ソヴィエト連邦陸軍 自走対空砲 ZSU-57-2
ZEUS...OZEU...ZSU...?
第二次大戦でルーデルやハルトマンに散々煮え湯を飲まされたソヴィエト。
それもあってか戦後1951年から自走対空砲の開発が始まり、55年から生産されたのが本車両である。
ZSU(自走対空砲)-57(口径)-2(連装)という名称で、非公式ながらSparkaという愛称もある。
車体はT-54をベースに、少々スケールダウンしつつ装甲を15mmまで落としたもの。その上にクソデカ砲塔くんが乗っかる。
主武装は57mm連装機関砲である。ドイツで開発途中だった5.5cm Gerät58の研究データをどさくさに紛れて分捕り、これを元に作られたS-60の車載型S-68を連装したものである。
自走対空砲としては史上最大口径で、二門で140発/分のレートを誇る。
だが、砲塔旋回が遅くレーダーが無く、光学照準器しかなかった。さらに開放式の砲塔に気密性もクソもなく、NBC防護能力など皆無であった。
ただし、開放式である故にデサントしやすかった。
対地射撃としては良好な火力を誇るが、対地攻撃するには本体が紙装甲過ぎた。
帯に短し襷に長しであったが、東側諸国や中東方面に多く輸出された。
湾岸戦争ではF-14など第4世代ジェット戦闘機相手にペチ...ペチ...していた。なお戦果はお察し
現在でもロシア陸軍に700両、全世界で1800両が稼働している、と言われている。
ゲーム内では
初期tier14、ソ連/ロシアMBTツリーの分岐の上側、AAツリーに属する自走対空砲。
ほぼ史実通りの性能である。
自走対空砲全体から見ると単発火力は良い。ただし、低レートとイマイチよく分からん当たり判定が相まって対空戦闘はしにくい。上手く扱うには相応の慣れが必要だろう。
長所
短所
- ペラペラ紙装甲
- 射撃レートは遅い イラつく
- クソデカ砲塔くんのせいで目立つ
- 射撃エフェクトが死んでも残ることがある