キラ「え!ぼ、僕がガンダムのパイロットに!?」_第12話

Last-modified: 2009-01-02 (金) 02:09:23

クルーゼ「もしもしー?私、私」

 

イザーク『は?どちら様ですか』
クルーゼ「私」
イザーク『詐欺なら間に合ってます』
ガチャン

 

クルーゼ「……あ、着信拒否にされてる……

     ……アスラン、ニコルーお茶ー

     ……あ、有給とったんだっけ……………フゥ」

 
 

   324 名前:ザフトな名無しさん :71/11/08(木) 20:49:02.59
   マジであのMS何なの?調子に乗りすぎだろ
   ナチュラルは死ね
   氏ねじゃなくて死ね

 

   325 名前:ザフトな名無しさん :71/11/08(木) 20:51:11.00
   俺コーディだけどナチュラルそんなに嫌いじゃないけどなあ

 

   326 名前:ザフトな名無しさん :71/11/08(木) 20:52:04.45
   >>325
   ナチュラル自演乙wwwwwww
   巣に帰れ

 
 

クルーゼ「今日も荒れてるなwwwwww 便乗するか…」

  カタカタカタカタ

クルーゼ「『エンデュミオンの鷹とかいう奴、この前見たけど
      鼻の下に鼻クソついてたぜwwwwww』
     
     と… ふむ、これで良いだろう

 

     (コーディネイターが生まれてからというもの、世の中は乱れるばかりだ…
      金をかけて生まれるキムタク似のイケメン達は働かずにヒモになり
      整形いらずの美女達は夜のお仕事で金を荒稼ぎ…
      キレたナチュラルによって紛争やら何やらが起こり、
      コーディネイターがコロニーからプラントに移住したら今度は宇宙で戦争とは
      フッ…バカな戦争が拡大するために毎日3chで工作するのも飽きてきたな…)

 

      ん?何だこの書き込みは」

 
 

   328 名前:エンデュミオンの鷹◆IkeMEn6seX :71/11/08(木) 20:59:06.22
   >>327
   は?馬鹿じゃねーの?
   大体俺は鼻クソが出ない体質だし
   嘘つくな死ね

 
 

クルーゼ「また釣れた…毎日悪口を書き込むと即レスするな、何者だこの糞コテは
     釣り上げた魚にレスを返すと延々に続く…面倒だから別スレに移ろう
     メガネがくもったな…キュッキュと拭こうか」

 

  ザリザリ

 

クルーゼ「私のメガネ拭きを紙やすりに替えたのは誰だ!!!!!!!」

 
 
 

やあ、僕はキラ・ヤマト

ちょっと前まで友達もいない 恋人は二次元 ぼっちのキモヲタで
憧れのアイドルにハァハァしたり、学校のアイドルに勃起したり、そんな毎日を送っていた
ある日アホな軍人達が僕たちのコロニーを襲撃してきて
通りすがりの女の子を助けたがために僕は逃げ遅れてしまったのさ
どうやらこのザフト軍、地球軍の秘密兵器を奪いに来たらしい。

 

そこに救いの手を差し伸べたのが美人で巨乳のマリューさん
スタイリッシュな秘密兵器の新型MSに僕を乗せてくれたんだ
地球連合軍大尉のくせに戦術も立てられんわキーボード打てないわ
gdgdの状態を見かねて僕が鮮やかなブラインドタッチと
しなやかな身のこなし、素晴らしい機転でザフト軍を撃退したんだ

 

同じく逃げ遅れたらしい 僕をいじめていたトールやミリィ、
僕を哀れんでいたサイ、その幼馴染で学校のアイドルのフレイたん

そして僕は、地球軍のムウさんとナタルさんと一緒に新型艦アークエンジェルに乗り込んだんだ!

 

主戦力は僕が動かすストライクガンダム(僕が命名)のみ。
パネェ戦闘、マジヤバなピンチを僕の力で乗り越えてきたけど、
合流しようとした艦隊にいたフレイたんのお父さんは守れなかった…
それもこれも、僕の元親友のアスランが色々ちょっかい出してきたせいなんだ。

 

でもそのアスランも今や宇宙の藻屑と消えた…
僕の目の前で木っ端微塵子になってしまったんだ 戦争って悲しいね…

 

しかし宇宙のアイドル・ラクスタソとも出会ったり、フレイたんに何だか告白らしきことされたり
トール達も僕を頼りにしてくれたりでここに来て僕の人生輝いてきたよwwwwww

 

というわけで、僕はウハウハでヒーローな人生を求めて正式に地球軍に入ったけど地球に落っこちました。

 
 

キラ「う~ん……う~~~ん……」
トール「キラの様子は?」
ミリィ「ダメ、うなされてるみたいで…」
サイ「大気圏をパンツ一丁で落ちたんだ、無理はないよ」
トール「しかしなんでパンツ一丁だったんだ?」
ミリィ「ホント、なんでパンツ一丁だったのかしら…」

 

フレイ「みんな、後はいいわよ 私が面倒みるから」

 

トール「任せていいの?」
フレイ「うん、皆は他に仕事があるでしょ?私はこういう事くらいしかできないし…」
ミリィ「じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな」
サイ「………?
   フレイ、何か企んでないか?」
フレイ「ギクッ」
サイ「今ギクッって言っ」
フレイ「な、何を企もうって言うの!?
     点滴の中に牛乳を入れるとか濡れタオルを顔に敷くとかして息の根を止めるとか
     そんな事考えてないわよ!?」
サイ「なんでそんなに具体的なんだよ!フレイ、ちょっと様子がおかしいよ!?」
フレイ「サイの馬鹿!いいからブリッジにでもトイレにでも行ってよ!」

 

バタン!

 

サイ「……???」
トール「なんだよ、妬いてるのか?
     フレイは好意でやってるんだから、あんまり気にするなよwwwwwwwwwwwww
     wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
     wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ミリィ「でもやけに具体的だったわね、殺害方法が…」
サイ「(あれだけコーディネイターを嫌っていたのに、なんであんなにキラを気にするんだろう…)」

 
 

キラ「う~ん…う~ん」

フレイ「やだ、本当に熱が酷いわ…」
    (熱ぐらいで死なないだろうけどね…何せコーディネイターだし
      こんなぐらいで死んでもらっちゃ困るわ)」

 

キラ「トール…草…生やし……すぎ……うう…ん
   ……ん?………フレイ?」
フレイ「気がついたのね!よかった…!」
キラ「ぼ、僕は…死んだんじゃなかったんだ…」
フレイ「ええ、パンツは破けてたけどキラは無傷だったわ」
キラ「そ、そっか……」
フレイ「無理しないで!まだ熱があるんだから」
キラ「うう…」

フレイ「辛いの…?私が添い寝してあげようか?
    それとも膝枕がいい?」
キラ「何この天国…やっぱり僕は死んでいたんだ…おやすみなさい」

 

フレイ「ずっとうなされてたのよ。心配したんだから」
キラ「うなされて…?こ、ここは地球?」
フレイ「ええ、あなたを追いかけてアラスカから遠く外れたアフリカに来ちゃったの」
キラ「アラスカとアフリカ…惜しいね」
フレイ「それが地理上では全然かすってもいないのよ
     マリューさんが今電話で怒られてるわ」
キラ「そっか…ごめん、僕が…

   …………ん?

   …………確かあのとき…青いMSに襲われて…
    
    アスランがパラシュートで脱出して…

    ……木っ端微塵に…?」

フレイ「どうしたの?」
キラ「うーん…よくわからないけど大切なことを忘れてる気がするんだよね」
フレイ「忘れてるくらいだもの、きっとどうでもいいことよ」
キラ「それもそうだねwwwwwwwwwwフヘwwwwwwww」

フレイ「それより、熱は下がったの?」
キラ「うーん…だるくはないけど…体の節々が痛いなあ」
フレイ「どれどれ?」

 

    ぱふっ

 

キラ「ふふhhhhhhhhh フ レ イ !?!?!?!?」
フレイ「あ、まだ大分熱いわ…」
キラ「(ぎええええええええおっぱいで顔をはさまれているゥウウウウウアアアアアアアアryyyyyyyyyyyy)」
フレイ「うふ、もう少し安静にしてないとね」
キラ「(ど、どうしちゃったのこの子!!!!!戦闘中に転んで頭でも打ったの!?)」

キラ「(これじゃまるで頭の悪いビッチじゃないか…
     いやしかしそんなまさかフレイたんのような清楚でかわいい子がこのように馬鹿な

 

     あかん…おっぱいで何も考えられん…むふぅ)」

 
 
 

マリュー「はい、はい、申し訳ありません…はい、失礼いたします…はあ…はい…はーい…」
   ガチャン
ナタル「随分怒られたみたいですね」
マリュー「当たり前でしょ!よりによってアフリカよアフリカ!
      ザフトの勢力圏のド真ん中に落っこちちゃったのよ!!」
ムウ「まあまあwwwww俺がいるんだからダイジョーブダイジョーブwwwww」

   肩ポンポン

マリュー「ちょっと!セクハラはやめて下さい!」
ムウ「手厳しいなあwwwwww」
ナタル「戦闘で役に立たない上にセクハラとは何事ですか
     これ以上アホな事したら砂漠に置いていきますよ」
ムウ「手厳しいなあwwwwww」
マリュー「本当に大変だわ…これからどうすればいいの?
      あの『砂漠の虎』の陣地に入っちゃったなんて」
ナタル「なんですかそのエンデュミオンの鷹的な名前?
     フラガ大尉の御親戚で?」
ムウ「うーん?そんな親戚いたっけな?」
マリュー「鷹とは月とスッポンのやり手の軍人よ!既に私達が降下したことはバレているはず…」

 

マリュー「……………」
ナタル「…………」
ムウ「…………」

 

マリュー「……降伏したら命だけは助けてくれるかしら」
ナタル「上手く行けばザフトに雑用で入隊されてくれるかも…」
ムウ「下手したら殺されるじゃん…やっぱやばいって」

 
 

キラ「い、いやいやいやいや…な、何をやってるんだいフレイ
    いかんよ!こういうのはやっぱりいかんよ!」

フレイ「どうして…?私、キラのことが好きなの!」
キラ「どの辺が!?」
フレイ「ウッ

 

    ………好きなの!」
キラ「今誤魔化しt」
フレイ「とにかく好きなの!」
キラ「だから何処が!悪いけどボカァキモヲタだし二次元至上だし
    君みたいな子が好きになる要素は全くないんだよ!!
    それなのになんで僕にそんな肉体攻撃をしてくるんだyo!!」
フレイ「ううっ…それは…それは…えーと…

 

    私、キモヲタ専なの!!!!」

 

キラ「…………」
フレイ「な、納得したでしょ?だから私…」
キラ「納得…したよ…」
フレイ「だったら!」
キラ「納得したけど!!!それはそれで嫌なのですううううううう!!!!!!!!
    心配なのですうううううううううううううううううううう!!!!!!!
    困り者ですうううううううううううううう!!!!!!!!!!!!!!」

フレイ「キラ!病み上がりの上に全裸でどこに行くの!?」

キラ「うわあああああああああん!!!!!!!!!!ばかああああああああああん!!!!!!」

 

フレイ「……何よ、私の色気が足りないっていうの…?キラのくせに生意気だわ

    ……キラは私のために戦って戦って戦って…ついでに死んじゃえばいいのよ」

 
 

ミリィ「キャーーー!!!!!!!!なんであんた全裸で走ってるのよ!!!最低!!!!」
トール「ウッホwwwwwでけえwwwwwwwwwwwブランブランwwwwwww」

サイ「(な、なんでフレイと一緒にいたのに全裸で出てくるんだ…!?
     一体何があったっていうんだ!!)」

 
 

――その頃、そんなガヤガヤうるさいアークエンジェルを見つめる影があった……

 
 

???「あれが地球軍の新型艦か…まさかアフリカに降下するとはな」
ゲリラ「おそらくここに降下したのは不慮の事故だろうな…
     だが、またとないチャンスだ」
???「ああ」

 

???「(お父様の裏切り者が造った新型艦…
    恐らくあの艦に新型MSがあるはず…!)」