フランス RankII 戦闘機 D.520
概要
性能は同BRの機体と比べても遜色なく、Bf109E3より若干旋回性能が優れているため相手によっては格闘戦もこなせる。機首にはイスパノMk.1と同じ性能のイスパノ・スイザHS.404機関砲を内蔵しているが、弾数はあまり多くないのでRB・SBでは弾数豊富な7.5mm機銃をメインに使おう。
7.5mm MAC1934は4門で1.095kg/sと、英のM1917の0.66kg/sよりも遥かに多く、独のMG17(0.78kg/s),伊のSAFAT(0.60kg/s),ソのPV-1(0.48kg/s),日の89式固定機関銃(0.66kg/s)を凌ぎソのShKAS(1.16kg/s)に次ぐ二位の毎秒射撃量である。更に機銃の位置が翼根に近いこともあり、当てやすく、オーバーヒートもしにくく弾持ちも良いので使い勝手がなかり良い。しかし弾薬ベルトが最も良いステルスベルトでもAPとIしか無いのは欠点だ。だが7mmクラスの機関銃は胴や翼を折るよりかは燃やしたり油圧系統の部品を破壊するのがメインとなるので、この毎秒射撃量は大きなアドバンテージとなるだろう。
機体情報(v2.29.0.52)
必要経費
必要研究値(RP) | 9,200 |
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機体購入費(SL) | 22,000 |
乗員訓練費(SL) | 6,300 |
エキスパート化(SL) | 22,000 |
エース化(GE) | 250 |
エース化無料(RP) | 220,000 |
バックアップ(GE) | 25 |
護符(GE) | 750 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 3.0 / 3.0 / 2.3 |
RP倍率 | 1.24 |
SL倍率 | 0.8 / 2.9 / 3.8 |
最大修理費(SL) | 1,000⇒1,382 / 3,200⇒4,174 / 3,450⇒3,654 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | 530⇒573 / 515⇒550 |
(高度5000m時) | |
最高高度(m) | 11200 |
旋回時間(秒) | 21.1⇒19.0 / 22.0⇒20.0 |
上昇速度(m/s) | 7.1⇒13.7 / 7.1⇒10.0 |
離陸滑走距離(m) | 300 |
最大出力(hp) | 746⇒914 / 738⇒820 |
離陸出力(hp) | 852⇒1020 / 844⇒926 |
毎秒射撃量(kg/s) | 2.39 |
燃料量(分) | min24 / 30 / 45 / 60 / max80 |
銃手(人) | 0 |
限界速度(IAS) | *** km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h, (着陸)*** km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
---|---|---|---|---|
機銃 | 7.5mm MAC 1934 machine gun | 4 | 2700 | 翼内 |
機関砲 | 20mm Hispano 404 cannon | 1 | 60 | 軸内 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | 費用(SL) | ||
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10m | 500m | 1000m | ||||
7.5mm MAC 1934 | 既定 | T/Ball/Ball/I/AP | 10 | 7 | 4 | - |
多目的 | T/AP/AP/I/I | 10 | 7 | 4 | 80 | |
曳光弾 | IT | 3 | 3 | 3 | ||
ステルス | AP/AP/I | 10 | 7 | 4 | 120 | |
20mm イスパノ 404 | 既定 | HEF-I/HEF-I/P/T | 17 | 11 | 7 | - |
汎用 | HEF-I/HEF-SAPI/AP/T | 26 | 17 | 14 | 20 | |
対地上ターゲット | AP/AP/AP/HEF-I/T | 26 | 17 | 14 | ||
曳光弾 | AP/T/HEF-I | 26 | 17 | 14 | ||
ステルス | HEF-I/HEF-I/HEF-SAPI/AP | 26 | 17 | 14 | 30 |
追加武装
追加武装:無し
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | 胴体修理 | 690 | 910 | 105 |
ラジエーター | ||||
7mm弾薬ベルト | ||||
II | コンプレッサー | 780 | 1,000 | 115 |
機体 | ||||
新しい7mm機関銃 | ||||
III | 主翼修理 | 870 | 1,200 | 130 |
エンジン | ||||
20mm弾薬ベルト | ||||
IV | カバー交換 | 840 | *** | 125 |
インジェクター交換 | ||||
EFS | ||||
新しい20mm機関砲 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
ランク3→2戦闘機ツリー最初の機体であるこのD.520はM.S.410やM.S.406と同じく胴体下にラジエーター、真正面にオイル冷却装置と設計は変わらず*1である。火力の優位性こそ失われたが低空での乱戦が起きやすいBR3.0帯設定でもあるこの機体は、
悪くないエネ保とエンジン内に設置されたモーターカノン、加えて翼内設置7.5mmの連射力が組み合わさり旋回戦に横槍を入れるように敵に打撃を与えるの大の得意である。そのまま旋回戦に移行しても良し、離脱しもう一度殴るのも良しと器用な運用が可能だ。
そしてようやくエンジン回りはようやく丸みを帯び、空気抵抗が少なくなった。そしてエンジンをイスパノ・スイザ12Y-31からY45に換装して馬力がやっと1000馬力を超え...なかった。同格のマスタングやヤクシリーズが1000馬力越えのエンジンを備える中、1000馬力以下ではあるがどうにかできるしなくちゃいけないのがこの機体である。
しかし、この機体のキモである7.5mmは2400発とトリガーハッピーもニッコリな弾数を備えており、汎用ベルトで対地にも対空にも使える。イスパノ404は弾数こそ僅か60発と少ないが、命中時の火力はやはりピカイチ。おススメベルトは徹甲弾とステルスがある。
徹甲弾ベルトは多めの徹甲弾でエンジンとパイロットをご臨終にできるが、T入りなので射撃しているのがバレる(が、こちらも修正射撃で撃墜率を上げられるという)特徴がある。ステルスはTが無い代わりにHEIが二発ベルト内に入っており、HEIが命中した際に敵機を粉砕できるという特徴がある。
どちらを使うかはお好みであるが、曳光弾と汎用はおススメ出来ない。曳光弾はP弾(演習弾)と同等のダメージであるTが三発に一発と多く含まれているし、汎用はSAP-Iが入っているが炸薬が3gとHEIの三倍も低いのだ。
そしてもう一点。重要な点を忘れてはならない。被弾は出来る限り避け、集団で襲い掛かること。馬力が低く、幾らかの前時代的フォルムを持つこの機体は被弾に滅法弱いのだ。それさえ守れれば、キルを安定してとることも可能である!
Vive La France!
立ち回り
【アーケードバトル】
実質的な前機に当たり高い上昇力を持っていたV.G.33C-1と比較すると上昇力は落ちてしまっている。エネルギー保持も特筆するほどの物でもない。60発の20mmを1問と2700発の6.5mm機銃を4問持つ本機は、強いて言うならば器用貧乏な機体と言えるだろう。
しかしBRが3.0となっており上昇力に優れるスピットファイアやメッサーシュミット等が跋扈してくる。そのうえM.S.405C1の頃のように機関砲という火力のアドバンテージは他国も機関砲を装備し始めるこのBRではその優位性は失われてしまっている。
ちなみにV.G.33C-1には着陸フラップしかなかったが本機では戦闘フラップが存在する為フラップをパタパタさせる必要がなくなったのはフラップの管理という意味合いでは旋回戦をし易くなっている。
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
--加筆求む--
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
第二次大戦時に使用されたフランスの戦闘機。開発・製造はフランスのDewoitine社。
1930年代、フランス空軍では当時の主力戦闘機であったMorane-Saulnier M.S.406の後継機として「20mm機関砲を装備した、近代的な全金属製の高速戦闘機」を求めていた。この要求仕様に対しÉmile Dewoitine率いるフランスのDewoitine社が開発した機体がこのD.520である。1938年の初飛行時にはあまり良い成績は残せなかったが、ラジエーター配置などを見直す改修を行った結果、1939年にフランス空軍に正式採用された。
発動機には当時のフランス国内で調達可能なもののうち、最も強力だったイスパノ・スイザ12Y-45 液冷V型12気筒(910hp)が採用された。これはロールスロイス・マーリンやDB601などと比べるといささか馬力が低かったものの、とても軽かったため相対的にはそこそこの出力を発揮できた。またイスパノ・スイザ12Y-45の主軸(ドライブシャフト)内にイスパノHS.404を搭載したことで、D.520は図らずも世界初の「実用的なモータカノンを備えた単葉機」となった。(ちなみに世界初のモーターカノン搭載機は、同じくフランスのスパッド社が開発したS.XIIという複葉戦闘機)
ただしこのHS.404機関砲はドラムマガジン方式であったため、60発しか弾薬を搭載できないという欠点があった。
D.520の性能はBf109Eと比べると速度で劣り、運動性と機体強度では勝るといった具合であった。特にその頑丈さゆえに前線の荒れた飛行場などでも運用しやすかったこともあって、兵たちからはなかなか好評であったという。しかしエンジンや生産設備の調達の遅れから生産は遅々として進まず、結局1940年6月にフランスがドイツに降伏するまでのあいだに生産された機体は僅か437機であった。
戦中は主に、枢軸側のヴィシーフランス政府軍で運用され、シリア方面に展開した部隊などに配備された。シリアでの作戦に投入されたD.520はおよそ290機ほどとされており、ヴィシーフランス空軍はこのうち179機を喪失する。ちなみにこの損失のほとんどが、航空基地に対する砲撃や敵航空機からの地上攻撃、対空砲火などによる損失であり、空戦による損失は少ない。
ドイツ、イタリア空軍にも少数配備され、特にMC.205が登場するまで20mm装備の戦闘機を持っていなかったイタリア空軍では大変好評であった。イタリア空軍のエースパイロットLuigi Gorriniは「ヒスパノHS.404 20mm機関砲を装備するというまさにその一点だけで、この機体はMC.200に勝る」とD.520を高く評価している。
一方連合国側の自由フランス空軍では極少数のD.520が練習機として使われただけであまり実戦には使用されなかった。積極的に使われなかった理由いろいろあるが、一番の問題はD.520に搭載された無線機が、連合国で使われているものと互換性がなかったことであると言われている。
戦後は新フランス空軍の戦闘機としてしばらく活躍し、1953年に全機退役した。
小ネタ
Dewoitineの発音は日本人にはなかなか難しい。日本では「ドヴォワチン」または「デヴォワティーヌ」の表記が知られているが、仏語の発音に一番近い表記は「ドゥヴォワチーヌ」。結局どれにしても発音が難しいのは変わらない。
--加筆求む--
外部リンク
[Video]Pages of History: Dewoitine D.520
コメント
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