「あなたさえいてくれれば、私は……」
Carnelia Agate
プロフィール | |
シンボル | |
種族 | 人間 |
武器 | トゥインクルスター |
性別 | 女 |
年齢 | 16 |
外見 | |
服の色 | 赤 |
アクセサリー | |
肌の色 | 白 |
身長 | 157.3 |
髪の色 | ダークレッド |
瞳の色 | ダークオレンジ |
モチーフ | |
センブランス | Detecting of Missingperson |
ステータス | |
所属 | アゲート家 |
元所属 | |
職業 | |
パートナー | |
関連人物 | アウイナイト・レスター バトラー・オブシディアン ルイユ・グラソン プリーアディース・C・アマランス |
外見
人物
アウイナイト、すなわちアウィンの許嫁だった少女。アゲート家次期当主。
専属の執事であるバトラー・オブシディアンと共に、家を出て放浪しているアウィンを連れ戻すべく、彼の前に現れる。その目に光はなく、狂気的なまでにアウィンへ執着している。その様子には当のアウィンも困惑するしかなく……
カーネリアが狂気的になってしまった理由はアウィンが家を出奔したからであるとバトラーは考え、アウィンもまたそう思い自責することになるのだが、それは間違い。狂気の正体は、レスター家の手回しによる半ば洗脳に近い催眠暗示である。
元々家の事情を抜きにアウィンを慕っていたカーネリアは、彼が行方を眩ませた直後は悲しみに暮れていたが、程なくして『彼にもそうするだけの理由があったのだろう』と気持ちを切り替える。そんな中でセンブランスが発現し、時折知ることができる(アウィンのセンブランスが切れている時のみ感知できるため)アウィンの居場所を辿ることで『少なくとも生きている』ことを知り安堵していた。しかし、どこからかそれがレスター家に知られた結果、彼らの訪問時にセンブランスによる催眠暗示を受ける。本来なら跳ね除けられる程度の暗示だったのだが、割り切ったとはいえ精神的に弱っていたカーネリアはその隙に付け込まれる形となってしまい、ひたすらアウィンに執着し求める狂気的な性格に変貌してしまう。
レスター家の狙いは、まるで特定できないアウィンの居場所をカーネリアにセンブランスで探させ、そこに足を運ばせることで彼を探し出し、裏切り者として粛正することであった。しかし、アウィンへの第三者の襲撃に気づいたカーネリアが咄嗟に彼を庇い負傷。その際のダメージで暗示が切れたことにより正気を取り戻し、襲撃者もカーネリアを傷つけられ激情したバトラーにより取り押さえられ、全ての事実が露見することになる。
正気を取り戻した後もアウィンへの想いは消えていないが、彼自身の意思を尊重し、彼自身の幸せを願い、想いをそのままに身を引いた。現在でもアウィンには全幅の信頼を寄せ、彼に依頼の報酬という形で資金援助を行っている。
ビーコンアカデミーの崩壊からしばらく経ったある日の外出中、意識を失い倒れていたルイユを発見。そのまま保護し、様々な策を講じた上で屋敷に置くことになる。どうやら共に暮らすようになった彼女のことが可愛くて仕方ない様子で、次期当主としての経験も兼ねて家庭教師役も引き受けているが、普段はすっかり甘やかしている。
性格
ただひたすらにアウィンを求めて執着している。アウィンを自分の元に連れ戻すためなら五体満足には拘らないレベルで、仮にそうなった場合は自分が一生世話をし続けるつもりでいる。また、アウィン及びバトラー以外への興味がまるで無く、2人以外への被害も意に介さない。
「ようこそ、アゲートの屋敷へ。歓迎いたします」
良家の生まれだが、生まれつき庶民に近い感性を持つこともありそれを鼻に掛けることはなく、しかし同時に、家の力や自らの立場を利用するべき時は躊躇いなく利用する強かさと、『一切嘘をつかずに相手を丸め込む』『相手の発言を誘導して自滅させる』など口先を駆使する策士的な面も持つ。
天性の優しさと包容力、そして度胸と強さを併せ持つ。物腰は柔らかく、また純粋で、普段の振る舞いはまさしく『普通の女の子』。しかし、必要とあらば次期当主としての顔を現し、時には権威を盾に相手を威圧する。
執事であるバトラーには主従よりも家族に近い感情を抱いており、普段は『シディー』という愛称、命令時には『バトラー』と、状況により呼び分ける。
前述の通り完璧とも言える性格に、良家の生まれ故の礼儀正しさや高い教養と、まさにパーフェクトと呼ぶに相応しいのだが、逆にその育ちの良さが原因でやや天然ボケ気味なところもある。また、感性が庶民的とはいえやはりお嬢様であり、世間知らずな部分があることは否定できず、教養では補えない部分でとんでもない行動をしてしまうこともある。町に出て庶民の娯楽を堪能、満喫するのが大好きで、曰く『町で遊んで人々と交流することは、すなわち勉強と同義です』。
性格からわかる通り、何事も穏便に済ませる主義。物事を冷静に客観視し、荒事も自ら襲撃するより迎撃に回るスタイルなのだが、自分が暗示で操られた一件に関しては相当頭にきたらしく、珍しく私情で殴り込みを掛けていた。
ある時町で食べたハンバーガーに感激し、自分で材料を集めて作ってしまうほどの大好物となっている。周囲に振る舞っている何から何まで手作りのハンバーガーは、屋敷の関係者しか食べられないレア物。
能力
最低限の自衛手段として、自動拳銃型の銃剣とダストを用いた戦闘が可能。練習には真面目に取り組んでいたため、ベオウルフを難なく葬るなど良家のお嬢様としては圧倒的な強さを誇るが、やはりその手のプロであるハンターや、ハンターを目指す学生には及ばない。ただし、バトラーと組んでいる場合は例外で、互いを知り尽くしたが故の巧みなコンビネーションで相手を翻弄する。武器の関係もあり意外にも近距離型であり反応速度は高いが、スタミナが追い付かないため、消耗を抑えるために動きは最小限で、回避も紙一重。
彼女のセンブランスはすなわち『尋ね人の感知』。自分が今まで出会った中で現在最も会いたい人物の居場所を、世界のどこであろうと探り当てることができる。バトラー曰く『座標特定と視界傍受の二段撃ち』であり、対象の現在位置の把握の他、ごく短時間であるが対象がその時見ている景色をそのまま見ることができる。どうやら中途覚醒の状態らしく、完全覚醒した場合は位置特定を行う対象を自在に指定できるようになるのではないかとバトラーは予想している。
センブランス発動の最低条件は、厳密には『今までに出会った人物』ではなく『顔と本名を知っていること』。実際に会っていなくても書類と写真だけで条件を満たせるが、逆に言えば実際に会っていても偽名を使われていると空振りすることも。顔を知り、本名を知り、かつ実際に会ったことがあれば、対象を見つけるまでの時間が大幅に短縮される。