電力について
Space Engineersの世界において、電力は全てのデバイス(機能を持つブロック)を動作させるための動力源となります。
電力を扱うには発電が必要で発電にはリアクター、ソーラーパネルのどちらかの発電装置が必要となります。
また、発電装置で得た電力を蓄えたり、移し替えたい場合にはバッテリーが必要となります。
電力供給
各デバイスに電力を供給するには、電力供給源に対し使用したいデバイスがブロックで接続されていることが条件となります。
この他にも異なる2つの船の間で電力の受け渡しをしたい場合、コネクタ、マージブロックを使う必要があります。
左から順番に
- リアクター対ブロック
- リアクター対ローター
- リアクター対ピストン
- リアクター対コネクター
- リアクター対マージブロック
となります。電源に対し負荷(電力を消費するもの)が図のような接続であればデバイスに対して電力を供給することが出来ます。電源がソーラーパネルやバッテリーに変わった場合でも接続の仕方は同様です。
発電機(電源)の種類
- リアクター
- リアクターはLarge ReactorとSmall Reactorの二種類存在します。
Reactors 名称 最大出力[kW] インベントリ容量[L] 大型船/ステーション Small Reactor 15,000 1,000 Large Reactor 300,000 8,000 小型船 Small Reactor 500 125 Large Reactor 14,750 1,000
この装置は原子核分裂を用いて発電を行います。よって発電を行うにはUranium Ingotが必要となります。
LargeかSmallかといったサイズによって総発電量が変化することはありません。
- 1kgのUranium Ingotは1MWhの電力を生成できます。(Update 01.139時点)
- 1kgのUranium Ingotを使って各リアクターの最大出力で発電できる時間は1MWh×3600秒/最大出力(=最大消費速度)で
- 大型船Small 4分、Large 12秒
- 小型船Small 2時間、Large 約4分
- 大型船Smallに19,230.5kg(999.99L)満載した場合、常に最大出力で53日稼動します。
- 小型船Smallに2,403.6kg(124.99L)満載した場合、常に最大出力で200日稼動します。
- 1kgのUranium Ingotを使って各リアクターの最大出力で発電できる時間は1MWh×3600秒/最大出力(=最大消費速度)で
- ソーラーパネル
- ソーラーパネルは太陽から放出される光のエネルギーを利用して発電を行い、太陽光の入射角と天候によって発電量が決まる発電機です。
Solar Panel 名称 最大出力[kW] 大型船/ステーション Solar Panel 120×発電効率 小型船 Solar Panel 30×発電効率
発電効率はパネルに取付けられている4つのランプの点灯状態や最大出力(Max Output)から判断することが出来ます。
また、発電効率は現発電量[kW]÷最大出力[kW]で求めることが出来ます。
Ver1.195より、天候によっても大きく発電量が変わるようになりました。
- バッテリー
- バッテリーは上記の発電機で得た電力を充電し、使いたいときに放出することの出来る蓄電器です。
Battery 名称 最大出力[kW] 蓄電容量[kWh] 大型船/ステーション Battery 12,000 3,000 小型船 Battery 4,320 1,080
電力を蓄えたバッテリーであれば電力を供給することも可能です。
一旦充電して発電機の電力と同時に使用する、あるいは発電機の出力より総出力が大きければバッテリーだけから放電することで、出力増幅装置として使用することも可能です。
電力消費
デバイス別の電力消費傾向
電力の消費にはいくつかのパターンがあり、多くのデバイスは運転させたときのみ電力を消費する場合がほとんどです。しかし、一部のデバイスはアイドル状態(ブロックの機能を使用していない場合)でもわずかながら電力を消費する場合があります。また、スラスターのように出力に比例して必要電力が増えるケースもあります。
- 出力によって電力消費量が変化するタイプ
デバイス Small Large 待機電力
[kW]最大消費電力
[kW]慣性制御
[kW]待機電力
[kW]最大消費電力
[kW]慣性制御
[kW]Ion Thrusters 0.002 201 301.5 0.002 3,360 5,040 Large Ion Thruster 0.002 2,400 3,600 0.002 33,600 50,400 Atmospheric Thrusters 0.002 600 0.002 2,400 Large Atmospheric Thruster 0.002 2,400 0.002 16,800
- 動かしたときのみ電力を消費するタイプ
デバイス 消費電力[kW] Small Large Laser Antenna 180 576 Drill 2 2 Welder 2 2 Grinder 2 2 Gatling Turret 2 2 Missile Turret 2 2 Interior Turret - 2 Reloadable Rocket Launcher 0.2 2 Gatling Gun 0.2 2
- 待機中でも電力を消費するタイプ
デバイス 待機電力[kW] 消費電力[kW] Projector 0.100 0.198 Suvival Kit 15.00 200.00 Basic Assembler 1.00 330.00 Basic Refinery 1.00 330.00 Assembler 1.00 560.00 Refinery 1.00 560.00
- コンベアシステムの電力消費
- 部類としては待機中でも電力を消費するタイプに入り、コンベアドア(またはチューブの断面)同士の接点1箇所につき20WをConveyors枠で常時消費します。また、一部の機能付きブロックは接点の20Wに加えて単独でもコンベア枠で電力を消費します。
接続部の20Wに加えて単独でもコンベア枠で電力を消費するもの デバイス 消費電力[W]*1 Small Large Conveyor Sorter 100 250 Conveyor Sorter Small 100 - Ejector 10 - Connector 10 1000 Collector 2000 2000 - Conveyor Tube類との接続部(チューブ同士も含む)は、その配管がコンベアチューブ系以外のブロック同士を結んでいない状態(=電源を入れてもインジケータが赤のままになる状態)では電力を消費しません。
- ConveyorやSmall Conveyor、および各種のコンベアドアを持つブロックの場合、そのブロックのコンベアドアが1箇所もコンベアドアやチューブ(上記のとおり接続先がないチューブは除く)に繋がっていなければ電力を消費しません。
- 1箇所あたりのカウントのため、小型船のCockpitやConveyorとOxygen Generatorなど1面に複数のドアを持つブロック同士の接続で2組以上のコンベアドアを接続すると、それによって電力消費が増えます。
電力消費の優先順位
船・もしくはステーションに設置されている電源の出力より消費量が上回り、電力が不足してしまう場合は以下の優先度で電力を消費します。
- 優先度
- 防衛火器系 - インテリアタレット,ミサイルタレット等
- コンベア系 - コンベア,コンベアーチューブ
- 生産設備系 - リファイナリ,アセンブラ,酸素生成器,酸素タンク
- ドア系 - ドア・ハンガードア等
- ユーティリティ系 - 無線類,ローター,ピストン,メディカルルーム
- 充電系 - ジャンプドライブ,コックピットのスーツ充電機能等
- ジャイロスコープ
- イオンスラスター
- バッテリー