種なのは_第01話

Last-modified: 2007-11-18 (日) 15:59:30

「中立とは言え、やり過ぎでは?」
「あそこには新型がある。早めに芽を摘んでおかなければ…」
ザフト艦ヴェザリウスにいる士官と仮面の男、ラ・ウル・クルーゼは話す。

潜入部隊のアスランやラスティ達は地球連合に見つからない様に、無線コントロール爆弾を仕掛けた。
突入部隊のジンを待ち、ジンの混乱と共に爆破し、5体の新型MSを奪うという計画。
「ラスティ、失敗は許されないぞ」
「大丈夫ですよ。ナチュラルなんて簡単に引っかかりますよ」
アスランとラスティが簡単な会話をしながら待つ。

「ジンが来た!行くぞ!」
「「「了解!」」」
潜入部隊ザフト兵の皆が言った。

ヘリオポリス内部、ジン部隊がマシンガンを撃ち、連合を混乱に落とし入れる。
「デュエル、バスター、ブリッツを早く起動させろ!」
と怒号が飛ぶ。しかし、デュエルはイザーク、バスターはディアッカ、ブリッツはニコルに強奪された。
「つつけば巣穴から出てくるってね」
「ニコル、OS書き替えはまだか?」
「もう少しです・・・今出来ました!」
イザーク達は、そのままヘリオポリスを出てヴェザリウスへ入っていった。

ジンの砲撃によってコロニー自体が揺れる。
「何だ?何が起こったんだ?」
「ザフトが攻めてきている」
「ここは中立だぞ」
「シェルターへ避難しろ」
キラ達はシェルターへ避難する為に移動を始めた。
「ざふと?何の事なのかな…」
なのはは頭の上に?マークが出ていた。
「おい、君!ここじゃ危ないよ?シェルターに連れていくよ」
キラは緑の帽子を深く被った人に言い手を引いていく。
そこに、爆風が来る。爆風で帽子が取れた…。
「お、女の子…?」
「人をなんだと思っていたんだ?まあいい、早く行くぞ」
「行くってどこに…。そっちは工場ブロックだよ?」
金髪の少女は工場ブロックへ走り出した。
キラは、危険だと思い慌ててその後を追った。
なのはは、何がなんだか分からないけどこっそり後を付けて行った。

工場ブロックにはストライクとイージスがある。混乱したとはいえ、連合兵が応戦しているので激戦になっていた。
「ストライク、イージスは守りなさい!」
マリュー・ラミアスが叫んだ。

工場ブロックに辿りついた金髪の少女はMSを見て
「MS…、お父様の裏切り者ー!」
と叫んだ。
キラはやっと追いつき
「君、危ないからここのシェルターへ!」
と言って無理やりシェルターへ入れようとした。
シェルターにはあと1人が限界だったので、金髪の少女だけを入れて違うシェルターを探す為に走った。
なのははMSを見て
「ロボット…?大きいな」
などと思っていた。しかしそこに銃弾が来て、あと少しで撃たれる所だった。

ダダダダダ・・・
「グッ…」
「ラスティ!」
アスランはラスティの戦死を見て、自分がもっとしっかりしてればラスティを死なせなかったと後悔した。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!」
そのまま、怒りに任せてマシンガンを乱射しながら走った。
その1発がマリューに当ってしまった。
キラはそれを見て、マリューの所に飛んだ。助ける為に。
アスランはナイフを握り締めてキラとマリューのいる所へ走った。
「アスラン・・・?」
「・・・キラ?」
時間がそこだけ止まった様だった。すぐにマリューが拳銃をアスランへ構えたのでアスランは後退した。
「君、乗って!」
「え?え??」
そう言いながら、マリューとキラはストライクのコックピットへ入った。
爆発する工場の中ストライクが起動、立ち上がった。

「ラスティは戦死した。1機だけ奪えなかった」
アスランはイージスに乗り、すぐに合流するため飛び上がった。
「(キラ・・・、こんな場所で再開する事になったのか・・・?)」
そう思いながら、その場を後にした。

なのはは工場で闇の書の防衛プログラムの一部を見つけた。
「こんな所で魔力反応・・・って事はこの世界に破片が散ってるって事?」
どうやって、破壊するか。いつ、アースラと連絡が取れるか分からない。
そんな事に困っていた。