SEED-クレしん_07-289_01

Last-modified: 2009-07-17 (金) 22:26:51
 

キラ・ヤマト、人生を賭けた史上最大の作戦!だゾ
【第一日目】

 
 

キラ  「ご無沙汰しています北春日部博士……例のモノは完成しましたか?」
北春日部「おおキラ君、本当にひさしぶりじゃの。前に君から依頼されたアレじゃな?とりあえず完成はしてるぞい」

 

キラ  「こ、これが……!」
北春日部「うむ。だがの……今のワシでは君の要求したスペックでは完成できなんだ。
     せいぜい3日、それが限界じゃ」
キラ  「3日!たったそれだけの期間でどうにかしなきゃいけないのか……
     分かりました博士。ありがとうございます」
北春日部「うむ……頑張りたまえ」

 

   ※   ※   ※

 

~その2時間後。近所の児童公園にて~

 

シン  「で、なんなんですこの機械?」
ルナ  「なんか宇宙船の脱出ポッドに似ているような……」
しん  「おお~!なんかカッコいいゾ~~!」

 

マサオ君「それで……これは何をする為の機械なんですか?」
キラ  「う、うんそれはね……ね、ねえ?ちょっとラクス、これに入ってみてくれない?」
ラクス 「え? わたくしが……ですか?」
キラ  「う、うんお願い。危険は絶対にないからさ!」
ラクス 「……? 分かりましたわ。キラがそうおっしゃるのでしたら……」

 

 こうしてラクスがポッドに入り、入り口が閉まる……それを受けてキラはポッドの端末を操作し始めた。

 

キラ  「設定は……よし。機能はすべてオールグリーン。頼む……行け!」

 
 

ウイィィィン……ゴトゴト……ガタガタガタ!チュィィィィン!
ガッション!ガッション!ギャギャギャギャ!

 
 

シン  「……なんか、もの凄くイヤな音がしてるんスけど」
しん  「な、中のラクスおねいさん、大丈夫なの?」
キラ  「北春日部博士が実験に実験を重ねたって言ってたから、安全なのは確かだよ。問題は……」
マサオ君「あっ!音がやんだよ?」
風間君 「ポ、ポッドの入り口が開いていく……ど、どうなったんだ?」

 

 そして……ポッドの中から誰かが出てきた。もちろん出てきたのはラクス・クライン……のハズなのだが。

 
 

ピンク 『ハロ!ハロ!ラクスハロ!』
??? 「ありがとう……ご苦労さまです」

 
 

しん  「え、ええ?ラ、ラクスおねい……さん?」
イザーク「ラクス・クラインが幼い……?だが!これはこれで良しッ!」
ルナ  「触角ビーィィムゥゥ!」
イザーク「うぎゃあああああ?」
シン  「……これだけの為に出てきたのか?この人は」

 

キラ  「せ、成功だ!題して
     『若返り装置でラクスをあの頃のラクスに戻し、電波少女にならないように再教育しよう作戦』!
     その一番肝心な第一段階は、これで見事クリアーだ!」
ラクス 「あら?あら……まあ、これはザフトの船ではありませんのね?」
アスラン「た、他意がまったく込められていない完全な天然ボケ……ほ、本当にあの頃のラクス?」
ラクス 「まあ、アスランもいらっしゃるのですか?まあまあ♪」

 

シン  「あの……キラさん。これをやる為だけにこんな大掛かりな装置を……?」
キラ  「うん。ラクスに内緒でこっそり北春日部博士に依頼しておいたんだ。まあ結講お金はかかったけどね……
     ストフリの予備パーツをこっそり闇ルートに流したりして……
     おかげで今のストフリの稼働率は限りなく0に近いんだけど」
シン  「は、はあ……そうですか」

 

しん  「おら野原しんのすけだゾ!
     おねいさんピーマン好き? ニンジン食べる~? 納豆にはネギ入れる方~~?」
ラクス 「まあ♪おもしろい子ですわね。ちなみに私は納豆にお醤油を入れる方ですわ♪」
しん  「おお~~!おら達、気が合うかも~~~♪」

 

アスラン「さっそくナンパしている……順応性が高いというか何というか……」
ルナ  「ね、ねえキラさん?出来ればその若返りの装置、私にも……」
キラ  「え?ああごめん。悪いけど今ので思いっきり壊れちゃったみたいなんだ」
ルナ  「う。そ、そうなんだ……がっかり……orz」

 
 

シン  「で、これからどうするんですか?」
キラ  「北春日部博士によると、この装置で若返っても3日で自然と元に戻るらしいんだ。
     それまでに勝負をかけないと!」
シン  「どうなるんでしょ?これからの3日間……」

 
 

しん  「おら達すごいゾ~♪天才的だゾ♪将来~」
ラクス 「た~の~しみ~だ~~~♪」

 
 

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