バトラー・オブシディアン

「この身、この命、全てはお嬢様の為に」

Butler Obsidian

外見

[添付]

人物

ダチョウのファウナス。ただし服装等々の関係で、基本的に外見からは人間と見分けがつかない。一応、凝視しなければ分からないが頭髪に紛れて羽毛が生えており、腕に至っては放置していると大量の羽毛に覆われてしまう。
カーネリア専属の執事。彼女に対し絶対的な忠誠心と強い愛情を抱いている。カーネリアからはシディーという愛称で呼ばれている。
アウイナイト、つまりアウィンの戦闘面の師でもあり、歳が近いこともあり友人のような関係であった。カーネリアの婚約相手としても全面的に認めていたが、彼が何も言わずに家を捨てて行方を眩ませ、その際にカーネリアが悲しむ姿とその後の変わり果てた様を目の当たりにし、それまでの友情を全て敵意に変えた。最終的に、全てが片付いてからは誤解(詳しくはカーネリアのページを参照)が解けて以降はアウィンと和解、再び親友同士の間柄になる。この件においての自分の行動については猛省している。

カーネリアへの忠誠と愛情の理由は、幼少期にアゲート家の屋敷近くで倒れていたところを拾われ、ファウナスであることが露見して追い出されそうになった際に、カーネリアが自分の立場を盾に両親や使用人達に脅しを掛けてまで、専属の執事とすることで救ってくれたため。当初カーネリアが男と勘違いしていたことでメイドではなく執事にされたが、好みや性格が男寄りであるためしっくりきたらしく、そのまま今に至る。執事になった時点で本名は捨て、カーネリア以外はその名を知らず、そのカーネリアもこのことに関しては口外しないため、他の誰にも知られていない。なお、厳密には『バトラー』の部分は役職であり名はオブシディアンのなのだが、自らバトラー・オブシディアンと名乗るためかバトラーで通ってしまっており、本人も気にしていない。
日課は鍛練と、放置しておくといささか過剰な量の羽毛に覆われてしまう腕の手入れ。

性格

冷静で真面目。根は温厚なのだが、目的のためには手段を選ばない面も。
チョコレートケーキが密かな好物。

能力

センブランスのインクリース・プレディクションは、相手のことを知っていればいるほど精度が高まる『数秒先までの先読み』のセンブランス。関係性に関わらず相手と深く関わっているほどに精度が上がり、カーネリアやアウィンに対してのそれはもはや限定的とはいえ未来予知の領域で外すことはない。初見の相手には全くと言っていいほど意味がないが、それでも会話を重ねるだけで精度の低い予想レベルから始まり、徐々に精度が上がっていく。曰く『相手を知り、魂をより深く知ることで、その意思を知る』能力で、厳密には先読みと言うよりも『思考の傍受と解析により癖や傾向を割り出して予測を行う』と言うべきもの。相手を知れば知るほどにサンプルデータが増え、予測の正確性が上がり、やがて完璧な予測が可能になるという理屈。
武器のリトルガーディアンは、ナックルガードにスパイクが付いたダストシリンダー搭載のレイピア。これによる素早い刺突を主体に斬撃を含めた剣術と体術を織り混ぜた近接戦が主な戦闘スタイル。カーネリアを守るための『攻めによる防御』を極めるべく腕を磨いており、近接戦に限ればほぼ敵なしという強さ。体術の面では特に蹴り技の威力が飛び抜けて高く、本気で繰り出されたものをまともに受ければ最低でも骨折、酷いとその部位が千切れ飛ぶ。靴や脛付近に金属を仕込んでいるため、蹴りで武器による攻撃を弾き飛ばすことも可能。反面、飛び道具の扱いは少々苦手で、命中率を稼ぐためにレーザーサイトを取り付けたフルオート射撃対応の拳銃(マシンピストル)も携帯しているが、あくまで緊急用である。
なお、視力が非常に良く、遠距離からこちらを狙う狙撃手の存在さえもはっきりと視認できる。