SEED-クレしん_07-321_02

Last-modified: 2009-07-27 (月) 18:25:03
 

クレ種昔話『レイナ姫』
【その2】

 
 

しん 「まあ、そんなこんなで。レイナおねいさんをお嫁さんにしようと求婚者たちの大冒険が始まったのでした。
    それではさっそくキラ兄ちゃんの実況からいってみよ~!」

 

   ※   ※   ※

 

キラ  「………こちらキラ。プラントへの侵入に成功した。大佐、聞こえるかい?」
風間君 『聞こえている……それじゃ任務を確認するよ?
     キラさんの任務はまず、プラントで開発されている核搭載2足歩行戦車《フリーダム》の存在を確認。
     Nジャマーキャンセラーが搭載されているかどうかの有無を調査し、
     もしそれが事実ならフリーダムを奪取する事だ』
キラ  「了解。でも装備が現地調達ってのはちょっとキツいなあ……」
風間君 『しょうがないですよ。それがレイナさんと結婚する条件なんでしょ?』
キラ  「まあそうなんだけどね……だけど小型カメラだけは持ち込ませてもらったよ?」
風間君 『ええ?どうやってそんなものを……?』
キラ  「ま、胃の中にちょっとね。じゃあさっそくミッションに入るよ。サポートよろしく!」
風間君 『了解。頑張ってください』

 

キラ  「さて……問題はここからどうやってフリーダムが開発されている機密エリアに侵入するかってことなんだけど。
     まずは双眼鏡で敵の様子でも見るか……なッ!
     た、大佐! 聞こえるかい大佐!大変なんだ! 敵が……!ザフトの、それも女性兵士が!」
風間君 『ど、どうしたんです? まさか特殊な装備をしているとか?』
キラ  「と、特殊装備といえばそう言えるのかもしれない!な、何故なら……
     ザフトの女性士官が全員 メ イ ド 服 を着ているんだからッ!」
風間君 『…………はい?』
キラ  「だ、ダメだ!我慢できないよ!さっそく持ち込んだカメラで……フリーダーム!」
風間君 『キ、キラさん? あのちょっと』

 

ドカアァーーーーーーーーン!(キラが地雷を踏んづけて派手にふっとんだ)

 

キラ  「ぎゃーーーーーーーーーーー!?(ばたっ)」

 

・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・

 

キラ  「……………う、う~……ん。こ、ここは……?」
ラクス 「あら?お気づきになられましたのね♪」
キラ  「エ、エールソードランチャーストライクフリーダムミーティア付きいィィィィ!?」

 
 

風間君 『キラさん!どうしたんですか? 応答してください!キラさぁぁぁぁぁん!!

 
 

しん  「とりあえずキラにいちゃんはここまでみたいだゾ?
     そんじゃ次はディアッカ兄ちゃんでいってみよ~♪」

 

   ※   ※   ※

 

ジャッ!ジャッ!ジャッ!

 

ディアッカ「……よし出来た! おいおっさんよお、これならもう文句はでねえハズだぜ?さあ食いやがれ!」
海原〇山 「うむ……(もぐもぐ)不味い!こんなもの、食えたものではないわッ!」
ディアッカ「な、なんだと!こいつは俺が最高の技術で作った最高のチャーハンだぜ?どこがいけねえってんだよ!」
〇山   「ふん、そんなことも分からんのか!
      このチャーハンのどこがいけないのか、それは……コイツに聞いてみい!」
ディアッカ「こいつ……? 誰だおまえ」

 

ジ〇ン  「……これ、料理? こんなもんは生ゴミだぜ!
      俺ならもっと美味いチャーハンを作れるがね!カカカー!」
ディアッカ「な、なんだとてめえ!んならどっちの作ったチャーハンが美味いか、勝負だ!」
ジ〇ン  「いいぜ。望むところだ!何故なら料理は勝負!常に勝つか負けるかなんだからな!」

 

ディアッカ「料理は勝負?……ふ、ふふふ……ははは!
      鉄鍋破れたり! そんな事を言ってるようじゃ俺には勝てねえぜ!
      何故なら! 料理に必要なのは勝負でも勝利でもないからだッ!」
ジ〇ン  「ほう?なら何が必要だってんだ?優しさとか心とか言うつもりじゃねえだろうな?」

 

ディアッカ「ふっ……いいか?料理に、チャーハン作りに必要なもの。それは……グゥレィトさ!
ジ〇ン  「ぐ、ぐれーと?」
ディアッカ「違う。グレートじゃねえ。グゥレィトッ! これが無きゃ金輪際本物のチャーハンなんざ作れねえんだよ!」
ジ〇ン  「……!」
〇山   「むう。言葉の意味は分からんがとにかくすごい自信だ!
      これは思いもよらずグゥレィトな料理勝負が見れそうじゃわい!」

 

ディアッカ「いくぜツリ目!」
ジ〇ン  「カカカカー!来いガン黒野郎!改良阿○羅バスターをお見舞い……い、いや!
      この料理勝負、俺が勝つぜ!」

 
 

しん   「そんなワケで課題そっちのけで料理勝負が始まったのでした。
      さてさて、一方その頃イザークの兄ちゃんはというと……」

 

   ※   ※   ※

 

イザーク 「宇宙の海は俺の海~♪ 宇宙海賊イーザック船長、ここに参上!」
マサオ君 「……そういえば昔、黄金〇者ゴルド〇ンというアニメにそんなのがいたよね」
イザーク 「おいオニギリ、見てみろアレを……とびきりのモビーディックが現われたようだぜ?」
マサオ君 「え?……うわ!お、大きい……あ、あれが噂の宇宙クジラ?」

 

イザーク 「くっくっくっ……遂に見つけたぜえ! この目と足のお礼、今こそしてやるぜ!」
マサオ君 「エイハブ船長ですかあんたは~~!(泣)」
イザーク 「レイナ姫……俺は今こそあなたの為に戦います! いくぜテックセッター!
      宇宙の騎士……テックメン!」
マサオ君 「ちょっと~いくら何でも色々混ざりすぎですよう~!」

 
 

しん   「そんでフラガのおっちゃんの方はどうかというと……」

 

   ※   ※   ※

 

クルーゼ 「あーはっはっはっ! ムウ!君の方から挑んでくるとは思ってもみなかったよ!
      それじゃ今度こそ……死ねぇぇぇぇぇっ!
ムウ   「うおう!やっぱ分が悪すぎるぜこれはよ!」
クルーゼ 「死ぬぜえ……死んじまうぞお! 死神の姿を見た奴は残らずなあァァ!」
ムウ   「なんか別のキャラが混じってるー!? むう……こちらもせめてエピオンかトールギスがあれば……!」

 
 

しん   「ま、こっちはこっちで頑張ってるみたいだゾ。それじゃ最後のひとり、ハイネ兄ちゃんどうぞ~♪」

 

   ※   ※   ※

 

ステラ  「じゃまだあ~~~!(ちょっと棒読み)」
ハイネ  「え?うおッ!あ、危ねえ……!なんとか足切られるだけで避けられたぜ。
      ふ、ふふ……勝った!ここで死ななければ生き残ったも同然だ!これでレイナ姫は俺の嫁さんだあ!」

 

 その後、ハイネはボロボロのグフでミネルバに帰ってきたのだが……

 

アスラン「大丈夫かハイネ? 俺はあの様だが……あの状況でよく生き残れたな?」
シン  「さすがハイネさん! フェイスは生還率もエリートなんですね!」
ハイネ 「ちょっとひっかかる言い方だが……ま、生き残ったもん勝ちさ♪死んじゃなんにもならないし、な」

 

レイ  「あの……ハイネ、ザフトの軍司令部から次の命令がきました。
     今回の戦闘の障害になったアークエンジェルを撃沈せよ、とのことです」
ハイネ 「ア-クエンジェル?んな事言ったってな。さっきの戦闘でミネルバの戦力はガタガタじゃないか。
     補給は? せめて新しいMSがないとあれを相手にするのは……」
レイ  「補給は要請しましたが……断られました。今ある戦力を工夫してどうにかしろ、とのことです」
ハイネ 「へ?」

 

アスラン「と、なると……アークエンジェルの死角から忍び寄より、内部に潜入しての白兵戦しかないな」
ハイネ 「え?」
シン  「ブリッジを押さえる事に成功すればアークエンジェルを落せますね! 頑張ってくださいハイネさん!」
ハイネ 「あ、あの。それってまさか……」

 
 

3人  「「「……戦いに負けるという事がどういうことか、未熟な俺たちに身をもって教えてください!(にやり)」」」

 
 

ハイネ (し、しまったああああ!グフのパイロットの末路を甘く見ていたぁぁ!
     爆弾抱えて死ねって言うのかよこいつら!)

 

シン  「まあ……たかが今回生き残ったくらいで、
     最終回まで生き残れると確信するのは早すぎってことですかねえ~?」
ハイネ 「ッ!ああ分かったよ!白兵戦ぐらいやってやるよ!
     だがな!俺は必ず生き残ってやんからな! 覚えてろよてめーら!」

 
 

しん   「まあ、そんなこんなでみんな苦戦しているみたいだゾ。じゃ、今日はここまでね~♪」

 
 

  戻る