SEED-クレしん_14-083

Last-modified: 2009-06-06 (土) 11:59:55
 

~野原家~

 

マユ「こんにちは~~!」
しん「お、マユちゃんいらっしゃいだゾ」
マユ「お兄ちゃんいますか?」
しん「居間でグータラしてるゾ」 

 

マユ「やっほ~♪ ねーねーおにいちゃん、どっか遊びに連れてって~」
シン「嫌だ。せっかくの休みだ家でゴロゴロしてたい」
マユ「なによう!かわいい妹の頼み聞けないっての? せっかくの春休みなんだよ!?」
シン「……しゃあねえなあ。で、どこに行きたいんだ?お前は」
マユ「はい! マユは東京テズニーランドに行きたいで~す!」
シン「却下」
マユ「な、なんでよう! こら寝るな~~!」

 

シン「……あのなあ、この春休みシーズンにわざわざ
   東京といいつつ千葉にあるテズニーランドに行くってことがどういう事かわかってんのか?
   それこそ人がわんさとたくさんいて、アトラクション一つ見たり乗ったりするにも何十分、何時間も待たされるんだぜ?
   と、特にびっくりサンダ―魔雲天に乗るのに3時間も待たされたあの悔しさときたら……!
   あれに乗るのをやめとけば別のアトラクションを3つ4つは回れたかと思うとお、お、俺は……ううっ」
マユ「……なんか辛い思い出でもあるの?」
しん「マユちゃんが来る前とかに色々とね」
シン「とにかくあんな人ごみでごったがえしてる所にのこのこ行こうだなんて狂気の沙汰だ。俺は嫌だからな」
マユ「じゃあテズニーランドとは言わないからせめてどこかに連れて行ってよ~」
シン「……しゃあねえなあ」

 

   ※   ※   ※

 

ギュオン!ギュォォォ―――ン!

 

エル 「さあサイ○ーフォーミュラ春日部選手権もいよいよ大詰め! トップ争いはシン選手のアスカーダGSX!
    続いてしんのすけ選手のアクションセイバー!
    その後にアウル選手のファイアースペリオンに絞られました~!」

 

アウル「やはり最後の勝負の決め手はトルネードバンクか……!」
シン 「今年もチャンピオンを獲る! いくぞアスカーダ!」
ハロ 『了解だシン』
しん 「ほっほ~い♪ オラ負けないゾぉ~♪」
アウル「いくぜブースト! フェニックスウィング!」
しん 「オラもオラも~♪ めっさーうぃんぐ――!」
ハロ 『ブーストポット作動。エンジン臨界点へカウントスタート』

 

シン 「ぐ、ぐううう……!」
アウル「なんてGだ……」
しん 「おおう~」
エル 「三車同時にフルスピードで最終コーナーにつっこんだ~~!
    ここでスピードダウンしたら1着の望みはもうありませーん!」
シン 「ま、負けるか……ぐぐぐ!」
アウル「くそ……め、目が霞んできやがった………ダ、ダメだ……」
エル 「アウル選手脱落しました!残りは?」

 

シン 「も、もう少し……!」
しん 「お先~」
シン 「あッ!?」
エル 「ご~~~る! アクションセイバー1着でゴールイン!
    第1回サイバー○ォーミュラ春日部選手権は野原しんのすけ選手の優勝でーす!」

 

アウル「くっそ~もう1回勝負だ!納得いかねえ!」
シン 「いいぜ。回数券はまだたっぷりあるしな」
しん 「やってもいいけどどうせ次もオラが1着だゾ」

 

マユ  「ただいま~……て、まだやってるの? ゴーカートでレースごっこ」
コニール「まったく、こんなのでよく熱くなれるものだ」
マユ  「テズニーランドがむ○しの村遊園地に化けたのもどうかと思うけど、
     なにもこんなのに夢中にならなくったって……ねえ?」
コニール「エル、今度は私たちと一緒にあっちに行ってみよう。色々動物がいるみたいだ」
エル  「ほんと?いくいく~♪」
マユ  「んじゃお兄ちゃん、熱くなりすぎないでね?負けるわ」

 

アウル 「今度はこのマシンで勝負するぜ!」
シン  「どれ選んだって同じさ、ひっひっひ♪」
しん  「ねえねえあと1回勝負したら別の乗り物のりにいこうよ~」

 

 なんだかんだ言いつつも熱く遊んでいるシン達であった。

 

ハルバートン「別にいいがね、せめてマシンはもう少し大事に扱ってほしい」
モラシム  「まったくだ」

 

シン 「……ペイと牧さん?」
しん 「ゴーカート整備のおじさんですな」

 
 

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