作中キャラ

Last-modified: 2021-08-10 (火) 07:40:56

劣等星に登場するキャラのページです。(俗称/キャラ名)で表記しています。

あーちゃん/中条あずさ

「コロネ頭」「デバイスオタク」「小動物」「チンコ頭」。生徒会書記のちビッチ会長の後を継いで、指名制選挙というある体制の様なものを経て生徒会長になる。
この時、憧れのシルバー様 から 飛行魔法 の市販品プロトを貰う条件で会長を引き受けた。以上で芝さんシルバーバレ危機一髪イベントは全て終了である。
広範囲の精神干渉魔法の使い手。歩く「エンジェル・ハイロゥ」であるが、ビビりな小動物なので危険性は低い。
そう、銃口に空気塊を固定して暴発を誘うというグロい罠魔法で敵兵を二人始末していようとも、致命傷確定攻撃でないなら劣等星基準では「ビビりな小動物」カテゴリなのである。どんな修羅の世界だ。
レオが習うべきだったのは秘剣()などではなく、こっちの銃口塞ぎ魔法だったような気がして仕方ない。
 

青木

芝パパについている四葉の執事。
FLT帰りにキモウトに絡み、「ボディーガード風情に挨拶の必要はない」というなんともわざとらしい罵倒をし、その直後にお兄様に論破()されてぐぬぬした。
素直に見れば、将来自分の主となる人物の兄に噛みつくバカボンである。
っていうか執事をなめるのも大概にしろと言いたいが、なんと四葉家の財務担当トップである。
ここから先しばらくはろくに描写されない、申し訳程度の「四葉界隈で冷遇されてる要素」。
アニメ版では隔壁間通路内の狭い場所で会話しているが、原作ではいつ無関係の社員が通りすがるかわかったもんじゃない玄関付近で四葉が~後継者が~とベラベラしゃべっていた事はオフレコで頼む。
なお、なろう時代にも読者からは「名家にこんな執事いるのっておかしくない?」というツッコミがあったのだが、それに対しての返答は「社会に出てみれば良く解ると思いますが、その地位に人格や能力が見合ってない人がいるのは別に珍しくもないことですので」 というような感じであった。
ベストセラー作家()の地位に人格や能力が見合ってない人が言うと非常に説得力がある。

もっとも、改めて見ると彼は芝さんの論破しやすいようなことを適度に喋って、芝さんが飽きた辺りで適度に退場するという、極めて高度なさすおにスキルを持っていると見れなくもない。さすおに力で言えば作中で4位くらいには確実に入るものと思われる。

アホ軍人/風間玄信

独立魔装大隊リーダー。作中での階級は中佐。中の人は大佐(1期)だったりゲデヒトニスだったりする。
芝さんが「大黒竜也」として威張っていられる最大の根拠となる人物で、芝さんの虐殺行為への最終的なGOサインを出す似本国防軍のガン細胞。
地味にハゲ忍者の弟子でもある。
沖縄戦でたまたま訓練中の芝さんに遭遇し、CADに興味を持ったお兄様に国民の税金で作った射程伸張術式付き武装デバイス(サード・アイの前身になったCAD突きライフル)を勝手にあげるという軍規違反をやらかす。そうこうしている間に防衛線を突破されたので、失態をごまかすため降伏勧告無しの皆殺し作戦を提案、ノリノリの芝さんにこれまた独断で装備一式をお貸しし、マテバが火を噴く様を口を開けて眺めていた。

沖縄では本土決戦にまで追い込まれたものの、劣等星の基準に則って上陸軍を殲滅したため大勝利となり、彼も調子よくスピード出世を果たす。そして芝さん抜きで戦えるかどうか怪しい集団「独立魔装大隊」を任され、芝さんに大黒竜也という便衣兵資格や軍の設備、果てはサード・アイといった玩具を多数与える。
これらは信者曰く「芝さんとうまくつきあうためのギブ・アンド・テイク」らしい。そこまでいくとVIPどころか腫物扱いなのだがそこはそれでいいのだろうか。

芝さんの存在が無いとほぼ無力なくせに調子に乗ってやたらとデカい態度をとる様は、まさに「大天狗」の異名に相応しいと言える。

なお一応芝さんの精神面、特に軍への忠誠心についてはそこそこ危機感を抱いており、芝さんに対して「軍への不信を抱かせないように配慮しながら」慎重に探りを入れる予定だったが、つかさちゃんの乱入によって計画が台無しとなった。とはいえ彼も気にはしていたので黙認している。
決して、身内同士のなあなあで済まそうとしていたのを部外者に突っ込まれて、逆切れ気味にブスッとしているわけではないし、風間くん自身にも後ろ暗い過去があるからハラハラしているわけでもない。

イビル★アイさん/司一

ブランシュ日本支部のリーダー。イビルアイ さんとしか呼ばれず、名前で呼んでもおそらく誰も分からない。
wwさん に邪眼を嘲笑されて追い詰められたうえ、高周波ブレード に腕を切断されるなど、リンチを受ける羽目になった。
普通の作品ならば「洗脳で人を操る卑劣な小物」として忌み嫌われるはずなのだが、佐島 の設定するテロリストの行動が支離滅裂なため、「洗脳した相手をトコトン使い捨てる」「味方を影武者にする」という様なえげつない洗脳能力の使い方をしないせいで、逆に「正々堂々と正面から挑む」「無関係の相手は利用はしても節度は守る」というような信念でも持っているかのようにも見えてしまうため、やりすぎが基本のww一派の残酷性と相まって、意外と嫌われてなかったりむしろ同情されたりする。
「支部の皆がいろいろやらかしたのは全部洗脳されていたせいであり、手下の誰にも罪は無い」ということにするための洗脳、に見えてきたら貴方もアンチスレ住人の仲間入りである。

五塚澪/五輪澪

十師族・五輪家の長女で、日本が公開している唯一の戦略級()魔法師、十三使徒の一人。
突っ込みどころ満載の技、「深淵」(アビス)を使用する。
彼女を保有しているというただ一点によって、五輪家は十師族でいられるというとても重要な人物だが、
どこの層を狙ったのか病弱合法ロリで、外出や歩行すらままならないレベルの虚弱体質である。
何とも脆弱な基盤の上に成り立つ権力である。

アニメ版では、五輪家の名前が「五塚家」に誤植された。

エイミィ/明智英美

数少ないキモウトの友人キャラ。本名はアメリア=英美=明智=ゴールディ。

英国ゴールディ家の血が混じっている。秘術()「魔弾タスラム」を使える。
髪形は文庫挿絵3巻の風呂シーンと5巻短編挿絵と異なり、アニメ化時に変更された。漫画版 魔法科高校の優等生 では単行本3巻から修正されている。
九校戦風呂回と ロケスク女ふもっふ の取り合いをするシーン程度しか出番はない。なおフラグを立てたのはおそらく彼女が先である。

中の人はラジオで同期の声優とノーガードの殴り合いを繰り広げたり、アニメという名の大喜利番組で散々鍛えられたりしており、アドリブ、鬼畜トーク、そして何より「タツヤ」の物真似に定評がある。だがこのアニメは尺が長いわりにモブに一切時間を割かず、アニオリもほとんどないとあってそれが生かされたシーンは存在しない。
 
タスラムはケルト神話から。イングランド貴族がアイルランド、スコットランドの神から魔法の名前を付けるのか?
解かりやすい例えとして「京都の名門が伝統伎にアイヌ語名を使っているようなもの」と言われた。
まあ、USNAの ポンコツ が使うブリオネイク(ブリオナック)もアイルランドでは「ルーの槍」だそう。
さすが、ファンタジーよりSFの方が調べなくて楽! と公言した 作者 である。
 
参照Wikipedia ケルト神話

エリカス/千葉エリカ

wwさん のクラスメイト。アンチスレにおいては エリカス と呼ばれることが多い。
wwさんの代表的な取り巻き。一見よくいるムードメーカーキャラのように見えるかもしれないが、実態はwwさんの取り巻きの中でも特に質の悪い人物といえる。
実家の道場は軍や警察に多数の門生を送り出している名門のはずなのに、自分は二科生。だがそれを負い目に感じているような様子は微塵もない。父親の愛人の子というのもあってか父と長兄は疎んじているらしいがその割に横浜編では長兄に刀を届けてもらったりしている。
 教える側の指導放棄を教わる側の努力不足に変換する、先輩である ポニテ女 と戦う際に「誇っていいよ」等の明らかに見下した口調、付き合い始めたばかりのカップルに対してつい先日まで思いを寄せていた相手を引き合いに出して茶化す、などのウザさを発揮。不快指数は司波兄妹に次ぐとされる。
 入学編においてテロリストが侵入した際に「それでこいつらは、問答無用で打っ飛ばしても良い相手なのね?」と問い「生徒でなければ手加減無用だ」と聞いてニッコリ笑ったり(好戦的な女だな。との突込みにはだまらっしゃいと対応)、銃を持っていた兵士が相手とはいえ容赦なく涼しい顔で斬殺したり、一応一般人である同級生のレオに「相手を確実に仕留める技。(中略)実際に使わなくても、それを持ってるってだけで優位に立てる技。 アンタには、それが無い」と語り、必殺技(ただし数日で覚えられる)を教えるなど非常に物騒な思考回路を持っている。
ちなみにレオは横浜編において実際に使用し敵を殺傷している。ただ、エリカスに限らず人を躊躇なく殺せる奴の方が覚悟があって偉い、というのは劣等星スタンダード思想である。
 普通なら戦闘狂系の求道者ポジションなのだろうが、彼女の実態は「弱い相手にだけ強気な雑魚狩りの専門家で、命がけの攻撃は絶対しない三下」である。拳銃型CADを抜く途中の森崎は殴れても、既に自分に向いている拳銃相手には一歩も動けない。虎さん戦では必殺技で不意打ちした挙句にかすり傷一つ与えられず終わり、生き恥を返上する間もなくノされ、クロスカウンターすら狙わず受け身を取って気絶という恥の上塗りをキメる。
その後、ちゃんとした手段で戦力になることを諦めたらしく、23巻では兄のコネで連れてきた警官隊を伴って参上し、つかさちゃんを取り囲んでボッコボコにした。
 
エリカスについては、「魔法科高校の劣等生@wiki」俗語にも記載されている

大黒竜也特尉

芝さん の偽名の一つで、独立魔装大隊の兵士として活動する際に使用する。読みは「おおぐろ りゅうや」。
大黒天(≒シヴァ神)から取りましたと言わんばかりの苗字と、タツヤをもじって決めましたと言わんばかりの名前の合わせ技一本から溢れ出す、隠さなくてはいけない(隠したいとも隠すとも言ってない)感が実に芝さんらしい。チラチラとかドヤァとかいう幻聴が聞こえてくる気さえする。
この設定がアンチスレで取り上げられた際、「特尉」「非正規の士官」という現代の軍隊に存在しない階級が槍玉に挙げられた。その実態も軍人としての権利を得つつ、直属部隊以外の指揮命令系統に従わなくてもよいというフリーハンドっぷりで、「権利は行使するが義務は他人に押し付ける」という軍隊では最も忌み嫌われる地位に主人公を置いたことで、芝さんを軍属設定にした作者の意図は明白となった。
なお、「特尉」という階級は某シリーズ物ロボットアニメ作品で使用されているが、これは軍隊内部に指揮命令系統の違う組織があるということを表した設定であり、現実に存在しない階級を使っている意味はちゃんとある。……というか、おそらく佐島 はこの作品を視聴して語感だけで使ってしまった可能性が高い。
芝さんが元ネタと同じ「事実上軍を私物化している財閥の私兵」であることを自虐する意味で使ったのならある意味さすがだと言えるが、それでもなおただのパクリである。

おっぱいカウンセラー/小野遥

よく保険医と言われるが、精神衛生カウンセラーである。人に見つかりにくくなる魔法が超得意だが他の魔法は一切使えない。きたうみ漫画版ではスタイル良く描かれているが、アニメ版は身長圧縮の魔法により…
警察省公安庁()の秘密捜査官。コードネームは「ミズ ファントム()」芝さん が現ナマで利用する情報屋でもある。
たった数年程度のスパイ活動でコードネームが知れ渡ってるそうで、有能なのか無能なのかすらブレている。横浜で勝ち誇ってた電子の魔女()が軍の支援込みでも逃げ切られた無能竜を、個人の力で即座に丸裸にできたそうで、もう何がなんだか。ハゲニンジャに乳揉ませたら何でも教えてもらえるとでも言う気か?
なお、第10回 2014年8月13日(水) 公開のラジオにて「犯罪犯して公安に仕事させられてる」という役作りにも重要な事実が公開され、ゲスト出演した中の人も衝撃を受けて呆然としていた。
「月刊Gファンタジー2014年9月号」掲載のアフレコ漫画で22話の内容を描いているため、ラジオ収録時点でアフレコは概ね終了していたと思われる。

オッパイメガネ/柴田美月

芝さん の同級生で二科生。見えないものまで見える目を持ち、芝さん「俺の秘密ばれちゃう」と思わせた(が、別に何の危機的イベントも発生しない)。
泣きぼくろ神童 に下賜され、ラッキースケベイベントで胸を揉まれたりする。
オーラが見える割に空気はいまいち読めない。友人を作ろうとしてシリアルキラーとばかりお近づきになる程度には人を見る目がない。
「四コマ編」では薄い本系の子扱い。しかも腐り気味。
現実にいたら言葉巧みに騙されて人についていっちゃうくらいネジのゆるい子である。弱者切り捨てが正義とされる劣等星で生きていけるのは、ひとえに イデア様(左遷生) の依怙贔屓があるからこそ。
周りがゲスいせいで相対的に良い子のように思えるが所詮は芝さんの取り巻き、錯覚である。
入学式直後に言い争って以降は特に接点の無い 森崎 を「いけ好かない」と長々と嫌い続けていたり、事故らされた先輩の心配もせずに「専用能力でトリック解った! 芝さんに褒められて嬉しい!」みたいな態度だったりナチュラルにクズい。
目と容姿だけが取り柄なガチ劣等生の身で、肩書や能力に拘る芝一味に紛れ込んでいる彼女こそが劣等星一の賢者かもしれない。
突然変異だか先祖返りだかで非魔法師家系の子なのだが、彼女を通じて「普通の人々」と魔法師との関係性が描かれたりは一切されない。

カーディナル・ジョージ/吉祥寺真紅朗

魔法科高校の劣等生は糞アニメだからニブルヘイムで39サク氷漬けもO.K.の786 で初弄り
 
クリムゾンプリンス の相方。芝さん『智』方面における噛ませキャラである。
視覚しないとダメージを与えられない糞コードを世界で初めて発見した英才のはずだが、1・2年次九校戦・論文コンペ共にロクな出番はない。
クリプリが モブ崎() 希少種だとすれば、ジョージはモブ崎亜種くらいの扱い。
唯一それなりに描写される戦災孤児キャラなのだが(戦時中設定にあるまじきレアさは百歩譲ってオフレコにしてやるとしても)「クリプリ親子に命救われた恩があるので忠誠心カンストだよ! 以上!」で掘り下げ終了である。
クリプリの妹に惚れられており、クリプリ一家からは家族に準じるレベルで良くしてもらっているが、所詮それは彼が魔法師で天才だからこそ。もし魔法力を失えば即消滅する薄っぺらい絆()なのは芝一味と変わらない。
 
Cardinal(形容詞)
①非常に重要な、基本的な
②深紅色の、緋色の
 
クリムゾンを掛けている恥ずかしさは見のがしてさしあげろ!

キモウト/司波深雪

wwさん の妹。通称は「妹」、「キモウト」。キモウト=The best psychopass  by海外評価
「劣等生の兄」の対になる「完全無欠の優等生」であり、唯一の愛すべき欠点としてブラコンを患っているとされる。
だがその実態はwwさんの最大の信者であり、いついかなる時も兄を褒め、持ち上げ、崇め続ける。

作中設定では常軌を逸した美貌の持ち主とされているが、どれを読んでも周囲からの反応を描写するばかりで、本人の具体的描写はされていない、当然ながら視聴者の目にもそうは見えない。そもそもキレイ系なのかカワイイ系なのかすら定かではない。女性らしい色気が目に付くのか、それとも性的俗臭と無縁の人形みたいなのか。賞賛描写に一貫性や統一感が無いため出来損ないのモンタージュじみている。ヌエか。また、どんな趣味嗜好の老若男女から見ても理想像であるとされる。幻覚でも見せて洗脳してんのか。

そうやって初対面ではオーバーリアクションしてくれるモブたちだが、一回ノルマをこなすと急におとなしくなる。それ以降は、たまに思い出したようにリアクションしてはまた日常生活に戻っていく。そしてテロリストからは何故か見惚れられたりしない。突入してきたテロリストがとりあえず適当に人質選んで銃を向ける、という場面ではビックリするほど目立たないので超安全。やっぱり精神干渉系魔法なのか。(詳細は、下記『【映像化不可能、全盛期のイチロー級コピペ】』参照)

キモウトが絶世の美少女に見えない問題の原因は、そんな無茶な設定をした作者側にある。イラストレーターやアニメーターを責めるのはお門違いであろう。
不快指数で言えばwwさんをも上回る可能性があるとされ、兄に女の影あらば周囲の被害を顧みず凍らせ、画面外の視聴者の体感温度まで下げる凄まじい干渉力の持ち主。

兄の事を慕い始めたのは追憶編で助けられたからなのだが、その理由は結局兄がすごい力をもった存在だからであり、ある意味でアクセサリのようにしか思っていないのだろう。(詳細は、下記『【『司波深雪』の危険な愛】』参照)
以前よりwwさんの外付けスピーカーと揶揄されてきたが、16巻にてその正体がwwさんを制御するための「完全調整体魔法師」であることが発覚。本当に外付けのパーツに過ぎないことが判明した。(ついでにwwさん専用の肉○隷であることも発覚した。)

実妹がヒロインである理由を 原作者 はかつて「二人を安易に結ばせないため」と語っていたが、この設定により遺伝的には赤の他人であるということになり、晴れてお兄様と婚約している。同時に兄妹と実家との敵対関係もなし崩し的に解消された。近親婚は「俺妹」を筆頭として電撃の他作品でもやたら推されているため、編集部(というより M木)のテコ入れだという見方もあるが、どちらにせよ当初の設定をひっくり返したことに変わりはない。

なお「無理やり結婚させられた妻の死亡を機に、好きだった相手と再婚した父親を蛇蝎のように嫌っている一方で、婚約者が兄だと発表される以前に(子供ができたりしたら兄に仕えられなくなる)<子供なんか使用人に世話させればいい>といった、自分の事しか考えていない葛藤に悩み、しかも悲劇のヒロインぶるという強烈なダブルスタンダードをぶちかまし、スレ住人から猛烈に批判される事になった。

二年生編あたりから「優等生」の設定も怪しくなり、お兄様に対する驚き役をするために基礎的な魔法理論を知らなかったりと、話が進むごとにあからさまに知能が低下している。
それが極まったのが、自身の正体がお兄様専用の肉オ○ホであった事がバレるシーンで、キモウトは「障害が無くなった」と素直に喜び、「たとえ血の繋がりがなくても、つい最近まで実の兄だった人物と結婚していいものか」「自分のお兄様への思いもプログラムに過ぎないのかもしれない」「家のために兄妹婚を受け入れるという行為が、魔法師の実験動物扱いを追認することにならないか」といった葛藤を抱くシーンは一切存在しない。

信者によると「超越者云々に関する肝心なことは聞かされてないから仕方がない」らしいのだが、自分たちをいいように利用している()はずだったオバさんの差し金だというのに、何らかの裏があるという疑いすら持てないのだろうか。

とにかくこれで、よっぽどのことが無い限り芝さんとくっつくことが確定した。これに伴い、お兄様がハーレム願望を隠さなくなるなど目に見えて扱いが雑になるが、本人は気にしていない…というか気付く知能も無いというべきか。

唯一無二の「さすおにスピーカー」という役割もいまでは供給過剰に陥ったため、話の本筋からすれば急速にいらない子になりつつある。
以上のことから、「美貌の持ち主」もほぼインフレ状態、さすおに奴隷ももう間に合ってる、戦闘でアテにされることも無い、次期当主としてのカリスマ性や厳しさを発揮することもない、当然萌えキャラとしても全く機能していない…とどんどん個性を剥ぎ取られており、煽り抜きに現状何のために存在しているのか分からない状態である。

三年生編では、実は作られた目的は芝さんへの抑止力ではなく、オバサンが「キモウトを失って暴発した芝さんが世界を滅ぼす様」を見たいがため、いわば生ける自爆スイッチであることが明かされた。

中の人は劣等生終了直後、別のラノベアニメで「普段は力隠してると何が凄いの?そんなのただの手抜きだよ!隠したりしないで全力で取り組む人の方がカッコいいよ!」と何か含みがあるようなセリフを言わされ、その際に文庫2ページ分の超ロング台詞を1発OKで録り終えたというちょっと邪推が可能なエピソードがある。
その後劇場版製作にあたってのインタビューで「お兄様がさすがすぎて上映時間が10分!」とかなり痛烈な一言を浴びせている。


★【映像化不可能、全盛期のイチロー級コピペ】
すべての女性キャラは道をあけろ!著者の圧倒的表現力で描かれる『司波深雪』の魅力とは?


2chアンチスレでは 魔法科高校の劣等生はウィード生えすぎてシバが出来ちゃう糞アニメ7の966 が初出

・「妹の方は人目を惹かずにはおかない、十人が十人、百人が百人認めるに違いない可憐な美少女。」(1巻 p16)
・「その態度は堂々としていながら初々しく慎ましく、本人の並外れて可憐な美貌と相乗して、新入生・上級
生の区別無く、男たちのハートを鷲掴みだった。深雪の身辺は、明日から、さぞかし賑やかだろう。
それもまた、いつものことだ」(1巻 p34)
・「稀有な美少女で、その場にいるだけで注目を集めずにはいられない天性のアイドル、というよりもスター」(1巻 p44)
・「中学生時代、毎日のようにラブレター (というかファンレター) を押し付けられる」(1巻 p44)
・「全国から九校が集まる魔法スポーツ対抗戦の会場で、男性人気で一番だった先輩と女性人気で一番だった先輩を抜き、それ以上の熱心なファンを男女共に獲得する」(4巻 p322)
・「競技中に客席の青少年が動悸と息切れを引き起こし、担架が呼ばれそうになる」(4巻 p370)
・「生身の人間ではなく、オーバーテクノロジーによって青少年の願望が具現化した立体映像だと言われても信じられるほど」(5巻 p171)
・「世界的なトップモデルが裸足で逃げ出す美貌」(5巻 p218)
・「ブティックの試着中に他の客が人垣を作り、店内がファッションショーと化す」(5巻p218)
・「(芸能事務所で一番の美貌のスター女優から見て) 神に愛されたのか悪魔と取引したのか、努力で手に届く次元ではない美しさ」(5巻 p231-232)
・「ダイヤに喩えるなら、価格の付けられない「ザ・グレート・スター・オブ・アフリカ」だと芸能事務所の社長が一目で感じ、スカウトされる」(5巻 p234)
・「いやぁ、今日はまた一段と艶やかだねぇ。吉祥天もかくやの麗しさだ。
 今日の深雪くんを目にしたならば、須弥山の天女も羞恥に身を隠してしまうかもしれないね」(9巻 p44)
・「女子生徒を含んだ生徒の意見の一致する、学校一の美少女」(9巻 p69-70)
・「生身の人間であることを忘れさせる神秘的な美貌」(10巻 p170)
・「(深雪が入学してくるまで学校一の美少女だった先輩が認める) 性別を超えた美しさ」 (11巻 p368)
・「(1学年後輩になる女子にとって) 自分の理想像そのままの美しい女性を見たのは初めてで、「女神様みたい」と感じるほど現実離れしている」(12巻 p169-170)
・先に入浴していた客の視線を一斉に集め溜息を漏らさせる。湯着は天女の羽衣のように感じ、劣等感とアイデンティティ崩壊を意識させ逃げ出す。
異性のみならず同性の視線まで強奪してしまう暴力的な美貌 (15巻 P196-197)
・物語の中から飛び出してきたような美貌なので婚約者を様付けで呼んでも違和感が無い (20巻)


★【『司波深雪』の危険な愛】


・新入生総代の答辞を達也に譲ろうとして、本人に制止される(1巻p15)
・ふだんの服装では肌の露出を好まないが(そもそもこの時代のファッションは露出度を抑える傾向にあるが)、兄と自宅で二人きりでいるときだけ何故か露出度が高い(1巻p55)
・友人相手ならオートメーションに任せて料理するが、兄が口にするものには手料理の手間を惜しまず、コーヒーも手挽きして自分で淹れないと気が済まない(1巻p56)
・生徒会役員にスカウトされて、本来その資格のない兄も一緒に入れないか生徒会長に直訴する(1巻p137)
・風紀委員として活動したくらいで「名声を博する」は言いすぎだ、と達也に言われて「わたしにとってお兄様の名前は名声なのです!」と顔を赤らめる(2巻p50)
・いつも食事は「兄が先に箸をつけてから」が当然で、達也から命じられない限り先に食事を取ることはしない。言い付け通りに食事を先に取る場合も「遠慮」しながら(2巻p118-119)
・達也の魔法開発の現場に立ち会って、「わたしはこの歴史的快挙の証人になれたことを、この快挙を成し遂げたお兄様の妹であることを誇りに思います!」と達也の手を両手で握りしめながら感動(3巻p132)
・外出時はナンパ除けのため、恋人のフリをして兄と腕を組むことができるので、特に面白みのない場所に行っても大層機嫌が良い(5巻p249-250)
・いつも相手にされていなくても側にいてくれるだけで満足だし、たまに構ってもらえればそれで幸せなため「都合のいい女」が褒め言葉になる(6巻p351)
・「お兄様の服を自分で作る」というシチュエーションを前にして、そのことを思うだけで多幸感でアルコールに酔ったような状態になる(オーディオDVD付録小冊子p8)
・自分の身も心もお兄様のもので、全身のどこを自由にされても構わない、他の男性には触れられるのも嫌だと心の底では思っている(11巻p75)
・夜の女王から、「wwさんと婚約ね。子供が出来ても遺伝子調整済みだから異常は出ません。」 なんて情報を与えられ、歓喜の涙を流す。もはやブレーキは無くなってしまった(16巻)

キモウト2号/九島光宣

「くどう みのる」と読む。幻惑ボケ老人、九島烈の孫。
キモウトの男版と呼ばれるほどの美少年らしいが、例によって周囲の反応はマチマチで、設定は出たり入ったりするらしい。
逃げるテロリストを追うために、市街地において周囲への被害を一切考えず攻撃し、悪役である ロンゲこと周 のほうをドン引きさせるという正真正銘の狂人
wwさん 曰く「外見と裏腹に、いい性格をしている」らしいが、そんなレベルではない。
祖父は『光の当たる場所で持って生まれた才能を存分に発揮することを望んでいる』のに対し、本人は『そんな機会は来ないと思っている』らしい。来てたまるか。
もちろん、キャラ設定としてそういう思考のキャラとするならわかるが、そんな奴は普通味方からも歯止めの効かない危険人物や、内心では馬鹿にされる存在として描かれたり、その結末もやりすぎて粛清されたり徹底的にボコボコにされたりで読者の溜飲を下げるための存在だろう。
だが京都編のラスト、シバサン不在の第2回論文コントで精神だか何だかの持論を開陳した結果万雷の拍手をかっさらい、あっさりと「光の当たる場所」を手に入れてしまっている。もちろんそれまでに自分の所業を反省したり償ったりはしていない。左遷の倫理観が容易に見て取れる。
芝兄妹の肉盾ことバリア女2号と微妙に恋愛フラグが立ちかけており、肉盾業務の末にブッ倒れて尋常な手段では元に戻れない彼女を治療したい一心で自身にパラサイトを取り込み、オカルト改造人間と化す。
「バリア女2号も人間をやめれば治るよ!」とマッドなことを言い出す彼だが、「魔法封印すれば命は助かるしそれでいいじゃん」と魔法至上主義者のくせに他人事全開で主張する芝さんがケンカ売ってきたので「これ芝さん生かしたまま実力行使するのは無理だな! 今日はこのくらいにしといたらぁ!」と負け犬くさいノリで退散した。
現状の暫定ラスボス候補だが、作者の都合でどうせどうやっても死なない芝さんを本気出せば殺せるつもりになるという死亡フラグが立っており、次巻あたりで即落ちしてても不思議ではない風格が漂っている。

参照 【キモウトの男版が存在!相変わらずの表現力に俺たちはお腹いっぱい】

クリムゾンプリンス/一条将輝

芝さん 達とは異なる第三高校に所属する「一条将輝」の異名。
略称はクリプリ、クリリン、クソプリなど安定しないが、とにかくクリムゾンプリンスが本名で呼ばれることはほぼない。
芝さん『武』の噛ませキャラである。相方は カーディナル・ジョージ
父親が通称キング・クリムゾンで母親が通称クリムゾン・クイーン…かもしれないとの噂
 
高校生の身でありながら実戦を経験し、返り血正確には赤血球)を浴びながら戦ったことから付けられた名前である。敵兵を一人残らず爆破するという残虐な戦い方をしたことによる蔑称…かと思いきや、血を恐れずに戦ったことに対する敬称なのだという。どちらにせよ圧倒的なセンスにスレ住民の腹筋を危険に陥れた。
OPではまるで達也のライバルであるかのように格好良く描かれているが、本編の彼はただの噛ませ犬である。
「敵をグロく殺しても平気な無神経さ」を兵士としての覚悟の証だと思っており、グロ耐性の無い学生仲間を見下しているあたり、所詮は彼も劣等星人である。それでも芝さんに比べればずいぶんマシな性格ではあるのだが。戦場で返り血を浴びるなんて全くの無駄な行為であり、むしろ感染症などのリスクを無用に高めているだけなのだが、左遷の感覚では勇敢でカッコイイ行為のようである。一回一殺しかできない爆裂なんかにこだわるからそんな至近距離まで接近を許すのだがオフレコで頼む。
モブ以外では珍しい「キモウトにガチで惚れているキャラ」なのだが、どう考えても上っ面しか見ていない。
立場的にどこの馬の骨だか分からない女に操を捧げてはいけないはずなのだが「芝さんに勝てたら告白しよう」と決心した瞬間に左遷生が憑依して(でもどうせ勝てないし付き合えないからこれ以上何も考えなくていいや)と洗脳されたので具体的な将来設計はこれっぽっちも持ち合わせていない。だからキモウトについて「十師族並の強さだけどどういう家系の子なんだろう」程度の疑問すら持っていなかった。
なお、九校戦の後夜祭のダンスパーティでキモウトとダンスをすることになったのだが、終始キモウトから視線を合わせてもらえないという屈辱的な仕打ちを受けていた。しかし彼はなぜかずっと微笑んでおり、終始満足気であった。どうやら頭の中はおめでたいようだ。
言うまでもなく彼は恋愛面でも噛ませ犬である。当て馬ですらない。品種改良的な意味での見る目は正しいのだがそこ以外の何もかもを見誤っており、むしろ失恋確定の現状こそが一番傷の浅いルートだと思われるが。
アニメ化範囲後も「たまたま近くにいたから」とかいう酷い理由で芝さんに巻き込まれて共闘させられたり、とうとう自力ではキモウトに告白できないまま、父親の書状にて『キモウトの婚約者の座を芝さんと奪い合いたい』宣言させられたり、わざわざ上京してきたものの大活躍するでもなく金沢へ帰っていったりする。
19巻では後半100Pほどが彼の日記という形で描かれるという謎の大抜擢を受ける。
内容は三高に戻るまでの一週間の間にキモウトにアタックするが、芝さんの取り巻きによってことごとく邪魔され続けるというもので、外から見た一高生がどれほど嫌な人間かをこれでもかと描き出した貴重な資料となっている。ただし「芝は性格が悪い」→「取り巻きも女性含めて全員例外なく性格が悪い」(要約)とまで言っておきながら、中でも群を抜いているキモウトの性格の悪さは見抜けなかったようである。
この日記は、クリプリが「実は意外と人間臭く憎めない奴」だという新たな一面を表現しておりアンチスレでは意外に面白いと評判になったが、おそらく左遷的には「100ページもの間空回りしてるピエロ」という話でしかないと思われる。持ち上げられる芝さん達より嘲笑したいキャラの方が「人間」らしく見えてしまうあたり、左遷の闇の深さを感じさせる。倫理観のイカレた爆殺マニアが人間臭くても薄ら寒さしか感じない、という意見もあるが。
何にせよ、この「日記」は挿入されたタイミングが芝さんの任務失敗直後という、(信者の感覚では)シリーズ最大のクリフハンガーの最中という最悪のものであったため、イライラが募っていた信者の神経を余計に逆撫でした。もう少し早めに短編集とかでやっとけと…。
延々と死体蹴りされ続ける負け犬、それこそが彼に課された役割。そんな状態にあってもなお、信者にとっては「wwさんの敵」であり、もっと残虐な仕打ちを受けるよう望まれている始末である。イジメかっ! 
もっとも、サイコパス発言やうっかり殺人技ブッパについて反省するような素振りを見せないのもまた事実なので、アンチスレでも全然カワイソーとは思われていない。まぁクリプリに限らず劣等星ではよくあることかと。

黒目じじい/九島烈

「じじい」「黒目」「老師」とも表記される。95年度の九校戦にて、「この魔法を見抜けなかったお前らは、わしがテロリストなら死んでおる」などと意味不明のドヤ話を行い、気付いた 芝さん スゲーってな描写され、相変わらず視聴者ポカーンであった。*1
ちなみに、一部の古式魔法師から技パクって私物化した上に「おいおいちゃんと契約どおりに金は払っただろ逆恨み乙」とかほざいたせいで古式界隈では評判最悪なため、ジジイが大亜古式の電子金蚕でCADをバグらされまくっても似本の古式魔法師は生温かく見守るだけだったらしい。結局、対策してもらえないままン十年経過して今に至る。
孫が実の息子と娘の子種から作られたデザインチャイルドで病弱だったため、魔法師を戦争の道具とする社会はいかんという個人的な思いから、翌96年度九校戦において、 スペースバンパイア 搭載ロボ兵器と芝さんとの戦闘データを得る為、「他の生徒?怪我人無用じゃ!」とばかり、競技に配備して実戦闘を行わせた。
もはや、モウロクどころか老害狂人の所業である。「テロリストなら」って前置きしなくても完全にテロリストである。

原文参照 【ヤクザ部族による蛮行の例・高校生を戦闘実験の材料に】
 

賢者(笑)/レイモンド・S(セイジ)・クラーク

バス女が留学先で出会ったアメリカの魔法科高校生。芝さんに「ザ・デストロイ」という素敵なあだ名をつけてくれた人である。そのセンス()からこいつは本当にアメリカ人なのか? という疑問さえ抱かせる。
エシュロンにハッキングして無限に情報を引き出せる作中屈指の意味不明システム「フリズスキャルヴ」へのアクセス権を持つ七人の内の一人で、本人は「七賢人の一人」「賢者(セイジ)」の二つ名を持つ。だが実際には「賢者(セイジ)」はおろか七賢人()すらも彼一人が使う自称にすぎず、他のアクセス権者はそんな名前を使っていない。ネーミングのダサさを指摘された左遷の後付けか。
独断と偏見で選んだ「ヒーロー」達に情報を与えて一方的にサポートし、いかにも仲間として冒険したような気分を味わうことを生きがいとしている。その一方で、「フリズスキャルヴは裏方のためにある」という謎の美意識を持ち、これまた突然出て来た「アドミニストレーター」なる存在にヘイグの存在をチクりシステムから放逐した。なお、アドミニストレーターの正体は彼のパパである。
存在意義のすべてが親の七光りと棚ボタで手に入れたシステム頼りかつ安全圏からググって文句を言うだけの存在でありながら偉そうに「賢者」を自称するばかりか、謎理論で他の利用者に対して文句をつけるという、自治厨を併発したクズ野郎である。
25巻では、不本意な事故により、パラサイトに取り憑かれる。信者達にとっては、お兄様の覇道()の邪魔でしか無いクズ野郎をカッコイイ()お兄様()によって無残に処分される事を今か今かと待ち望まれている。

剣道小町先輩(ポニテ女)/壬生紗耶香

内閣府情報管理局課長の娘。イビルアイ() で洗脳されていた。部員勧誘イベントのいざこざで、杉田こと 高周波ブレード先輩 に切り殺されそうになる。
一か月後には、殺人未遂犯人と被害者が付き合ってしまう謎の展開を見せた。
中学剣道全国二位で小町と話題になった。「一位はブサイクなので」という設定も加わり、「バ○ブーブレードまんまやな」である。
方法はともかく二科生の待遇改善のために奔走しており、その協力を芝さん に求めたところ、けんもほろろに断られ、その行動をむしろバカにされた。
その理由は要約すれば「俺は(ファッション劣等生なので)別に嫌な思いしてないから」であり、芝さんの心の狭さと他者への共感のなさ、上から目線が光るシーンとなっている。
横浜ソーラン編では「こんなこともあろうかと」のノリで用意した大量の小太刀を魔法の力でブン投げてくれる。もはや狂気の沙汰だが、ドライアイス弾 にも負ける 直立戦車() には有効。「スマホをポチると敵が死ぬ」の地味さと比べ、ビジュアル的なケレン味では勝ってしまっているような気がするが大丈夫か?
なお、入学編でエリカスにしばき倒された後に和解して友達になった設定。そして横浜編あたりからエリカスは髪型をポニーテールに変更したが特に意味はないようだ。個性をカブらせていくスタイルが仲良しアピールではなく嫌がらせに見えるのは我々の心が荒んでいるせいだろうか。
入学編で因縁のあった香水自白剤先輩とは疎遠なままなのか、彼女とエリカスが嫁小姑戦争の前哨戦をヒャッハーしていても別に仲裁するでもなく、蚊帳の外で存在感を消している。

ココア/綿摘未 九亜(わたつみ ここあ)

劇場版に登場するオリジナルキャラ。名前が世界観に合ってなくて、何か浮いている。
一切の猶予がない状況で助けを求めてくるのだが、それで出会うのがよりによって芝一派とは何とも運の無い事である。
劣等星では一度でも借りを作ったら、生涯さすおに奴隷として生きる道しか残されていない。

その正体は似本海軍の陰謀によって作られた「わたつみシリーズ」なる調整体魔法師の一体であり、一国を簡単に吹き飛ばす隕石召喚魔法ミーティアライト・フォールをその身に秘めている。その隕石の炸裂を、既に三~四ヶ国くらいは平気で吹っ飛ばしているであろう戦略級魔法師の皆さんがいろいろやって止めるというのが映画の内容である。
なお、ミーティアライト・フォールは専用特大CAD計都にわたつみシリーズ12体を詰め込まねばまともに発動せず、しかも連続発動を避ける必要がある。わたつみシリーズは同調必須なシステムの副作用で自我の消失が進んでおり、進行すれば自我を失い人形のようになってしまう危険性がある。万全の体制でも細かい制御はまるで効かない仕様で、映画の悪党も隕石を炸裂させた後の始末は初めから地上部隊に丸投げするつもりだったらしい。使い勝手悪すぎである。まぁ接待用の一発芸としてならちょうどいい阻止し易さか。
敵側は案の定アホなので8体しか確保できてないのに連発し、劣化ウランを満載した人工衛星を間違えて呼び寄せる結果となる。これを何とかすべくお兄様が射出される羽目になった。

ちなみにそこまでしなければならなかった理由は、灼熱のハロウィンを見た海軍上層部が「グレート・ボム」に匹敵する戦略級魔法を作るよう急かしたからである。つまり元はと言えば大黒竜也さんのせいである。

芝さんは調整体魔法師を見殺しにしてしまったファッション前科があるため、この少女のことをほっておけなくなるようである。わざわざアニメ化されてない回想シーンを作ってまで描いたそれがどれほどアホらしい感傷であるかは、このすぐ下(桜井なんたら)を参照してほしい。

彼女はわたつみシリーズ22号なのだが、生き残っているのは9体だから名前は九亜。作中には一亜~八亜も登場する。フルメンバーの二十二亜まで存在しないことをシリアスに残念がる自由すら我々には許されていないのだろうか。
敵役を適度にゲスくしておく意味では胸糞悪い要素も必要なのだが、似本の調整体魔法師製造技術を貶めたくなかったせいなのか、原作本編の事件ではもっとどっさり死んでませんでしたっけという実に微妙な人数の犠牲に加え、雑な手際のくせして妙にあっさり完成間近まで行けた安っぽい研究成果がお披露目されてしまった。
綿摘未という当て字は、本来付ける予定だった「海神」(わたつみ)をもじったものだが、同時に「綿摘」(江戸時代の娼婦)にもひっかけたもので、そこに未完成を表す「未」を付けた、左遷渾身の超絶に悪趣味なネーミングであり、その旨は劇場パンフで堂々と語られている。
実験動物扱いしてくる悪役からはナンバーで呼ばせ、脱走幇助してくれた味方役からはまともな名前で呼ばせればいいのに、中途半端すぎて機能美も愛情も感じられないDQNネームで統一というクソ采配である。
敵のゲスさより左遷の女性蔑視が滲み出てるのは気のせい。
また、彼女は見た目ロリで精神年齢も外見相応っぽいが実年齢14歳(芝さんの1歳年下)である。
敵のゲスさより左遷のアレな嗜好が滲み出てるのは気のせい。

その後、アニメ版の世界線では「綿貫」と苗字を変えて四葉に引き取られた旨が語られている。地獄から逃れた先はまた地獄のようである。
ゲーム「LOST ZERO」の世界線では「海神九亜」と名を変え、試験の成績は良かったのに自ら望んで一校の二科に特別編入すると言う、微妙に破綻した設定で加わっている。
原作23巻では、大亜のプロパガンダにされた少女魔法師を見て、エリカスが取ってつけたような義憤を燃やすという形で、一応劇場版要素が拾われた。

桜井穂波/桜井水波

追憶編に出てくる調整体魔法師で、四葉のガーディアン。
奴隷のごとく四葉に買われたらしい。劣等星の人権感覚はやはり中世並みである。四葉(芝さん含む)に忠誠を誓っているような描写がされているが、四葉のガーディアンに任命された時点でほぼバッドエンド確定といっても過言ではない。何をどう頑張っても最終的に無残に死にそうな状況なら、無意識に自分で自分を騙してでも「このままでいいんだ、わざわざヤバい奴に逆らう必要は無いんだ」と思い込んで、気持ちよく現状維持を望みたいのが人情である。詳しくはストックホルム症候群でググってください。
wwさんは「魔法師は人間に奉仕するために作られた”もの”だろうが」と暴言を吐く一般人に対して、「八割(俺ら)は交配で自然な生まれだから違う、無知乙」という感じの、調整体は物扱いという点は暗に肯定する地味に酷い内容の説教()をかましたが、彼女がそれに対して何かを思う事はなかったようだ。
なお、競走馬や愛玩動物の品種改良のごとく交配されているのは自然であるらしい。
オートリレイズのある芝さんを守るために魔法を使いすぎて衰弱死するという、犬死にとしか言いようがない最期を遂げた。
とはいえ「その直前に護衛対象もろともただの銃の乱射でハチの巣にされた挙句に芝さんのお情けでたまたま生き残れた」という経緯があり、「どうせもうすぐ寿命尽きるだろうし、短い余生すら生き延びられるかどうか怪しいなコレ! よーし、せっかくだから私はこの戦場で仲間守ってカッコよく死ぬぜ!」というノリでダイナミック自殺しにきただけである。気の毒といえば気の毒ではあるが、ただ可哀想なだけの人だったかというと若干ニュアンスが違う気がする。
後にオートリレイズに弱点がついたのは、犬死にではないという後付けのためというのもあるかもしれない。
ついでに、芝さんが死んでいたら似本は最悪の状況になるというふざけたシミュレーションがあるなど、後付けの弁解には事欠かない。

後に、芝さんの従妹という偽の身分を引っさげ、後継機種である桜井水波がロールアウト。
キモウトの予備ガーディアンとして芝兄妹と同居し、芝兄妹の新たな取り巻きとして芝さんを引き立てる程度に頑張っている。
が、親身になってくれるのはキモウトだけであり、同僚の芝さんからは肉盾(兼キモウトのお気に入りのオモチャ)としか思われていない。キモウトにしても「桜井穂波2号」だとしか思っていないため真の意味で彼女個人を見ているわけではなく、また肉盾として一生こき使う気満々ときている。
肝心な時にフラフラ居なくなる芝さんよりもちゃんとキモウトを守っている疑惑がある。彼女よりキモウトの方が圧倒的に強いという設定であるが、まぁ更衣室やトイレに同行して警戒してくれるだけでも居る意味はだいぶ大きい。
ガーディアンの訓練課程でいざというときの覚悟()を身につけるため雑魚魔法師を殺しているが、お互いに相手に殺されるかもしれない「殺し合い」だったので満足しているようである。正々堂々もクソもない芝さんを敬愛しているのは何のアイロニー()なのだろうか。

3Mさん/千葉修次

エリカス の次兄。防衛大学の学生だがその実績から予備役とはいえ少尉の階級を与えられているらしい。防大生なのに予備役少尉? との疑問を持ってはいけない。
3M以内なら世界でも十指に入る実力者。別名「千葉の麒麟児」「幻影刀(イリュージョン・ブレード)」
軍務で海外交流に行っていたが、恋人 風紀委員長お笑い運動会 で負傷したら任務を放り出して帰国した、とんでもない奴である。また、軍の指揮系統より武術道場の序列を優先させた。
エリカスが先輩である 風紀委員長 を「この女」呼ばわりする事を叱っていたが、どの口で言うのか?である。
3Mさんのあだ名の由来はブリーチの13キロさんの影響。

 
参照原文 
【エリカスも酷いが任務放り出して女の所へ来たお前が説教するな!3Mさんよぉ】
【剣術道場の序列が軍の階級より上だと…?なんて国だ。あ、『抜刀隊ではいけない24H』なのか】

芝さん/司波達也

魔法科高校の劣等生の主人公であり、名家の生まれで、学生だけど軍人で、世界的な研究者・技術者である。通称「シバさん」「芝」「wwさん」「尊師」。
司波→シバ→芝→wwの連想。
作中用語でもある「ウィード(雑草)」にもかかった見事なネーミングと言える。
また「w」の文字は、アニメ後期EDのお兄様だけに許されたポーズを暗喩するとの説もある。
「尊師」に関しては、彼が作中で飛行魔法を披露したシーンの格好、シュールさと、作中全体の達也ageの宗教っぷりから。

名ばかりの似非劣等生にして、カタログスペック上ではどう見ても優れているのに強みを活かせているとは言い難い名ばかりの優等生でもある。劣等生の物語は、「芝さんが気まぐれにテロ関連の物事に首を突っ込み、別に芝さんなしでも何とかなりましたが追い討ちや死体蹴りを頑張りました、さすおに」で全部済んでしまう。

魔法科高校の劣等生における世界の中心であり、彼を崇めることは劣等生世界の基本的な処世術である。
彼に逆らう者は多大な肉体的・精神的な苦痛を味わう羽目になる。
テンプレにも記載されているように、昨今のラノベ主人公を見てもトップクラスというほどに能力が詰め込まれており、ニコニコ大百科 では「異常事態」とまで記されている。
当初はその山盛り中二病な能力が批判の主な要因であったが、しだいにそれよりも別の問題で批判されるようになっていった。
なぜなら、それほどまでの異常なほどの能力をもっていながら、その思考や言動が「嫌味な小物」という言葉がこれほどしっくりくる主人公はいないだろうと思えるほど、異常なものであったからだ。
作中ではクールでシニカル、ストイックな人物として見られているが、読者目線で見れば全く違うものになる。
(主に作者の劣等感とそれらからくるコンプレックスで、)何にでも噛みつく攻撃性や自己顕示欲まみれで、行動目的は他人から賞賛・肯定的に見られることであると見られている。自己評価をすべて他人に委ねているため、少しでも自分が否定される事を病的なまでに恐れており、地の文 を使ってでも相手を徹底的にやりこめないと気が済まず、「論破=正論=批判されない」という事に心底こだわる。
おまけに「理屈さえつけば正義、だから自分への批判は全て的外れ」「批判されなければ何でもやって良い」という極めて幼稚な倫理観しかないようだ。
反面、自分から他人への対応はクールというより薄情で、相手の感情や立場などを慮ることが一切なく、基本的に自分の損得のみで他人と接するし、上下関係をつけようととにかく相手を卑下否定する。
当然、自分がそんな事ばかり気にしている矮小な存在であるという事を、他人(読者含む)から思われるのはあってはならない事で、それをごまかしたり自己正当化、責任転嫁をするなど、保身には異常なほどの執念を燃やす。
性根はまさしく「不都合な事から目をそらし、自分は本当はすごいと信じ込みたい劣等生」そのものである。
実際、彼の評価で話題に上がるのは「能力」ばかりであり、彼から能力を引くと「上から目線で他人に干渉し、人を常にやり込めて自分の立場を上に置こうとあれこれ屁理屈言ってくる嫌な奴」にしかならず、誰も近づかないのは目に見えている。
自分の矮小なプライド以外に守りたいモノも戦う理由も存在しない空虚な人間だからこそ、不死身で最強の攻撃力があって世界で一番頭が良くて絶対権力に守られているというその程度のことで作中においては最強無敵の存在たりえるのである。しかもこのように無責任な存在が国防の要にして軍の重要人物なのである。痛々しいことこの上ない。

こんな状態でありながら、左遷自身は彼を「受け身の存在であり、そういう風にしか生きられない」「使われることしかできない境遇を受け入れつつもなんとか頑張っていこうとするシビアな哲学の持ち主」…つまりお人好しだから周囲にいいように使われてる可哀想な男として描いているらしい。左遷の言わんとしていることは分かるのだが、その受け身の存在から一切成長が見られないのがお兄様のお兄様たる所以。
円盤特典ブックレットで、「理屈が通じないから小さな子供が嫌い」と明かされたが、子供はへ理屈が通じないのであって、順序立てて理屈を説明すれば理解してくれるものである。芝さん(作者)が物事の本質を理解していないから説明できないって晒しているだけと思われる。
ついでに音楽や芸術分野にも疎いという設定で、子供嫌いも踏まえてまとめると感性や人間性が問われる行為がことごとくダメということになる。ありがちな弱点設定のようでいて、描かれ方が生々しいサイコパスのそれになってしまっている。
18巻によると「きちんと味方と言い切れるのは牛山以下の会社のスタッフだけ」らしく、唯一の拠り所がコネと裏工作で得たバイト先だけというなんとも哀しい状況である。ハゲ師匠とアホ軍人の風間からは知らん顔されるだろうと認識しているようだ。そのせいか「今退場されるのは都合が悪すぎる」と真夜がテロにあった時には安否を気にしていた。前まで実家には頼らないスタンスだった割に最近では頼りきる気満々のようである。というかキモウトとの駆け落ちに備えたコネの構築もしていないのか。
 
16巻にて四葉家の祈り()によって誕生した「超越者」であるという設定が明かされた。これまでさんざんタイトル詐欺といわれてきたがここまで来るとある意味見事と言えるかもしれない。

「魔法科高校の劣等生 LOST ZERO」における人気投票では7位。主人公が1位になることはあまりないとはいえ、さすがにこの順位はちょっと考える必要があるだろう。なお1位はバス女で、2位は会長、キモウトは3位である。

円盤特典 ブックレット試し読み

芝さんに四高行きを勧めた教師

原作九校戦編での一シーンに登場。理論が完璧で実技が苦手(ということになっている)な芝さんに、魔法工学に力を入れている第四高校への転校を勧めるという的確な行動をしたにも関わらず、本人どころか取り巻き一同に激怒されたあげく、教師としての能力を全否定されてしまった可哀想な教師。なお、二科生の芝さんには魔法実技教師が付かないので座学以外に教師が教えるべきことは無く、筆記テスト一位の芝さんに今さら何をどう教え込む必要があるのかは定かではない。
彼は当初「筆記試験トップの芝さんが実技試験ではわざと手抜きをしているのではないか」という疑惑を抱いており、事実確認をすべく芝さんを呼び出していた。その件は「誤解」と認められ、そこで出た話題が転校であった。
「やれやれ、手抜きするメリットなんてあるわけないのに無能教師め」と言わんばかりの芝一味だったが、仮に超天才兵士候補がエンジニア志望だったとして「OK、最前線は凡才に任せて芝さんは後方でのんびりしてて下さい」なんて許されるほどの余裕あったっけ似本の国防()って。
このシーンは(いつものことだが)教師の心理描写があるわけでもなく、芝さんからの伝聞と取り巻きどもによる決め付けだけで語られており、この教師の真意を知ることは出来ない。芝さんの取り巻きども曰く「教師の俺より優秀でムカつくから、適性のある学校への転校という名目で底辺校へ追い出してやる!」と大変ファンタジックな考えで四高行きを薦めたのだとされている。芝さんは取り巻きを口先だけでなだめ、異なる動機の可能性として「身勝手な独善」を想定していたが。
「主人公サイドが考え感じた事は常に真実、後はクソ」という俺TUEEEに汚染されまくった都合のいい思考回路の持ち主であれば何の違和感も感じないが、そうでない読者にはモヤモヤを拭えない描写となっている。ひょっとすると、学歴なんて必要ない芝さんの事情なんて知らなかった先生が、「二科の底辺として卒業したところで将来は暗いから」と彼なりに芝さんのことを案じて言ったのかもしれないのに。

何がそんなに彼らを怒らせたのかは不明だが、相手の行動の理由を「嫉妬」に求めていることなどから、虚栄心を刺激された人間の自己防衛的な反応である可能性が高い。より具体的に言うと、芝さんたちの反応は「成績より遥かに高い偏差値の学校を志望している生徒」に、教師が「現実的な進路」を教えた時のそれに酷似している。
なお、四高は九校戦において最下位常連のザコ校扱いされたが、それはこの教師の意見を見当違いな物としてやり込めようとする作者の意図が働いたのかもしれない。仮にそうだとして、あんなバカ運動会の順位と学校のレベルが関連するとは到底思えないが、「強い主人公を雑魚の場所に放り込みたい無能」として扱いたかったのだろうか。
彼の犠牲によって「転校してザコ校で実技授業受けるくらいなら一高の二科で蔑まれていた方がマシ」という謎の設定が明らかになったわけだが、そこまで魅力的なはずの一高の優位性は未だに描かれていない。

芝パパ/司波龍郎/椎原辰郎

芝さんとキモウトの父親で、御曹司様の自動集金装置「フォアリーブステクノロジー」の開発本部長。
作者による芝ageの割をもろに喰らった気の毒な人で、アンチスレにおいてかなり人気がある。
中の人はアクの強い人物やキ○ガイ悪役を数多く演じてきたベテラン声優・テラ子安だが、本作では何故呼んだというレベルで冷遇されている。
 
サイオン量だけが規格外に優秀だったということから、四葉に目をつけられたのが不幸の始まり。
好きだった恋人(古葉小百合)と引き離され四葉深夜と結婚するが、古葉とは愛人としてずっと交際を続けていた。恋人より出世や金を選んだと思われそうだが、極悪魔法ヤクザな四葉の手口を見る限り逆らえなかったと思える。
愛人を持っていても何も言われなかった所を見ると、本当にただの種馬扱いだったのだろう。
なお、サイオン量に関しては結婚後すぐCADの性能向上によって「評価されない項目」となり、魔法師としても大成しなかったという設定。「とにかく大量のサイオンをぶつけるだけ」のディスペル魔法こと術式解体(グラム・デモリッション)が使えるだけで引っ張りだこなはずだが、劣等星におけるボディーガードやSPは下っ端の肉盾のやる仕事らしいので適性があっても「大成」ではないのだろうと思われる。
その後、妻の死を切っ掛けに16年越しという長期恋愛の末に再婚し、芝兄妹とは別居している。
母の死後すぐに愛人と再婚したとか、親らしい事をしなかった事を理由にキモウトからは嫌悪されている。
結婚しても、家族そっちのけでお兄様に仕える事だけしか考えないお前が言うな
ついでに、本家からは締め出しを喰らっており、教育などにはむしろ関わらせてもらえなかったので、文句は本家に言うべきだろう。
芝さんからも「本家を恐れて、卑屈にも保身に走ってる」など馬鹿にされている。
親父と違って規格外の能力持ってるにも関わらず唯々諾々としてるお前が言うな
 
信者からは「達也は真夜の息子でしたって通知が届いたらどんな顔するんだろう。今まで「親だから」といって奪っていた成果、全部取られそう。」「あんなゴミと再婚してるようじゃ本家からゴミ扱いされても無理はないな。」と、もっと屈辱的な目に遭うことを期待されている。
凶悪ヤクザに引き裂かれてもなお16年もの間一途に思ってくれた女性すらも、信者にかかればゴミなのである。なおこれに関してはさすがに戸惑いの声も上がったが、「遺伝的な要素を除けば、人脈、金作りの才覚、知識(学術)、これら全てハンパ物、そんなゴミが放任されてるからと、一族にとって何の「得」もないゴミと再婚すれば更に冷遇されても当然」とのことである。
その理屈が通るなら芝さんはゴミの血を引いていることになるし、
また人脈=擦り寄ってくる下僕共、金作りの才覚=嫌っている家の権力使用、知識=祈ってもらって得たイデア様頼り、学術=一般高校生と同レベルの誰かさんにブーメランが刺さっているのだが。

パパにとってみれば四葉本家()とかいう反社会的勢力との関係性が切れることはむしろ幸せなんじゃないかという想像はできないようだ。
というか、信者はなんで自然に四葉側に立って物事を考えられるのか、背筋が凍る話である。
 
というか本来であれば、芝パパの方こそ16年間も恋人から引き離された原因である芝兄妹を憎んでいても仕方がないのだが、人間が出来ているのか表立って二人を罵ったりはしない。元カノも隙あらば四葉にタカろうくらいの下心はあるとはいえ、化け物同然の存在を普通に「息子」と呼んでくれている。
CAD弄りしてみたいという芝さんの趣味のために、芝さんに脅さ…もといワガママを聞き届けたり、継承編での近親結婚をめぐるゴチャゴチャの始末として「司波達也の戸籍に誤記があった件」で一高に謝罪文を書くなど、結構芝さんのために働いている。芝さんがバイト代で自家用車買いたいって言ったら素直に名義貸してくれるし、そもそも芝兄妹が当然のように独占している豪邸も名義上は芝パパのものである。スティープル(ry編では、キモウトが職権濫用で買った芝さん専用のキャンピングカーの代金を払わされそうになった(未遂)。
これらは芝さんに人殺しをせずに生きていける居場所を与えてあげているともとれ、キモウトの発言とは裏腹に「親らしいこと」をしているのだが、それを感謝する者は誰もいない。

ラノベの親キャラと言えば、長期出張などで最後まで出なかったり、誰も敵わない無敵のジョーカーキャラ、あるいはラスボス候補だったりするのが定番だが、悪党でもないのにここまでこき下ろされひどい扱いを受けている親はそうそう居ないだろう。

 
なお、四葉のためなら自分の子だろうと精神改造する芝ママなら、芝パパを操り人形に改造する程度は朝飯前だったはずである。だが彼はずっと小百合一筋のまま今に至っている。もし芝パパが居なかったら芝兄妹のヘイトが全部四葉本家に向いただろうことを思えば、むしろスケープゴート用の改造済み人格だという可能性すらあるのではなかろうか。
そのもくろみ通りにヘイトが向いちゃうあたり、芝さんというか四葉の考え方、そしてそれに同調してしまう信者の思考回路が歪み倒していることがよくわかる。

地雷女/千代田花音

ネカマ の婚約者である。芝さん にやたら噛みつくため信者から大いに嫌われている。
非常に導火線が短い性格。極地地震系の魔法しか使えない。そしてそんなのが風紀委員長を任されることになる。
パンクスピンジャンプ車に気づいた一瞬後には即座に迎撃魔法をぶっぱなした人*2。確かにパ(中略)車の運転手は即死していそうな様子ではあった。が、早撃ち特化の森崎すら抜き去る勢いで「よし見捨てる!」と即決したとなると、ほぼ反射神経任せで動いただけではなかろうか。作中の超科学による事故対策や救命医療があっても助からないと即断できるものなのかは疑問が残る。
横浜ソーラン編では、ただ物陰から見てて逃げただけのロケスク女に向かって芝さんでも即邪魔するレベルのヤバい魔法撃とうとしたりもする。
でも自分の恋人が撃たれたら戦場で敵前なのにパニック起こして泣きわめくという凡愚メンタルの持ち主。
 
18巻では「同じ所に居合わせた一般市民を一人も助けなかったなんて、非難されても仕方ないでしょう!」とアンチスレ住人みたいな立場で十師族関係者にかみついたが「十師族は一般人だから、一般人にそんな義務ないから」という詭弁で返され半キレする。そして彼氏の詭弁にはあっさり言いくるめられて矛を収める。
本スレでは 「彼氏いるからってスイーツ脳すぎ」「いつまでたっても成長できない無能キャラ」「四葉の恐ろしさを知らない雑魚家系のボンクラ」と叩かれているらしい。論破されてぐぬぬ担当のヘイト集めキャラとしては完璧に機能しているわけで、まんまと踊らされる信者に左遷生もニッコリであろう。
「たまたま会っただけの見知らぬ非魔法師を善意で守った」という、十師族よりもヒーローっぽい経歴のある森崎には間違っても任せらせない大役だったからね、仕方ないね。
 
そして学校内での話などとっくに終わった21巻以降になっても、「千代田家の実家で娘が四葉の直系で次期当主と婿に陰口をたまに言ってることがバレたらどうするんだろう」などと、信者からは四葉の暴力()にさらされ酷い目にあうことを期待されている。

ジード・ヘイグ/顧傑(グ・ジー)

魔法師殲滅を企む一連のテロリストの親玉。
ブランシュ現総帥にして無脳竜の元首領(九校戦時点での首領の兄貴分)、七賢人の一人(後に剥奪)、ロンゲの雇い主。
スペースバンパイアを日本に流した張本人。

生きている人間を殺すときにしかキョンシーを作れない残念な僵尸術(ネクロマンシー)の開発者で、他にも常駐型不老魔法、ジェネレーター、僵尸術による暗号化通信など様々な物を開発している。
その目的は魔法を葬り去り、魔法のない世界で覇権を握ることと、大漢崩壊にて同胞を殺した四葉家に復讐すること
とはいえ、その同胞からヘイグが追放処分くらった後に四葉が大漢を潰したという流れなので、四葉を狙う理由としてはいまいち納得しがたいものがある。とにかく襲ってくるなら理由は雑でもいいんですか左遷生。

十師族に対するゾンビテロに際してついにその姿を現し、独立魔法大隊基地の近くの病院に潜伏していたところを芝さんに襲撃されるが、その場にあった救急車で逃亡。
芝さんと深いつながりはなかったため、アカレコアクセスで探すことができず、そのまま行方不明となった……が、あっさりアメリカ勢に始末されてしまった。まがりなりにも作中最高クラスのネクロマンサーだが普通に死んだまま蘇らないっぽい。

一応ラスボス候補的ポジションだったハズなのだが、重要事項であるハズの真夜の誘拐や人体実験に関与したわけではないらしく、いまいちインパクトに欠ける行動しかとっていない(むしろ四葉の四千人殺しの前にその悪事が霞んでいるフシがある)。
溢れ出る噛ませ犬オーラが口ほどにモノを言ったのか「思わぬ敵に暗殺されそう」などと予見されていた。

なお、彼は逃亡の手助けをする人物を現地で雇わなければいけなくなり、そこにかのぷーの息がかかった人間を送り込まれたことによってかのぷーに発見されてしまった。これが殺された原因である。
何故現地で雇わなければいけなかったかというと、当てにしていた無能龍が手助けしてくれなかったから。
何故無能龍が手助けしなかったかというと、新しいボスが親日派に転じており、日本国内に干渉しないことを決定したから。

その新しいボスは森崎が夏休みに助けた女性である。
つまりこのラスボス候補は森崎に殺されたのである。

杉田/桐原武明

通称 高周波ブレード (バイブ)先輩、杉田。
入学編で wwさん に5秒でやられたモブキャラで、同級生に(威力が疑わしいとはいえ)殺人兵器を向けて平然としている程度のメンタリティである。
ぶちのめされて終わりかと思いきや、なんと殺そうとした同級生に告白して交際しているというわけのわからん事態になった。これについては儲wikiコメントでは完全に匙を投げられており、「キレると突拍子もない行動をするキャラが多すぎ」「過小評価がどうこうっていうか単に描写が少なくなってきてる」とまで言われている。
九校戦で地味に敗退したり、魔法も使ってない後輩女子の暗器攻撃で完封されたりする有様だが、剣術部へ高額部費を勝ち取らせるほどの実力派エリート一科生()という設定になっている。
彼を演じた杉田智和はアドリブ芝居や各種イベントでの暴走トーク、及び自分の出た作品を茶化すことで知られている。だが劣等生では左遷の監視がガチガチなためアドリブを差し挟む余裕すらなかったようで、仲がいいとされる中村悠一や、好きと公言する早見沙織花澤香菜が揃っていたにも関わらずあまり印象に残る活躍をしていない。挙句、自分のラジオ番組で「(劣等生は)主人公の達也くんがいかにヤベーかっていうのを語る作品だとオレは思ってるから」「中村のあの有無を言わさないしゃべり方ってやっぱああいうのに合うんだね」と、仕事に支障が出ない程度にdisっている。

脱走兵(仮)

手抜きのスピンオフ漫画「魔法科高校の優等生」に登場する数少ないオリキャラの一人。
似本国防軍の曹長をやっていた火魔法使い。
名前どころかその背景すらもごく曖昧にしか描かれないため、このようにしか表現しようがない。
しかしよく考えると、イビル☆アイさんや無能竜幹部と設定量が大差ないのはオフレコで頼む。
詳しくは「優等生」の項目を参照してもらいたいが、一応彼の人生をまとめると

  • 15歳で改造手術を受けて人生一発逆転を狙う
  • 期待されてた能力が身につかなかったため、急に戦争終わって日陰者に
  • それから約30年ずーっと特に何も変わったことはせず飼い殺されてた
  • 47歳にして自分の唯一の特技を振りかざしていきなりヒャッハーしだす

こんな感じ。
その壮絶な生きざまからアンチスレでは、
「左遷は自分の半生を元ネタにしてこの名無しモブを作った」「負け犬キャラの引き出しすらも乏しい」と言われてしまっている。

むしろ左遷補正を無くしたお兄様の末路という感じもしなくもない。
何故なら、応用の利きそうな火魔法すらも排斥されるのに、いわんや「近距離のモノをよくわからん理論でナイナイする」という応用もクソも無い殺人技が排斥されないはずがないからである。

つかさちゃん/遠山つかさ

似本国防軍情報部に所属する魔法師。階級は曹長。24歳女性。
その正体は師補十八家でホ文字のサイドアームである十山家のお嬢様で、正式名は「十山つかさ」である。
ホ文字と同じくバリア魔法の使い手だが、ファランクスとは異なり小さめの盾を多く作り出すことに長けている。これは、似本に万一の事態が迫った際、ホ文字がファランクスで爆弾を無力化し、つかさちゃんが要人を盾で守って避難させると言う役割分担がなされているためで、二人合わせて「首都最終防衛」()というコンビ名を持つ。

21巻にて軍内部にいる芝さんの敵として登場。
大漢崩壊で4000人が殺害された際に、情報部の潜入工作員を含むそれなりの数の日本人が巻き添えにされたことを受けて、四葉家に強い疑念を抱いている。

シンクロライナー(ryによって戦略級魔法に対する備えが重要になる中で、似本の保有する戦略級魔法師の大黒特尉は軍への忠誠心が欠如している上に性格が幼稚で陰湿でサイコすぎやしないかという疑念(大正解)を抱き、今後特尉をどう扱っていけばいいか見定めるためにちょっとした「忠誠心テスト」を企てる。
22巻で「テスト」のダシとしてポッと出の新入生女子生徒を拉致する。

結果、芝さんは国防軍の基地内でほぼ私情による大騒動を起こし、彼女の疑念は正しかったと証明された。最終的に彼女自身殺されかけるが、ホ文字に庇われたことで一命を取り留める。
その後、「テスト」の結果や芝さんの罪状などを上層部に向けて全て暴露するが、彼らは最後の最後で芝さんにビビッて日和り、彼女の献身は無駄なものになってしまった。

23巻では、ディオーネー計画が怖くて引きこもった芝さんの下に殴り込みをかけ、エリカスの連れてきた警官に囲んで棒で叩かれ、何もいいところなく退場となった。信者には死ね死ね言われているが、とりあえず命まではとられなかったようだ。

この先国防上の重要なトリガーを預けることになる存在に対して、人格面を試す必要を感じるのは何らおかしいことではない。しかも作中での所業を見る限り、芝の思考や行動はどう切り取っても軍人失格でしかないため、むしろこれまで多少の危機感を抱く程度で何もしなかった風間くんが余りにも間抜けである。
そのために少女を誘拐するという手段は責められるべきかもしれないが、劣等星では軍人の家族を戦火に巻き込むことは倫理的に問題ないという結論を信者自ら導き出している。

だがどういうわけか、ネタ帳では信者による彼女へのバッシングが止まない状態となっている。

【彼女に浴びせられた罵詈雑言】(抜粋)

  • 内憂外患の今の時期に十師族の内二つに喧嘩を売るような真似するなんてどう考えてもアホでしょ。外国の工作員
    か?
  • この女、どうも司波達也の恐ろしさを過小評価している小者にしか見えない。分解されてしまわなければいいけど。
  • むしろ分解されて欲しい。可能な限り早急に。
  • つかさの顔からしていかにも小悪党だしな。
  • こいつ24歳なのか。絵見たらどうしても30くらいに思った。
  • うん、六塚さんの方が若いよね。
  • コイツに限らず国防軍情報部って無能通り越して害悪。沖縄海戦や横浜事変で完全に役立たずでブランシュにも大亜にもUSNAにも国内で好き勝手に動かれてる。忠誠心テストなんかやってる暇あるんなら組織再編しろ。
  • 四葉が優秀すぎて軍諜報部の必要性が低いのでしょう。諜報部が優秀だったら四葉とカチ合う可能性もありますし。
  • こいつ気が触れてるんじゃないか? 情報部にいるなら達也の噂くらい聞いたことはあるはず。なのに今更テストとか。四葉一族であることを公表している段階で只者ではないんだから、テストなんかしてどうするんだ?
  • 忠誠心って、何様なんだ風間や十山は。沖縄や横浜で達也がいなければ、その時点で終わりだった。敵を全滅させた、それが貢献と忠誠心だろうに。余計なことしなければ裏切らないと思わない、あるいは優秀すぎる部下ゆえに、無能な上司には猜疑心が沸くのかねえ。
  • 達也の国家・軍・四葉への貢献は深雪の安全と都合の延長上にしかないけどね。しかし十山は「国家に絶対的な忠誠」を求めているわけだ。だが結局、達也と上手く付き合うコツは風間・八雲・十文字のような「ギブ・アンド・テイク」なんだわ。
  • 分かりやすく描写されてる典型的なサイコパス
  • まだ達也は無謀な火遊びはしない。つかさは無謀な火遊びをしていることにすら気づけないサイコパス
  • 分解されて消えてくれ。

死んで欲しいだの気が触れてるだのと言われ、果ては容姿まで叩かれる徹底ぶりである。
それにしても、芝さんがどれほどの危険で触れてはならない存在なのかを読者に準じるメタ知識レベルで知っておかねばならないあたり、劣等星人はなかなか大変である。

なお信者は「二十八家のくせに諜報部門の曹長にしかなれなかった」点をあげつらって彼女を侮っているが、曹長は下士官の最高位であり、叩き上げならば24歳の女性が上がれる階級ではない。一方士官学校を出た幹部候補生であれば曹長からのスタートとなるが、こちらは訓練課程が終われば少尉に昇進するため、あくまで「特」でしかない芝さんは下手したら彼女に追い抜かれる恐れがある。
フィクションでは隊長に信頼されている「叩き上げの副隊長」的なポジションとして描かれることが多い。少なくとも、都合のいい時だけ軍人面するマヌケに務まるお仕事ではないようである。

ディック

2chアンチスレでは 魔法科高校の劣等生は視聴者をニブルヘイムが襲う糞アニメ36の432,971 が初出
 
英語のDick『ち○こ』ではありませんが、ロクな名前じゃありません。辞書を引いて下さい。
理不尽な理由を正当化するために反乱キャラにされ、キモウトに3番目に殺された可哀想な人。
アンチスレでは、一時話題を攫った。

そのエピソードは信者@wiki金城 ディックにも記載されていない。
 
原文参照 【被差別者はとにかく我慢、抗議は処刑・恐るべき未来世紀日本】

トーラス・シルバー

2chアンチスレでは 魔法科高校の劣等生は御曹司(ソンシ)が点呼を取って褒められる糞アニメ56の650 で書き込み
 
トーラス・シルバーは、牛山と 司波達也 によるお笑いコンビ
2097年5月31日解散。

佐島勤による日本のライトノベル「魔法科高校の劣等生」よりデビュー
 
メンバー
ミスター・トーラス(牛山)。研究主任担当
ミスター・シルバー(司波達也)。御曹司担当

「すごい発想を持ってるけど形にする能力は持っていない」といういかにもガキの考えそうな設定に基づいて、一般高校生レベルである芝さんの妄想を、牛山と社員がブラック労働の末に具体的な形にするという感じで成り立っている。
強いて言えば、くすぶっていた牛山さんがやる気を出すきっかけを作ったことは芝さんの功績だが、それで年棒1億円は出し過ぎであろう。なお、年棒は芝さん6割牛山4割というナメた比率で配分されております。

その正体は四葉本家の何らかの意図によって隠されているが、わざわざ隠す意図に関しては信者さえもよくわかっておらず、中には「反社会的勢力との繋がりがバレるとブランド価値が暴落してしまうから」という本末転倒気味な推察をしている者もいた。
ただ、芝パパと継母による「芝さんが名を成せないようにする妨害」の一種であることだけは見抜かれているようだ。もちろんその動機は嫉妬

虎さん/呂 剛虎

対人近接戦闘で劣等世界十指に入るらしい。横浜ソーラン編文庫版から追加されたダイアの魔法師。厨二名「人喰い虎」
顔も名前も戦闘スタイルも他国まで知れ渡った特殊工作員。超有名な忍び()とか居る世界観なので劣等星基準なら問題ない。
物理攻撃に強いだけで魔法耐性が無く、気体防御も出来ない。つまりBC兵器や熱に無力どころか催涙ガスに負ける。これでどうやったら近接最強になれるのか?と疑問視されていたら、案の定たかが高校生に2度も敗けた噛ませ犬代表の一人。
 
こんな奴がダイア陸軍戦闘のエースらしいので、劣等星はどこの国も無能ばかりである。
地雷女 の「相手の名前を叫びながら攻撃するなんて(ry」セリフ直後に、3Mさん と「呂 剛虎!」「幻影刀(イリュージョン・ブレード)!」と叫び合いながら戦闘してくれた迷シーンがある。

しかし横浜編までのアニメ版においては、倒すに至らなかったとは言え一対多数という劣勢下で主人公サイドを追い詰めたという意味ではわりと奮闘しているほうである。また、そういった意味ではお兄様の長距離射撃に成功して直後に消されたスナイパーも奮闘はしているといえる。

ナッツ/榛有希

スピンオフ「司波達也暗殺計画」のメインキャラクターであり、新たなさすおに要員の一人。自己強化の異能を持つ少女アサシン()で、「Nuts to you!」という失笑ものの決め台詞を使う。
コードネーム「ナッツ」はヘーゼルナッツのほかに、本人がnutsな人格の持ち主であることにちなむ・・・のだが、彼女が具体的なアクションを始める前に佐島式文体で上記のようなことが全部説明されてしまっているうえ、狂人ばかりの劣等星で狂っているなどというのは何の特徴付けにもならないため、結局アクロバティックさすおにに霞んでしまっている感がある。
彼女が「司波達也暗殺計画」の主犯であり、当然のごとく失敗して芝さん子飼いの暗殺者になるまでがスピンオフのシナリオになる模様だが、これほど何のワクワクももたらさない予告も珍しい。

キモウトとフルネームが被っていること、英単語のnutsに複数の意味があることを利用したダブルミーニングをいちいちその度に地の文で説明することなど、佐島が言葉遊びに妙に力を入れているキャラでもある。古い上に斜め上のセンスのせいで滑りまくっているが・・・。

泣きぼくろ神童/吉田幹比古

芝さんの取り巻きの一人。
土着の宗教を私利私欲のために歪めた邪教集団をルーツに持つ古式魔法の名門オブ名門家系で天狗になりまくっていたが、中学時代に魔法を暴走させたことで魔力制御ができなくなり、あっけなく劣等生に堕ちた。魔法科校内で勝手に精霊魔法を使用し オッパイメガネ に見られてしまう。この時、彼女の目が特別なものと気が付いた。
「昔の僕なら無理やり自分のものにしていた」という自白をしている。まぁ才能ありそうな女見たら片っ端から押し倒しまくるくらいじゃないと古式魔法師家系は断絶余裕なクソ遺伝率とクソ無力化率を強いられてたから仕方ないね。
登場後しばらくは、傍目から見てもよく分からないスランプを抱えたまま、特に目立った活躍もせずさすおにしていたが、九校戦編のある日、芝さんとテロリストの夜のお散歩を目撃したことで、お兄様の正体をなんとなく察する。その帰り際に、芝さんに「お前は阿呆だ」(お前は所詮は秀才止まりだし術式もムダだらけだから自力で何とかするのは諦めて俺に任せろ)といった感じのヒドい暴言を浴びせられるが、心の優しい彼は「もっと仲間を頼れ」的なことを言われたと勝手に解釈し、いつの間にやら彼は自由になっていた。そして彼は、取り戻したハズの自由意思で自らさすおに奴隷へと身を落としていくのであった。
特に何のドラマも葛藤も無く 芝さん の言いなりになってたらいつのまにかスランプ脱出できてたとかいうクソ展開はまさに 左遷節 の真骨頂。
横浜ソーラン編では足が痺れて倒れるオッパイメガネを助けるふりをして抱きつき、胸を鷲掴みながら腰を密着させた、本性はただのスケベである。
二年生編の芝科設立時に教育制度が改まり、芝科移籍で一科に席が空いたこともあって一科生に繰り上げられる。今までも魔法力喪失設定により割と空席があったのはオフレコで頼む。

忍者ハットリ/服部刑部少丞範蔵

「ハットリ君」。芝さん の噛ませ犬一号(森崎は厳密にはエリカスの噛ませ犬であり、芝さん的には歯牙にもかけない扱いで瞬殺イベントすらないため除外)。
生徒会副会長だが、生徒会室で昼食会に混ざることすら作者に許されていない。名前の順がおかしい事は日本の姓名・官職について調べてくださいね。
忍者体術Sugeeeの為に、「入学以来負け知らず」とかいう肩書きで勝負するも一瞬で敗れる。そのためだけに忍者っぽい名前にされたのだと思われるが、別に忍者ではないし服部半蔵の子孫でもない。
敗北後は芝兄妹に謝罪し、まるで改心したかのような扱いだが、差別の基準が一科生/二科生から強者/その他、というかむしろ芝/芝以外に微修正されただけである。
トップクラスの成績のはずだが、その後は大きな出番はない。九校戦での健闘ぶりは雑談パートの背景に一応写るのだが、下手をすると森崎退場シーンより印象は薄いかもしれない。
 

ネカマ/五十里啓

魔法理論では学年トップなオカッパ先輩。「魔法幾何学を専門としているが純理論畑なので CAD 調整はやや不得意」だそうで、要するに 芝さん 以下の活躍しかできない呪いがかかったエンジニアである。
一見マトモそうだが、そこは劣等星人であり、横浜ソーラン編で原付をタイヤを空転させる魔法()で止めようとした。ものすごく迂遠かつ応用しづらい魔法で「後輪を浮かせた」わけだが、特にメリットは無い。
しいて言うなら、クーロン力を弄る魔法でピストン核融合発電の前振りが出来たつもりの 左遷生 がドヤ顔になっただろう、というのが唯一のメリットらしきものだろうか。
現場で使えない優等生というアイロニー()の体現者な気がするが、エリカスくらいしか使わない例のキワモノ特殊警棒を作ってる家の子だったり、一時期生徒会メンバーだったり、牛山・真田の下位互換的に学生パート担当便利屋にされていたりと、それなりに左遷生のお気に入りっぽい。
常に 地雷女 がセットである。

ハゲ師匠/九重八雲

忍者寺 の和尚であり、芝さん の忍者体術の師匠。弟子が誰をどれだけ殺そうがどうでもよさそうなファッション仏教徒。
忍術使いのくせに、劣等似本では知らないものはいない有名人。
古式魔法忍術()「九重流」の継承者。九が付くが十師族とは無関係。
余談だが、芝さんが夢オチ円盤特典でブッダについて言及した際にも「宗教的な意味で何か偉い坊さん」くらいのふんわりぼんやりしたニュアンスだったので、別に古式魔法と仏教に因果関係は無いようだ。ハゲ師匠はたまたま副業で坊主をやっているだけで、神父や神主やサラリーマンじゃないのはただの偶然だと思われる。
作者 に準じるレベルのインチキ臭い情報的アドバンテージを誇るが、作者の都合でほぼ隠居している上、さすおに のために敵のターンは先攻固定となっているので大した意味は無い。作者の都合で情報の出し惜しみもする。
体術は教えるが、古式魔法はほとんど教えていない。信者スレでは「最強かも?」と言われるが、「いや~体術だけなら同等かな」的な発言で芝さんageをしている。
だとすれば、マーシャル・マジック・アーツ の部活レベルである ふもっふ とどっこいの強さである。
あれ?忍者体術って大したことないんじゃ?
「忍術=魔法」という解釈は創作では意外とありふれた物なのだが、この作品においてはどうも異質なものに感じられる。
芝さんの師匠ではあるが、芝さんになんかあっても場合によっては距離を保って知らん顔するだろうと芝さんには思われている。というか二年生編の九校戦あたりで芝さんが発狂寸前だった時には実際高見の見物していた。

バス女/北山雫

通称 バス女なかできの子
九高戦において、ビッチ会長 の遅刻により wwさん は炎天下で待たされる事になり、それにブチ切れて周囲を凍りつかせそうになった サイコパス 司波深雪 の怒りを鎮めるために、とっさに「炎天下でバスの点呼を取るなんてなかなかできないよ、深雪のお兄さんて本当に素敵な人だね」と、歯の浮くような言葉で褒めちぎり怒りを鎮めたことからつけられた。
これは怒りを鎮めるため「どうでも良い事を褒めちぎった」というギャグではあるのだが、そのギャグを本気でやっているというのが劣等生という作品であるというのが大半の視聴者の認識であったため、なかできさすおに と並ぶこの作品を端的に表す言葉として重宝される事になった。
新スレが立つと、>>1に対して「スレ立てなんてなかなかできないよ」と、彼女のAAがよく張られる。
無口キャラの上出番も活躍も少ないため、作者の影響をあまり受けておらず、アンチスレでは比較的叩かれる事は少なかった。
彼女に限らず、あまり出番のないキャラ方が「常識人」としてアンチスレでは好意的に見られることが多い。
しかし、wwさん「家に雇われない?」と上から目線、爆裂クレー射撃で株が下がり始め、ラジオ11回 で「森崎 を内心見下している」等の設定をつけられ、アンチスレ内では大いに人気を落とすことになった。そしてついには芝さんを諦められないホノカスに対して、wwさんの愛人になることを提案するというとんでもない事をやらかし、完全に劣等星人となってしまった。今となってはもうバス女とすら呼んでもらえない、ただのクソ女である。
設定を掘り下げるほどキャラの魅力がなくなっていくなど、まさに「なかなかできないよ」である。
 
参考
なかなかできないよ
【第11回 教えて!佐島先生! 14:26~ 認めなきゃ、現実を】

パンツ・アッー!/レオンハルト

別名 ヒデキ/レオ/西城
ドイツ原産の養殖魔法師の孫。体力と頑丈さが売りで魔法はオマケ程度。
実家が元ヤクザで存命中の家族は全員非魔法師、そして改造人間遺伝子のせいで早死にするかもしれないという設定はあるが、そのへんに触れた短編は商業化の際にカットされて収録される気配が無く、担当声優にすらろくに説明されていなかったようだ。別の書き下ろし短編でそのへんに改めて触れた頃にはもうレオ自体が雑魚すぎてあんまり芝さんと絡む機会無くなっている惨状であった。
硬化魔法が得意だが硬化以外の魔法は最底辺性能。『服まで硬化して格闘戦とか動けないじゃん』とよく言われるが、外力に対して硬化している概念だから問題ない(信者主観)との事である。
トリビアの引き出しが豊富でどうでもいい場面では聡い割に、芝さんが解説したそうな件には「よくわかんねぇから説明してくれよ!」と言ってくれる便利な取り巻き。
だが、芝さん は彼を基本肉盾だとしか思っていないのでオフレコでは済まないマジ機密を彼が聞く機会は無く、そういう場合は代わりにキモウト がアホになって質問してくれる。
エリカス から千葉家の秘剣()ウスバカゲロウ(薄馬鹿下郎) を貰った。「せっかく習った殺人技を試してみたいからコンペ会場襲われねーかなー」という頭のおかしなやる気の出し方をするが、2mもある秘剣()での屋内戦は厳しいため、会場内に湧いたモブ敵は小回りの利く芝さんとエリカスがだいたい斬殺した。
直立戦車()を中の人ごと両断し、虎さんへ不意打ちしてビビらせただけで終わるあたりが彼の全盛期である。以降は頑丈さを生かして敵の踏み台にされるのが主な仕事となる。
自宅に呼んで遊んだことすらないくせに芝さんの親友ヅラをしだし、即席の絆()のためだけにテロリストのアジトへカチコミに行き、「もし仮に裏切られてたとしても構わない、そうなったら見極めミスった自分の責任」とまで言い出すある意味で気のいい男だが、芝さんにとっては非常に都合のいい腰巾着でしかない。
キモウトの美貌()を華麗にスルーした実績に加え、周囲の女子を誰も恋愛対象として見ていない様子も相まって「むしろ芝さん狙いのホモだって言われた方が自然に感じる」という意見もある。
芝兄妹が四葉だった件についてはバカなので全然気にしていない。芝さんが権力者の犬として全力でシッポ振ってるから十師族擁護もするが、ただ追従しているだけなので芝さんが掌返せば十師族を叩きだすだろう。
剣士キャラが有り余っていることに最近気づいた左遷生によって新必殺技「超硬いグローブを魔法で作って自前の腕力で殴る」が生えてきた。その超硬いグローブで銃火器も防げるといいね!

ビッチ会長/七草真由美(さえぐさ まゆみ)

魔法科高校生徒会長。通称は「会長」「ビッチ会長」「ざーさん会長」「ドライアイス会長」などで、名前で呼ばれることはまず無い。
「エルフィン・スナイパー」という、前述の クリムゾンプリンス と並べても全く恥ずかしくない異名を持つ。
校内で差別がまかり通っていることを憂い、 芝さん を生徒会に引き入れて改善しようとしているが、どちらかと言うとwwさん個人を評価しているというのが正確であり、他の二科生を助けようとする場面はない。
副会長の服部君が彼女に惚れているのはバレバレもいいところなのだが、セクハラ気味に弄んだりする暇はあっても彼の二科生蔑視を改めさせる暇はなかったようだ。昼飯時に服部君だけがハブられ、彼の席では代わりに芝さんが食事をしているが、実務作業をめちゃくちゃ押し付けていたせいで満足に話し合う時間が取れないのだろうか。
作中では差別反対派ということになっているらしいが、差別撤廃を掲げる二科生とのディベートを 自分の演説で塗りつぶし 、差別は二科生側の思い込みによるものだ、一科生も二科生も大切な生徒ですと言い放った。
一見良いこと言ってる風で実際は具体的な差別の解決法を提案しておらず、何も解決していない。
にも関わらず、それに対し大多数が拍手で答えるという、魔法科高校全体の知能指数を疑わせる行動を起こした。
家の都合で1時間半もみんなを待たせた挙句、炎天下で待ってた 芝さん には真っ先に自分の服装は可愛いかと問う非常識人。一応「先に行っておいて」とは言っていたのだが、みんなが待っていてくれた事に対して、何の申し訳もなさも抱かないのがすごい。
古都内乱編では自分のボディガードの死の真相を探る名目でホテル泊をして、芝さんに対して酔った勢いの据え膳をかますことから非常識の上書を見せる。なお、据え膳は文字通り放り投げられた模様。
 
大学生になってからは、夜な夜な社交パーティーに出席し、毎日のように真夜中近くに帰宅する生活をしている。
社交パーティー()を夜しか行っていない時点でお察しください。
 
演説原文 【これで納得するようではカルトや詐欺に引っかかりますよ。結局、芝さんを生徒会に入れただけでしたね会長】
非常識人 【名家の私用は公的行事よりも優先、偉い人に待たされたらひたすら我慢だ】

風紀委員長/渡辺摩利

エリカス道場 の門下生であるが、エリカス よりランクは下である。彼氏は3Mさん
九校戦の魔法サーフィンでは、去年から全く成長していなかったせいで時限式の罠魔法にクリティカルヒットし、肋骨を折って応援席を温めることに。割とすぐ退院して歩き回っているが、普段から風紀委員として接しているはずの森崎が危うくミンチになりかけても見舞いには行かない。でも自分の恋人と密会するヒマはある。
臭いをブレンドして催眠剤を作る魔法が得意という危ない人。横浜ソーラン編では、スパイ行為で捕まった関本を尋問するシーンで使って見せたが、どう見てもガスを放出(放屁)した様にしか・・・
実戦でも気流操作魔法で薬品等を鼻の穴にねじ込む戦法を得意とする。いっそのこと香辛料でも敵の顔にかけてやるわけにはいかないのだろうか。
彼女が現場に居るだけで、信者の「捕虜生かしといても尋問する時間ねーし!」という主張が即論破される。
千葉次男と一緒に研究し再現したという「源氏の秘剣」ドウジ斬りの使い手。暗器ファンネルと手元の武器で同時に斬るからドウジ斬りだそうで、全身脱力するような語呂合わせもさる事ながら、伝説や歴史資料をないがしろにする左遷生のダメさ加減が炸裂している。
なお、円盤特典 九校戦編3 質問6 が公開される前から、将来は道場でも家でも小姑エリカスにいびられることは解っていることからドM説がある。
円盤特典 入学編 質問2 で「料理は得意だが片付け下手で包丁で手を怪我した」という意味不明な設定が加えられた。
防衛大学に進学したが、士官学校的機関の割にはゆるゆるな学校らしく聴講生として魔法大学にも行っている。
キモウトとの婚約()を発表した芝さんに対して「それはさておき、ドライアイス元会長とヤってくんない?」と提案したため、アンチだけではなく信者からすらも株が大暴落している。
 
原文参照 【食事風景 この文から『摩利は料理が得意です』という事を読み取れという無茶ぶり、アニメスタッフはエスパーではない】 
 

ふもっふ/十三束鋼

「ショタ十三束」とも呼ばれる。身体に術式解体バリアを纏う事が出来、魔法攻撃には強いが遠距離魔法は出来ない。手に乗せた石を高速で射出するなど「体表面で魔法発動した後は物理法則に従って敵を倒す遠距離攻撃」なら普通に出せそうなのはオフレコで頼む。
なお、物理でぶん殴れば楽勝なので、ハイパワーライフル すら不要なザコである。
ミサイル止めてナンボの魔法師様としては致命的であり、wwさんよりよっぽど「魔法科高校の劣等生」であるはずなのだが、なんと一科生として入学できており、学年でも五指に入る優等生という設定である。
魔法科高校で評価される項目とはいったい…

致命的な欠陥を抱えているが、それをカバーする体術を一応努力した末に身に着けるといういかにも主人公っぽい属性の持ち主だが、言うまでもなく本編での活躍はほぼ無し。

12巻では、芝さんとの模擬戦で初手いきなり分解を撃たれるというむごすぎる扱いを受ける。
芝さんによると「ふもっふの厚いサイオンバリアは魔法を通さないから問題ない」らしいが、万が一読みが外れて貫通した場合はどうするつもりだったのだろうか…?

部活で マーシャル・マジック・アーツ をやっている。格闘戦は生まれた時から戦闘訓練された 芝さん と同等である。
見た目(※遊園地で着ぐるみの中の人をしていた時のもの)からふもっふと呼ばれるが、元ネタは「フルメタル・パニック!」

エスケープ編では芝さんの逃亡が原因で母が病に倒れ、仕方なくキモウトに芝さんの居場所を問いただすと言う貧乏くじを引く羽目に陥る。言葉のアヤとはいえ「芝さんがワガママ言ってるせいでみんな迷惑してる」という痛いところを突かれたキモウトからは案の定殺意を抱かれ、水波を差し向けられて屈辱的な仕打ちを受ける。24巻における信者のサンドバッグ要員である。

ホ文字/十文字克人

十氏族のひとつ十文字家の当主にして、芝兄妹を除くモブ魔法師の中では最強クラスのキャラ。

ガチムチ体型の「巌のような」いかつい大男であり、攻防一体のバリア魔法「ファランクス」を使用する。
このファランクスは4系統8種の魔法をアトランダムにぶっぱするという他にないもので、見た目よりも細かい操作技術を要求される。そのため原作ではその太い指で器用にスマホをポチポチする微笑ましいシーンが何度も描かれたが、アニメ版では何故か画面に移されなかった。
芝式の分解魔法は構造が単純な物しか分解できないというファッション弱点があるため、当初芝さんは正面からファランクスをぶち破ることはできないとされていた。そのため、芝さんにとってはやや横暴だが頼れる仲間であると同時に、絶対に敵に回したくない存在になるはずだった。

しかし実際の役割は「主人公でも倒せない人物が存在する」「メインキャラにイケメン・美少女以外のキャラが存在する」という、なろうテンプレを外して批判回避するためのアリバイ作りである。実際、 芝さん と本気で戦う場面はない。芝さんファランクスを突破可能な新魔法 を開発したことにより、その存在意義は更に怪しくなっている。
また、九校戦 では芝さん甘えるな と一喝、芝さんが論破されるという珍しいシーンを拝むことになった。
もっともこの時は芝さんのほうが正論を述べていたため、力づくで他人の意見を抑え込む脳筋キャラのイメージがつく事になった。

3年生編にて、芝さんを無駄な会議で連れ回して恥をかかせた(信者主観)ことをきっかけに、徐々に無能のレッテルを貼られるようになり、問題の「忠誠心テスト」において芝さんからつかさちゃんを庇ったことにより、信者の中ではつかさちゃんともども、名指しで「死ね」「分解されろ」と連呼されるヘイト稼ぎ役になり果ててしまった。
一見可哀想にも思えるが、彼も十師族の一員で、ゾンビテロで醜態を晒した一人であることは忘れてはならない。

そして23巻で、アメリカ行きを渋って引きこもった芝さんを説得すべく伊豆の別荘へ向かったが、情報部が変な茶々入れをしたせいで、ついに正面から芝さんと対決する羽目に陥る。
ここで、ファランクスは8つの魔法を同時にぶっぱするため絶望的に燃費が悪いという誰でもわかるような、弱点が発覚する。呪文のオーバーヒート()で寿命が縮むリスクを負ってまで頑張ったホ文字だったが、芝さんにオートリレイズと干渉力ドーンでじわじわ痛めつけられた挙句、忘れられていたバリオン・ランスで腕を切断され、あっさり退場となった。
手の読み合いも隠し玉の打ち合いもなく新開発の貫通弾ブッパしておしまいという、「主人公は万能無敵チートじゃありませんから!」という言い訳のためだけに作られたキャラの末路としてはお似合いだろう。

コミカライズ版で芝さんが彼に脅威を感じるシーンにて、なぜかお互いに全裸、しかも十文字の股間部分に芝さんが来るような構図になっていたことからホモ呼ばわりされることになった。
ファランクスはCADのスペックにもかなり依存する魔法だというのに、CAD調整役であるエンジニア育成はサッパリやっていなかった。それどころか部活連の後継者育成すら出来なかったらしく、生徒会からハットリ君をさらっていって生徒会芝ハーレム化を助長することになる。
最近、父親が魔法力を無くしつつあるので当主になった。魔法力がすべてな劣等星を象徴するような当主交代である。二十歳まで魔法力がもたない連中だらけの中、前当主のオッサンの魔法力喪失を「十文字家特有の奇病」として皆が扱っており、「やっぱ十師族界隈だけで魔法力喪失しない裏技独占してんじゃねーの?」と疑惑が深まっている。

ホノカス/光井ほのか

通称は「目潰し女」「フラッシュ女」「ホノカス」など
光系魔法が得意になるよう改造されたモルモットの子孫。
九校戦 バトル・ボード において、『スタート時に水面を光らせ目潰しをかましその隙に逃げ切る』という、セコくえげつない戦法を取ったことから名づけられた。
もっともこれは wwさん の作戦であり、芝原理主義の原作でさえ、さすがに非難含みの目で見られるという問題のある戦法なため本来ならば叩かれるのはwwさんなのだが、こんな身も蓋も無く常人なら「これは勝ったと言えるのか?」と複雑な気分になるであろう勝ち方をしておきながら「勝利したことを涙を流して喜び、wwさんを褒め称える」という斜め上の反応をしたため、めでたくクズの烙印を押されるとともにwwさんの喜び組に入る事となった。
優等生らしいが、非常に地味でこの目潰し以外の活躍の場はほとんどない。むしろなぜ実戦では目潰ししないのか理解に苦しむ。
半球状の光学迷彩魔法によってヘリの下方に空を映し出したりもするが、飛行音も旋風も丸出しな上にサイオンレーダーには思いっきり引っかかるわけで気休めにしかなっていない。
後に イビルアイ を使えるようになる。
11巻では、遺伝的に隷属願望がある という非常にキモイ設定が追加された。大したイベントも無いのに全自動で芝さんに惚れるチョロインだが、バス女と百合百合しく体を洗いっこしたり一緒のベッドで寝たりする。まぁ「膜さえ残ってれば清純派」という風潮の似本では普通なんだろう多分。
17巻ではついに芝さんに対しての「愛人」になろうという立ち位置が確立され、作者の女性の描き方のあまりの気持ち悪さとドス黒さに、スレ住民はドン引きした。
発動速度の半秒差で一喜一憂する世界観なら光速攻撃のレーザー魔法無双になりそうなものだが、四葉の叔母上の固有技が「何でも貫通する勢いで穴開けてついでにレーザービームも撃つ」というものなので、叔母上の立場を察した一般魔法師たちはレーザー魔法を活用しない。
 
参照 【目潰しを決めろ!卑怯者が優遇される体育大会】

ポンコツ/アンジェリーナ・クドウ・シールズ

十三使徒 の一人。スターズ の総隊長。階級は少佐。
クドウとは「九島」と書き、あの黒目ジジイのはとこである。
USNA最強の魔法師()の称号「シリウス」を持ち、人前では「アンジー・シリウス」の偽名を名乗る。
灼熱のハロウィンの犯人に目星をつけ、交換留学生として芝さん に接近するが、軍人失格なレベルのポンコツさによりあっさり見破られ、悲惨なイジメを受ける羽目になる。
アニメ一期未登場だが中の人にはアンジェリーナ日笠スットン陽子が内定しており、映画と二期を務めている。
「ポンコツな女の子は可愛い」という事で無能な存在にされたらしい。
確かに、ポンコツで可愛いというのはキャラ付けとしては一般的なものだしわかるのだが、それは普通権力や暴力と無縁の天然キャラとして描かれたり、そうでなければ「表向きや職務などでは極めて有能だが、日常はドジ」などのギャップ萌えが魅力だったりするもので、「責任ある立場にありながら、その職責に対して無能、しかも日常でもドジ」というのはどうなのだろうか。
もっとも総隊長就任の条件が戦闘能力のみという、部隊として狂気の沙汰としか思えないものなので、彼女を責めるのは酷かもしれない。
師族会議編では、ヘイグの抹殺任務を№2であるかのぷーに奪われ、彼がスパイを潜り込ませるというちゃんとした作戦によって粛々と任務だけをこなして帰って来たこともありますますその立場が危うくなった。
22巻ではディオーネ―計画のメンバーに選ばれ、芝さんがトーラス・シルバーで、なおかつグレート・ボマーであったことを聞かされる。他のメンバーは芝の異常性を大なり小なり知っている者が多かったためリアクションが薄かったのだが、リーナだけはヒロインがしてはいけないような表情(挿絵付き)で驚いていた。

映画版では

  • 自らのやらかしで部下を皆殺しにした上、命令違反でお兄様たちを助けたの黙ったまま日本土産を大量に抱えてニッコニコで帰国
  • シリアスシーンで空気を読まないギャグを連発
  • またもや命令無視して独断でお兄様を助ける

と、見事なまでの狂人コメディ要員ぶりを見せつけた。それ以降、原作でも「米軍の最高戦力かつ高位の権力者だが、軍に忠誠を誓ってないどころか、好きにやらせてくれないから内心敵視している」という、部下の暴走を許して責任は全部被るのを理想的な上司と勘違いした、腐敗しきった性格が露呈している。

容姿はキモウト並みらしい。
  
参照 【キモウトのライバルも存在!相変わらずの表現力は健在】

アニメには未登場で、原作でもすっかり立場を失ったかに見えた彼女だったが、どういうわけか劇場版のメインキャラとなることが決定。話の流れで芝さんと対決するらしく、公式サイトでは「最強vs最強」という寒い煽りがなされている。
映画化は二期の代わりに行われた敗戦処理という説が補強されている。

アニメ二期においては、「来訪者編」と銘打たれているだけあってメインヒロインとして扱われている。その甲斐あって、某笑顔動画で彼女の着替えシーンやシャワーシーンが「すううううう」「ごくごくごく」といったコメントで埋め尽くされるなど、とりあえず盛り上げには一役買った。そんなところでごちうさを見習わなくていいのに。
なお、コメントが盛り上がったシーンを抜粋すると、前述の着替えシーン含め上位三つが全てエロネタである。ハードSFとは。

モブ崎/森崎駿

芝さん と同学年の一科生。風紀委員を務める。SGGKの方ではないので注意。
序盤の噛ませ犬であり、入学編ではウィードに対する差別意識を振りかざして返り討ちに遭った。九校戦編では負傷でリタイアし、代理で出場した芝さんたちに活躍されてしまう(そして誰も見舞いにすら来ない)。コミカライズ版ではそこそこイケメンだったが、アニメ版では レオ とデザインが被るためか典型的なモブ顔にされている。こうした不遇さから、作者 の嫌いな人物がモデルではという噂が立つほどである。(なお「この顔」で最初に書かれたのは公式スピンオフが最初)
乏しい才能を努力で補い上位に食い込んでいるという努力家設定があるが、才能先天至上主義の佐島がその設定を活かすことはないだろう。5巻の番外編で改心したことになっており、作者としてはそこでフォローしたつもりのようだ。実際は九校戦以降ほとんどフェードアウトし、本筋に絡まないモブ同然になっている。
ついたあだ名は当然「モブ崎」
 劣等生信者からは二科生蔑視の権化であるかのように叩かれがちだが、一科生全体から見れば性格は普通の範疇。むしろ真面目な方。彼らが二科生差別を是とする理由は社会全体がそんな感じだからという面が大きい。
 なおフォローのための短編では、偶然出会った女性を森崎がボディガードし、優等生なはずの自分でも理想的には解決できない状況に遭遇して「魔法は万能ではない」「魔法師はヒーローではない」ことを学ぶという普通にいい話なのだが、もちろん芝一派が例外であることは言うまでもないため、何故か胸糞になってしまっている。しかもこの時ガードした孫美鈴なる女性は無脳龍の新たなボスである。あんまりだ。
 さらに、2年次にはクイックドロウをレベルアップしドロウレスで魔法を使えるようになったが、芝さん完全思考操作型CADを開発したことにより彼の技術は無用の長物に。結果的には作者の悪意によって努力が水泡に帰す形になった。本当にあんまりだ。
作者は芝さんの歩む道を「イバラの道」と言っているが、その言葉は彼にこそふさわしいだろう。
なお、芝兄妹の四葉バレに対するリアクションが書かれるハズだった17巻ではまさかの出番ゼロ。信者からは「真っ赤になってプルプル震える所が見たかった」と残念がられている。そこまでされる謂われはない!
18巻にて昼食中の一科生数人が「森崎グループ」と表記されたそうなので、出番は無くても在校はしているようである。この先芝さんに関わる事無く穏やかに生きているのだと信じたい。
一方19巻では、実は夏休みの出来事により芝さんが任務に失敗する遠因を作っていたことが判明。本人の知らぬところで芝さんへの反撃に成功していた可能性が浮上した。

夜の女王/四葉真夜

四葉家の現当主。芝兄妹の叔母上である。
大漢崩壊の引き金になった誘拐事件の被害者。
双子の姉 四葉深夜と共同作業で 芝さん を改造人間にした。
芝さん を虐げているファッション設定の張本人と思われておりラスボス説もあったが、実は芝さんを自身の願望によって生まれた息子と偏愛しているらしい。実際、芝兄妹の結婚をおぜん立てしてくれるなど甥っ子にデレデレな叔母ちゃんである。
芝さんが胎児の時に世界を破壊する力を持つように祈りを捧げた。つまり、マテバナイナイ など概念まで含めたすべてを分解する能力を持つ原因となった、劣等世界にとって「はた迷惑」な人。
一回誘拐にあった苦い経験があるはずだが、師族会議では事前にテロの情報をつかんでいたのに有効な手を打たないでテロを起こされるといった間抜けとしかいえない人でもある。
テロを起こされた際には懐中電灯くらいの役割しかない上に体力は人並みなので苦労した模様。

事件の後遺症により現在進行形で狂気に囚われており、にもかかわらず権力の座にいるという危険極まりない存在である。せめて傀儡でも立てろよ。
それゆえに権力を使って意味の分からない行動を取り、その全てがたまたま芝兄妹の都合のいいように働くという、左遷にとって便利なデウスエクスマキナである。「狂人の戯れ言」という作家にとっての逃げを乱用する辺り、作家としての終わりっぷりが伺える。

アンチスレ187の967で登場後、
何かと使用される 叔母上の口ぶりから察するに叔母上である。
 

ロケスク女/平河千秋

魔法工学の筆記で学年二位の実力を持つ二科生。絶対筆記一位取るマンの芝さんが何のひねりも無く一位取ってるのは「知ってた」と真顔でスルーするとして、芝さん以外でキモウトに勝った唯一のキャラである。
九校戦で芝さんの囮捜査の犠牲になった小早川景子の担当エンジニアが彼女の姉。平河姉はCADへの細工を見抜けず恥をかかされ、担当選手が魔法師生命を絶たれたこともあってショックを受け、論文コンペの準備も放り出して引きこもった。そうやって空いた席には、メイン発表者である色黒会計の推薦によって芝さんが座った。
キモウトのCADを一目見るなり妨害工作を暴いた芝さんなら小早川の件も本来見抜けたハズなのに対処しなかったと主張し、ロケスク女は芝さんを逆恨み()している、という設定。むしろ作中の誰よりも正確に芝さんを評価している気がするのだが。
芝さんのファッション苦境と間接的さすおにを同時に充足する便利キャラ。
横浜編にてロンゲの差し金でスパイとなり、芝さんの尾行を行うという形で登場。あっさりバレてタイヤ空転魔法()で捕まりそうになったのでロケットエンジン付きスクーターで逃亡した。誤爆死の可能性すらいとわない危険性を印象づける役どころ…のつもりなのだろうが、その場の全員がアホっぷりを晒しているというすさまじい有様なので正直反応に困るしかない。
アニメスタッフもヤケクソ気味に楽しみだしたのか、常識を投げ捨てたロケスク変形~発進シーンはちょっとしたシュールギャグに仕上がっている。
こんなクソどうでもいいシーンですら「通学路をロケスク爆走して事故らないって一般人は居ないのかよ、やっぱ地下で強制労働なのか」とディストピア説を補強しているのはオフレコで頼む。
その後、校庭で論文コンペのデモンストレーションをしている芝一味に退学覚悟の嫌がらせを仕掛けようとしたところを「元スパイの勘」とかいう意味不明な根拠で追い回され、高周波ブレード先輩を暗器だけで完封するもレオの全力タックルで頭部を強打し、危うく死にかける。
大亜による洗脳処置が明らかになってとりあえず入院となるが、こんなトカゲの尻尾をわざわざ殺しに病院へ来させられる虎さんはヒマなのだろうか。
入院先にて色黒会計の詐欺勧誘に騙され、「姉が苦しまされた恨み」を「芝さんへの嫉妬」だと勝手に片づけられ、以後はふもっふへの恋愛脳キャラとしてモブ生活を送る。二年生編で新設された芝科にもかませ犬として参加しており、ふもっふ経由で芝さんの下働きをさせられたりしていた。
17巻では「四葉」の正体を明かした芝兄妹に対して「結局、無力な雑魚魔法師は、自分たちの命令に従えってこと?」と、場の空気を読めていないことを除けば正しい指摘をするも、なぜかエリカスに恫喝され論破()されたという扱い。こんなぐぬぬ担当役でも、出番すら無かったモブ崎よりはマシな待遇か。

ロンゲ/周公瑾

ブランシュ本部のボス配下だが、彼個人の野望は「国家解体戦争起こしたいなー」である。
入学編や九校戦編の裏でも後方支援担当として動いていた、ということに横浜ソーラン編あたりでなった。
「天狗の仕業」の要領で「ロンゲじゃ! ロンゲの仕業じゃ!」と言っておけばだいたいあってる。
肉体を失うわ亡霊になるわでイベントフラグ立てるだけ立てたはいいが(作者の都合で)半年もボンヤリするハメに。
ラスボス説があったのだが、九島家の男版キモウトを乗っ取ろうとして逆に吸収された。合掌。ラスボス候補との因縁がどんどん浅くなっていってるが大丈夫か?


*1 なお、ラジオの質問コーナーにて「生まれつき特殊な才能持ってないとアレ見破るの無理なんで『気づいた5人』ってのは芝さんとドライアイス会長とモブ3人です」という後付け設定が明らかになった事で、ホ文字の空間把握能力とかいう設定が息しなくなると同時に「ジジイは先天的才能のみが要求される例題をふまえて『お前らもっと工夫しろ』とか言ってた」という台無しっぷりに信者もアンチも呆然であった。
*2 この件に関しては、真っ先に反応して対応しようとしたにも関わらず「早けりゃ良いってもんじゃない!状況をよく見ろ、声を掛け合って相克が起こらないようにするのが基本だ」と意味不明なお叱りを受けたが、あんな状況で誰がやるのかを話し合って決めるなど不可能であり、劣等魔法の使えなさを改めて浮き彫りにする事になった。