Leopard prototyp A

Last-modified: 2018-04-20 (金) 22:24:26

Leopard_PT_A.png

Tier 9 ドイツ 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP1,550
車体装甲厚(mm)70/35/25
最高速度(km/h)65
重量/最大積載量(t)--/--
本体価格(シルバー)3,450,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
Leopard 1
(216,000/6,100,000)
Leopard PT A
(172,800/3,450,000)
Leopard Proto A2
(56,700/156,750)
Leopard Proto A3
(142,850/498,250)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
Leopard prototyp AMTU MB 837 A9 cm KwK 54Leopard prototyp A1Leopard prototyp A21,550720
630159
~
265
180
~
300
8.57
--
--
3852/60/6036390
Leopard Proto A2MTU MB 838 CaM 5009 cm KwK 54Leopard prototyp A2Leopard prototyp A2
830212
259
45
240
240
320
8.57
2.50
0.34
4252/60/6036390
Leopard Proto A3MTU MB 838 CaM 50010.5 cm KwK L7A1Leopard prototyp A2Porsche Standardpanzer
830268
330
53
390
390
480
5.41
2.29
0.31
4252/60/6036400

解説

独逸ツリーにおける「戦後車両」枠になる中戦車。

史実

1955年5月5日に西ドイツは主権の完全な回復を宣言。ドイツ連邦軍を編成し、再軍備を行い、北大西洋条約機構(NATO)に加盟した。
当時西ドイツの保有戦車はアメリカのM47 Patton及びM48 Pattonであった。しかし旧式化したM47 Patton及びM48 Pattonを置き換える為に1956年11月に近代戦車。即ち第二世代主力戦車の開発を行う事にした。
1957年7月25日に具体的な詳細案が上がった。
ワルシャワ条約機構(西ドイツの再軍備及び北大西洋条約批准、北大西洋条約機構加盟という事態に対抗して作られたソ連を盟主とした東ヨーロッパ諸国が結成した軍事同盟)との戦闘を主とした当時(冷戦時代)の主な基準を挙げると
1.30t級戦車である事。
2.近接距離からの20mm機関砲弾の直撃に耐えられる事。
3.NBC戦(N-核兵器。B-生物兵器。C-化学兵器)に対応している事。
更に主武装としてM47 Patton及びM48 Pattonと同じ攻撃力を持つ為に当時開発中であったRoyal Ordnance L7の搭載が求められた。これは1956年のハンガリー動乱におけるソ連中戦車T-54の存在があったからである。
この開発にはAMX-50の開発が頓挫していたフランス(当時はフランス第四共和政)が興味を持ち参加。イタリアは開発には参加せずに完成車両を採用する予定であった。
この計画は「標準戦車計画」と呼ばれる事になる。
開発には西ドイツから3チーム(グループA~C)とフランスからは1チーム。1958年にはイタリアが開発に参加した。グループAにはポルシェを中心にアトラスMaK社、ユンク社、ルーター&ヨルダン社。
グループBはルーアシュタール社を中心としてラインシュタール・ハノマーク社、ヘンシェル・ヴェルケGmbH社(ヘンシェル社が1957年に改称)が各々車体を砲塔はヴェクマン社とラインメタル社の担当であった。
グループCはボルクヴァルト社単体であったが時間的な余裕が無かった為に車体を造る事はなかった。同社は戦後に直列6気筒を搭載した高級車ボルクヴァルト・ハンザ2400とエアサスペンションを搭載したボルクヴァルト・P100等を王者ダイムラー・ベンツ社の対抗馬として販売をしたが、その牙城を崩す事無く1961年に経営破綻し破産宣告を受けた。
グループAの試作車両はポルシェタイプ734と呼ばれ、主砲にはラインメタル社の90mmライフル砲。エンジンはダイムラー・ベンツ社のMB837Aディーゼルエンジンを搭載した。
グループBの試作車両はB1(ラインシュタール・ハノマーク社)、B2(ヘンシェル・ヴェルケGmbH社)と呼ばれ、主砲にはラインメタル社の90mmライフル砲。エンジンはダイムラー・ベンツ社のMB837Aディーゼルエンジンを搭載する予定であったが、ラインシュタール・ハノマーク社製の新型ディーゼルエンジンを搭載する計画があった。足回りもグループAが片側7個の転輪をトーションバーで懸架したのに対して、グループBは転輪が片側6個でそれを油気圧式サスペンションで支えていた。
こうして試作車両が出来上がったが、更なる改良を求められ、グループAは26両。グループBは6両の発注を受けた。この時点で西ドイツ政府がどちらに期待していたかが伺える。
結果はグループBが僅か2両の生産で音を上げ、グループAの試作車両に決定した。
この時ラインメタル社は主砲を6種類製作したが、西ドイツ陸軍は新型砲を開発するよりも当初の予定通りRoyal Ordnance L7の採用を決定しラインメタル社は契約に至らなかった。
最終的に1963年のテストに合格したグループAの車両が後のLeopard 1である。

余談ではあるが、ここでM47 Pattonに関する逸話と標準戦車計画のその後の話をしたいと思う。

アメリカのM47 PattonはM48 Pattonに更新する際に余剰となった為に世界中に売却、供与された。当然日本の陸上自衛隊も採用を検討したが、西ドイツに1500両も供給する事になり、供給余力が無くなってしまった。そのおかげで初の国産戦車61式戦車の開発・生産に繋がった。

フランスはAMX-30を製作していたがLeopard 1よりも6tも軽いはずのAMX-30は速度、加速性能で劣っていた。
後にフランス陸軍はAMX-30を自国で採用したが、西ドイツも自国製であるLeopard 1を採用した為に「標準戦車計画」は消えてしまった。
イタリアはというと、両国の試作車両の結果に満足せず(トラブルが多発した為)結局アメリカからM60 Patton(正確にはM60A1)を購入。後に西ドイツからLeopard 1を200両購入する事となる。

コメント

  • 玄人向けの高ティアーMTの中でも特に繊細な扱いを要求される一両。薄い装甲と脆い弾薬庫を兼ね備えるため、LTからの一撃ですら致命傷になりかねない。よって前半は火力の足りてない戦場に駆けつけ、最終砲の貫通力を活かして後方からの狙撃支援。後半は快速と温存していた体力を活かして索敵、裏取り、攪乱といった動きをすると良いだろう。 -- 2014-12-12 (金) 17:09:24
  • なるほど勉強になります!(*´∀`)♪ -- 2015-05-06 (水) 01:47:44
  • これは強いなw -- 2015-08-10 (月) 20:00:23
  • Q.装甲ペラペラだよね?榴弾で死ぬの?仏LTにズッコンバッコンされるの? A.撃たれなければノープロブレム。  Q.装填時間長いよね?紙装甲も相まってダメージレース不利じゃない? A.あなたはLTでMTと棒立ちでド突き合いする人ですか?違うならノープロブレム。  Q.ならLTでいいじゃん? A.ダイエットして低車高化&ステルス性向上して砲が強力になったパン偵だと思えば最高だろ兄弟。  Q.砲塔後ろ向いたら俯角ががが A.超信地旋回って知ってる!?  Q.HEAT使い難いんだが? A.距離減衰無しの貫通力330mmでマウマウの顔面もズボズボだゾ☆  Q.ソ連にさぁ~低車高で砲塔石頭でキビキビ動いてHEAT持ちの子がいるよねぇ? A.なんでT-54の話なんかするの!?コミュニストなの!?  Q.E-50とどっちがいいの? A.なにそれしらないおいしいの?  Q.撃っては隠れてを繰り返してあちこち立ちまわってNDKでTier10HT食って与ダメトップ出したら悪評ハンパないっす。 A.勝率高いなら悪評は勲章。 -- 2015-08-12 (水) 01:23:10