SEED-クレしん_16-516_02

Last-modified: 2009-08-13 (木) 19:35:08
 

あの人達に会いたい!だゾ
【後編】

 
 

カララーン♪

 

留美  「どうも、皆さん」
紅龍  「お待たせしました」
ニール 「おっと、丁度来たようだな」
ネーナ 「はろ~♪」
ヨハン 「お久しぶりです」
ミハエル「よう! 久しぶりだな!」
クリス 「トリニティの皆も来たようね」
ニール 「よーし、じゃあ全員揃ったところで」
しん  「ケツだけ歩きでお散歩だぞ~!」

 

ドガラシャーン!(しんちゃんと後からきたシン以外がコケた)

 

シン   「さすがにそれで散歩できるのはしんのすけだけじゃないかな…?」
ニール  「おいおいおい……いつの間に坊主達がここにいるんだ? 表の看板が見えなかったのか?」
しん   「三色の看板が見事に混ざっていましたぞ」
ニール  「そうそう、あれって回転してるから色が混ざって見える……って違う!」
シン   「すいません。しんちゃんがトリニティの皆さんや王さん達が入って行くのを見て、
      何かこそこそとイベントをやってると言い張るので……」
ティエリア「それでどさくさにまぎれて潜入したという事か」
しん   「そういう事になりますなー」
リヒティ 「気になる心理は理解できますっけど……」
クリス  「……元ソレスタル・ビーイングの目を盗んで入ってくるなんて…」
ニール  「将来有望な子だって事かねぇ……?」
ティエリア「僕は気づいていたが」
ニール  「……気づいてたら言えよ! っていうか……お前、本当に変わったな」
ティエリア「ありがとう。最高の褒め言葉だ」

 
 

しん   「で、これから何をやるの? 合コン?お食事?それとも……あ・た・し?」
ニール  「混ざってる……別の何かが混ざってるぞ、坊主……」
ティエリア「まともに相手をしていては振り回されるだけだぞ、ロックオン」
ニール  「わかってる……狙い撃つだけビンボーくじとわかっちゃいるが……
      それでもツッコミは止められないんだよ……!
シン   「……あー、なんかわかります」
クリス  「ロックオンはツッコミ体質だからね……」
リヒティ 「ここでハロの言葉が欲しいところっすね……」

 

アスラン 「ハロと聞いて飛んできたが……何かイベントか?」
ニール  「帰れ! そして、コミケでも行ってこい!」
キラ   「コミケといえば、コスプレだよね?」
ニール  「それを俺に聞くかーー!!」
レイ   「気にするな。俺も気にしない」
ニール  「物量作戦でボケてくるな! 飯はいいから、息継ぎぐらいさせろよ!」
ステラ  「泳ぐ時に息継ぎは大事……でないと溺れる」
ニール  「俺がボケで溺れる! 確実に溺れる!!」
しん   「おお。今日は皆でロックオン兄ちゃんにツッコミを貰う大会だったんですなー」
ニール  「んな訳あるかーーー!!!
      おい、シン! お前もツッコミ体質だろう! 大至急サポートを頼む!!」
シン   「いやー、たまにはボケる方に回りたいんでパスします」
ニール  「あんたって奴はーーー!!!

 

 かくて、この勢いでイザークやらみさえやらと出てきて、ラクスとカガリがキラ&アスランを引っ張るまで続いたという……

 
 

ニール  「……の……喉が……しびれて……」
リヒティ 「まるでタクラマガン砂漠の戦闘っすね」
クリス  「おまけにスメラギさんのミッションプランもないし……」
リヒティ 「トリニティの皆さんが助け舟も出しませんでしたからね……」
ティエリア「まあ、おかげで上手く誤魔化せたがな」
クリス  「え?」
リヒティ 「どういう事っすか?」
ニール  「……お……前……ま……さ……か……」
ティエリア「野原しんのすけが来た時点で僕が彼らに連絡した。
      こうでもしないと余計な情報を見せなければならなくなるのな」
ニール  「……ね……つ……」
ティエリア「?」
ニール  「狙い撃つぜぇぇぇ!!」

 

 ロックオン、レミントンを装備。

 

リヒティ 「ロックオンが壊れたっす!」
クリス  「きゃー!誰か止めてーー!」
ティエリア「謹んで辞退する」
ニール  「実体化を解いて逃げんな!こら!! 狙い撃たせろぉぉぉぉぉ!!

 

 ※ ※ ※

 

 こうしてロックオンが暴れて、刹那達と再会する機会はお流れとなったが、後にティエリアはロックオンにこう言ったという。

 

ニール  「……たく。お前が冗談を言うようになるとはな……特大のビンボーくじを引いちまったかな?」
ティエリア「少なくても、殺伐とした中でミッションをしてた頃よりはマシだと思う」
ニール  「フルバーストばりのボケは勘弁してくれよな? ツッコミの弾数は限られてるんでね……」
ティエリア「そうするとしよう」
ニール  「やれやれだな……」

 

ティエリア「……ロックオン」
ニール  「なんだ? ティエリア」
ティエリア「今度は余計な介入者なしで行おう。行方の判らない仲間達を探して、ここに集合した後でな……」
ニール  「出来れば、しんのすけの坊主が来ても大丈夫なようにしたいな。
      いちいち出てくるんなら、余計な介入行動をしないで済むようにしたいしな」
ティエリア「わかった。出来るように調査を進めておこう」

 
 

(おしまい)

 
 

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