Tier 4 ドイツ 駆逐戦車
スペック
車体
HP | 270 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 60/20/8 |
最高速度(km/h) | 42 |
重量/最大積載量(t) | 16.13/16.8 |
本体価格(シルバー) | 127,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | ━ | ━ | ━ | ━ | ━ | ━ | StuG III G (12,435/422,000) | |
┃ | ┏ | StuH 38(t) (5,675/41,490) | ||||||
Hetzer (5,000/127,000) | ┻ | Jagdpanzer 38(t) (3,520/28,530) | ━ | SdKfz 138/3 (4,825/36,730) | ┻ | JgdPz 38(t) Starr II (5,275/40,870) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Hetzer | Prage TN 100 | 7,5 cm Kw.K. 40 L/43 | Hetzer-Ketten Ausf.A | Hetzer | 270 | 290 | |||||||
100 | AP APCR HE | 103 139 38 | 110 110 175 | 40 | 70 7G 38 | 15.38 1.70 0.38 | 28 | --/--/-- | 44 | 260 | |||
Jagdpanzer 38(t) | Prage TNPS | 7.5 cm PaK 39 L/48 | Hetzer-Ketten Ausf.A | Hetzer | 270 | 455 | |||||||
120 | AP APCR HE | 110 158 38 | 110 110 175 | 40 | 70 7G 38 | 15.38 1.70 0.37 | 28 | --/--/-- | 44 | 260 | |||
SdKfz 138/3 | Scania Vabis 1664 | 7.5 cm PaK 39 L/48 | Hetzer-Ketten Ausf.B | Hetzer | 270 | 455 | |||||||
165 | AP APCR HE | 110 158 38 | 110 110 175 | 40 | 70 7G 38 | 15.38 1.70 0.37 | 30 | --/--/-- | 44 | 260 | |||
StuH 38(t) | Tatra Typ 103 | 10.5 cm StuH 42 L/28 | Hetzer-Ketten Ausf.B | Hetzer | 270 | 615 | |||||||
220 | AP HEAT HE | 64 104 53 | 350 350 410 | 20 | 120 10G 128 | 6.98 1.70 0.52 | 30 | --/--/-- | 44 | 260 | |||
JgdPz 38(t) Starr II | Tatra Typ 103 | 7.5 cm PaK 39 L/48 | Hetzer-Ketten Ausf.B | Hetzer | 270 | 615 | |||||||
220 | AP APCR HE | 110 158 38 | 110 110 175 | 40 | 70 7G 38 | 15.38 1.70 0.37 | 30 | --/--/-- | 44 | 260 |
外観
Hetzer - 7.5 cm Kw.K 40 L/43
Jagdpanzer 38(t) - 7.5 cm PaK 39 L/48
SdKfz 138/3 - 7.5 cm PaK 39 L/48
StuH 38(t) - 10.5 cm StuH 42 L/28
JagPz 38(t) Starr II - 7.5 cm PaK 39 L/48
解説
Marder II、Pz.Kpfw.38(t) n.A.からの乗り換えとなるチェコ製駆逐戦車。
Hetzer(ヘッツァー)とは大衆指導者の意味。転じてデマ(デマゴーグ)の意味もある。
パッケージを見てわかるとおり、Marder II、Pz.Kpfw.38(t) n.A.からの引き継ぎパーツはなく新規からの開発となる。
駆逐戦車の為、Tier4ながらTier5 Pz.Kpfw.IVと同じバランスの良い7.5 cm砲とクセの強い10.5cm砲が追加される。
特にStuH 38(t)パッケージに搭載されている10.5cm StuH 42 L/28の脅威は貫通力が低いAP弾ではなくHE弾の攻撃力が非常に高い事である。上位Tierにも十分通用し、オープントップ車両であれば一撃爆散も狙えるが装填速度が遅い事と、弾道にややクセがある為に慣れを必要とする。また同Tier帯のアメリカ駆逐戦車T40の主砲105 mm AT Howitzer M3と同じ威力であり、両車ともTier4 駆逐戦車の中では非常に強力だが、その反面、Hetzerの視認範囲は非常に劣悪であり、260mと同Tier帯の駆逐戦車の中で最低である。
しかしながらライバル達がオープントップ車両で視認範囲を確保する中で全周にわたって傾斜装甲を採用している。特に正面装甲は同Tier帯1位の装甲厚60mmかつ傾斜装甲。同Tier帯2位の装甲厚51mmを持つT40の垂直装甲よりも体感的に敵の砲撃を弾く事があるので、味方に視認範囲を確保してもらい、駆逐戦車のセオリー通りその小さな車体を茂みに隠し、後方狙撃による味方の支援を行う事により、味方にとっては頼もしい車両。敵にとっては小さな狙撃手として恐れられるだろう。
だが、アップデート 1.2から追加されたアメリカの新駆逐戦車が脅威となる。
同Tier帯から初めて登場するアメリカ駆逐戦車M8A1である。M8A1の脅威は軽戦車並みの機動力と足を止めても動く全周砲塔、そして駆逐戦車に与えられるTier違いの主砲の威力である。せめてもの救いは砲塔旋回速度が遅い事なのだが、Hetzerは正面装甲こそ同Tier帯1位なのだが側背面の装甲はLeichttraktor並みに薄く、側背面を晒さずに位置取りを行うかが課題となる。
史実
1943年11月26日、StuG IIIを生産するアルケット社の工場が連合軍に爆撃されStuG IIIは生産停止となった。
当時歩兵支援装甲車両から対戦車戦闘を重視した車両へと生産されていたStuG IIIの生産が停止する事は既に守勢に回っていたドイツの防衛ラインを絶たれるのに等しい事からドイツ陸軍最高司令部から、チェコのBMM社(CKD社が再編されたもの)に生産が打診された事がきっかけであった。
だが、BMM社の施設は重量24トンの突撃砲を持ち上げ移動できる機材や組み立てスペースが無くStuG IIIの生産は事実上不可能であった。報告を受けたヒトラーは13トン級軽突撃砲の生産を命じ、BMM社はPz.Kpfw.II Luchsとの競争に敗れたPz.Kpfw.38(t) n.A.の車体を流用し、1944年3月に試作車両を完成させた。
ドイツ語では Jagdpanzer 38(t)と呼ばれる。制式番号は Sd.Kfz.138/2。
戦闘室は傾斜した装甲の為に大変狭く、主砲も中心線を外れて右側に装備されている関係で重量バランスも悪く、つねに車体前部が10cm程沈んでいた、そのため砲口は地上1.4mの高さしかなく、1発撃ったら土煙が舞い上がるなどで視界が塞がれる為、2両一組で行動し、砲撃の際には交互に攻撃と観測を交代していた。 車内レイアウトの関係上、車体右側が死角となり、他の乗員と隔離され後方に位置する戦車長からの前方視界は悪かった。
しかしコスト面としてはPz.Kpfw.IVの半額で済み、生産性が良く1944年の生産開始からBMM社とシュコダ社で2,800両(回収戦車などの他のバリエーションも含む)以上生産されドイツ陸軍の直轄戦車駆逐大隊、歩兵・国民擲弾兵師団の戦車駆逐中隊、SS装甲擲弾兵師団に配備された。またハンガリー軍にも供与された。
また1944年10月の戦車部隊ニュースでは小隊単位での運用、防御戦闘では損害皆無で20両の敵戦車(ソ連重戦車IS-2を含む)を撃破したとある。
車体に余裕がない事から派生型が少ないものの、火炎放射型、主砲を機銃に交換したモデル(ハンガリーで少数使用)、ヘッツァーの回収用として主砲を外しオープントップとしたベルゲパンツァー 38t ヘッツァー 戦車回収車、そのベルゲヘッツァーに単装の20mm対空機関砲 Flak38を架装したヘッツァー 20mm機関砲 Flak38搭載対空戦車がある。 しかし、対空戦車としての能力としては限定的で、その点からも存在に疑問が残るもので、残された資料も乏しく、部隊で改造されたとも、実験的に作られたとも言われている。
また、ヘッツァー sIG33/2型 15cm自走砲 もあるが、15cm歩兵砲をオープントップにしたヘッツァーに搭載、ただし搭載出来た大口径砲の中でギリギリのサイズだった。
戦後は、スイス陸軍でもG-13の名称で使用していた、装備の変更や車内レイアウトと搭乗員配置の変更をしている。
博物館や映画撮影用の稼働するヘッツァーはG-13からのレプリカが多い。 シュコダ社により1950年までに158輌が作られた。
ヘッツァー(独:Hetzer, 狩りの勢子(獲物を追い立てる役割))というニックネームは本来、次世代軽駆逐戦車であるE-10計画用のものであったが、いつの間にか本車のものになっている。
登場当初、指揮官の運用法の勘違いで、ヘッツァーを駆逐戦車としてではなく、通常の戦車として扱い、敵陣へ突撃させた挙句、酷い損害を被ったという記録があり、間違った使用法をしたヘッツァーを弱いと評したとか…。
コメント
- 初期パケでは機動性が劣悪だが、最終パケ(最終エンジン)になれば、それなりの機動性も出てくる。ちなみに、StuH 38(t) パッケージを使う際には、弾は全てHE弾にしましょう。AP弾は0でOK。貫通64mmじゃ何も貫通しませんw -- 2014-08-23 (土) 14:24:15
- 最近、カモフラ・カモネット・カモスキルで、カモネットとスキル発動状態で茂みの中にいても、エルハルフやマリノフカとかで見つかることがある。 -- 2014-08-30 (土) 23:56:18
- それは発砲せずに潜んでる状態でも? 車体が完全に隠れない茂みだと、茂みの外に出てる尻を側面から見られて発見!とかたあにあるけど・・・ -- 2014-08-31 (日) 00:17:26
- 発砲前ですね。 第六感・発見ついて死にました。 マリノフカは平原挟んで、エル・ハルフは谷を挟んだ所ですね。 位置ズレで、見えないLTでもいたのかな? -- 2014-08-31 (日) 00:58:43
- たぶん・・・。茂みで正面をスッポリ隠しても、例えば真横に近い角度からは車体後部は露出した状態だし。もともとヘッツァーはド近眼で視界貰って狙撃するTDだから、茂みに潜んでる味方の、さらに一歩退いたところに潜んでもいいかも。 -- 2014-08-31 (日) 05:58:35
- それは発砲せずに潜んでる状態でも? 車体が完全に隠れない茂みだと、茂みの外に出てる尻を側面から見られて発見!とかたあにあるけど・・・ -- 2014-08-31 (日) 00:17:26
- 105ミリ榴弾で敵を撃つだけで大活躍できる戦車。無双したいならこれに乗れ。以上。 -- 2015-01-10 (土) 03:53:04
- ヘッツアーって、勢子って意味じゃない? -- 2016-01-24 (日) 21:04:26
- Marder38Tに比べると、とにかく融通が利かない。しかし待ち伏せがうまくいけば凄まじい火力を長時間発揮できる。軽戦車に接近されてもタイマンなら旋回して撃ち殺す。 -- 2016-02-01 (月) 16:17:58
- 狙撃中心のマルダーと比べると近眼なヘッツァーは、味方に付いて行っての火力支援がメインの方が扱いやすいと思うな、Tierトップなら突出しなければ単騎でも暴れられるしね。 -- 2016-02-01 (月) 16:48:58
- 旋回が良いからね。味方に随伴して護衛を務めるってのはアリですわ。自走狩りにきた軽戦車(少数編成)を吹っ飛ばすのも得意だし。 -- 2016-02-04 (木) 13:32:24
- 旋回性能が逆に高杉というか向きを変えて敵を捉える時に行き過ぎて再度向き直す間にやられるとかあるな~ -- 2016-02-04 (木) 18:46:15
- ↑そういうシチュに車体固定>即キャンセルで対応!と試したけど、キャンセルし損ねてやられたわw -- 2016-02-04 (木) 19:18:27
- 狙撃中心のマルダーと比べると近眼なヘッツァーは、味方に付いて行っての火力支援がメインの方が扱いやすいと思うな、Tierトップなら突出しなければ単騎でも暴れられるしね。 -- 2016-02-01 (月) 16:48:58