エル・ハルフ

砂漠の中央を北西から南東に斜めに谷川が流れており、河口付近ほど谷が深いが渡河はほぼ全域で可能である。
また、スタート位置がお互いに谷を挟んだ丘の上であり、急斜面を下り、更に今度は登らなくては相手のフラッグに到達できないという、独特なマップである。
当然ながら互いに見通しがよく、自走砲にとっては嬉しく重戦車にとっては辛いマップと言えよう。
全域がマリノフカの南西半分のようなものである。
ただし両陣地を要害たらしめている斜面にもお互いに何箇所か突破されやすい箇所がある。
比較的安全に高台からの砲火を避けて敵陣へ攻め上がれる場所として、南東の河口を挟んだ崖と北東部と北西部の斜面が攻防の焦点になり、そこを巡る攻防と対岸との遠距離の射撃戦で勝敗が決しやすい。

谷底部分は、干上がった川に沿って起伏と茂みが少ないがで戦車を隠せる岩が点在しており、開幕直後に谷底の手頃な茂みに潜み、対岸をスポットすることが有効な戦術となる。
ただし、谷の上から撃ち下ろされる砲弾は強力であり、発見されてしまうと瞬殺される可能性が高い。
谷底の村の石造りの建物も遮蔽物として使えるものの、このマップにあるすべての建物は、砲弾とある程度の馬力のある戦車で簡単に押しつぶす事が出来る脆い物なので過信は禁物。

アップデート1.5より初期配置がわずかに変更されている。
（上の図では赤軍の配置を僅かに移動）

フラッグはマップの北西、C3の位置、川が蛇行してできた北側のやや広い平地に配置されている。
出撃場所は通常戦と同様に南北。
フラッグ中央付近には岩場があり、隠れることも出来るが、決して安全ではない。

だが、自走砲が配置されていない場合などは、開幕直後フラッグ周辺の岩場に向かうことで、占領勝ちを狙いやすい。