FSbSムーンミラージュ

Last-modified: 2022-02-25 (金) 22:13:14
FSbS-MoonMirage
所有者レイチェル・トパーズ
分類CMHS(カスタムメイドハンドソード)またはCMSS(カスタムメイドストレイトソード)
武器タイプ近接戦闘用武器
武器形態特殊合金直刀/錬金合金剣

概要

[添付]
レイチェルのために、彼女がイニシエーションの際に発見した祠に祀られていた謎の合金「月色金」をノゾミが加工し、既製品の折りたたみ式ハンドソードのグリップ部分を改造して作ったショートソード。FSbSは『Freely Sword(Saber) by Spirit』の略。
基礎構造は折りたたみ式の可変ハンドソードを素体しているが、ノゾミの改造テクニックによって段違いの耐久性と扱いやすさを誇っており、即座に展開して構える事ができるため擬似的な抜刀術にも対応している。。
刀身部分は普段は手のひらに乗る程度の小さなナイフ状の形状だが、オーラを流し込むことで使用者が望む長さの刀剣となる。

この刀身部分を形成する「月色金」は、ビーコンアカデミー近くの洞窟にあった謎の祠に鎮座していたものである。金属ではあるが、わずかに白みがかった半透明の質感を持つ。
祠には「我が錬金術の才を集めし月色金。恐怖が満ちし暗闇の中、正しく輝く姿のあらんことを」という碑文が刻まれていたが、碑名は残念ながら掠れて読めない。
この時の月色金は六角形のクリスタルであり、イニシエーションの最中で後のチームRULIが危機に陥り、自らの愛刀メタルクレストも砕かれたレイチェルが「自らの剣」を願った際に剣に変化した。
後にビーコンアカデミーの教師陣によって合金や祠の調査が行われたが、一切の正体は不明。あらゆる加工も受け付けなかったため、発見者たるレイチェルの所有物になった。
唯一、ノゾミのセンブランスによってのみ加工が可能だったため、一般的なナイフ型に加工された。この加工で持ち運びしやすくなった上、刀剣への変化する速度も圧倒的に高速化している。

使用者のオーラを吸い上げて極めて頑強な刀剣に変化する他、折られたり砕かれたりしても自己修復する能力を持つ。錆などの腐敗をする気配も全く無い。
この物質を損壊する事はともかく、喪失させる事は並大抵では不可能であり、冗談交じりに「反物質でもぶつけられない限りは消滅しないのではないか」と言われている。
変形時には質量保存の法則を無視した変形を行い、必要に応じてロングソードやバスターソード、斬馬刀にも匹敵する長さ・厚みになるがレイチェル自身はまったく重みを感じないという。

また、この合金はダストと触れ合うことでその特性をコピーする事が出来る。そのためレイチェルはナイフ形に整形されたダスト結晶を持ち歩いており、グリップ部分に装填することでこの剣に様々な属性を付与することが出来る。
なお、グリップがメタリック調のスカイブルーに塗られている。

補足

ムーンミラージュの名前の由来、直接的かつ具体的なモチーフはフロム・ソフトウェア製作のゲーム作品に登場する「ムーンライトソード」および、アーマードコアシリーズ一部作品において前述のムーンライトを製造する企業「ミラージュ」に由来する。
あちらは青白く光り輝く刀身を持つ以外、作品ごとに片手剣であったり両手剣であったり戦闘兵器のレーザーブレードであったりするが、あくまで初代ムーンライトソードの片手剣としての姿をモチーフにしている。
とはいえ、それらは設定的に使用者の精神を蝕む邪剣としての側面を持つが、ムーンミラージュはそういった側面は持たず、あくまでおとぎ話の聖剣として描かれている。

また、デザイン的な点としてはレイチェルの活発なイメージに合わせ、スラックスのベルト穴などにぶら下げるカラビナキーホルダーと十徳ナイフをモチーフにしている。
様々な形状に変化する事や持ち運びを重視した待機形態はこれらが元になった要素である。

名称および設定面の考案にはフォルネウスさんに大いに協力していただきました。