫く芯の強い性格となった。