ティン・カーン

Last-modified: 2017-05-19 (金) 00:13:21

「そうか。ところで、おれと婚約してくれないか」

Tin Khan

プロフィール
シンボル六角ネジとバッテリー
種族
武器ウィドウメイカー
性別
年齢17
外見
服の色グレーとネイビーブルー
アクセサリードッグタグ
肌の色日に焼けて浅黒い
身長179cm
髪の色錫色
瞳の色濃い青
モチーフアンデルセン童話『すずの兵隊』
センブランス身体硬化
ステータス
所属ビーコンアカデミー
元所属
職業学生
チームLATX
-ルー・ピースー
-アレックス・ツインホーン(Ship:"Castling"/入城)
-ザンテ・ギルヴァス(Ship:"Horseshoes"/蹄鉄)
パートナールー・ピースー(Ship:"Grater"/卸金)
関連人物決まっていれば
作者:ますや

外見

image.jpg
白い髪を刈り揃え、顔つきこそ精悍だが切り傷の走る口元に隈を湛えた目。だいたい目が死んでる。
実用性を重視してミリタリー系のファッションを好む傾向がある。ネイビーブルーのジャケットにグレーのパンツ。片足は義足だが、ぱっと見ではわからないように隠している。
格闘になった際に掴み合いになるのを嫌って、襟を寝かせたり裾を長くしすぎたりはしないように着こなしている。
片足にはウィドウメイカーに使う弾薬を詰めたタクティカルポーチ。

イラストは柏木千春さんに描いていただきました。この場で改めて感謝を申し上げます。大変ありがとうございます。

人物

25人兄弟の末っ子に生まれる。ある時グリムの群れに襲撃され、一家は逃げおおせたが幼いティンは混乱の中、「あれはもう助からない」として見放され、一家はその後行方知れずとなる。
このとき生殖機能と片足を失いこそしたが一命は取り留めた。さまざまなショックが同時に彼を襲った事によって髪は白くなり、預けられた児童保護施設で寡黙で従順な子供として育つ。
その胸の内には幼少期に満たされなかった愛情に飢えており、「誰からも愛されないのならば、おれは誰かを愛する側の、与える側の人間にならなければ」と、決意を固める。
続けて、「誰かを愛するためには、その備えが必要だ」
「つまり、自分ひとりでも生きていけるようにならなければ、おれにその資格はない」
このように結論づけ、世間から見れば物事をコツコツとこなすしっかり者になっていく。
児童保護施設を出たあと職業を探すが、彼が行きついたのは闘技場の戦士となること。大金が入手でき、必要なものは肉体と暴力の知識という安易さ。
暴力に始まった彼の生活は、暴力に活路を見出した。彼は製錬所で金属がそうされるように、叩かれ、熱され、鍛えあげられていく。
そこで戦う戦士たちとの他愛のない雑談をきっかけに、「この世すべての異性、その誰か一人が自分の妻――”自分を愛してくれるもの”となる可能性」を想像するようになる。
こうして、人らしい行いで自らをメッキ塗装した、しかし人らしからぬ壊れたもの――、すなわち、錫の兵士(Tin Soldier)ができあがる。
やがて闘技場での生活を続けるうちに彼は気づいた。「ここには異性との出会いがない」齢17歳、恋の芽生えであった。
では、自分と同年代かそれ以上の異性がいる場所とは?学園であるとの結論に達した。
幸いにして稼いで貯めた金はまあまああったので、それを入学費としてアカデミーに入学する。

将来はよい伴侶を見つけて、幸せな家庭を築き、いい父親になりたいと考えている。ちょうどそれに良さそうな生命保険を見つけたところ。

性格

忍耐強く、落ち着いていて少し頑固。冗談は言うのも聞くのも不得意。一度こうと決めた事、あるいは決められたことを愚直に守るタイプで、一度目標が定まればやめるべきと気づくまでその方向へコツコツと前進を続ける。
女性に弱く、パシられてもタカられても文句一つ口にしない。「その女性が望んでいる事をしている」だけで、彼にとってその状態に不満はない。
女性を見かけると口説こうとするが、そのたびに断られる。死んでいる目つきと落ち着きすぎて抑揚の足りない声、それ以上に、あまりに直球な内容が原因。
フラれてもあまり気にせず、ときどき思い出したように口説き直す。つまり彼の恋愛は、押して止まって、押して止まってを繰り返す押しの一手。やはり芳しい成果は出ないが。
同性愛や無性愛も愛の形として理解はしており、パートナーがいるとわかった女性は口説かない。代わりに知人として何か助けられないか考える。
彼自身は異性愛者で、性別が自分と異なり会話が可能な知性を有しているならば、人工知能だろうと無機物だろうと、あるいはただの動物であろうとも、彼の愛に限りはない。
総評として、他人のためならば自分自身をゴミのように捨てかねない、よく言えばいつでも死ぬ覚悟ができている戦士の、悪く言えば壊れた人間の危うさを備えている。
欲望と呼べるものがほとんどなく、その思考は「他人を愛すること」に集約される。無理矢理に挙げるなら、「心から誰かに愛されること」を望んでいる。
日課は筋トレ。義足の重さと生身の体とのバランスを取るために欠かさず計画を組んで行っている。
サイダーやコーラなど、パチパチした飲み物が不得意。メッキは炭酸水で落ちることから。

彼の:異性に対する価値観
「人は物ではないので所有できない」
「どんなことをしても『誰々は自分のもの』という言い方は間違い」
「所有できないので、相手が誰にいつ別れてもいつ心惹かれてもいい。人は自由である方がいい」
「性別を問わず、人の恋路の邪魔をするべきではない」

能力

立ち技系統の格闘技を習得しており、特にサバットやムエタイのような組み打ちや蹴り技を得意とする。寝技は相手にするのも自分が使うのも苦手。得意技はシャイニングウィザード。
センブランスの硬化は、体の任意の部分をいつでも鉄のように硬くすることができる。その際に硬化した部位はメッキ塗装したかのように金属光沢を放ち、その部分が傷つくと生身の体にも傷跡が残る。
出血はしないが、万が一硬化した部位がえぐり取られた場合はえぐれたまま残る。格闘ゲーム的に言うとスーパーアー◯ーとかセービ◯グアタックみたいなもの。つまり、敵の攻撃にひるみにくくなる。がんばれば飛んでくるゴム弾を硬化したおでこで頭突きとか、やる。
この硬化能力によって相手の攻撃を耐えたり、生身の部位の出血を止めたり、インパクトの瞬間に拳を文字通り固めるなどして威力を上げたりできる。反面、硬化された部位は解除するまで動かすことができない。
衝撃や引っかき傷には強いが、高熱とか超低温とか電撃とかにまで耐性はない。ぶっちゃけ零●鉄球体●吸引。

武器は彼の欠けた足をおぎなう武装義足。簡素ながら頑丈なフレームとショットガン、そして銃剣が仕込まれており、蹴りの瞬間に発砲することでその反動で蹴りの威力を上げられる。
また、組み付いてから相手の腹にショットガンを撃ち込むなど、とにかくクロスレンジに入りさえすれば爆発的なダメージを叩き出せる。
他にはクラウチングスタートの姿勢から発砲を繰り返すことで、いわゆるケンケン歩きや走り幅跳びのように高速で移動することも可能。

え?動きが想像できない?じゃあお前、イコ・ウワイスとかトニー・ジャーとか、スコット・アドキンスとか見ろ。ああいうのだよ、ああいうの。