スパイ アップデート履歴

Last-modified: 2015-12-19 (土) 13:58:42

全てのアップデート

スパイは曲者ぞろいのTF2のクラスの中でも最も特殊なクラスであるため、アップデートで仕様が大きく変わる。
プレイヤーの慣れと研究によって見破る方法が次々と確立され、スパイにとって厳しい環境になって行く中アップデートによってそれに対抗する形の上方修正を受けることがほとんど。
ここでは、久しぶりにTF2を遊ぶ!という方のためにspyがどのように強化されてきたかをまとめることにする。

2008/04/29

テレポーターに乗った直後でも、変装or透明化すると粒子が消えるようになった。
以前はスパイがテレポーターを使った直後は変装であれば足元に自チーム色の粒子がまとわりつき、 透明化であれば何もないところに粒子が漂ってしまうというリスクがあり、 一発で敵チームにスパイだとばれてしまうので注意が必要だった。

2008/12/12

スパイの透明マントゲージが、弾薬を拾う/リスポーンの弾薬棚を開ける/ディスペンサーから弾薬を貰うことで回復するようになった。
この修正でスパイは大きく強化され、バレてしまう危険性の高い変装能力を使わなくても、一切気づかれずに移動出来る透明マントだけで敵陣にもぐりこめるようになった。
またディスペンサーLv1から既に透明ゲージの減少速度と回復速度が釣り合っており、永遠に透明化が出来る。
当然、Lv2以上のディスペンサーの傍にいれば、透明マント使用中でもゲージを回復できる。
ロッカーでも全回復できるので、リスポーンルームから出て状況が悪かったときに、マントを回復させるために別のクラスに変えてからスパイを選びなおすといった手間をかける必要もなくなった。

2009/02/25

1.バックスタブの振り下ろしモーションの攻撃準備動作が、通常のモーションと同じ速さになった。
2.変装後の武器を、プライマリー武器以外にも偽装できるようになった。
3.敵チームに変装中、敵チームのプレイヤーに照準を合わせると名前とヘルスが見えるようになった

 

以前はバックスタブの決まる範囲からナイフを振ると振りかぶってから突き刺すような発生が遅いモーションになってしまい、空ぶってしまう恐れがあるので、通常モーションでスタブ出来るように間合いを見計らう必要があったのだが、その必要はなくなった。しかしこのアップデートでTF2最初期から存在していた、前からの攻撃でバックスタブが成立することがある「フェイススタブ」バグが修正され、その弊害かバックスタブ成立の角度と射程距離が大きく縮小されてしまった。

一方でリボルバー=プライマリ、サッパー=セカンダリ、ナイフ=メレーの対応で変装完了した瞬間に持っている武器と同じカテゴリの武器に偽装するようになったほか、変装中に「変装を続ける」キーを押すことで偽装している武器を現在スパイのもっている武器に対応したカテゴリのものに持ち替えられるようになった。

セカンダリや格闘武器を持っているだけでは味方を信頼できなくなった上、偽装武器の持ち替えは変装中のスパイも可能であり、特に煙も発生せず、普通に味方が武器を持ち替えたのと同じように見えるようになった。;
さらに敵チームに変装中には敵のヘルスと名前が見れるようになり、リボルバーでも殺せるか、誰から刺すと効果的か、など行動順序を決めやすくなった。

2009/03/05

1.振り下ろしモーションの速度は速いままで、バックスタブ成立範囲がほぼ以前と同等まで広がった。
2.武器偽装は最初に変装したときはまずプライマリに偽装し、そこから持ち替えも出来ると言う形に変わった。

 

前回のアップデート以降、壁に背をつけたスナイパーを刺せないことがあったり、前線へ向かう敵の背後に追いついて刺すことが難しくなったりしていたが、角度も射程距離もほぼ以前と同じ程度の範囲に戻った。(フェイススタブ防止のためかほんの少しだけ狭いが)

振り下ろしモーションの発生は早いままなので大きく難易度が下がり、ほぼ純粋な強化を受けたことになる。
特に、複数に連続でスタブを決めたりエンジニアを刺した後にSGにサッパーを仕掛けたりしやすくなったことは大きいだろう。

武器偽装に関しては、スパイはナイフを持ちっぱなしにしていることが多いので前回のアップデート以降、仕様変更を知らないスパイが普通であればありえない位置で格闘をもったままにしてモロバレになっていることが多かったので、それを防止するためと思われる。

2009/05/21

1.自分が相手チームの誰に変装しているのかを表示するようになった
2.相手チームから見てどれぐらいのヘルスに見えるかわかるようになった
3.その偽装ヘルスは、変装完了した瞬間の変装相手の残りヘルスに依存するようになった。
そのため残りヘルスでスパイを判別することは出来なくなった
4.自身のヘルスが減っていなくても、偽装ヘルスの回復のためにヘルスキットを拾えるようになった。
5.敵のテレポーターを使えるようになった。
6.敵の攻撃を受けたり敵に衝突したりで半透明になっている時、1人称のビューモデルが半透明になりわかりやすくなった。
以下は変装中のスパイが相手からどのように見えるか、という話
7.敵スパイに変装したとき、ランダムにお面を被り何かに変装しているスパイに見えるようになった。
8.敵メディックに変装したとき、変装相手に依存したユーバーパーセンテージが表示されるようになった
9.変装中にアンロック武器を持てるようになった(ランダムに選ばれる変装相手に依存)

 

このアップデートによって今までクラスの特性上変装相手として適さなかったメディック、スパイへの変装が有効な手段の一つとなり、変装のバリエーションが広がった。
変装のUIも変更され、変装している相手や現在装備している武器がよりわかりやすくなった。
そして何よりも、今までは変装したスパイの偽装ヘルスは、
変装完了時のスパイ自身のヘルスによって決まっていたのだが、今回からは変装した相手のヘルスによって決まるように変更されたので、これぐらいヘルスの減ったパイロ・デモマンが怪しい!と言う見分け方が通用しなくなった。

2015/07/02

1.プライマリ武器(リボルバー)のリロード中の視界不良が緩和された。そのため自動リロードをONにしておいても問題がなくなった。
2.変装している状態から変装を変更するのに要する時間が2秒から0.5秒になった。
3.透明化中に受けるダメージは全て20%軽減されるようになった。そのため、敵にバレてもリボルバーで応戦するか、透明化してダメージ軽減を利用して逃げるかアップデート前よりよく判断しよう。
4.炎上、ジャラテ、マッドミルク、出血の継続時間が透明化中は軽減されるようになった。これらの攻撃を受けた場合は無理せず透明化して逃げたほうが得策だろうか。
5.サッパーを取りつけたセントリーガンへのリボルバーの攻撃力低下が-66%から-33%に軽減された。サッパーを取り付けた後リボルバーで攻撃する戦法が前より効果的になったと言える。

 

このアップデートはスパイ自体の性能より武器性能、特にデッドリンガーの大幅な弱体化が大きく注目された。
死なないといっても過言ではない初回ダメージ90%軽減が50%まで下げられた上、透明化中に補給できなくなり、透明化時間の短さと発動した瞬間に50%なくなる仕様も相まって補給することすら困難。
スパイに最も求められてる敵深部の潜入が難しいわりには回転率の悪い装備になってしまった。

またデッドリンガーと非常に相性がよかったスパイシクルも大幅に弱体化。(消音かつ3秒の耐火がつく、一度に多くの敵をバックスタブできる可能性がある上、耐火のおかげでデッドリンガーが最も苦手とするパイロからも逃げやすかったため、回転率を極限まで高められた。)
最大の利点だった消音効果がなくなった上、耐火も変更され燃やされた瞬間に透明だろうがヴァクサネーター同様のシールドが発生してしまうため、耐火の意味が半分ない。その上バックスタブした敵は以前と変わらず氷像になるためほかの近接よりもスパイの存在がばれやすい。補給で再生を早められるようになったとはいえ受動的で地味な装備になってしまった。後に透明化中にバリアは発生しなくなった

しかし大幅な強化もあり、
クロークアンドダガーが非透明化中に補給できるようになり大幅に使い勝手が大幅に向上。以前はデフォルトどころか透明化中も補給できるデットリンガーの方が透明なまま移動できる距離が長かった上、デフォルトと役割が被るわりには回転率が非常に悪かった。

しかしkoth_suijinのようなマップが狭く補給が容易なマップであればデフォルトより優秀な装備になりうる。もちろん、通常のマップでも以前より遥かに動きまわれる。

ほか近接武器も安定性の向上や、メリットの増加などの強化がされた。

また透明化中に耐性強化されるという地味ながらありがたい強化がされた。ヘルスが基本の125なら、透明化中に運悪くスナイパーのチャージなしヘッドショットや、フルチャージのボディショット一発でぎりぎり死ななくなったり、デモマンのグレネードで死ににくくなると、安定して活動しやすくなった。

2015/12/17

1.HUDの 'Cloak' メーターがクロークアンドダガーでは 'MOTION' 、デッドリンガーでは 'FEIGN' と表示されるようになった。
2.デッドリンガーの偽死発動時の最初のダメージ軽減量が50%から75%に増加。
3.スパイ・シクルの死亡したプレイヤーが落とした弾薬箱を拾ってもスパイ・シクルのメーターが回復しなかったのを修正。
また、炎耐性発動時のシールドが消えた。
4.バタフライナイフ系以外の近接武器の取り出し方が変わった。

デッドリンガーの偽死発動時のダメージ耐性が上がり、以前よりも大きなダメージに対抗できるようになった。

スパイ・シクルも強化。以前は炎耐性を発揮するとシールドが見えてしまったが、それが消え、ばれにくくなった。

特に関係ないがバタフライナイフ以外のナイフの取り出し方が変わった。
以前は手でクルクル回すような取り出し方だったが、今回のアップデートで胸ポケットからさっと取り出すように見えるようになった。
ちなみにこれは全クラスの装備品の取り出し速度が速くなったため、以前の取り出し方だとものすごい速さでクルクルしているように見えてしまうのを防止するためだと思われる。

以下は全クラス共通

武器の切替速度が0.67秒から0.5秒になった。

スポーンしてから10秒間は味方プレイヤーの輪郭線が表示されるようになった。

武器の説明文を更新し、性能をより正確に描写したものになった。