零距離射撃

Last-modified: 2020-05-27 (水) 15:17:27

接射とは違う。
零距離射撃は"水平射撃"とは異なり、榴散弾の信管距離をゼロに設定して射撃し、発射と同時に信管を作動させて前方至近距離の敵に対して攻撃を行う射撃方法である。榴散弾は内部に多数の弾子を持つ砲弾で、信管作動時に前方に対し大きな攻撃力を発揮する。
一方、全周に爆発の影響をもたらす榴弾ではあまり使用されない。
主に自衛目的の使用で、第二次大戦中日本軍でも使用されたという記録があるが、現代ではほとんど使われていない。
直接照準距離などの翻訳の都合上、長らく"水平射撃"と同意義であると誤解されていた。

接射は接射創(contact wounds)から派生して生まれた造語であり、現在目標に密着あるいはそれに近い状況での射撃と解釈されている。