冲方 姚珠郎
(うぶかた ようじゅろう)
概要
司天十三連団第十二師団師団長を務める男性。
清華貴族「冲方家」の出身。
「冲方姚珠郎って言うの。よろしく、ね」
「アタシの弓から逃れるつもり?正気なの?」
「やぁねえ。羽織が汚れちゃうじゃない」
「悪いけど、誰にも負けるつもりないから」
「氷河期?そんな生温いモノじゃないわよ」
プロフィール
人物
容姿
新雪を思わせるような色白の肌、水縹色と瑠璃紺色が程よく混ざった髪、白藍の左眼と紅掛花色の右眼が美しい美丈夫。
容姿や服装にはとても気を使っている。お気に入りの香水は常に常備しており、ストックは欠かさないようにしている。爪と髪、肌の手入れは趣味であり、他人の髪を整えたり、ネイルをしたりするのが上手。
師団服の上に氷の結晶の模様をあしらった羽織を着ている。付けている髪飾りは非常に高価。
性格
かつては神童として知られており、史上最年少で師団長まで上り詰め、今日まで悪魔との戦いで一筋の傷すら負う事すらなく師団長を務めあげている。
いわゆるオネエ言葉を使う。潔癖症であり、度を過ぎた几帳面である。
約束事や時間には厳しい方であり、師団長会議なども開催の半刻前には着席している。勝ち気で負けず嫌いであり、日々の鍛練は怠らない。
戦闘能力
体技
敵に直接触れる事を嫌う為あまり使わない。
武技
「司天十三連団一の弓取」と言われている通り、凄まじいほどの弓の使い手である。
矢に様々な細工を施しており、その厄介さは随一である。また、視力に非常に優れている為、通常では考えられないような長距離から弓で射抜くことが出来る。枢都内に侵入者があっても、即座に射抜かれてしまう。
剣技にも長けており、翳尭をして「弓より刀を取れ」と言わしめるほど。剣技の軌道に吹雪を乗せ、斬ると同時に追撃する事が出来る。
魔法
氷属性の魔法を非常に得意とする。
賜能
原初の冰
あらゆるものを凍てつかせる賜能であり、全ての物の活動を止める事が出来る。
彼に近づくにつれて温度が低くなり、およそ三尺手前で万物を凍らせることが出来る。邇摩の火ですら例外でないが、姚珠郎の冷気は邇摩まで届かない為、もしお互いが戦えば能力に関しては千日手になる。
視点を集中させた箇所の気温を急激に下げ凍結させたり、場合によっては高天原全土に大雪を降らせ氷点下に陥らせることもできるほど、その能力の規模は常人の理解を超えている。その為、本気で能力を使って戦うことを基本的には禁じられている。
瑠璃華と違い、時を凍らせることは出来ない。
魂具
神弓「幾星霜」
青の装飾が美しい弓。氷の結晶のような弦を持つ。
いくつもの矢を同時に番え、それぞれ軌道を別にして放つ事が出来る。矢はそれそのものを持って振るうだけでも武器になりうる。苦無の様に放つ事もできる。
冰据刀「雪月花」
冰の結晶の鍔を持つ装飾の非常に美しい刀。
その刀身の表面温度は絶対零度に近く、斬ったモノを傷口から凍結させることが出来る。
来歴
姉の早姚を本気で恐れている。