Tire 3 イギリス 中戦車
スペック
車体
HP | 250 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 14/9/9 |
最高速度(km/h) | 48 |
重量/最大積載量(t) | 17.46/18.0 |
本体価格(シルバー) | 40,000 |
修理費(シルバー) |
戦車パッケージ
パッケージ名 (必要経験値/購入シルバー) |
┏ | ━ | ━ | Matilda (3,900/140,000) | |||
Medium III (1,000/40,000) | ━ | Vickers A6E2 (990/9,600) | ┻ | Vickers A6E3 (2,740/38,600) |
詳細
パッケージ名 | エンジン | 武装 | 履帯 | 砲塔 | 他 | ||||||||
出力 | 弾種 | 貫通力 | ダメージ | 総弾数 | 弾代 | 発射速度 照準時間 精度 | 旋回速度 | 砲塔装甲 | 旋回速度 | 視認範囲 | HP | 通信範囲 | |
Medium III | 2x Armstrong Siddeley | OQF 3-pdr Gun Mk. II | Vickers Medium A6E1 | Vickers Medium A6E1 | 250 | 250 | |||||||
180 | 32 ~ 54 | 38 ~ 63 | 110 | 20 * * | 30 | 14/14/14 | 40 | 310 | |||||
Vickers A6E2 | 2x Armstrong Siddeley | QF 2-pdr Mk. IX | Vickers Medium A6E3 | Vickers Medium A6E3 | |||||||||
180 | AP APCR HE | 64 121 23 | 45 45 60 | 28.57 1.70 0.36 | 32 | 14/14/14 | 40 | 330 | |||||
Vickers A6E3 | 2x Rolls-Royce Phantom II | QF 6-pdr 8 cwt Mk. I | Vickers Medium A6E3 | Vickers Medium A6E 3 | |||||||||
220 | AP APCR HE | 57 72 29 | 70 70 95 | 20 1.70 0.43 | 32 | 14/14/14 | 40 | 330 |
解説
時期は不明だが、名称が「Vickers Medium Mk.III」から「Vickers Medium Mk. III」に変更された。
史実
Mk.III中戦車(A6)は、重量が16tなので、ヴィッカーズ16t戦車とも呼ばれています。
1926年に1km先の敵戦車を撃破できる戦車として要求が出され、多砲塔のインディペンデント重戦車の簡易版(砲塔1基と銃塔2基を搭載)として1927年に試作車2両が完成しました。
イギリス軍のフラー大佐による、近代戦闘の基礎を提示した「作戦計画1919」に必要な快速中戦車として1930年代を通じて試験されましたが、予算不足などもあって、試作車3両と量産車3両のみが作られました。
A6E1は機関室を車体後部に位置させ、操縦室左右に303ヴィッカース水冷重機関銃2挺ずつ装備した副砲塔を置き、前面に火力を集中させました。 装甲は重機関銃弾抗堪で装甲厚14mmとなっています。
主砲塔上面に2基の視察装置を持ち、47mm速射砲1門と.303ヴィッカース水冷重機関銃1挺を備えていました。
エンジンはアームストロング・シドレー空冷V型8気筒ガソリンエンジン(180馬力)で、トランスミッションはアームストロング・シドレー社製4速、路上を最大時速40km/hで走行可能でした。
A6E2はE1のトランスミッションをスイスのウィンターザール/SLM社製に換えたものです。
A6E3は1928年に登場したタイプで、副砲塔の機銃を1挺に減らして操作性を改善、主砲塔上面の視察装置は車長用の1つのみとなっています。
砲塔後部に張り出し(バスル)を設けて無線機を搭載しており、砲塔上面に鉢巻き状のフレームアンテナを装備した指揮戦車型も作られています。
1930年にA6E3を小改良してMk.III中戦車という名称も付けられ、正式採用され量産が決定しました。
しかし、生産コストが高くつくため、3両を作った時点で生産が取り止めとなってしまいます。
この当時は世界恐慌に陥っており、イギリスも大量生産するほど財政事情が良くありませんでした。
これらのMk.III中戦車は全て1934年に第1戦車旅団に配備され、この内2両は無線機を増備して指揮戦車に改造されました。
結局Mk.III中戦車は少数生産に終わったものの、その後ヴィッカーズ社はMk.III中戦車をベースにより軽量で安価な多砲塔戦車A9(後の巡航戦車Mk.I)の開発に生かされました。