レタ

Last-modified: 2016-09-23 (金) 09:55:00

レタ

褐色娘第三弾。無邪気さと色気を併せ持つめっちゃめんこい少女。地味に色々見えてる服装がセクシー。
まさかのミリアンの娘さんの登場である。父と同じく重力の使い手であり、性能の傾向も防御型で少し似ている。父と比較すると近距離での安定感は増しているが、彼ほど鉄壁な防御ダイスは出せない。また各種スキルの発動距離や条件がちぐはぐで統一性がない。総評すると安定性の代わりに確実性を犠牲にした感じ。使用難度はレタちゃんの方がだいぶ難しめ。

 

コストはL4で17、L5で22。別段低くも高くもないが、性能を鑑みると正直コスト面は優秀とはいえない。主力スキルの効果と発動条件にジレンマを抱えており、その運用に頭を悩ませがち(詳しくは後述)。基本はその防御能力を活かした盾役としての使い方になるだろう。
得意なシーンは遠距離後攻、中距離先攻、近距離(L5)。やや複雑だが、簡潔にいえば前進していくタイプ。移動同値のランダムイニシアチブの影響が大きく、中距離後攻は防御面、遠距離先攻は攻撃面に難がある。前進するなら移動フェイズの読み合いが必要になるので、いっそのこと移動勝負を放棄して交代でお茶を濁すのも手。
色々と書いたが、レタちゃんも人外魔境アンライトのキャラクター。普段はパッとしなくても、その特性に合致する場面では鬼神のごとき活躍を見せてくれる。彼女を使うときには愛を持って接してあげよう。目の保養目的で使うのも大いに結構だ!
……あ、ミリアンさん。娘さんにはいつもお世話にってちょっ、待っ、あーっ、困ります、あーっ!

 

宵闇への引導

DEF+7~10
相手との距離を1縮める
防御失敗時、相手との距離を1離す

  • 特2だけでDEF+10は破格の数字である。ただし父ミリアンのダークホール(DEF=30)を比較対象にすると一歩及ばず。一応30を超えることも可能だが、それには盾数値が10以上も必要になる。
  • 第二効果の一歩前進が特徴。後述の攻撃スキル「ローエングリンの扉」との連携に使うのが基本だ。後攻のときしか狙えないのが惜しい。
  • 第三効果はレタちゃんからすると旨味のない効果。せっかく第二効果で中距離にしたのに、それを自ら無為にしてしまう。相手が呪縛状態なら多少の見返りは得られる。
  • まとめると『お手軽にDEF上げつつ中距離にする。ただし防御に失敗すると遠距離に戻る技』ということになる。
  • 演出からするとまさしく「簡易版ダークホール」のようだ。
  • 2016年9月21日のアップデートにて、発動可能距離が中遠距離に修正された。これまで穴だった中距離後攻が、どう転んでも2つの攻撃スキルのどちらかに繋げる得意パターンとなり、戦いやすさが格段に向上した。中距離先攻においても「ローエングリンの扉」の後を手札1枚でカバーできるという点は大きい。
     

逆襲する引力

DEF+4~6
防御成功時、相手に1~2ダメージ、相手を「MOV-1」(2ターン)

  • 防御成功時の見返りが大きい近距離防御技。レタちゃん登場時にこれが決まると、その後の行動がとてもやりやすくなる。低ATK相手のメインウェポン、行動阻害、果てには最後の一撃と幅広く頼れるスキルだ。
  • 条件の移動2↑が玉に瑕。移動勝負することも考えるとそうそう連発できる条件ではない。一方で盾は1あればいいので、移動さえ確保できるなら簡単にそれなりの防御力をだせる。
  • 2016年9月21日のアップデートにて、与えるダメージが1ダメージ上昇。よりダメージソースとして優秀になった。
  • ローエングリンの扉から続けて発動できたら最高にかっこいい。
  • ぴょんと宙返りしつつ微笑むレタちゃんが最高にキュート。
     

ローエングリンの扉

無1×2…ATK=20
無1×2+無2×2…ATK=25 宵闇への引導発動
無1×2+無2×2+無3×2…ATK=30 繚乱の刃発動

  • 提出した数値に応じて効果が変わる。とはいってもそのルールは至極単純。
    • 無1ぴったりを二枚提出すると第一効果発動。ATKが20固定になる。
    • 上に加え無2ぴったりを二枚提出すると第二効果発動。ATKが25固定になり、距離が1前進して近距離になる。
    • さらに無3ぴったりを二枚提出すると第三効果発動。ATKが30固定になり、繚乱の刃と同じく相手控えへのダメージが発生する。
  • メインスキルであると同時に使い所の限られる難しいスキル。特に第三効果を実戦で狙って発動させるのは至難の技(最初の一回が不意打ちなら決まるかも)。基本的には第一効果をメインに使い、色気を出せそうなら第二効果を狙うくらいでいい。
    • というのも使用枚数に大きな問題があるため。第一効果なら二枚で済むが、第三効果になると六枚もそろえる必要がある。普通の手札運用では、とても実践に堪えられる消費枚数ではない。
    • この消費枚数の多さが前述の『ジレンマ』である。大きな効果を狙うほど移動フェイズや防御フェイズに割けるカードが減り、そもそも中距離にできなかったり宵闇への引導で防御失敗する確率が跳ね上がる。逆に状況を整えることに力を入れるほど大きな効果を使えなくなる。そして上手いこと中距離になったとしても、レタちゃんは中距離に防御技を持たないので、後攻だったときに大きな被害(最悪の場合即死)を被る可能性がある。さらにいうと移動フェイズに出せるカードは最小限なので、中距離先攻になれる確率は低い。
  • 重大な欠点持ちのスキルではあるが、ATKの低いレタちゃんがお手軽にATK20を出せると考えるなら決して弱くはない。
     

繚乱の刃

ATK+6
対戦相手に与えたダメージを、対戦パーティの控え1人に与える<MAX:6>

  • 相手に控えがいるときのみ第二効果が発揮される特殊なスキル。MAX:6となっているのは、つまりどれだけダイスダメージを出しても、控えに飛んで行くのは最大6ダメージまでということ。もちろん目の前の相手には出目の分だけダメージが行くので安心しよう。また対面相手のHPがダイスダメージ未満の場合でも、6までならきっちり控えに行ってくれる(例:対面相手のHPが1、ダイスダメージが5のとき、控えには5ダメージが飛ぶ)。
  • L5の主力技。父ミリアンのハイランダーに色々と似ている。追加ダメージが必ず控えに対して行くことが最大の特徴。ただ、相手が最後の一人だった場合単なるATK上昇スキルになってしまうのは寂しいところ。
     

イベントカード

何でもOK。強いていうなら移動1や盾3あたりが扱いやすい。あるいは繚乱の刃強化に剣3でもいいだろう。
他のキャラクターに合わせて選ぼう。

 

組み合わせキャラクター

移動フェイズに不安があり、また手札消費の激しいキャラなのである意味仲間探ししやすい。
中距離後攻が弱点なので、その穴を埋めたいならメレンが光る。彼のジャックポットは同時に手札を爆発的に増やしてくれるので、それを駆使すればローエングリンの扉with繚乱の刃がかなり狙いやすくなるだろう。特にL5メレンを相手にすると遠距離に逃げたくなるもの。レタちゃんの存在がばれていないなら宵闇への引導→扉+刃の華麗なるコンボが成功するかもしれない。

 

安心定番のサポーター・レオンも良き相棒になるだろう。彼の麻痺と反撃の狼煙はいともたやすく状況を整えてくれる。正直定番すぎて書くことがない。

 

真っ白なシャーロットとふたりはプリキュアするのも悪くない。インファイトを維持するのは少し大変だが、冬の夢としあわせの理由が繚乱の刃やローエングリンの扉とよくマッチする。

 

褐色娘コンビということでルディアもかなり相性がいい。中距離後攻もそうだが、彼女の付ける呪縛と宵闇への引導が面白い挙動を見せてくれる。レタちゃんは近距離で先手を取られても別に痛くないのも大きい。

 

ミリアンと父娘で組ませたくなるのは人情というものであろう。動きが似通っていることもあって、この二人の相性自体は悪くない。ただし共に防御型なので戦術的な強さは特にない、というのが実際のところ。レタちゃんからするとミリアンの防御能力は頼りになるのだが、逆にミリアンからするとレタちゃんに頼る場面があまりない。父娘らしいといえばそうかもしれないが。呪縛やドロー能力が絡めばレタちゃんの有用性が増すので、そういったものでこの二人の仲を上手く取り持とう。
ちなみにフロレンスを加えると元軍人で隻腕の父親、現役軍人で怪力の母親、たくましくも可愛らしい娘、というドラマや映画に出てきそうな一家が爆誕する。勝手に母親役にしたのは申し訳ないが、フロレンスさんもはまり過ぎである。