―ずっと思っていた―
―僕らは、こんなところに居ていいのかと―
―あれで、正しかったのかと―
『MSが来ている、シェルターが破られるのも時間の問題だろう』
―あの時、僕が違った答えをしていたら―
『…今は、戦うしかありません』
―僕は…―
『カガリが拉致された!?』
―たとえ僕が望ま無くても―
『あぁ、しかも奪い去ったのはフリーダム どうやら君の友達が乗っているみたいだ』
『そんな…』
―世界は動いていく―
『…僕が止められなかったから…あの時、ラクスを僕が止められれば』
『それは違う、彼女は決して止まらない 自らが絶対に正しいと思っているんだからね』
―それは決められた脚本のように、修正を加えて―
『これで同盟を結ばざるを得なくなったわけだ…カガリが居ないんじゃどうにもならない』
『ラクス…ラクス=クラインはそれを望まないでしょうね』
『あぁ、そうだろう きっと邪魔をしてくるだろう…フリーダムを使ってね』
―それが世界が望んだことなら…僕は…―
『僕に行かせてください』
『え?』
『僕がラクス=クラインを止めて、カガリを助け出してきます!』
『…何故君が行く必要がある?』
『確かにあの時止められなかったかもしれない…でも僕には、彼女を止める責任があります!』
「ミネルバからMSが発進!」
「奴らは必ず来る!それまで戦力は温存しろ!」
『これは…?』
『オーブもムラサメやアストレイの開発だけをしていたわけじゃない、って事さ』
『その装備…エールの発展系ですか?』
『うん 前大戦のストライクに習って作った、いわばオーブ版ストライクといったところかな?』
『PS装甲搭載機…この金色の盾は?』
『これはビーム反射装甲『ヤタノカガミ』 正式にはPS装甲じゃなくそれを全身に搭載するはずだった』
『だった?』
『これの正式版はカガリの専用機になる予定だったからね』
新たな機影を感知! フリーダムです!>
「ラクス…やはり君は…」進路クリア!どうぞ!>
―僕は…戦う!―
「キラ=ヤマト いきます!!」
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