Tier 9 ドイツ 駆逐戦車
スペック
車体
HP | 1,800 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 250/80/80 |
最高速度(km/h) | 28 |
重量/最大積載量(t) | 74.72/75.0 |
本体価格(シルバー) | 3,450,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | Jagdpanzer E 100 (210,000/6,100,000) | |||||
Jagdtiger (175,000/3,450,000) | ━ | s.SruG mit 12.8cm K (37,100/116,000) | ━ | s.PzJäger VI 12.8cm Pak 44 L/61 (101,900/455,000) | ┛ |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔 装甲 | 旋回 速度 | 視認 範囲 | HP | 通信 範囲 | |
Jagdtiger | Maybach HL 210 TRM P30 | 12.8 cm Pak 44 L/55 | Jagdtiger-StandardKetten | Jagdtiger-Turm | 1800 | 310 | |||||||
650 | AP APCR HE | 246 311 65 | 490 490 630 | 40 | 5.5 2.30 0.35 | 18 | --/--/-- | 26 | 390 | ||||
s.SruG mit 12.8cm K | Maybach HL 230 TRM P30 | 12.8 cm Pak 44 L/55 | Jagdtiger verstärkte Ketten | Jagdtiger-Turm | 415 | ||||||||
870 | AP APCR HE | 246 311 65 | 490 490 630 | 40 | 5.5 2.30 0.35 | 21 | --/--/-- | 26 | 390 | ||||
s.PzJäger VI 12.8cm Pak 44 L/61 | Maybach HL 230 TRM P30 | 12.8 cm Pak 44/2 L/61 | Jagdtiger verstärkte Ketten | Jagdtiger-Turm | 710 | ||||||||
870 | AP APCR HE | 276 352 65 | 560 560 700 | 36 | 5.26 2.30 033 | 21 | --/--/-- | 26 | 390 |
解説
Tier9重駆逐戦車。Tier8では分岐がありFerdinandとJagdpanther IIに分かれTier9で統一される事になる。
前二両の戦車と比較すると前面装甲の装甲値が250に強化されている。(但し250は部分的なので注意。後述)
主砲も引き継ぎを入れ二種類用意され最終の12.8 cm Pak 44/2 L/61はTier9の中でも精度・火力がトップクラスになる。
それらを踏まえ前二両より確実に強化された重駆逐戦車だが明確な弱点も少なからずあり、弱点をカバーしながら立ち回る戦術が必要不可欠である。
弱点を把握し立ち回れば開始から終盤まで大活躍する事が出来る重駆逐戦車と言える。
弱点(それに考慮した戦術)
この戦車は様々な問題がある。まず1つ目は前面装甲の部分で250の値は砲塔部分であり(砲身の防盾240)車体はTigerⅡと同じ150(下部100)である。但し傾斜の計算を入れると150→233 100→155になる。
つまりもっとも晒される前面装甲のうち車体下部は155なので非常に打ち抜かれやすく、また下部中央部分はエンジン判定があり最悪な場合は故障・火災に繋がる事になる。
二つ目は側面・後面の装甲値が80のままであり前二両と変化がなくTier9では高火力の戦車が当然の如く多い戦場で側面を晒すのは非常に注意である。
さらに車体の全長が前二両より長くなり隠蔽率も然る事ながら非常に晒されやすいので気を配る必要がある。
まとめると「下部を晒さず側面や後部を打ち抜かれない運用」が重要になるが、戦場の地形や移動の際に下部はどうしても晒す必要が出てくるので狙われないくい状況を作る必要があり
遠距離かつ障害物・残骸・僚機を挟んだ戦術を組めば下部のヒット数は下がる事になる。
極端な弱点があるJagdtigerは高火力12.8 cm Pak 44/2 L/61を生かす為にも遠距離からの射撃がもっとも適しており駆逐戦車にも関わらず前面装甲を頼り前線に積極的に出る戦術は
局面的な所を外すと難しく生存率を非常に下がるので控えるべきである。
パッケージ・パーツ・消耗品考察
jagdtiger
購入時点で駆逐戦車なので高い前面装甲値を得る事が出来る。武装は引継ぎで史実の12.8 cm Pak 44 L/55で火力・貫通も高いので使いやすい。
機動性は初期エンジンでも運用には困らない程度などで問題ない。
まずはjagdtigerの扱いに慣れよう。しかし視界の能力が若干低いので注意が必要である
s.SruG mit 12.8cm K
繋ぎのパッケージ。射界が若干上がりエンジンが換装され機動性が限界まで上がるので繋ぎとして利用したい
s.PzJäger VI 12.8cm Pak 44 L/61
最終パッケージで念願の12.8cm Pak 44 L/61が手にはいる。貫通・ダメージが強化され精度も非常に高い。装填時間は伸びるが些細な差である。
この砲身になるとある程度貫通させてもOPSのダメージディーラーなど獲得しやすく正面から通用しない相手も榴弾でダメージを与えやすいのも良い。
また射界が限界まで上がるので遠距離射撃がよりしやすく強力な戦術を取りやすくなる。
パーツ・消耗品
パーツでは装甲をより強化する為、スポールライナー(特大)をお勧めする。前面装甲値が高い為、通用しない相手は榴弾を多く多用すると思うのでダメージを下げる為にも早急に装備したい。
初期パッケージでも十分戦えるjagdtigerは余裕があればパッケージよりも先にスポールライナーを装備して戦場に出撃したい。
空いたスロットは個人に任せるが、弱点による火災部分を強化するCO2 充填式燃料タンクも有効である。逆に無駄なパーツとして迷彩ネットがあり、jagdtigerが非常に車体が大きいので効果が薄い。
必然的に遠距離による射撃が多いjagdtigerは双眼鏡との相性も良い。消耗品はエンジン故障と火災を多く経験するので修理キットや消火器などを持ち合わせたい。
史実
1943年2月、ドイツ陸軍参謀本部は前線より遠距離から敵戦車を撃破出来る自走砲を求められていた。
そこで歩兵支援用に12.8cm Pak 44 L/55を搭載出来る装甲自走砲の製作を開始するが、同年5月18日にヒトラーより歩兵支援用の自走砲ではなく、駆逐戦車として製作する様に支持を受け、その役割を転換した。
事実12.8cm Pak 44 L/55で射撃テストを行った所、8.8cm砲や10.5cm砲よりも高い精度を残したと言われる。
使用砲弾は巨大すぎたために分離式となり、弾頭28.3kg、薬筒11kgを装填手二人ががりで行う。 薬筒は直径19.2cm、長さ87cmという大きさである。
過去にStuG III、Marderシリーズを製作していた経緯から既存戦車の車体を利用する事で新たな駆逐戦車の開発を始めた。
1943年初頭、12.8cm Pak 44 L/55を搭載する為にPz.Kpfw.V Panther、Pz.Kpfw.VI Tigerの車体を用いてモックアップを製作するものの上手く行かず、同時期に製作中であったPz.Kpfw. Tiger IIの車体を利用する事にした。
同年10月20日、東プロイセンのArys(現ポーランド領Orzysz)においてヒトラーにPz.Kpfw. Tiger II、Jagdpanther(当時はPanzerjaeger 8.8cm auf Panther I )と共に披露された。
この当時の制式名称はJagdpanzer VIであったが、1944年2月27日に作成された陸軍参謀本部部長の書類では「Jagdtiger」と暗号名で呼称されていたというが、書類上で様々な記載があったようでどれが制式名称かは不明ではある。
またポルシェ製の足回りを利用したJagdtigerや12.8cm Pak 44 L/55の製作が間に合わず、8.8cm PaK 43 L/71を搭載した8.8cm Pak 43 Jagdtigerの製作も行われた。
しかし、あまりの重量の為に工場での生産で吊り下げるクレーンがなく、なかなか量産に移れなかったとも言われている。
それでも組み上げてしまうと、ほぼ1パーツと化してしまう車体であった。
12.8cmPak 44 L/55の砲身は、長すぎたために移動時は固定せねばならず、固定しない場合は照準の狂いが酷くなるという。
Jagdtigerは第653独立重戦車駆逐大隊と第512独立重戦車大隊のみに配備され、多くは後退戦、拠点防御などに使用された。
3km先の敵戦車を撃破出来る非常に強力な主砲12.8cm Pak 44 L/55に前面装甲厚200mm(傾斜75度)と防御力もあったが、駆逐戦車故に回転砲塔を持たず、敵に照準を合わせる際にはその巨体を敵に向ける事で75tもある重量が足回りに負担をかけていたが、当時の技術で扱える重量の限界を超えていたので無理もない話だったのである。
1945年当時のドイツ軍の練度も低下していた事も重なりJagdtigerは大した戦果も挙げられず故障による放棄や敵に捕獲される事を恐れ自爆処分もされた。 これは、回収機材がなかったためで、記録では殆どが自爆処分となっている。
Pz.Kpfw.VI Tigerからの通例で砲塔バスケットや戦闘室には、鹵獲を防ぐ為の自爆用の爆薬ラックが備え付けられている。
ある町のT字路交差点で撃破された車両は、店舗に突っ込んだまま終戦を迎えたが、戦後の翌年にアメリカ軍が回収しようとしたところ、クレーンのほうが重さに耐え切れず壊れてしまった。
2年後になって、やっとバーナーで細切れにされて処分されたという記録がある。
Jagdtigerを指揮したドイツ軍のエース、オットー・カリウスの味方を大事にするエピソードを語りたい。
1944年7月24日にラトビア戦線でデューナブルク周辺の敵情偵察のためにオートバイのサイドカーに乗っていたカリウスはソ連軍に遭遇、負傷し病院へ後送された。
傷が癒えた1945年に第512独立重戦車大隊第2中隊へと配属され、Jagdtiger10両を指揮する事となった。
しかし大戦末期のドイツの士気は完全に低下しており、Jagdtiger10両の車長で東部戦線での従軍経験のある車長は3人程度で、残る7割は実戦経験が無かったと言う。
西部戦線末期戦であるルール地方包囲戦で要衝となる村を防御し、アメリカ軍を抑えていたが、村の医者から負傷兵で病院が一杯と猛抗議を受け、アメリカ軍とドイツ軍は交渉の末、村は明け渡され、Jagdtiger部隊は撤退した。
その2日後、包囲戦は最終段階に達し、敗北を悟ったカリウスはJagdtigerの主砲を爆破し、中隊を解散させた。
勝機を得る為には単独行動を辞さないミヒャエル・ヴィットマンと違い味方を大事にするカリウスらしい戦いの終わらせ方である。
ちなみに非貫通弾を受けた時は、大きな鐘の中で頭を突っ込んで思い切り鐘を突かれた状態と同じ位の音と衝撃なのだそうだ。
コメント
- 課金戦車のヤク虎88のおかげで頑丈なイメージをもたれやすいが、車体はTier8HTの王虎と同じであり、250mmある戦闘室正面も垂直に近いため、貫通300mm以上のAPCRやHEATが飛び交うTier10戦では心許ない防御力となっている。とくに車体下部は薄くTier7でも貫通可能なためハルダウン必須であり、視認されてる状態ではリロード中は退いて身を隠す必要がある。側背面の脆弱さは言うまでもない。また防盾裏もかなり薄く、ハルダウンしていても敵の射線には注意が必要。金弾貫通力352mmという最終砲の性能は高く、遠距離戦で安定して与ダメを稼ぐことができる。 -- 2014-10-26 (日) 15:34:26