Medic

Last-modified: 2022-11-26 (土) 01:18:25

Medic.jpg

名医ではあるけども「医者による殺人」の熱心な支持者。
常に戦いの中で科医用の手袋をどんなに汚れていてもはめている。
ドイツ訛りを誇張して話す。

解説

『この治療法についてあなたにお伝えできることはただ1つですな・・・痛いですよぉぉぉぉ!!!!!』
 -The Medic-

サポートの中核を成すクラスであるMedicは、攻防どちらにとっても貴重な存在だ。仲間の生存率を高め、前線の火力を維持するには絶対不可欠。攻撃役が十分にいる状況ならばMedicはチームの柱となれるだろう。

クラスアイコン:40px-Leaderboard_class_medic.png
タイプ:支援
プライマリ:注射銃系
セカンダリ:メディガン系
近接:鋸系

HP: 150 ([1]基本値)
or 140 ([2]Vita-Saw装備中)
(Medicのオーバーヒールによりそれぞれ[1]225、[2]210まで増加)

移動速度: 107%
or Quick-Fix使用時スカウト治療中 133%

  • プロフィール
    出身地:ドイツ、シュトゥットガルト市
    任務:医師による殺人幇助
    何か一言:「あなたの診察を行いますので、覚悟を決めておいてくださいね」
    クラスエムブレム:40px-TF2MedicEmblem.png
    病人への同情や、人間性の尊厳の尊重といった事柄とは無縁の彼は、正式な治療法を行うよりも患者のむき出しの肉に巨大な針を大量に打ち込むことに興奮を覚えます。医師の倫理協定というものが軽視されていた時代のドイツのシュトゥットガルト市で、Medicは治療行為が彼自身の病的な好奇心を満たしてくれるということに気がついてしまったのです

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ボイスコマンド

装備

Medic装備品

固有能力

  • リジェネレーション
    通常は1秒ごとに3~6点ずつ、ブルートザオガー所有時には1~4点ずつヘルスが回復する。回復量はメディガン同様にダメージを受けずにいると増えていく。
    この能力の為、パイロに燃やされた時の炎上ダメージに対しては他のクラスに比べて少しだけ強い(炎上ダメージは毎秒6点なので、被害を半減できる)。
  • オクトーバーフェスト
    クリッツクリーク装備中に挑発すると、メディガンを危ないカップにみなして口を近づけて大きく吸い込み
    ヘルスを11点回復することができる。がスキが物凄くでかい。
    基本的に炎上や出血で死にそうなときの保険に。
  • スパイナルタップ (腰椎穿刺)
    2秒ほどかけてユーバーソウを振りかぶり、その後思いっきり突き刺し引き抜きます。
    スナイパーのHuntsmanのものと似ていますが(突き刺し時に同じくスタン効果)引き抜きが早いです
    突き刺し時に1のダメージと25%のチャージ、引き抜き成功時に500前後のダメージと75%のチャージが発生します。つまり成功すればフルチャージ。
    何故か無敵ユーバー中の相手をスタンさせることもできる。(もちろん倒すことは出来ないが…)
  • 音楽療法
    アンピュテーターを装備中に挑発することで発動。美しい音楽を奏で、味方を癒す。
    範囲内の味方を同時にヒールレートに比例して105~315ヘルス回復するフィールドを4秒間発生させる。回復量に応じてチャージも溜まる。(壁や障害物に遮られると、範囲内であっても回復できない)
    が、挑発中は身動きができないため周囲の安全に気を配ること。

ポイント

とにかく周りをよく見て味方のライフを確認して回復し続けることがメインとなる。
また、どのクラスよりも生き残ることを重視して行動しなければいけない。

どこでもチームメイトのライフを回復できるメディックは、チームの中心となるクラスだ。
以下から、メディックについての立ち回り方を様々な観点から紹介する。

回復時の基本

一度、味方を捕捉すれば照準を合わせ続ける必要はないので、
回復中の味方には前方への戦闘に集中してもらい、余裕があれば自分は後ろから敵が来ないか警戒しよう。
また、戦闘中は左右前後に回避行動をとろう
常に動き回ることによって、Spyに刺されたりSniperに狙撃される危険を減らせる。
味方を盾にしたり、障害物に隠れながら回復する立ち回りを覚え、
できるだけ自分の姿を直接敵に晒さないようにしよう。生き残れも参考に。

回復の基本

ヘルスパックと異なり、光線を当て続けることでヘルスを一時的に最大値+50%まで増強させる事が出来るが、光線から離れると、最大値を超えた分は毎秒3.33%の速さで減っていく*1。増強させる事をブーストあるいはオーバーヒールと呼ぶ。
周りをよく見て味方のライフを確認。余裕があれば積極的に回復・ブーストを心がけよう。但しSpyには注意。
ブーストがかかっている最中には、ヘルスが通常の最大値を下回るまで全身からオーラが発せられる。
開幕前のセットアップ時間でユーバーチャージが貯まったら、前衛職のブーストに気を配ろう。

ただし、オーバーヒールも万能ではない。
敵と接触するまでに6秒、初弾を食らうのに1秒かかるとして(少々、甘い見積もりだが)
その時点でのブースト量は25%、体力にして40~75程度。このあたりが実用的な数値だろう。
なのでオーバーヒールする際には全快を意識すること。半端なオーバーヒールでは役に立たない。
メディガンの回復効率は24~72点/秒なので、オーバーヒールが完了するまでに2、3秒ほど。
メディックの本業は傷ついた仲間の手当てであるし、そちらもおろそかにする事はできない。
更に、スパイの一撃死は当然としてスナイパーのヘッドショットですら即死は防げない点もある。
(たった1秒強のチャージでヘビー以外は即死の300ダメージ。3秒のフルチャージでヘビーも即死する450ダメージ)
以上をよく考慮して、オーバーヒールを適切に扱えるようになれば敵にとって非常に脅威なメディックになれる。

回復する優先順位

優先順位はメディックが置かれた状況によって常に変化し、「常に○○を回復すべき」といった安直な答えはない。
だが、以下の原則を覚えれば自ずと効率的な回復が行える。
その原則とは、
1.味方を死なせないこと。
2.味方が本来の目的に集中できるような環境を作ること。
の2つである。

1つ目は、言うまでも無く瀕死の味方を放っておく利点は何も無いからだ。
死亡すれば直接的に味方の戦力が減るし、ライフが低下するだけでもプレイヤーは戦闘に参加しづらくなる。
結果的にチームの火力が減ってしまうことにつながる。
基本は味方の最低ライフを高く維持することを意識して動くと良い。
メニューの「詳細設定」で味方の体力が一定値を下回ると自動的にコールがかかるように設定できる。
基準の数値は好きに設定できるので、自分にあった環境にしよう。

2つ目は、面倒な言い方をしているが要は「ブーストすること」である。
ソルジャーやデモマンの自爆ジャンプは、前線に到達するまでの時間ロス(あるいは高台に陣取る優位性)をライフと引き換えにする。
スカウトも、その機動力と引き換えに体力が低く設定されている。
それらをブーストで補ってあげれば、彼らは自分のクラスの強みを十二分に発揮できるだろう。

この原則に従えば、多くの局面で回復の優先順位をつけられるだろう。
次に、どのような状況でアドリブを入れるべきかを学ぶと良い。
回復の能力を最大限生かすためには、ダメージの回復速度の変化について(詳しくは装備品の項目を参照)も知っておくと良い。
例えば味方全員が瀕死と言った状況なら、原則その1に反するが何人かを見捨てて局所的にヒールした後、
ある程度落ち着いてから瀕死の味方のヒールをはじめると効率がいい。

オーバーヒールのタイミング

メディックのヒールは、対象が最後にダメージを受けてからの時間が長いほど回復させる速度が上がる特性(ヒールレート)があり、ダメージを受けてから10秒経過すると上昇し始め15秒経過すると最大になる。
なんと、その状態だと通常の3倍もの速度でヒールできる。
参考~TF2 Tactics: Medic Heal Rate
外見だけでは誰が素早く治療できるか分からないが、復活した味方はその瞬間から最高速度で回復できるので、
ヘルスが満タンで後ろから駆けつけてきた味方は高速でオーバーヒールできる可能性が高い。
彼らを積極的にブーストしてあげる意義は大きいだろう。

特にヘビーはヘルスが多い上に派手にダメージを受けるクラス。
極力、戦闘が始まる前の高速ヒールができる間にオーバーヒールを済ませておくと良い。。
また、ヘビーは機動力の関係で、パイロは射程距離の関係で、彼らの戦闘は敵とヘルスを削り合う耐久戦になり易い。
そのためオーバーヒールを受けていると、他のクラスよりも大きく戦果が上昇する。
(逆にダメージを受けたままでは大きく戦闘能力が下がると言うことでもある)

生き残れ

メディックは全クラスで一番狙われるクラスだ。
それだけメディックの重要度は高く、居ると居ないとでは前線の堅さがまったく違ってくる。
メディックが死にまくっているようだと前線は回復できず、ユーバーも使えずに総崩れになってしまう。
死んでしまうと復活待ちで10秒前後、そこから前線までの移動で(マップ構造や距離にも依るが)さらに20秒前後の時間がかかる。
30秒というのは、クリッツクリーグではユーバーチャージを一回貯められ、
通常の無敵ユーバーチャージでも7割方チャージできる時間。

前に出すぎている味方は見捨てるという判断も、時には必要。単独で前に出すぎてる味方は敵に囲まれやすく、メディックが襲われても守る余裕はない。
ただし、自身の生存のために味方を放置するのでは本末転倒だ。味方がまだ複数いるのなら出来るだけ前に出て支援してあげよう。

メディックには毎秒3~6点のリジェネ(再生)という特別な回復手段がある。
基礎体力も少し低いだけなので、流れ弾程度なら平気だ。
しかし、仲間のメディックをオーバーヒールする見返りは大きい。
メディック同士で援護し合えれば溜まったユーバーチャージを無駄にせず次につなげる事ができる。
体力に余裕ができた分、より前線に近づいてチームの回復が行えるようにもなる。

前に味方が居て敵と交戦しているなら自分はその後ろについていよう。敵がまだ居るのに自分まで前に出て状況を確認しようとするのは危険だ。
メディガンの射程の長さを生かして、交戦している味方と距離を置こう。近くに居ると巻き添えを食らう危険が大きい。
乱戦の後で敵のヘルスが削れてる状態なら注射器や鋸で止めを刺すのも良い。ただし味方が他に居るなら無理はしないこと。自分のヘルスが心もとないならやめておこう。

ユーバーチャージの使いどころ

Medi-gunは対象を回復することでチャージがたまり、ユーバーチャージが全開になった状態で攻撃2(初期設定だと右クリック)を押すとメディック本人と治療中の仲間が一定時間(8秒間)無敵化する。
(ユーバーの効果は各装備によって異なる)
しかし、無敵中はコントロールポイントを制圧出来ず(阻止は可能)、被弾や爆風による反動が大きくなるというデメリットがあるので注意。また、CP_WELL、CTF_WELLの機関車には効果がない(轢かれると無敵中でも即死する。SAWMILLののこぎりも同様)。
ユーバーチャージを使ってSGを破壊しにいく時には、メディックが前に出てSGにターゲットされるようにすると、相棒がSGに近づきやすくなる。ただしメディックが吹っ飛ばされて無敵が解けてしまうと元も子もないので気をつける。またCTFではブリーフケースを持った状態でユーバーチャージを使うことは不可能なので注意しよう。従って、ユーバーチャージで無敵になって帰るということは出来ない。また、ケースを背負った仲間を無敵にすることもできない。
ユーバーチャージ中は吹き飛ばされやすくなるので不用意にジャンプするとその時に足元にロケランや粘着が来ると吹き飛んでしまうのでジャンプはしないようにしよう。
チャージを溜めたまま死んでしまうと無駄になってしまうので100%溜まりそうだったり溜まったら不用意に前に出ないか、出ても危なくなったらすぐ発動するようにしよう。
上手くいけば味方と合流できて反撃できるし、生き残って味方を回復すればチャージはまた溜まる。

なお、ユーバーチャージのゲージ増加レートは対象者の回復状況によって変化する。

  • 対象者が完全にオーバーヒールされているとチャージ速度は半減する。(セットアップ中のみ通常の速度)
  • 対象者が他のメディックやディスペンサーから回復を受けている時も同様に半減する。(セットアップ中も有効)

無敵ユーバーを誰にかけるべきか?

仲間の装備品は、仲間に照準をあわせてFキーで確認できる。
ユーバーを有効活用できる装備の味方に優先してかけよう。
サポート役は省略して、各クラスに無敵ユーバーをかけた場合の利点を表にしました。

かけるクラス特徴
×Scout足が速いのでユーバーが途切れやすい上、弾切れが速くリロードが遅い(継続した火力が出にくい)
攻撃力もさほど高くないので他に味方がいるならそちらにかけるべきだろう。
Soldierスカウトと同じく継続力が低いのでベストパートナーになる機会は少ないが、有効射程の長さやSGへの対応能力に優れ、状況を選ばない汎用性が魅力的。
Pyroリロードが不必要で瞬発力が高く、足も速いので敵陣へ素早く切り込める。
ただし射程距離に問題があるため、地形との相性が極端。狭い屋内では驚異的な活躍が見込めるだろう。
Demoman装弾数も射程距離もソルジャーと基本的に変わらない。リロード速度に欠点をかかえている点も同様。
だが、デモマンには盾と靴を装備した近距離特化というスタイルがあるので、ユーバーをかける前に装備を確認しておくといい。
Heavy射程の長さとリロード無しで弾幕を張り続けられる高火力が利点。
足が遅いので、ユーバー後に戦闘場所を探しても間に合わない。事前に激戦区を把握しておこう。
Medic例外的にユーバーをかける可能性のあるサポート役。もちろん、攻めるのではなく緊急避難のためである。

クリティカル・ユーバーを誰にかけるべきか

かけるクラス特徴
Scoutクリティカルは距離減衰を無効化するが、散弾の性質上その恩恵が受けづらい。スカウトの機動力が仇になってユーバーの射程から離れてしまう危険もある。
Soldierクリティカルロケットの高い威力は魅力的だが、やはり装弾数の少なさがネック。ユーバーの切り替えも視野にいれて立ち回ろう。しかしベガーズバズーカーならデモマンに劣らない継戦火力を誇る。
ちなみにCow Mangler 5000を装備している場合、ユーバーを使用してもクリティカルにならないので注意。
Pyro攻撃のため、敵に密着するパイロは被弾しやすいクラス。
味方を守れないクリティカルユーバーとは相性は悪い。
Demomanグレネードにしろ粘着爆弾にしろ、爆発(攻撃)までにラグがある。敵が回避に専念するとマズいので、不意打ちでユーバーを仕掛けていこう。
なお、粘着爆弾はクリティカルユーバーが終わってもクリティカル状態を保持し続ける。
Heavy足が遅いため、一撃死の標的にされやすい。しかし、適切な場所取りをすれば視界内の相手を全て瞬殺する連射力と射程をもつ。
ライフが多く、比較的ユーバー中に倒されにくいのも利点。Natascha持ちなら更に防御力が上昇し、敵への減速効果も相まって非常に効果的。

スイッチ

ユーバーチャージの対象を発動中にスイッチ(切り替え)すると余分にゲージが減るが、最前線で瀕死の人が居たらスイッチした方が良い。
無敵時間と引き替えに最前線の戦力を確保できる。味方1人を完璧にサポートするよりも、複数の味方を生存させるほうが結果的に総合火力が向上する。
特に味方メディックが瀕死ならスイッチしてあげよう。チャージが貯まりそうな人ならより優先的に。
ただし、スイッチは最小の回数だけで行おう。1回のユーバーで1,2回程度が限度だ。その為にはユーバー対象を見失わずに尚かつ周りを冷静に見る事が必要だ。

クリティカルユーバーは攻撃特化型。よりユーバーを長く保つよりも、より手数を増やして瞬間火力を上げることに意味がある。
なのでKritzKriegはスイッチを積極的に仕掛けていこう。特にソルジャーやデモマンは装弾数が少なく、リロードに時間がかかる。1人だけにユーバーを固執していると成果が出にくくなってしまう。

ユーバーチャージの運用方法

  • 周りの瀕死を回復した後、弾がありそうで(セカンダリに持ち替えたままでない)リロードが終わってる人にかける。VCでかける事を宣言するとよい。No!とか言ってるなら弾がないと思われるので他の人に変える。
  • 膠着状態が続いている場合、他のメディックのチャージ率を確認してみよう。タイミングを合わせてユーバーの波状攻撃を仕掛けられれば敵の防衛ラインを突破できる。
  • CPが取られそうだが、味方が後ろから来てるなら自分だけでもユーバーを使用してポイント奪取を阻止する。ただし敵が少数の場合のみ。多数居るなら一旦逃げて戦線を立て直そう。
    • Tabキーでスコアボートの死亡状況をよく見ていれば、味方が来そうなタイミングが大体分かってくる。どくろマークばかりなら当分来ないので、早々に逃げて仲間との合流を待ったほうが良い。
  • 敵SG攻略時にはノックバック対策のために、自分が前に出て攻撃を引きつけてあげよう。 SGの対応方法を参照

Quick-Fix指南

Quick-Fixは回復効果が40%アップし、ユーバーチャージ速度も25%アップしたメディガン。
回復の相手と同等の移動ができるため、ソルジャーやデモマンの自爆ジャンプにもついていける。
ユーバーは超回復による擬似的な無敵化。
反面、オーバーヒール量が50%低下してしまうため、本格的に立て篭もった相手にはユーバーの回復でも追いつかないことが多い。
セントリーガンに押し切られる可能性もあり、スナイパーやスパイによる一撃死も天敵。

つまりQuick-Fixが役立つのは短期決戦。キング・オブ・ザ・ヒルなどが特に効果的だ。
以下に、各クラスとQuick-Fixとの(ユーバーも含めて)相性を記載する。

かけるクラス特徴
Scout本来はメディックと相性はイマイチだが、Quick-Fixなら撤退や前線への素早い進軍などに有用。ただし、ダブルジャンプは動きが同期しないので付いていけない。
Soldierジャンプで敵陣の中心に飛び込んで暴れまわって即撤退したり、ヘビーほど腕前を問わない安定性はないが、破壊力がある。
PyroヘビーやSGが弱点になるが、ソルジャーやパイロ、デモマンに対して有利。Phlogistinatorと組み合わせると回転率の速いクリティカル&超体力の突撃で敵を恐れさせることができる。
Demomanパイロを気にしなくていいこともあり無敵ユーバーほどではないがSGの破壊に向く。ヘビーやソルジャーほど体力は多くないので注意。ソルジャー程瞬間的にできるわけではないが、粘着ジャンプやチャージ、アイアンボマーによるグレジャンによる高い機動性も優秀。
Heavyやはり鉄板のメディックの相棒。スナイパーやスパイの一撃死にさえ注意すれば、敵チームにとって大きな脅威となる。SG破壊の面から見ても優秀。

回復銃以外の武器も使いこなそう

メディックの基本は攻撃を極力避けてチーム内の味方の回復に従事する事だが、注射器と骨鋸をマスターすることで味方の背後を襲う敵を迎撃する懐刀としての役割をも果たせるようになる。行動の幅もグッと広がっていくのでぜひマスターしよう。

  • 注射銃は集弾力と連射力に優れ、照準の腕しだいで十分な火力を出すことができる。特に追いかけてくる敵に有効。注射銃は弾速がやや遅いが、相手がこちらに向かってくる状況なら問題にならない。
    ただし、無理は禁物。弾が放物線を描くため有効射程距離が短いからだ。また、メディックの戦闘力を警戒するプレイヤーは少ないので、ある程度ダメージを与えても撤退してくれる可能性は低い。
    体力は多いが足の遅い敵(ヘビー、ソルジャー)などが相手のときは素直に逃げたほうがいいだろう。メディックはスカウトについで2位の素早さを有している。
  • 骨鋸はメディックの移動速度がはやいため、近接攻撃の中でもトップクラスの性能(とは言ってもダメージ自体は他のクラスの殴り武器と変わらない)を誇るので、乱戦の中味方が引いたら一度身を隠して味方を追いかけていく敵を骨鋸で狩る事も可能。
    相手の体力を確認できるSolemn Voemがあれば、なお成功率が高まる。
    特にUbersawを使いこなせるとかなり味方としては心強い。
    殴るだけで25%チャージされるのでユーバー効率を底上げし、状況によっては骨鋸より生き残れる可能性が高くなる。特に無敵化するデフォルトであればやばいと思った時に殴って無理矢理チャージを溜めて、単独での無敵で離脱できるのは他の近接にはできない大きなメリットである。腕に依存する部分が多いがubersow⇔Medi gunを持ち替えながら殴ることで攻撃間隔の長いソルジャー、デモマンをユーバーを維持しつつ一方的にシバキつけることも可能。
    ただしスパイには絶対に注射銃を構えること熟練したスパイは正面からでもバックスタブ範囲(背面だけでなく横も含め180°とかなり広い)に回るテクニックを活用してくる上、運の要素とはいえフェイスタブが起きない確証もない。
    最もスパイに近接戦を挑むのは他のクラスでも避けるべきだが・・・。
  • Crusader's Crossbowは敵に当たればダメージ、味方に当たれば回復する一風変わった武器。
    遠距離ほど威力、回復量が上昇する点も、この武器ならではの特徴だ。
    味方が最後に受けたダメージの経過時間に影響されないため、メディガンとは別口の回復手段として利用できる。
    近距離でも75点以上を回復できるため、瞬発力のある治癒が可能。
    もちろん、一番効果を発揮するのは遠くで戦闘が起こっている場合。メディガンが間に合わない距離でも、Crossbowが当たったのが敵なら75ダメージ、味方なら150の大回復の援護ができる。
    特に回復対象が無敵にならない上、ある程度ヘルスが残ってないとユーバーの性能を発揮できないクリッツとヴァクサネーターとの相性は抜群。オーバーヒールを重視する場合でも有用でデフォルトに劣らない性能を持つ
    また変装した敵スパイにあてると特徴的な音がなるためスパイチェックにも有用。いちいちバックスタブのあるボディタッチや、注射銃を打ったりする必要が少なくなるので、uberを貯める時間も確保しやすくなる。


    その代わり、自身に向かってくる敵には威力が伸びず、連射力の低さも相まって自衛力が大幅に落ちてしまう。
    自衛、牽制能力の高い注射銃と状況に合わせて使い分けよう。
    武器の切り替え画面はBindしておくと便利。
    bind "o" "open_charinfo"

Spy対策

回復中の相手でも問答無用の背後一撃で葬り去ってしまうSpyはやっかいな相手だ。しかしMedicはPyroやScout並みにスパイを発見できるクラスである。
基本は上でも述べたように回復中でも常に動き回ること。どんなに相手にも背を向けないように注意しよう。壁を背にするのも悪くない。ただしじっとしてると頭の上に乗られてバックスタブされる可能性があるから動くことを意識するのを忘れずに。
味方全体をヒールしているとあからさまに挙動のおかしい味方が散見する。そいつがスパイだと思って対処する

理想としては回復する相手が発砲してくれて、それを確認した後で回復すること。
もっとも、味方が発砲してくれない時もあれば、スパイが忙しい混戦時に紛れ込んできてチェックできない場合もある。
一番、手っ取り早いのは味方に近づかないこと。回復ビームは遠距離からでも繋げるし、仕事には差し支えない。
妙に近づいてくる、背後に回ろうとする、回復されても前線に出て行かない。以上に当てはまるならスパイと見て間違いないだろう。
触って確認や近接で殴ってスパイチェックは基本的にやらない方がいい。もちろん念を入れるためにやるのはいいが、バックスタブの危険性が増すことを忘れずに。

最も重要なのはスパイにヒールしないことである。

その他メディガンについて

・クリッツクリーツ
圧倒的な攻撃力と早いチャージが特徴で魅力的ではあるものの、仲間の保護と攻防両方をこなせるメディガンと違って扱いの難しい装備である。
とくにメディガンとのユーバーチャージ対決になった際、攻撃が無効化されてるのも同然なのでまず一方的にやられてしまう。(一応クリティカルによる高威力と無敵による弊害で大きいノックバックを与えやすいが)
攻め側の場合は無敵化が無いと前に進めない場面が多く、SGにはクリティカルが無効なので有用ではない。
守り側の場合は迎撃に使えるので選択肢に入りうる。5cpマップならライン上げにかなり効果的。
可能ならば、もう一人のメディックが無敵ユーバーを担当していると前線を安定させつつ、クリッツクリーツでの高火力が活きてくる。

基本的に敵との距離を保てる場所でヘビーやソルジャー、特にデモマンに使うと効果的。出る攻撃が全部クリティカルになるわけだから、射程と連射力に優れているヘビーやデモマンに使用すると圧倒的な制圧力が生まれる。
無敵にはならないので掛ける相手が瀕死だと使ってもすぐにやられてしまう。いったん下がって回復してから掛けるか、他の無傷の相手に掛けた方がよい。
PLマップの防衛側の場合で、回復しながら集団で固まって進軍してくる厄介なトロッコを迎撃する時などがユーバーの最も活躍出来る状況だ。ソルやデモを頼って一撃でまとめて吹っ飛ばしてもいいし、パイロで突っ込んで薙ぎ払うのもいいだろう。

通常より25%も貯まるのが早く回転率が高いので、積極的に使っていこう。
緊急時にユーバーで自分の身を守ることができないので、出し惜しみしていると無駄死にする危険が大きい。
またSGにはクリティカルが無効な上、無敵ではない故にその高い火力で迎撃されてしまうのでSGには無敵の方がいい。
ちなみにクリティカルは無敵ユーバーと重ねがけが可能なので、味方のメディックと示しあわせれば無敵+クリティカルという
真の意味で「無敵」な味方を創りだせる。

・クイックフィックス
Quick-Fixは別項目があるので割愛。

・ヴァクサネーター
味方と自分に10%のダメージ耐性が付与するが、オーバーヒールレートに-66%のペナルティがあるため基本の回復能力は完全に通常メディガンの下位互換。
その代わり10%の特定ダメージを軽減するシールドを自分と回復対象にかけられるが体力がある程度ないと意味が薄い点は注意。
更に、ユーバーでも無敵化はしないこと(ダメージカット率は75%まで)。近接攻撃は根本的にダメージカットできない属性なのも忘れないこと。

ユーバーのチャージ率に特化しており、チャージ率67%アップに加えて、任意で25%刻みのミニユーバーが発動できる。
もっとも、味方の体力が100%以上のときは他のメディガンと同じ1.25%に固定される(チャージ率アップの効果が無い)ので、理論上ほどにはユーバーの回転率は伸びない。

その他

歓声として時々話す「Gesuntheit(ゲスントハイト)」とは、直訳すれば「健康」だが、医者が言う場合には「健康で→お大事に」という意味になる。使われ方としては英語の「Bless you」に近く、クシャミをした場合はドイツではそう声をかける事になる。また「乾杯」の掛け声(皆様の健康を祝して/祈って)にも使われる為、勝鬨の歓声としてはピッタリだろう。アメリカでもこの単語は定着しているが、その場合英語訛りになり「ジスンタイト」と言う発音になる。

歓声として時々話す「Oktoberfest(オクトーバーフェスト)」とはドイツ最大のビールの祭典。ちなみに、10月に行われる。この日だけの為に特別なビールが醸造され、延べ2週間以上に渡って祭りは続く。日本語に訳すとすれば、「祭りだ祭りだ!」とハシャイでいる感じか。

挑発の時に時折話す「Danke,Dumkopfs!」とは、「ダンケ(ありがとう)」と「ドゥムコプフス(馬鹿)」を組み合わせたダジャレ。「ダーンケー、ドーンコップス!」とオヤジギャグっぽく言うのがポイント。

アップデート履歴

ここではメディックの最新のアップデートと過去のものをまとめている。

過去のアップデートはこちら

最新のアップデート

実施日 2015/12/17

傷ついた味方を回復しているとき、メディック自身のヘルス回復量が少し上昇するようになった。

セットアップ中のユーバーチャージのチャージ率が3倍になった。

・アンピュテーター
第2攻撃キーで挑発できるようになった。

挑発で回復するとユーバーチャージが少し溜まるようになった。

・ヴァクサネーター
適切な耐性を付与しているとヘルスが10%回復する効果を削除した。

適切な耐性を付与しているとユーバーチャージが溜まりやすくなった。

ユーバーチャージ率の増加が+50%から+67%になった。

オーバーヒール時のユーバーチャージ増加ペナルティが -66%から-33%に低下した。このペナルティは上述の増加に乗算されるので、オーバーヒールされた患者への回復はこれまでより33%効果的になった。

・クルセイダーズ・クロスボウ
ボルトで回復するとユーバーチャージが少し溜まるようになった。

・クイックフィックス
クイックフィックスのユーバーチャージ効果中のプレイヤーが特定のノックバック効果を受けていたのを修正した。

ユーバーチャージ中のプレイヤーはキャプチャーできないようになった。

以下は全クラス共通

武器の切替速度が0.67秒から0.5秒になった。

スポーンしてから10秒間は味方プレイヤーの輪郭線が表示されるようになった。

武器の説明文を更新し、性能をより正確に描写したものになった。

お勧め装備セット

基本セット
プライマリ:クルセイダーズクロスボウ セカンダリ:メディガン(orクリッツクリーク) 近接:ユーバーソウ
最もメジャーで癖もなく、攻防両用で扱える上、メディックとしての本質的な仕事だけでなくチェインユーバー等の変わった戦法までも全うできる超基本セット。
特にユーバーソウはチャージ効率を底上げし、ヒール以外で強引にチャージを貯められる唯一の手段なので使いこなせれば生存率や重要局面での活躍が増える。クリッツクリーク等他のメディガンをチョイスしても腐りずらい点も優秀。
クルセイダーズクロスボウは自衛能力こそ減るが離れた味方を回復できる唯一の手段であり、回復量も75~150の固定値回復のため大抵の場合中ヘルスパック以上の回復元として使える。さらにアップデートでこの回復でuberを溜められるようになるなど実質デフォルト武器として扱えるレベルになった。
シンプルな分、メディックとしての技量は如実に表れる。味方を生き残らせ、自身の身を守り、自チームを勝利へと導こう。
クイックフィックスセット
プライマリ:ブルートザオガーorオーバードーズ セカンダリ:クイックフィックス 近接:ユーバーソウ
クイックフィックスの機動性を強化する特性に着目したセット。
スカウトやソルジャーのロケジャンに同機することで5cpのより早い速攻や、メディック自身も能動的に戦うことを目指す。ユーバーソウで殴りまわってガンガンuberを発動できればベスト。
とはいえヘルス150+自動ヘルス回復を加味しても前衛職としては少々心許ないので味方ともに行動するほうがいい。
ヴァクサネーターセット
プライマリ:Crusader's Crossbow セカンダリ:ヴァクサネーター 近接:サレムバウorアンプュテーター
癖のあるヴァクサネーターを扱う為のセット。
オーバーヒールレートは通常のメディガンよりも66%低下している上に特定ダメージにのみ耐性を付与する性質がある為に乱戦の真っただ中にいる仲間を回復させるのには向いていない。
そこでCrusader's Crossbowを使って前線の仲間を回復したり、ヒール効率を挙げて少しでもアーバーヒールできるようにして耐性効果が生きるようにしてあげよう。そして後続の心強い味方(ヘビーやソルジャー等)に溜まったユーバーを使って先の戦闘で生き残った敵を始末しよう。
サレム・バウは相手のHPを見る事が出来るため、どの敵からやっつけるべきかを仲間に伝えることが出来る。
アンピュテーターの場合は耐性効果をいかすために傷ついた見方を効率よくヒールしたい時に。
このセットの問題はロケットと銃弾を同時に発射するLv3セントリーガンや銃弾耐性を付けても軽減できないスナイパーのヘッドショットには太刀打ちできない事、そしてヴァクサネーター自体が前線の戦闘ではそれ程役に立たない事であろう。チームが劣勢だった場合、あまりこのセットを使うべきではない。

トリビア

  • MedicとPyroはTrailer 2の段階では、jobとmottoが設定されていませんでした。
    (※訳注、wiki内では「任務」と「何か一言」としておきました)
  • ユーバーゲージが100%の状態でMedicが殺された場合、小さな電流が体を流れているようなエフェクトが表示されます。
  • Medicの声はRobin Atkin Downesによって演じられています。
  • Demomanの制圧時の台詞で、Medicが既婚者であることがわかりますが、Demomanの酒の入り方を見ると、今ひとつ信憑性にかけます。
  • Meet the Spyのトレイラーから、Medicは度の強いメガネをかけていることがわかります。
  • medicのサディスト的な態度や、気がふれているように見えるほど危険な男にもかかわらず皆が彼の事を「医師」と呼ぶのは、medicが薬学に対しかなりの知識を持っているからだろう。(戦いのとき以外は、素晴らしい医師という事かな)
  • Meet the Medicで登場したメディガンはQuick-Fixですがユーバーチャージは何故か通常のメディガンと同じ効果になっています。これには理由があり、Quick-FixはMedicが使った最初のメディガン(Medigun Prototype)であり、Meet the Medicの時に付与されていた無敵ユーバー機能はあの医療実験の後にショートしてしまったため、現在の機能になったのです。参考
  • ScoutとMedicは顔の無精ひげを生やしていない数少ないクラスです
  • HeavyとMedicはデフォルトで被り物をしていない数少ないクラスです。その関係でデフォルトでもっとも髪が露出しているクラスでもあります。

コメント

  • みんなが求めてるけど誰もやりたがらないクラスって言われてるしな。 -- 2017-11-28 (火) 04:23:18
  • みんな攻撃系キャラに動いちゃうからすぐに前線に出て倒されてるところをよく見る。やっぱりサポートは大事だな。オーバーヒールがあれば結構生きれるのに。 -- 2017-11-28 (火) 16:14:38
  • 海外兄貴が選ばないお陰でメディックの使用時間が1番になったゾ。(自慢) -- 2018-04-12 (木) 21:06:45
  • 仲間がおる -- 2018-04-14 (土) 16:13:49
  • 今更TF2始めたけど誰もやりたがらないお陰でメディックを存分にプレイできるのは最高。ついでに「ありがとよ!」が貰えると自己肯定感も上がる。常に気を配らなきゃいけないけど、チームに貢献してるって思えるよ。一番好きなクラスだ。 -- 2020-08-28 (金) 12:50:04

*1 つまり、どのクラスでも最大15秒で100%に戻る。