FPSが初めての方へ

Last-modified: 2020-07-09 (木) 22:52:34

FPSが全くの初心者へ

FPSとは?

「FPS」とは、"First Person Shooter(一人称視点による射撃ゲーム)"の略で、「プレイするキャラクターから見た視点でプレイするゲーム」の事です。

古くは"Wolfenstein 3D"を始祖とし、"DOOM"で花開き、"Quake"により完成した、FPSゲーム。
3D空間を動き回り、銃を撃って敵を倒す、そんなタイプのゲームの総称です。TF2もこの系譜に属します。
日本ではあまり見かけないゲームですが、このゲームに興味を示してくれたあなた。
きっと何か惹かれるものがあったのでしょう。いい選択をしましたね。
とにかく初心者殺しで有名なFPSの中でも、このゲームは破格と言えるほどユーザーフレンドリーな設計となっており、
マルチプレイFPSの世界に入るにはうってつけのゲームなのです。
さぁ、これから簡単な説明をしましょう。気に入るかどうかは、あなた次第ですが。

FPSとTF2

FPSと一口に言ってもその中には様々なサブジャンルがありますが、本作TF2はいわゆる「スポーツ系」と呼ばれる作風に近いと言えます。
スポーツ系の特徴をとても大雑把に表すと、移動や射撃といった動作の自由度が高く、常に大きく動き回りながら撃ち合う事の多いスピーディーでハイテンポなゲーム性です。『スポーツ系』という名前が示すように、制限によって得られる現実性よりも制限を排する事で得られるスポーツ的な明快さや爽快感を重視したジャンルだとも言えるでしょう。
昨今のFPS界ではそれほど目立っている訳ではありませんが、その独特の操作感やゲーム性からFPS黎明期より根強い人気のあるジャンルです。

本作はスポーツ系FPSの金字塔である"Quake"のMOD時代(詳細はTF2についてへ)の「バカっぽさ」を色濃く引き継ぐゲームです。
ロケットランチャーでの自爆の反動を利用した大ジャンプや漫画的な動き・表現など、およそ現実離れした行動を取る事も可能で、同じ出自である「カウンターストライク」シリーズのような神経をすり減らすようなガチバトルとは無縁の独特な世界を作り上げています。
勘のいい人はもうお分かりでしょう。TF2は、FPSの中でもかなり「ユルい」部類に入るのです。

一目で分かるFPS

fps.jpg
これが、TF2のプレイ画面(の一例)です。
3Dの世界の中を、キャラクター自身から見た視点で、プレイした画面…
あなたも今、自分の目から見て、腕をキーボードやマウスに伸ばしていて、この画面を見ていますね(そうじゃなかったらごめんなさいね)*1
それをそのまま、このゲームの中に持ってきたものだと思えばいいでしょう。
他のFPSも同じようなものだと考えて差し支えありません。
慣れるまでは脳がうまく認識出来ず、気分が悪くなる事があるかも知れませんが…。

TPSとの違い

FPSに似てはいますが別物と言われているTPS(Third Person Shooting)は3人称視点で、自分が動かすキャラクターがカメラに映っているタイプのゲームです。
これはキャラクターが見えることにより具体的な操作感覚が視覚でわかるのでFPSよりとっつきやすいため、最近は多くのゲームに使われています。
しかしマウスなどの操作で照準を狙う場合などシビアさを求めるとTPSよりFPSのほうが扱いやすいとのことがあり、ゲーム性によりどちらのシステムを選ぶかはTPSのほうが数が多くなってきています。

ちなみにTF2はFPSですが、一部TPS状態になるときがあります。
各挑発などのTAUNTなどの時や、BONKジュースを飲んだときなど。
FPSとTPSの垣根は比較的低いと思われます。



*1 このページを執筆した当時は、スマートフォンと言う物はまだ存在しておらず、インターネットは主にパソコンで見るものだった。「乗るしかない、このビッグウェーブに」の名台詞で始まった日本でのiPhoneの歴史よりもこのゲームは古い。そのゲームが未だ稼働しているのは素直に驚きであり、なおかつゲームを起動しながら手軽に攻略サイトを参照出来る時代が来るとは思いもしなかったのである